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変わりつつある第三京浜


いつも通勤、レジャーに第三京浜を使っています。
この道路は本当に走り易く、安定した走行が可能です。
朝晩の3車線が80km/h巡行で流れているのは、
欧米の都市部ハイウェイみたいで、ちょっと夢があります。

気持ち良いので飛ばし屋さんも多いのですが、山側を多く走るので、
年間を通して寒暖差(+-3℃)と湿度が大きく変化をするので、
それを知らない高性能スポーツカーのスリップ事故も少なからずあります。

この道路はご存知の通り、日本最古の部類に入る高速道路で、
あくまで噂の範囲ながら、五島慶太の「東急ターンパイク構想」を
時の建設省が横から入って建設したというのが有力な説です。

「3車線+路肩という(今でいう)高規格なのは、飛行機が緊急着陸する為」
という都市伝説がありますが、全くの誤解で、実際はアメリカの
ハイウェイからヒントを得ていると言われています。
しかしターンパイクという言葉は英国式な言い方なので、
欧米を強く意識した日本的高速道路だったのでしょう。

道路の接続ポイントから矛盾を感じるのは、「東急ターンパイク(※1)」は
弾丸高速道路(今の新東名みたいな物)をイメージしているのに、
建設省の「第三京浜」は、あくまで自動車専用バイパスからの発想
という事でしょうか。だからなのか、三ツ沢公園から馬が逃げ出すと、
必ず第3京浜に入るという逸話があります。

さて神奈川県と横浜市が鶴見川の水害対策を行うという事で、最終的に
梁瀬次郎氏も現地視察して、昭和40年代に土地の購入し開発された
ヤナセ横浜デポーそしてPDI(現在、その一部はIKEA)は、
横浜市の希望通り、港北インター中心に輸入車工業街を形成されました。
この水害は1990年代まで問題視されていたので、現在の港北ヤナセ
(現在のメルセデス港北)も、母屋に立体駐車場ビルトイン方式にしており
水害時には、社員総出で2階以上に車を移動していたそうです。

ヤナセや横浜陸運事務所がある関係からか、自動車輸入業者も多いこのインター。
白山のドイツ村(ドイツ関連の会社が多いエリア)や某電子機器メーカーなどの関係から
発売前の新型車や正規輸入されていない車を昔から見かけます。
特にメーカーなどがテストで輸入した車は、ナンバーを付けられることも無く
メーカーのテストコースで使われた後に、闇に葬り去られるので、
トラックに積載された大変珍しい最新型を見るとワクワクしちゃいます。

その港北インターにも今年3月には首都高が生麦から延伸し、
将来的には東名高速まで伸びますので、飛躍的にアクセスが良くなることでしょう。
その第一弾として昨年12月12日から、新しい港北インターの利用が開始されました。



ここで出てきたのはインフラ問題。
特に休憩所や充電スポットが極端に少ない事が問題視されて来ました。
関係者からの情報によると、中規模の全く新しいサービスエリアが
保土ヶ谷インター近く(JR貨物の跡地?)にも作られそうです。
ここには大規模なパーキングと3件の食堂が併設されるという話もあり、
新たな観光スポットになるかもしれません。



走り屋さんに残念なお知らせは、下り線の都筑から港北インター間に
新型オービスが追加で作られるのではないかという謎情報。
現在、港北インター関連の看板は、老朽化もあり柱を含めて
全て新しい物に変更中ですが、その中の一部にカメラが設置出来そうな
部材で建設中の物もあります。(画像はイメージです)



画像は昨年12月に開店した都筑サービスエリアのスターバックス。
閑散としていて、平日は寂しいほど貸し切り状態。店員さんも困ってました。
これも3月の首都高が繋がれば、混雑することでしょう。

さて、僕が免許を取り始めた頃から長らく第3京浜は1区間が30円とか50円
の時代があり、その頃から将来的には無料になるハズだったのに・・・・・
完全無料化が出来た時には、果たして車は道路を走っているのだろうか?
(空を飛んでいるんじゃない!)


※1:東急ターンパイク構想=玉川から江の島、箱根までを繋げる弾丸高速道路。認可が唯一降りた「箱根ターンパイク」のみ名称が残っています。
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