普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

 女子マラソン優勝の原選手とゼッケン No.83の男子選手

2010-08-31 06:41:55 | ちょっと良い話

 一昨日の北海道女子マラソンで原裕美子選手か優勝しました。
 32キロ手前で並走していた宮内宏子選手を振り切って、原さんの独走状態になりました。
 いや正確に言えば原選手についている選手がいました。
 平行して行われていた男子マラソンの選手です。
 ゼッケン No.83。
 北海道大学構内に入る手前で原さんはサングラスを捨てました。
 苦しそうな顔、マイクに入って来る激しい息づかい、多分もう一杯一杯になっていたのでしょう。
 まだ余裕のありそうな男子選手は原さんと就かず離れず走り、彼女が給水を取りやすいように、カーブでは彼女が最短距離を走れるようにその位置を変えていました。
 原さんの勝利がはっきりして、私の興味は原さんがゴールした後の二人がどうするかに移っていました。
 二人は並走の状態でゴール。
 そして二人の握手、原さんの「有り難うございました」の言葉。
 それから原さんの涙のインタビュー。
 レース中の解説によると、名古屋国際を初マラソンで制し、世界選手権にも2大会連続で出場の栄光の時代→京セラを退社→栃木の実家に戻る→有名なマラソンの小出義雄さんのクラブに加入とう波瀾の選手生活を送ったそうです。
 そのような彼女にとって、苦しいレース中の男子選手の並走はどれだけ心強かったか、有り難かったかも良く判ります。
 男子選手がトップを走る女子選手と並走することは、男女同時に走るマラソンで良く見かける光景です。
  然し男子選手のゴールまでの並走は私の記憶では始めてです。
 その時の男子選手の気持ちは推測するしかないし、レース後にその男子選手が同輩達から(テレビで長く映って良かったななど)揶揄されるかも知れませんが、それを承知で、自己記録更新の希望を捨てて女子選手のにサポートに廻った男子選手には、程度はともかくとして何らかの善意が働いているのは間違いないと思います。
 たまたま同じ日に日本テレビ恒例のチャリティー番組「24時間テレ 愛は地球を救う」を放送していました。
 何でも「有り難う」がテーマらしくてタレントが各地で「有り難うと言いたい人は誰か」と訊いて廻っていました。
  勿論この企画は日本テレビの善意から出ているもので、評価すべきでしょうが、最初から企画され方針で一般の人に「有り難う」と言わせるタレント、取って付けたような「有り難う」の連発、視聴者そこのけで盛り上がる出演者など見ていると、つい引いてしまって直ぐスイッチを切り替えました。。
  私が見た北海道女子マラソンの場合は、大会関係者が意図しないところで起こったハプニングでした。 (勿論私が勝手にそう思っただけかも知れませんが。)
  とにかく原選手の優勝へ向けての頑張り、彼女を支えるゼッケン83番の男子選手、二人の握手、そして原さんの彼への心からの「有り難うございます」の言葉。
 原選手優勝おめでとう。
 久しぶりに心温まる爽やかなシーンを見せてくれた83番の男子選手ありがとう。

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テレビの役割・小沢さんの「原点へ回帰」

2010-08-29 15:14:01 | 菅内閣

 先日、民主党の代表選のときにテレビ局は両陣営を招いて政策の討論会をしては、そしてそのとき双方の支持者が言いたいことを言いっぱなしにならないように、何人かの識者も参加させるべきと書いた手前、今朝の同種のテレビ番組を見て見ました。
・フジテレビの「新報道2001」
 出演は民主党副代表の山岡賢次さんと総理補佐官の寺田 学さん、元三重県知事の北川正恭さん
  「原点回帰」を訴えて小沢さんさん推した山岡さんも、マニフェストに無理な所があれば、修正しても良いと言っていました。
 詰まり菅さんのマニフェスト修正路線をある程度認めたことになり、 (山岡さんの真意は判りませんが)この面では調整の予知を残したことになります。
 北川さんは民主党の岡田さんから推されて県知事になったことから考えると、どちらかと言うば民主党寄りと思われても仕方がない人ですが、やはり彼の存在が山岡さんの発言に繋がったと思います。

・NHKの日曜討論
 山岡さんと寺田さんの梯子で他の出席者無し。
 山岡さんの貫祿勝ちで、寺田さんは言われっぱなし、聴取者の私から見れば何の収穫なし。
・テレ朝の「サンデーフロントライン」
 出席者は小沢さん側は山岡さんと、小沢さん推進の中心となった衆院議員の中山義活さん、菅さん側は寺田さんと参院議員の小川敏夫さん。
 ゲストは東京大学大学院教授の藤原帰一さん、朝日新聞編集委員の星 浩さん、慶応大学特別招聘教授で前ドコモにいた夏野 剛さん、東京新聞編集委員の長谷川幸洋さん。
 印象に残った発言は長谷川さんの小沢さんの原点回帰の発言について、公約の暫定税率廃止を復活させ、公共工事削減の反対の高速道路を復活させたのは小沢さんだの指摘。
 公約の子ども手当てなどは経済効果は殆どないし、その他の経済政策が全くないことを指摘したのに対してそれまで雄弁だった山岡さんはダンマリ。
 夏野さんの10年後に日本は破産状態になるかも知れぬのに、その1年目の今の円高に対する対応が遅いの指摘に対して、小沢さん支持の小川さんは、日銀に資金をもっと出させて、それで公共工事を通じて日本を活性化させると言っていました。
 民主党の公約は「コンクリートから人へ」だったのに。
 ゲストの人達は勿論菅さん側の問題点も指摘していました。
 この番組で判ったことは財政問題を含めて、民主党の公約が杜撰で幼いものだったということです。
 つまり小沢さん側も菅さん側も、自分たちの公約の拙いことを棚に上げての争いをしているのです。
 原点回帰よも先ず公約の見直しをするのが先決で、その点では菅さんの政策のほうがより現実的とは言えるのでしょう。

[私の意見]
 「サンデーフロントライン」の司会者は小宮悦子さんで、前の番組に田原総一郎に比べては少し格が落ちるのかも知れませんが、報道番組として、そして聴取者啓発の点から言っても、当事者同志だけに議論させるNHKの「日曜討論」より遥かに優れているような気がします。
 やはりテレビ各社は民主党の両陣営の討論会をもっと頻繁に行い、それに必ず中立的な立場の識者を参加させることが、より多くの国民が民主党の政策を(賛否は別として)理解し、より両陣営を緊張させ、それが民主党により現実的で効果のある公約を作らせることになることになり、最終的には日本のためになると思うのですが。

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注記:
同通信社の世論調査の民主党の公約の評価 

 民主党が昨年の衆院選マニフェストに掲げた主要政策のうち、高速道路無料化は「実行しなくてもよい」が52・1%。子ども手当と農家への戸別所得補償、ガソリン税暫定税率廃止は「ある程度実行すればよい」が最多だった。
 これで「原点に回帰」といって国民に通るのでしょうか。
民主党が昨年の衆院選マニフェストに掲げた経済政策  

