7/22、部内発表会・BBQ大会があったため、4週間ぶりの練習となりました。定演候補曲の楽譜が、今回の練習でほぼほぼ勢揃いです。
初登場のヴェネチア風小詩の2曲目「広場の賑わい」は、ヴェネチアの唯一の広場・サンマルコ広場での人々の憩いの場であり、賑わいの場を表現したもの。
この広場は、ヴェネチアの守護聖人サンマルコを祀ったサンマルコ寺院やヴェネチア共和国の政治の中心地ドゥカーレ宮殿、世界最古のカフェ・フローリアンに囲まれたところで、現在は、観光客で賑わう広場。カフェ・フローリアンの前では、いつも生バンドが演奏しており、つくづく音楽好きの国民性を感じます(2010年旅行時の写真添付)。
この曲の作られた当時(1924年)は、地元の人々の憩いの場所だったんでしょうね。弾いていてとても楽しく感じる曲です。当時の賑わいぶりをお届けできればと思います。
作曲したジュディチ(50歳の頃)は、ヴェネチアから200数十キロ西のベルガモで、マンドリン合奏団「エストゥディアンティーナ ベルガマスカ」の指揮をしていて、ギタートップはマッツォーラ37歳、名誉会長アマデイ58歳という、作曲家が3人も集まっている中で活動していたようです。曲作りに、お互いに切磋琢磨されたのでしょうか?
続いて初登場の「巫術師」のⅢ.呪(RONDO)、理想テンポ138、許容テンポ120という、ゆっくりするところのない、ちょぃと疾風的な曲で少しヒビリ。とはいえ、「リズミカルに」の指示もあるので、気持ち安心か?
いよいよ練習開始。はじめ、60位のゆったりテンポで初見弾き。少しづつテンポアップして、最後は120程度に挑戦。弾いてみれば、う~ん、なんとかなるかと一安心。たいへんなのが、16分と8分のリズムがところどころ入れ替わるところ。いずれ弾きこなせば、懸念は払拭されるでしょうが、しばらくは緊張が続きそう。指揮者様の雷(音は外してもリズム外しには雷なのだ!)が落ちないように、しっかり練習せねば・・・(^_-)☆
田中さんも、そろそろ定演曲をしぼられたようで、今回は5曲を一通り練習。な、な、な、なんと暑いからか、25分も練習時間を残して、早めに終わってしまいました。ブーイングもちらほら、じゃあ練習続けますか? いやいやこれにもブーイングちらほら。どっちやねん! 結局今回の練習は早めに終わりました、ラッキー! 少しでも早く生ビールを飲みたい輩には、嬉しい早引きでした。ほんとは田中さんが一番飲みたがっていた?
今回の練習曲は次の通り(○印は初登場)。
<土谷さん>
§Bozzetti Veneziani ヴェネチア風小詩 E.Giudici
●Ⅰ.Sotto el ponte el funeralet(橋の下を死者の舟が行く)
○Ⅱ.Dovete che ciacola in piazzeta(広場の賑わい)
●ネリーアルバム Carlo Munier/中野二郎
<桐山さん>
§「巫術師」 大栗 裕
●Ⅰ.祈
●Ⅱ.巫
○Ⅲ.呪(RONDO)
<田中さん>
●Serenata elegante Giulio De Micheli/田中昭彦
●Valzer della Sirene Dino Berruti/田中昭彦
●Minuetto civettuolo Amedeo Amadei/田中昭彦
●「Burattini in marcia」Intermezzo caratteristico
マリオネットの行進 Amedeo Amadei/田中昭彦
●L'Impresario in angustie(Le Directeur dans I'embarras)
「みじめな劇場支配人」序曲 Domenico Cimarosa/田中昭彦