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へルタースケルター

2012-07-23 00:35:30 | 日記
ヘルタースケルター

今日は何もする気になれなかった。

家の書籍もなんとか片付け、リビングと書斎は何とか格好がついた。今日は、適当に過ごせばいいやっと思っていたので、リビングでごろごろしていたが、お昼前に姉貴から電話があり、目が醒め、昼飯を食べに外に出るついでに、横浜ブルグで「ヘルタースケルター」を観ることにした。

蜷川実花監督、岡崎京子原作、沢尻エリカ主演。沢尻エリカは何故、芸能界でパッシングされているのか、よく分からないが、前作「さくらん」では土屋アンナを抜擢した、蜷川実花らしいキャステ ィングだと思った。

蜷川実花は父を演出家に持ち、写真家としてデビューしたと記憶している。大胆な色使い、鮮やかな色彩の魔術師。そんな蜷川実花の目を通してみたファッション業界の裏と表を全面ファッションで映像化してみせた意欲作。(ちなみに岡崎京子の漫画は一時よく読ませてもらった。)

昔読んだ本の中に、ファッションとは意味を持たない形である、と書かれているのを読んだことがある。確かにファッションは全て感覚的なものだけで満たされている。誰もファッションの意味を語ることはできない。形だけの世界は、内容がないた め、表層的な皮膚感だけを頼りに、追い求め探しまわらなければならない。内容を伴わないファッションが、いかに残酷かを蜷川実花はファッションで語って見せたような気がした。さすがである。沢尻エリカの演技もよかった。蜷川実花が十分にそれを引き出している。

ちなみにMeはファッションで自己表現しようとは思わないが、多少なりとも自分なりのファッションを身につけておいた方がよかったかもしれないと、今は思っている。内容があってもファッションに鈍感であれば、初見でお断りの場合が多い。内面も外面も含めてこそ人間である。そん な主張も映像に含まれていた気もする。皮肉ながら。。。

まあ面白かったです。見て損はないと思う。

後記
同じビルにある紀伊国屋書店で、加藤和也著「素数の歌が聞こえる」を購入。会社の引っ越しの際、引き出しから賞を取った時にもらった図書券が数枚見つかったのでちょうどよかった。

後記
何か左ひざ下の足が全体的に紫のあざになっている。今までこんなことなかったのに。。。明日、会社をお休みして、病院に行くことにした。
コメント
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