 中小企業支援 10件
 ものづくり政策の推進
 地域経済の活性化
 中心市街地・商店街の活性化
 知的財産立国の実現
 起業・ベンチャー支援
 事業規制の原則撤廃と次世代競争力の確保
 WTO交渉の早期妥結
 EPA/FTA(経済連携協定/自由貿易協定)
 セーフガード発動の弾力化
 一番肝心の中小企業に発注する大企業の支援策がありません。
  そして中小企業の人たちは仕事が無くて困っています。
 経済の専門家からは公約の目玉政策には経済効果は殆どないとしてきされ、挙げられた経済政策ではとても経済の回復に繋がらないと思うのですが。


処刑場公開と裁判員制度

2010-08-28 12:11:15 | 外交・安全保障

 処刑場が公開されました。
 それに就いて読売が「死刑刑場公開 まだ開示すべき情報は多い」と言う社説で概要次のように書いています。
 死刑が執行される東京拘置所の刑場が報道機関に初めて公開された。
 裁判員制度が始まり、国民が死刑判決にかかわる可能性がある時代になった。これまで情報公開に消極的だった法務省も、姿勢を転換する必要性を認めたのだろう。
 千葉法相は今月、死刑制度のあり方を議論する勉強会を省内に作った。もともと死刑廃止論者だった法相は、制度の存廃論議を始める方針も示し、国民的な議論の必要性を強調している。
 法務省の内部には、死刑囚の最後の局面に関する詳細な情報を公開すると、執行方法や処遇などを巡る議論が、いずれ死刑廃止論議に結びついてしまうという警戒感があった。
 死刑の現状を国民に知らせ、執行方法や制度の運用に見直すべき点がないのかどうか、問題提起する姿勢も必要だろう。
 内閣府の世論調査では、死刑制度容認派が8割を超えている。罪に見合う処罰として極刑を求める被害者遺族は多い。
 「存続か廃止か」の議論を急ぐのではなく、現行制度の運用を改善する視点の議論が望まれる。
 昨日の読売テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」で宮根さんが処刑場の説明とその背景に就いて述べた後、これから死刑に該当する犯罪の裁判に関わる裁判員は大変だと言っていました。
 下記ようように裁判員制度反対の立場の私から見れば、死刑制度反対の千葉法相が処刑場公開を命じた意図ははっきり判るような気がします。
 つまりこれを公開することで、素人の裁判員に強いプレッシャーを掛けて、死刑制度容認派が8割を超えている環境の中で、事実上の死刑廃止を実現することです。
 私は死刑制度賛成か否かと問われれば首をひねるばかりの立場ですが、死刑反対論者が裁判員制度を利用して、事実上の死刑制度の廃止を狙っているやり方が許せないのです。
 詰まり素人の裁判員にこの大きな問題に強いプレッシャーを掛けようとするやり方です。 
 当時の私のブログの「問題だらけの裁判員制度スタート」 
の概要を見て下さい。
[裁判員制度の不思議]
・裁判への市民参加は良いとしても、何故、市民の常識を活かせる、然も国の政策を揺るがすような、そして問題判決の多い、原発反対、諫早湾締め切り、薬害、公害訴訟のような民事裁判ではないのか
何故、対象が死刑又は無期の懲役に当たる罪に関する事件なのか(*注記)
 この説明には国民の関心を引くような大事件を選んだとされているが、何故同じ関心をひくような上記の民事裁判では何故いけないのか?
何故、専門的な知識のない素人の裁判員が量刑、然も無期懲役か死刑かという重い決断をくださねばならぬのか?
 米国流の有罪・無罪の判決だけで済む、陪審員制度ではいけないのか
・裁判員の秘密厳守の理由は判るが、何故、それに伴う心理的負担を墓場まで持ち続けるほどの負担を何一般の故素人が負わねばならのか
・何故、天下の大新聞の読売ですら、今頃になってその社説で裁判員制度に疑問を呈するのか?
[私の意見]
 私はこの疑問の多い裁判員制度が実施日になっても問題を残しているのは、
この制度の提案者の公明党とそれを支持した弁護士会の有力者の不純な理由があるとしか考えられないこと
・この問題だらけ裁判員制度が他の大きな案件のために、碌に真剣な審議もなされないまま、そしてその経過も一番の当事者である国民の知らされないまま、どさくさの間に決まってしまった。 (後記参照)
<提案者の本音?>
  提案者の公明党や弁護士会の有力者は死刑制度反対の立場だが、当時の世論調査では国民の70~80%は死刑制度を支持していたので、死刑制度廃止の法案は出しても、とても通りそうになかった
 当時は裁判員制度など余り問題にならなかったが、経済界が民事裁判への市民参加を提唱しているだけだった
 その動きに公明党が乗って、重大な刑事事件への市民参加を提唱し、小泉自民党がそれに乗った。
  提案者の本音は、素人の裁判員に、その人の一生の重荷を負わせるような死刑判決を躊躇させることで、実質的に死刑判決の減少と言う実質的な効果を狙ったと思います。 

[実際の経過]
 そして事実は、「当初の対象が死刑又は無期の懲役に当たる罪に関する事件なのかの説明に国民の関心を引くような大事件を選んだ」とされているのに、裁判所は割合に簡単な然も軽い事件の裁判に起用して国民に裁判員アレルギーをとり除いてきた。
 昨日のテレビの放送にあるように、(本来の対象の)死刑、無期に相当する事件に裁判員制度が適用されることになった
 そして千葉さんの処刑場公開の命令による裁判員へのプレッシャー
 どう考えても私が最初に考えたような、死刑実施賛成の世論を覆しそうに無い、同制度廃止論者か素人の裁判員を巻き込んでの、実質的な死刑制度廃止を考えているとしえ思われないのですが。
 そして私が言うような、そして当初経済界から提案があった民事事件への裁判員制度の適用は、今の民主党政権の考え方、そして2大新聞の読売・朝日の最大のお客様は公明党の支持母体の創価学会など考えると、とても実現しそうにないのが残念です。
 
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注記:
・裁判員制度が提出されたときの国と国会の状況

 このような問題ダラケの法案が碌に審議もされず、マスコミも碌に報道せず、 (私のように)一般国民も当然知らないままあれらあれよと言う間に法案が通過しました。
  その理由は当時の国や国会の審議の状況を見れば判ります。
  2003年(平成15年):イラク戦争勃発。自衛隊イラク派遣が始まる。
  2004年(平成16年):イラク日本人人質事件。年金未納問題。新潟県中越地震。
 同年5月 裁判員制度成立
 この様な時期だから、国民やマスコミの関心は他の方に向いていたのでしょう。
 こう言う機会を捉えて公明党が提案したなどの謀略とまでは考えたくありませんが、不幸な偶然で、国民生活に重大な影響を与える法案が成立したのでしょう。

