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フロント・ショックアブソーバー交換


【88,900km+144,475km=233,375km】

2021年5月にドライブした往復2,000Kmにも及ぶ
「弾丸山口往復旅行」で使った際に、
FFなのに今までの直進性が完全に失われており、
かなり肩凝りしました。
同年11月の車検で

1,フロント ロアアーム交換
2,フロント ハブベアリング交換
3,ホイールアライメント調整

(※フロントサスペンションの整備

を行い、随分楽になりましたが、
それでも中、高速域では、
微妙なステアリング操作が必要で
ふらつきや、タイアから発する
変なバイブレーションを感じていました。

かなり前になりますが、2020年1月には
左右タイロッドも交換しておりますので、
最後はショックアブソーバーの交換です。

この車両はVGJによりパイロット輸入されていた際は
VR6専用のはずなのに、かなり酔いやすい
純正サスペンションでしたが、
VW関係者だった2代目オーナーの時代から、
4㎝ローダウンサスペンションを装着しており、
毎回ビルシュタインのショートショックを
使って交換して居ました。
しかし、コロナ騒動などで長い間、欠品しており、
本国へオーダーしたものの、
自動キャンセルされていたのです。

昨年末から、日本の正規輸入元でも再販され、
フロントのみ入手可能で購入。
保管していました。(※今は前後あるらしい)
今回はその交換です。



やはり新品は綺麗だ!



前回の交換は、確か17万キロ(2016年頃)
ぐらいでしたので8年と6万キロ走ったことになります。
先ずはタイアを外します。



見えて来たショックアブソーバー



サスペンション下部に抑えを当てがいます



空冷ビートルや空冷ポルシェと同じく
コイルスプリングではなくトーションバー式なので
作業は楽と言えますが、それは見ている僕の感想。



上側でショックアブソーバーを
支えているボルト2本を外します。



ちょっと前後にずらし、
ショックアブソーバーを縮ませながら
引き出します。かなり重労働。



台座からボルトを外し、
ショックアブソーバー単体にして
台座を洗浄。



今度は、新しいショックアブソーバーを
箱から出して、縦にして上から押します。
これにより余計な空気を出して、
適正値で使えるようになるのです。
この作業は、やるとやらないでは大違いで
しないと空気が入ったまま抜けない事が多いそうです。
昔は特に多かったとか。
また、長期保管しているショックアブソーバーでは
よくある症状だそうです。
「ショックアブソーバーは立てて保管しておけ」
は正解です。
しかし某有名メーカーのエンジニア曰く
「なかなか立てて保管は難しいですよね。会社でも横で保管です」
と実情を話して居ましたので、
この作業はマストなのでしょう。 



新しいショックアブソーバーを
洗浄した台座に取り付けます。



それを車体に取り付けて右側完成。
同じ事を左側でも行います。





【新旧を比べる】
外見や長さは同じですが、
減衰力は、かなりヘタっていたそうです。



上部ゴムリングの劣化もこの通り



左側も完成。



この正確で確実な交換技術は、
さすが野村社長らしい。
僕が撮影をサボっていると、
2作業ぐらい先に進んでいる感じです。

【試乗】
毎度の愛知県安城市から神奈川県横浜市までの
300kmを帰るのが試乗になります。
走り始めて、段差できちんと
ショックを吸収していることを実感し
いかに今まで酷い状態だった事が分かります。

古いお友達(先輩)に途中のパーキングエリアで
会う事もあり、旧東名を走りましたが、
直進性は完全に戻り、
高速コーナーでの吸い付きは格別。
まだスタッドレスでもこの状態ですので、
サマータイアだと大きく違うでしょう。
今までのサスペンションは柔らかいけど
国産ミニバンのようにちょっと酔う感じでしたので、
もう寿命が来ていたのでしょうね。



単なるミニバンなのに、
この高剛性ボディーのお陰で
低速でもスポーツカーのような走りも
出来ちゃうT4。
安定性が増して
ドライブが楽しくなっています。

<整備・撮影協力>
ユタカモータース
愛知県安城市横山町大山田中9
0566-76-4888
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