久しぶりに、練習の再開です。そして、練習の新しい日常の始まりでもあります。
広めの会場を利用し、名簿の作成、検温結果の記入、手指のアルコール消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス、換気(窓の開放、扉の開放)、無理せず自由参加等々、高齢者も多いため万全の体制での再開でした。きっと歴史に残る練習風景ですね。
出席者はやはり普段より少なく、団員の半分程度でしたね。在宅続きでうずうずしていた団員も多く、ようやくストレスを発散できたようです。
そして、嬉しいお話。お馴染みのトーチャンさんの指揮台ですが、新たに、転倒・転落防止用の立派なステンレス製の手すりが取り付けられました。TG様への優しい心遣いですね。トーチャン様に心から感謝ですね。
10月24日(土)の定期演奏会が、予定通り開催できる状況であれば、中止となったスプリングコンサートの曲をメインに、演奏する予定とのこと。例年とは異なる曲が並びそうです。お遊びの曲や試し弾きは少なく、ほぼほぼ、定演に向けての練習となりました。
ということで、田中さんは、これまで練習してきた3曲を中心に練習。おまけは、ペールギュントの「朝」。この「朝」、#が4つも付いていて、音が飛びまくる連続の16分音符があったりして意外に難物。次回は、音ハズレのないことを期待したいものです。それと、ナイショの1曲も練習しました。本番でお目見えするのでしょうか?
TG様、今回は指揮台の上でも前方に立ち、後方の手すりはノータッチでしたね。残念ながら足取りはしっかりしていました(笑)。
続いて土谷さん。10月の定演は、降り番とのことで、今回は、一曲だけ振られました。アンコールなどにしばしば演奏されるというベートーヴェンの12 CONTRETANZEを練習。第7曲は、ピアノの変奏曲Op.35や、交響曲第3番「エロイカ」終楽章の変奏主題として使われているんですね。どうりで耳馴染みのあるメロディーでした。
スプコン用に練習していた土谷さんの3曲は、桐山さんが振られるとのこと。
井上さんは、スプコン曲とは別にスペイン雰囲気の2曲を新たに準備。定演ではスプコン曲も加わりそうですが、どうなりますでしょうか?
「マドリッドの夜の音楽」は、奈良マン第7回定演で演奏した「マドリッドへの帰還」の仲間のような曲。「マドリッドの夜の音楽」(作品30番)の中の軍隊の帰還の近づき、遠ざかる有名なメロディーは、作者自身により、「マドリッドへの帰還」(作品57番)という曲に仕上げられたようです。
この曲、1stの高速滑走アルペジオが曲者で、ほんとに要るのかよと思ってしまいますね。ボッケリーニさん、ごめんなさい。
「Duende(スペイン風4つの小品)」は私にとってはお初の曲でした。作曲は1992年で、意外に古いですね。マンドリンのソロに加え、今回は音の無かったチェロのソロや、手拍子(二人)も入るようです。4つめの曲Juergaの最後のAllegrettoは、Youtube音源では、配布された楽譜よりも繰り返しが多く、盛り上がりが続き、私は好きですが、配布された楽譜は最新版で、最後のAllegrettoは、短縮されたようです。いずれにしても、スペインの風を感じる曲ですね。楽しめます。
今回練習した曲は次の通りです(●初お目見え)
<田中さん>
○Bells across the meadows Albert W.Ketelbey/Anomymous
牧場を渡る鐘
○Trisch-tratsch-Polka Johann StraussⅡ/TG
○DONAUSAGEN Julius Fucik/Vinzenz Hladky
DANUBE LEGENDS / LEGENDES DU DANUBE
●Peer Gynt suite No.1-1:Morning mood Edvars H.Grieg/TG
<土谷さん>
●12 CONTRETANZEよりNo.1 No.4 No.7 L.van BEETHOVEN/Tsuciya
<井上さん>
●La Musica Notturna delle Strade de Madrid Luigi Boccherini/中野二郎
マドリッドの夜の音楽
●Duende 宍戸秀明
スペイン風4つの小品
以上