・裁判員制度の対象事件
1.死刑又は無期の懲役・禁錮に当たる罪に関する事件(法2条1項1号)
2.法定合議事件(法律上合議体で裁判することが必要とされている重大事件)であって故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に関するもの(同項2号)


小沢さん代表選立候補と Twitter

2010-08-27 11:51:35 | 菅内閣

 小沢さんが民主党代表選に立候補して大きな話題となり、読売、朝日、毎日、産経とも社説でこのことを取り上げています。
 私も偶然3日続いて小沢さんのことに就いて書きましたので、今日は今朝の約30分間のTwitterの書き込みの主なものを紹介して、賛成のところはアンダーライン、気付いたところにコメントしています。
  ちなみに昨夜のTwitterは小沢さん支持のつぶやきが多かったようですが、今朝は流石に割と公平かつ平均的な書き込みが大半を占めているようです。
 
なお意味不明の書き込み、小沢さんに関するマスコミ批判は紙面の都合で一部削除しています。
 
小沢さんだっていつまでも元気なわけじゃないもんね。 しかし特捜部にあれだけやられたにも関わらず出馬出来るって凄いな。 もしかして特捜部は無能なのか?
・小沢を党首にしたところで、政治も経済も外交も混乱するだろうのに、それでも金魚のフンみたいに、小沢を盲目的に信奉する政治家って何なの。派閥ってそんなに絶対的なものなの?(支持者の発言を聞けば信奉しているのは小沢さんの政策でなくて政治力だけ?)
・伝書鳩さんもマジ何と言う発言してるんだよ〜。政権にぎったから「今度は小沢さんが、総理になる番ですよ…」的な? 大人しくする期間が短すぎ
・政局安定に身をとせなかった鳩山君。責任を取って?さじををなげて辞任し、政界すらも引退すると発言した人がいったいなにがしたいんだろうか
・小沢氏には「旗」が必要。マニフェスト回帰だけでは不十分。強いメッセージを発信するのが最低条件だと思う。それと小沢氏の取り巻きはたとえ支持率一桁になっても支え続ける根性があるのか?小沢氏にもその覚悟があるのか?そこが非常に不安に思う 
小沢が代表になったら批判が強すぎてさっさとやめるか、独裁かのどっちかしか思い浮かばんw
・どうやら鳩山は小沢に外務大臣のポストを提示されて小沢に転んだらしい。(日経)代表選に菅が負けても菅は解散する度胸は無いから、小沢総理、鳩山外務大臣かよw世も末だ。
・小沢さんの豪腕を振るえば何でも出来そうな気はしますが、ただ、それって裏で金が動いているとしか見れなくなっちゃうんですよね。彼らは何かあるとすぐに「国民のため」とか「国民の声」という言葉を耳にしますが、賛同したことは一度もないですw
わずか数ヶ月で態度を翻す小沢と鳩山。民意はどこに反映されるんでしょうか?人としても恥ずかしくないんでしょうか?
・政治と金で「抱合い心中」「道連れ辞任」し解明を放棄したまま党代表選挙に立候補すると言う、あきれた所業の小沢氏、これを支える多数の議員、この不逞の徒輩を選んだ国民が悪いのか
・別に小沢っちはそこまで好きじゃないけど、官僚を潰すためにかんばって欲しいと思う。正直それ以上の魅力がない。 (合理化した上で官僚を上手く活かすのが先決です)
・「風見鶏発言の鳩山前首相に批判集中」 菅首相の前で「続投を支持する」と言い、小沢氏と会談すれば「これが大義だ。応援する」と言い、八方美人ぶりだけは健在だな♪
小沢氏出馬によって、もし総理大臣になったら、外交…また代わったと日本がなめられそう。 
・民主党という存在そのものが、実は実態のないまやかしなのでは(??)
・鳩山、小沢、菅の三人ともいなくなった頃に民主党もよくなるか (そう言えばそんな気もします。)
・小沢首相誕生しそうですね。日本はかわれますかあ。 (??)
・日経と朝日の一面と社説を一通り読む。論調は小沢と鳩山批判がほとんどだが、小沢グループの政治家を責めるのは、やはりタブーなのだろうか。 (昨日も書きましたが彼の政治生命や生命に関わることになるかも知れぬのに、本当に彼らはなにをかんがえているのですかね。)
・民主党代表戦堂々と戦う姿勢が大切、逃げでは難局は乗り切れない。頑張れ小沢!!(菅さん批判は適当にして政策で頑張って下さい。)
・みんなが言うほど、小沢さんキライじゃないけど、今の日本の情勢を考えたら、民主党内バトルしてる場合じゃないよね〜(・・;)
・ネット世論では小沢さん支持が多いですね。問題は、テレビしか情報源がない人々ですね。(前記のように昨夜の現象、テレビの影響の大きさ)
・菅さんの方が良いですが、迫力では小沢さんに負けているかもしれません。ただ自民党政権には懲りたので、戻りたくない。 (自民党は民主批判ばかりでなくて自党のイメージを如何に挙げるか頑張って下さい。)
・まだ菅首相の方が良いよなぁ、一番は民主党が政権から下りる事だけど (??)
・小沢一郎出馬表明。この前人事異動断られたからって自棄になってそんなことせんでも。万が一当選したら大変だろ
・小沢ってブレてないんだぜって話。まぁ、日本は敗戦的出直ししかもう残されてない気がするな。 (??)
・私は鳩山さんにゲンナリしています。党内をまとめるどころかケイオスの状態に誘導しているとしか思えない。小沢さんは金権体質で政権を維持してきた人に将来の日本は託せいというのが一般的な国民感情、民主党の人達は未来を見据えて選択して欲しい。
・「民主党代表選」ってホントに誰得 小沢か菅かってどれだけ人材不足なのって感じ 国民はうんざりしておりますよ(笑)
・小沢さんと菅さんの対決。おもしろくなってきたが、何か国民とのギャップを感じる 実質的に総理大臣を選ぶのに党内の政治力で決められるところが気になる。小泉さんの時のように民衆を巻き込む雰囲気ができるのかな?
・小沢は、中共の様に、党代表になって、別の首相を立てないだろうか?日本共産国化。内閣より党が上。 (これなら国会の追及に遭わずにすみますが、検察の追及に対する大臣の特権が使えません。)
・菅総理が小沢さんに勝つには、悲劇のヒロイン作戦だな。『小沢・鳩山にいじめられる菅』この構図で同情票を獲得。でもお情けでなるような総理は嫌だな。
鳩山と小沢の日本か!自分たちの過去の発言を思い出せ!
