9月9日のテレビは一斉にテロ対策特別措置法の延長が出来なければ、総辞職もありうるとの安倍さんの発言を報じた。
「給油継続」だめなら内閣総辞職も、首相が示唆 (読売新聞)
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安倍発言で喜ぶ人・がっかりする人
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この報道を聞いて喜んだのは
・民主党を始めとする国民新党を除く野党
小沢さんの臨時国会対策
・安倍内閣を敵視する朝日新聞など一部のマスコミ
・一国平和主義者
・升添さんから苛められていると思っている社保庁職員
・日朝会談が一層有利になる北朝鮮
北朝鮮有利の日朝会談
・小沢さんの米国大使への思い切った発言に喝采して、テロ特措法延長反対に変わった一般国民
それと事によると今のように自民党の政権脱落の危機にあると言うのに、安倍さんの足を引っ張ってとって変わろうとしている一部党員達も秘かに喜んでいるのかもしれない。
そしてがっかりしたのは
・大半の自民党員
彼の発言を聞いてより一層の危機感を持つと言うより、がっかりしたと言うのが正直な感想と思う。
・民主党内でも何らかの形で給油続行をした方が良いと考えている人達
・そして読売新聞など政権寄りと揶揄されているマスコミ
小沢さんの臨時国会対策
それと日米関係のあり方や日本の政治情勢が日朝会談に悪い影響を与えはしないかと心配している国民だろう。
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安倍さんへ
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安倍さんは自民党の敗戦がほぼ決定的になったとき、何故かは知らぬが「小沢さんを選ぶか私を選ぶか」を連呼した。
そして大敗を喫した選挙の後続投を宣言して、マスコミ、野党や党の内部からの反発を招いた。
そして今回の発言だ。
政権打倒しか眼が言ってない小沢さんは安倍さんの弱気とも取れる発言を聞いて、民主党はなお勢いづいて、なお一層倒閣一本槍に傾斜するに違いない。
小沢さんの延長派遣の方針の中で、国を誤らせないように何とかしたいと思っている一部の民主党員の影が薄くなるのは目に見えるようだ。
報道されるように、仮に安倍・小沢会談が実現しても、一歩も譲らないだろうことは、小沢・米国大使の会談結果からも容易に想像出来る事だ。
私は仮にテロ特措法延長に失敗して総辞職をするにしても、失敗の仕方があると思う。
それは国会で同問題を徹底的に討論して、自民・民主の主張のどちらが正しいのか明らかにすることだ。
9月9日けの読売新聞はその社説が言う様に
民主党は、国連決議の直接の裏付けがないことを反対理由に挙げているが、説得力を欠く。民主党は、国際平和協力活動への対案を示し、同盟に基づく日米関係のあり方や安全保障政策をどう考えるのかについても、明確に説明すべきだ。
政局判断を優先して、いたずらに「反対」を唱え、国の存立や国民生活の安定に必要な政策の実現まで阻むのでは、政権担当能力が疑われる。
そのために、与党との政策協議も避けるべきではない。むしろ、与野党協議を含め、安定した新たな政策決定の仕組みを作るくらいの建設的な姿勢で、臨時国会に臨んでもらいたい。
と言うのが正論だと思う。
これを国会で徹底的に討議して、民主党が党利党略でテロ特措法延長に反対していることを明らかにして、今後これに関する諸問題が起こっても全て民主党に責任があることを、明らかして負けることだ。
つまり次の選挙を睨んで、負けても敵に一太刀を浴びせて置く事だ。
勿論安倍さんの心中は、退路を絶って徹底的に戦いを挑む積もりだと思うし、素人の私の言う事などとうに判っているに違いない。
然し安倍さんは轟々たる党内外からの批判の中で続投を宣言した。
そして党や日本のために、高村、町村、与謝野さんなどの大物や、社会保険庁の改革に生命を投げ出してもやると言っている升添さんも組閣に応じた。
その人達の意欲も考えずに、テロ特措法延長に失敗したからと言って簡単に職務を放棄出来るのだろうか。
ブログなどて良く言う言葉を借りれば「それなら大敗後何故辞めなかったのか」だ。
彼の発言を聞いて、細川さんがあっさり政権を投げ出したのを思い出した。
安倍さんはやはり世に言われる様に細川さんのようなお坊ちゃんだったのか。
中曽根さんの言う様に、同法案が通らなければ、総辞職の可能性は自分で言わずとも当然出てくる。
安倍さんは発言の中の安倍・小沢会談の提案などの連想でいざと言うときは総辞職と言うのが決意でなくて、弱気と取られる危険性を冒した。
安倍さんは選挙中の「小沢さんを取るか、私を取るか」と言う問題発言の教訓を活かして、今の時期は絶対に通すと言う覚悟を述べるだけで良かったと思う。
いずれにしても彼はいざと言う時の総辞職を示唆した。
今後彼が実際にどうするのかが問題だ。
私はこの際安倍カラーなどにこだわらずに高村、町村、与謝野、麻生さんなどの大物とじっくり相談して、日本の為に進路を誤らないようにして貰いたいものだ。
参照:
カテゴリー → 安倍内閣
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