・策士。小沢さんは幹事長になった時点で、小沢グループを大きくする為に努力し、その成果が今発揮される。マスコミは分裂を促す報道。政権持っている与党が分裂すると、一年生議員は極端に弱くなる。政界再編は、選挙から。解散はないでしょう。分裂出来ない。モヤモヤ民主は続
・25日:私は菅首相を支持する。26日:私は小沢さんの出馬を支持する。27日:菅首相には友愛が見えない。さすがとしか言い様がないです。 (いつもの鳩山さんの発言のブレのこと)
・同意。なった後それこそ何かしらの失墜させるネタとかあって潰す気でいれば別だが。後、警察や検察もいるし。まあ、勝ったとしても小沢氏は長生きできない気もしますが・・・。氏の最大の敵は世論(というかマスゴミ)ですから、どう封じ込めるかが鍵ですね。
・だんだん代表選も加熱してきましたな。菅か小沢か。菅も小沢と対決しないと反小沢取り込めないし。小沢も最大派閥なのに冷や飯は我慢ならん。どうすりゃよりよい日本になるんかね?
・小沢氏出馬…最悪だーと思う。自分のお金のけじめもまだなのに、国家予算で何してく
・何度も思うが、300人以上も人間がいて、他に人材はいないのかと。この様子ではどちらが勝ったとしても日本の前途は暗い。
・仮に小沢氏が総理となった場合…彼はまともに政務をこなす気があるのだろうか。国会欠席の常習犯であり、また健康不安もある彼に果たして総理を務めあげる事が出来るのか。…政界再編か。 (小沢さんを推す人達は彼の健康を考えているの?)
・小沢さんが代表選に出るそうですが、民主党はそんなことしているよりどんどん経済政策して欲しいと思っているのは僕だけでしょうか?なんか取り返しがつかないところまでいってしまいそうな気がします。
・しかし、身の潔白を認知させる為に出馬すると言うのでは、民主党のあるべき姿も、この国の事も考えてない、という事になるのではないか。小沢さんは色々論理を組み立てるだろうが、僕には納得できない。 
・小沢の動きは近年の政治家にはない行動力がある民意がわからずではなく民意をがん無視しての行動であれば、逆に少し期待できる(誰も止めれなさそうで怖いけど) ちなみに民意はマスコミに作り出されている似非民意何で無視しても良いと思います(安部・麻生下ろしなどは明らかに民意ではない)  (鋭い指摘ですが国のためならとにかく、彼の党利党略の言動には反対です)
・立候補前に鳩山さん使って菅さんに枝野さん切れって警告に行くあたりが小沢さん。党のカネの流れを掴んでいる官房長官、幹事長職を寄越せと。小沢信者は政治とカネでしか糾弾できないの?って言うけどこんなにも醜い話を聞いてもそう思うんだろうか。 (新聞報道では仙石さんも切れと言ったそうですが、菅さんが拒否したのは当然だと思います)
・まだ無為無策の方が、何もしない分好転する機会があるように思えるし。鳩山小沢連合は…鳩山は「無能な働き者」の生きた標本だし、小沢は自分の権力の為なら何してもいいと思っているからなぁ。まだ菅の方がマシなように思える
世論の8割が代表戦出馬すべきじゃないという声を無視して小沢を選ぶのか!ええ民主党さん!
・菅と小沢の代表選ってなんか茶番。最も、茶番なのは、鳩山だけど。
・50歳過ぎまで弁理士業で稼いでいた菅直人総理は丸暗記だけで感性も応用性も無い浅はかな人です。_
・小沢さん立候補。マスコミでは色々と批判が多い。しかし、この円高株安局面での現政権の無能ぶりをみていると、やはり民主党には「小沢的要素」が必要だとつくづく思う。好き嫌いは別にして。
・小沢って、後輩政治家達に踊らされてる気がするww  (前記のように彼の身体のことを思っているのでしょか)
・小沢氏が代表選に出馬してるようじゃ、もう民主党もダメだなぁ!もしこれで小沢氏が当選なんてしたら1年で首相が3人だよ。これじゃあ末期の自民党よりもひどいぜ!政権政党になって初心を忘れてしまってるよ。
・日本国内では民主党がどうのとか小沢がどうのだけど、外国からしたらそんな事よりも、頭が変わる=政策が変わる(貿易関連の)方が問題だと思うのよ。だから、とりあえず今は首相の席に押さえつけておくべきだと思うんだ。自民もコイツだ!って人間いないしね。
・小沢でいいとか菅でいいとか、○○“で”いいや、ではなく、○○“が”いい!と言われる政治家はいないなぁ。
鳩山さんの唯一の功績は、小沢さん道連れに辞任した事だろうに…三ヶ月で忘れるとは…
・小沢さんが代表選で勝っても、身の潔白を国民に認知してもらうことにはならないんじゃないか?党内の多数派工作して勝っても、それは民意とイコールじゃないと思う。しかし菅さんより政治力はあるのかな。なんでまともな首相がでてこないんだろう。
政策の話が出て来ないですからね。今の民主党のKYさには呆れます。
・民主党に対しての論調、厳しくなってますね。当然ですが。このタイミングで小沢さんがでてきて納得感もてる人は関係者ぐらいだし。円高深刻なのに代表戦に主眼おいてるし。
個人的には鳩山前首相が出馬への大きな要因となったとの事に、ショックを受けました
・デフレが長期化して全体のパイが縮小する状況では 小沢の恣意的な再配分の手法は反発が多いと思いますよ
・参議院議員会長に興石氏を選んだ民主党、中曽根氏を選んだ自民党、少なくとも自民党の良識が垣間見られたが、さて民主党は? 小沢さん、ゾンビじゃあるまいし空気の読めない哀れな人ですね。~最もアホなのは日本国民なのでしょうか~ 若手・新人の皆さんに期待!!!  (私も若手政治家の成長と奮起を期待しいてるのですが。)
・本当に素晴らしい政策を掲げ、行動も素晴らしいのなら小沢氏でもよいかもしれない。しかし、彼のイメージは、昨年大勝の際に一切良い所はない。議員を大量に引き連れ、中国に旅行。陳情を自分の下に一本化。一年生議員は地元だけ回れ。中国要人を慣例無視して天皇陛下と会談させる。そんな奴だ。 
・「民主党はもっと混乱する。金権陣営と無為無策陣営の対立だ」by石原慎太郎。金権陣営が小沢で無為無策陣営が菅ね。うまいこと言うなあ。都知事


  こんなTwitterを見ると日本もまだ捨てたものではない気もしますが、政治に無関心の人達も彼等と同じ投票権を持っています。
  やはりマスコミ(それと何時言うように特にテレビ)の力は大きいし、従って責任も大きいと思うのですが。

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小沢さんの言うモラルとは?

2010-08-26 17:51:37 | 菅内閣

 小沢さんが遂に、民主党代表選に立候補することを発表し、政界に大きな動揺を与えました。
 「小沢一郎政治塾」での講義の要旨 
から将来首相になるかも知れない彼の考え方を探ってみました。 (黒字は私の感想です。)
 今後のことを考えると、外需に頼りきりの日本経済は大きな打撃を受ける。中国は経済的崩壊が政治的動乱につながる恐れがある。政治経済は不安定な状況になりつつある。(ここまでは賛成。)
 本来の日本人の精神力と知恵と力さえ持っていれば、このくらいの困難を克服するのは容易に可能だ。しかし、今日の日本社会を見るとあらゆる分野で、政界、官界、財界、一般社会においても、精神の荒廃、劣化が急速に進んでいる。規律、モラルという美徳がかけらもみられなくなった。
  こうなった最大の原因の一つは、日本人の古来から心情や美徳や、米国の自立や自己責任の考えを無視した「モンスター***」に象徴される権利重視、義務・責任軽視の教育にあります。
 そしてそれを推進したのは民主党の支持母体である日教組です。
 そして勿論、彼らを上手くコントロール出来なかった自民党政権にも責任があると思います。
 絶対にあり得ないと思っていたアメリカ社会で、黒人大統領が誕生した。危機にあって変革を訴えた(オバマ)大統領を選択した。私は決してアメリカ人を利口だと思っていない(優秀な人も多い)が、自分の意志による選択を実行していることを高く評価している。
 政治経済ともに困難な時にあたって、日本人自身が自立した人間(になって)、自分で判断し、行動し、責任を持ち(ここまでは賛成)、きちんとしたモラルを身につけることが大事だ。
  モラルとは辞典によれば、「道徳を単に一般的な規律(国で言えば法律)としてではなく、自己の生き方と密着させて具象化したところから生れる思想な態度」だそうです。
  小沢さんの場合は法的には立証出来ない、または法律の規定にないが、その精神に限りなく違反する「政治のカネ」の問題を余りにも多く抱えています。
 小沢さんはこの問題で検察審査会の追及を受けていますが、彼は本当にモラルに反したことしていないと思っているのでしょうか。
 彼の言うモラルは法律に引っ掛からなければモラルに反していないと思っているようです。
 もしそうなら、国会でその信念を堂々と発言すれば良いと思うのですが。
 何故逃げて廻っているのでしょう。
 そしてこの小沢さんの講義を聞いて納得した議員は何人いるのでしょう。
 今こそ急がば回れ、教育に思いを馳せなければならない。
  自民党政権の時に道徳教育に猛烈に反対したのは日教組です。
  そして日教組の支持を得るためにその運動方針を賛成したのは小沢さんと鳩山さんです。
   私は小沢さん本心では日教組の方針に反対かも知れないと思っていますが、選挙に有利とあれば何でも取り込むのが、彼の言うように国の行く道を誤らせているような気がします。
  彼が本当の国のことを思うのなら、日教組を切るかのそ方針の変換を説得すべきだと思うのですが。

[小沢さんのその支持グループの人達へ]
  
小沢さんはモラルの低下を嘆く前に、割合に民主党に優しいテレ朝の「報道ステーション」の世論調査でも、「あなたは、代表選挙後に、小沢一郎議員が、民主党の主な役職に就いてもよいと思いますか、思いませんか?」の問に76%の人達が、「そうは思わない」としている事実を知るべきだと思います。
 私は国民がマスコミの情報に踊らされているばかりでなくて、小沢さんの本質をある程度見抜いているような気がします。
 小沢さん支持グループの人達は、彼がもし代表選で負ければ、そして勝っても小沢さんの政治生命を終わらせる(ことに依れば持病を抱えている、彼の生命さえ縮めさせる)可能性もあることを考えているのでしょうか。

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日本のことを自分の頭で考えられない政治家?

2010-08-25 15:53:03 | 経済・財政

 昨日エントリーした「もし小沢さんが首相になったら」を書く前にネットで資料を探していたら、石原慎太郎さんが07年9月号のWILLに書いた「小沢総理なんてまっぴらゴメンだ」 と言う記事の一部の紹介記事を見つけました。
 その記事の趣旨は小沢さんへの批判ですが、石原さんが自民党時代に自分の眼で見た、表記に関する内容を取り上げてみました。 (小沢さんへの批判の記事は上記をご参照下さい。)
・(田中角栄さんが)金権で倒れた後も、角さんの作った田中派、「経世会」は、自民党すなわち日本の政治を牛耳ってきた。そのもとで一番、勝手気ままなことをした金丸信という人の庇護の下で、30代で幹事長をつとめ、自民党を壟断してきたのが小沢一郎です。 (ご存知の方もおられると思いますが、若い小沢さんの所へ政治資金を貰いに来る派閥の領袖たちが列をなしていたショッキングな写真を今でもおぼえています。)
・日本とアメリカの関係の中で、日本をアメリカの経済奴隷にしたのは誰か。金丸・小沢じゃないですか。
  大都市はともかく、地方都市の商店街はほとんど潰れてしまった。そして代わりに郊外に大店舗が出来た。私は自分の選挙区での体験から、こんなものを作ったら商店街は駄目になるとわかっていたし、多くの者が反対した。アメリカの圧力のままに、大店舗法なるものを改悪し、商店街を潰したのは金丸、小沢です。
  それから、やっちゃいけない日本とアメリカの対の経済構造協議というのをやった。
  アメリカは日本の経済に押されて具合が悪くなってきたので日本をとっちめてやろうと、安保条約で恩に着せて、自分達が軍備を使って日本を守ってやっているんだから言うことを聞けといって、バイラテラル(2国間)の経済構造協議をやることになった。
  私達は大反対しました。案の定、アメリカは270項目の要望を突きつけてきた。
  私はそれに反対して、140項目の反対案を作った。私が主宰している黎明の会という政策研究会のメンバーには、今は自民党を離れてしまった亀井静香くんや平沼赳夫くんがいました。
  そして私達がそれを発表しようと思ったら、自民党の最高議決会の総務会が4回潰された。小沢幹事長が命じたんです。会期末だったので、そのまま国会は閉幕。
・それをいいことにアメリカが何をやってきたか。毎年、日本はアメリカから年次改革要望書というものを突きつけられている。ああしろ、こうしろといろいろなことを言ってくる。
  金丸・小沢が牛耳っていた頃の自民党の歴代の大蔵大臣はたいした危惧も持たずに「ビッグバン」「ビッグバン」とはしゃいで金融の自由化をしました。
  今どうなっているか。ヘッジファンドがどんどん出てきて、日本の会社を買い占めて売っている。ハゲタカファンドが日本で好きなことをして儲けている。こんなことを許したのは誰かといえば、小沢一郎じゃないですか。
・そして1991年に湾岸戦争が起きた。プレディというアメリカの財務長官が日本に圧力をかけに飛んできた。アメリカにはカネがないから、日本はカネを出せと言いに来た。
  当時は傀儡政権の海部政権、これは金丸と小沢が作った内閣です。
  ブレディは日本に4~5時間しかいなかったのに40億ドルせしめて帰ってきて、ワシントンで記者会見をした。 (それに小沢さんが関わっていたと言う裏話は省略)
  その後、さらにアメリカは90億ドルを要求してきた。さすがにこれは内閣の一存では決まりませんから、9月に臨時国会を開いて、結局、合わせて130億ドルを出してアメリカの戦争を助けた。
(日本は米国の要求に従った貢献の評価は、アメリカを中心とした参戦国から金だけ出す姿勢を非難され、クウェートは戦後、参戦国などに対して感謝決議を出したが、日本はその対象に入らなかった、その理由は130億ドルの大半は米軍に廻ったためとされているそうです。そんな馬鹿な話しってあります。)
・小沢・金丸は何をやったんですか。アメリカに約束した8年間に430兆のカネを無駄遣いして日本の経済力を弱めた。
  430兆のカネを使って何をやったか。沖縄の経済需要の全くない島に5万トンのコンテナ船が着くような港ができている。
  北海道で熊や鹿しか出てこないようなところに道路を作った。その先に街なんかありゃしない。そういう馬鹿なことをやった。みんな国民の税金です。そのため国債も発行した。それで日本の財政はガタガタになってしまった。
  いまだに670兆という厖大な国債がある。あっという間にイタリアの倍の国債依存率になってしまった。この体たらくを作ったのは誰なんですか。
[私の意見]
 石原さんは、小沢さんは米国の言いなりになっていたと言っています。
  然し公平に見て、
この記事は07年9月に書かれたもので福田内閣の時代ですから、小沢さんが自民党を去ってから小沢さんの影響下にあると言われる、細川、羽田政権を除いて、彼の影響が全くない橋本、小淵、森、小泉、安倍の政権も、石原さんの指摘した問題に責任があると思います。
 その最たるものが小泉・竹中ラインです。
 小泉政権の高支持率を背景に、米国一辺倒、当時批判の多かった米国の年次改革要望書の丸呑み、米国流の市場中心主義・自由主義経済の受け入れ、米国のガセネタに乗ったイラクへの自衛隊派遣などなど強引に進めました。
 私は安倍政権に小泉改革の推進ではなくて、少なくも見直しとすべきと書き投書もしました。
 事実は小沢さんから改革の負の部分を突かれて、参院選大敗から政権交代になりました。
 日本は石原さんが言うように、安全保障も米国頼み、経済も米国依存に慣れて、何でも米国の言う通り、政治家としては当然の、自分の頭で日本のことを最優先に考える習慣が薄れているような気がします
 民主党政権になっても変わらないのが、鳩山さんの普天間基地の発言が米国の当然の要求でころりと意見が変わったこと(こればかりは米国より日本側の責任)、韓国人の強い攻撃性など性情を考えない菅さんの韓国への不適切な謝罪談話です。
 そして今回の戦後最大の円高に対して、野田財務相は24日の会見で、市場介入について「コメントしない」と述べるなど、介入について明言を避けてきた。しかし、市場に「政府は思い切った対策を取らない」との見方が強まり、逆に円高を加速させる結果となった。と言われています。
 その無策の原因はテレビではドル安を容認している米国への遠慮があるのではないかと言う人までいます。
 日本は中国など新興国の急激な発展に伴う、競争力の低下と国民の収入の低下など、今までと大きく変わった経済環境の中で、いつまでも止まらないデフレなど、国難とも言うべき未曽有の難しい時期に直面していると思います。
 いまこそ日本の政治家、それに今や日本の政治に大きな影響力を持つマスコミも、他国への気配りはそこそこにして、先ず日本の利益優先を貫くように、そして自分たちの頭で考えるべき時代になっていると思うのですが。

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もし小沢さんが首相になったら

2010-08-24 17:11:38 | 情報、マスコミ

民主党の原点への回帰
 小沢さんは今こそ民主党の原点に回帰すべきと言っています。
 原点と言えばその象徴的存在の子ども手当て、農家の個別所得補償制度、高校無償化、高速道路無料化です。
 しかし今日の読売の社説が、景気の急激な減速や、経済の実力以上に進んだ円高への対策として、
 厳しい財政事情に照らせば国債増発は避けるべきだ。急な増税も現実的ではない。
 ならば、優先度の低い政策を縮小し、財源をひねり出すほかあるまい。子ども手当をはじめ、経済効果に疑問のある政策を「景気優先」の物差しで仕分けし、もっと賢い予算の使い方はないか、ゼロベースで見直すべきである。
 と言うねじれ国会で当然に出てくる批判を無視して強引に物事を進めることができるのでしょうか。
・小沢さん待望論の一番の根拠の一つは野党対策です。
 自民党との連立や部分連合にたいしては、自民は是々非々で対応してくると思います。
  みんなの党の連立が言われていますが、渡辺喜美さんは、民主党と似たような政策を持つ国民新党のじり貧状態を見ているのでその話しにのる可能性は少ないと思います。
 公明党も民主党と似た政策を持っていること、支持母体の創価学会の影響が大きいことから、小沢さんは頭越しに学会と接触してくる可能性は大きいかも知れません。
 そしてその条件の一つは外国人参政権法案の通過への協力です。
公務員制度改革・政治主導の行政改革
 小沢さん待望論の根拠のもう一つですが、彼の今までのやり方や自民党幹事長時代のやり方から考えて、官僚に対して高圧的に頭から押さえ付けそうな気がしてなりません。
 そして政権と官僚組織の離反や官僚の士気の低下、今まで以上の政権や政務三役からの指示待ちの傾向を増大しそうな気がします。
 その一方で支持母体への配慮による合理化による経費削減はほぼ完全に停滞するでしょう。
党利党略政策を国の政治に持ち込む可能性
 小沢さんの考えに従えば、政権獲得のために手段を選ばないと言うことですが、既に政権を獲得し、然もその政権のトップに立ったので、それこそ日本の為に私利私欲は勿論、党の利益を度外視した政策を実行しても良いと思うのですが、果たしてどうでしょうか。
 普通に考えれば立場が変わったと言って、自分の信念ややり方を180度転換することは物凄く難しいと思うのですが。
・普天間問題の処理
 解決策の一つ沖縄県民の説得です。
 私は解決の基本は首相自ら県民と腹を割って話すしか道はないと思いますが、今までの小沢さん言動からすれば、自分で動くことはないような気がします。
 県外移転も全く同じです。
 他の解決策は国外移転です。
 小沢さんが思い切って国外移転に方針を変えれば、支持率は一気にあがるし、民主党に優しい一部マスコミも歓迎するでしょうが、日本の外交・安全保障の基軸である日米関係に大きなひびが入るのは間違いないでしょう。

[テレビでの政治討論の重要性]
 現在、菅さん、小沢さん支持グロープの動きにたいして、新聞もテレビも民主党員は数併せでなく政策論争をすべきだと批判しています。
 正に正論です。
 それで何時も思う事ですが、民放などで政策の討論のテレビ放送です。
 勿論、NHKでも良くやっていますが、政治家同志の議論で一向に話が進みません。
 もう一つのNHKの傾向は一方的に偏った考えの人達ばかり討論会で、それに反対する聴取者の頭にくるだけで、何の役にも立ちません。
 然し民放のテレビで、与野党の話しを聞いていると主張は違っても何となく纏まりそうな気配で終わることが多いようです。 (尤もそれが党に持ち帰ると話がガ゜ラリと変わることが多いのですが。)
 その理由は政治家だけでなく、評論家や識者の人が入っているので、言いっぱなしではすぐに突っ込みがあるからです。
 それからの思いつきですが、もし小沢さんもしくはその影響下にある人が代表選に出ることが決まれば、各民放では当人またはその支持グループの代表者を呼び、それに加えて評論家例えば、この種の番組の常連の三宅さんなどの論客を加えての討論会を企画してはどうでしょうか。
 テーマは私が挙げたような問題や景気対策など聴取者からのアンケートで選ぶと良いと思います。
 私の提案の趣旨は誰が首相になっても国の行く道を誤らせないように次のようなことを国民の前に議論する場を設けることです。
・各テレビでこの種の討論会をするので否応無しにマスコミが批判しているように、数併せだけでなく、国民に判るような政策を作らねばならないこと
・それも評論家や識者から突っ込みが入っても耐えるような政策にしなければならないこと
・外国人参政権など大きなテーマではないが、後々問題が残りそうな、胡散臭い政策が議論のないままでこっそり出さぬよう、出すなら出すで最初から釘を刺して置くこと。

 なお、小沢さんには「政治とカネ」や健康などの問題がありますが、ここでは省略します。

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マスコミ特にテレビの責任

2010-08-23 10:53:01 | 情報、マスコミ

 昨日「管政権外交はどう動く」という名のNHKの日曜討論がありました。
 出演者は内閣官房副長官の福山さん、拓殖大学の森本さん、北朝鮮の拉致問題で活躍した元外務省官僚の田中均さん、他に大学教授が2人でした。
 テーマは主に菅さんの談話の問題、普天間基地の問題、今後のアジア外交の在り方でした。
 最初に意外に思ったのは福山さんは当然として、他の人達が意見は少しづつ違っていましたが、菅談話を前向きに評価する意見が殆どだったことでした。
 この談話に就いては(私も反対の立場ですが)少なくとも自民党始め野党の一部の人達、読売と産経は批判的な立場だったので、どうして反対意見の人達も参加させなかったのか気になりました
 普天間基地問題に就いても下記のように日米関係の在り方から基本的に見直すべきだと言う意見も皆同じような考えでした。
 唯一つ皆の意見が違っていたのは、東アジア外交に対する中国への対応くらいでした。
 (このNHK討論会の批判に就いてはTwitterの書き込み追記の形で纏めて見ましたのでご覧下さい。)
 私はこの問題で取り上げたいのは、普天間基地問題に対するマスコミ、特にテレビの対応です。
 普天間基地問題について日米関係の在り方や日本の安全保障を如何にするかから考えるべきだと言うことでほぼ意見が一致していました。
 一番の問題は今頃こんなこと言っても遅すぎることです
 鳩山さんが「国外、少なくとも県外」発言をして基地問題をデッドロックに乗り上げさせ、5月末決着の約束を大幅に遅れさせ、米国始め諸外国からの日本の信用はがた落ちさせた後の意見では余りにも遅すぎます
 日本の外交・安全保障の基本の一つは日本が他国から信用を勝ち取ることから始まると思います
 森本さんが言っていたように、米国に海兵隊受け入れ先のグアムでのインフラ整備のチョンボからは米国側の圧力が少し減ったのは偶然の拾い物に過ぎません。
 そしてこの問題発生の原点である基地周辺の安全問題は何年も先へ伸びることになります。
 民主党政権が普天間基地問題の対策の見直しを言い出した時、私は「外交・安全保障問題は政権が代っても基本的にも先ず継続が基本であり、それを変更するとすれば、日米関係の在り方や安全保障の問題の基本から見直すしてから行動に移すべきだ」と当たり前のことを書きましたが、一部のマスコミ、特にテレビのコメンテーター達は政権が変わったから違う方針を取るのは当然だと歓迎していました。 (うろ覚えですが、今回の出席者の森本さんは民主党の方針に批判的発言をしていたと思いますが。)
 出演の二人の学者は森本さんの意見に似た意見を言うなら期を失せずにいうべきです
 そしてNHK始め民放もその機能を使って、日本のために鳩山さんが大失敗しないように全力を尽くして昨日のような意見をもっと放送すべきでした
 そして私は、鳩山さんが「国外、すくなくとも県外」、「民意の尊重」だけを繰り返して報道するだけでなく、素人の私が書いたように「民意も尊重するが、国としての方針もあるので協力願う」くらい言うべきとマスコミきちんと批判をすべきだと思ったのですが、鳩山発言については特に厳しく批判するマスコミは余り居なかったようです。

 今やマスコミ特にテレビは国民の世論形成に大きな力を持っています。
 そしてその世論調査は政治の方向をリードする力を持っています。
 マスコミ、特にテレビはその力の大きいだけその日本やその国民に対する責任を感じるべきですし、政治家達もマスコミの報道に神経過敏過ぎるほど気にしているはずです。
 NHKや民放が当時から今朝の様な番組を放送し民主党政権の動きや鳩山さんの発言に強硬に批判していたら、あるいは今の情勢より遥かに良い環境にあったと思うのですが
 この問題については、マスコミはもっと先見性を持つべきだと言う問題でなく、私のようなズブの素人でも判ること、当時から自民党など野党が取り上げていた当たり前過ぎた問題です。
 そしてNHK初め一部の民放が国の行く道を誤らせたのは、何故でしょう
  私は勿論、普天間問題の第一義的には政権党の民主党、そして「民意」「民意 」の発言を繰り返した鳩山さんの責任の責任と思いますが、それにブレーキを掛けなかった一部の新聞・テレビにも大きな責任があると思うのですが。

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追記:Twitter上のNHK討論会の批判
・NHK売国 放送中 見事な売国仕切りをしてます。激怒
 ・何言ってんだ福山 民主党に地図も戦略もみたことないよ。何が日米との大きな地図を描かなければならないだ。鳩山から2転3転して、本当は何も考えてこなかった勉強してこなかっただけだろうが!!!
・NHKの日曜討論、意見が一方向に偏りとても公正中立な番組作りとは、思えません。出演者全員が同じような意見を言うのは、絶対主義国家の番組と同じです
・国民に金貰っておいて、どうしてここまで露骨にできるんだろう?
・久しぶりにNHK全開だなぁ~w つまんねぇちょうちん持ち討論番組だね~~。
・国民に金貰っておいて、どうしてここまで露骨にできるんだろう?
・こんなの討論会ではなく、国民への刷り込み合戦。色々な意見がないもの
・もう見たく無くなった。NHK討論会 消す。


韓国併合時代に日本が貢献したこと

2010-08-21 15:49:37 | 外交・安全保障

  産経新聞のWeb版に拓殖大学教授の藤岡信勝さんの日本がハングルを学校で教えたと言う記事が紹介されてています。
・併合当時の李朝時代の朝鮮について朝鮮の外交顧問であったアメリカ人のスティーブンスの意見
 「朝鮮の王室と政府は、腐敗堕落しきっており、頑迷な朋党は、人民の財産を略奪している。そのうえ、人民はあまりに愚昧である。これでは国家独立の資格はなく、進んだ文明と経済力を持つ日本に統治させなければ、ロシアの植民地にされるであろう」
・仙谷由人官房長官の意見
  「植民地支配の過酷さは、言葉を奪い、文化を奪い、韓国の方々に言わせれば土地を奪うという実態もあった」
・藤岡信勝さんの意見
 
仙谷氏は、日本統治下の学校で日本語が教えられたことを、誤って朝鮮語を「奪った」と一知半解で述べたのかもしれない。

日本の業績
韓国人が使っている文字、ハングルを学校教育に導入して教えたのは、ほかならぬ日本の朝鮮総督府だ。
 李朝時代の朝鮮では、王宮に仕える一握りの官僚や知識人が漢文で読み書きをし、他の民衆はそれができないままに放置されていた。ハングルは15世紀に発明されていたが、文字を独占していた特権階層の人々の反対で使われていなかった。
 朝鮮総督府は小学校段階からハングルを教える教科書を用意し、日本が建てた5200校の小学校で教えた。日本は朝鮮人から言葉を奪うどころか、朝鮮人が母国語の読み書きができるように文字を整備したのである。
・併合当時、韓国の平均寿命は24歳だったが、日本統治の間に2倍以上に延び、人口の絶対数も倍増した。反当たりの米の収穫量が3倍になり、餓死が根絶された。はげ山に6億本の樹木が栽培され、100キロだった鉄道が6000キロに延びた。 
 これらのめざましい発展は、統治期間に政府を通じて日本国民が負担した、現在価値に換算して60兆円を超える膨大な資金投下によってもたらされた。本国から多額の資金を持ち出して近代化に努めたこのような植民地政策は世界に例がない。日本の朝鮮統治はアジアの近代化に貢献した誇るべき業績なのである。
・藤岡さんの意見
 
日韓併合100年の首相謝罪談話は、このような歴史的事実を無視した虚偽と妄想の上に成り立っている。それは、わが国の先人の苦闘の歴史を冒涜するものであると同時に、日本統治下で近代化に努力した朝鮮の人々の奮闘をも侮辱するものであることを忘れてはならない。

[私の意見]
・日清・日露戦争当時の朝鮮半島を巡る状況は米国人の意見にあるように、何時崩壊してもおかしくない李朝につけ込んだロシヤと清国の勢力拡大の動きに対して、安全保障の面からそれを阻止しようする日本との動きの最中でした。
  それでもし日本が併合をしていなかったら、朝鮮半島は清国かロシヤのものになっており、しかも両国とも大戦の戦勝国ですから、朝鮮半島を手放すことはなかったでしょう。
  これは当時では国際的に認められた動きで、併合に当たって国際連盟など世界からの批判はありませんでした。
・日本が併合時に逆に学校で日本語を教えなかったらどうでしょう。
  併合された朝鮮の人達はいずれ何らかの形で日本人と接することになり、日本語が出来なかったら、その人に不利になるのは分かりきったことで、教えないことは差別に繋がると思います。
  もし朝鮮の人が日本語を使わないと罰するようなことがあれば、確かに仙石さんの言う通りですが、そんな事実はあったのでしょうか?
・当時の日本には「一視同仁」と言う言葉がありました。
 昭和初期の学校で私たちが教えられたのは、出身国は何処であれ、日本人であれば平等に取り扱うということでした。
 だから朝鮮の人達に日本語を教えたり、日本人と差別されないように、日本式の名前を奨励したのだと思いますが、それを強制だとして韓国の人達が文句を言っているのだと思います。
 私の考えではこの言葉が使われたのは、昔の中国や朝鮮の人達が帰化して日本に同化した成功体験から使われていたのだと思っています。 (日本人以上に日本人のソフトバンクの王さんがその適例です。)
 日本は「一視同仁」の考えで、日本と同じように5200もの学校を建てたり、6000kmもの鉄道を敷設したのです。 (私はこれに対して韓国は感謝すべきだと思うのですが、韓国の人たちはどう思っているのでしょう。)
・日本の韓国(台湾も同じですが)への貢献の評価は、戦後日本と歩調を併せて復興、発展の先端を切ったのは韓国と台湾であることが全てを物語っています。
 米国支配下のフィリピン、フランスのベトナム・、カンボジヤ、オランダのインドネシヤの現状を見れば、如何に日本が朝鮮と台湾のために開発に力を入れたかが判ります。
 もし誰でも想像できるように今の朝鮮半島が中国かロシヤが何らかの形で占領していたとしたたら(前記のように返還されないと思いますが、仮に返還されても)中国が小平時代以降になるまでは発展は無かったと思うし、ロシヤだったら今のシベリヤと同様な状態にあると思います。
・これらを考えると後々問題になりそうな(下品な言葉で言えば因縁をつけられそうな)菅さんの談話を改めて出す必要も無かったし、出すにしても村山談話の繰り返しで済ませるべきだったと思うのですが。

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高齢者不明・児童虐待問題を産んだ教育

2010-08-20 16:57:03 | 教育問題

[子どもとして、親としての義務を放棄した「高齢者不明・児童虐待」]
 8月15日のNHKの日曜討論で「高齢者不明・児童虐待」に関する討論がありました。
 その番組を見て珍しく西部邁さんの名前が出て居ました。
 NHKの今までの傾向から見れば、お気に入りの出演者は、どちらかと言えばリベラル系の人達が多かったのに、彼らからみれば右翼に属すると思われる発言の多い西部さんを呼んだので、どんな展開になるのか興味を持って最後まで見ました。
 議論の中心は高齢者不明・児童虐待の問題に就いて、西部さんが日本から古来持っている家庭や地域の力を活用すべきだの主張と、新進の批評家とされる宇野常寛さんが地域や家庭の崩壊、格差社会の発生など、日本の世の中は変わってしまっているのだから、それを前提にして対策すべきだと言う主張の対立でした。
 戦前派の私としては、勿論西部さんの意見に賛成で、今のような事態を招いた原因から対策を考えるべきだと思っています。
 そのようなことを抜きにして、宇野さんの言うように現状をそのまま認めて、政府がこの問題解決にシステム的に取り扱う通りにすれば、膨大な人員と経費を要する一方、問題解決を遅らせる原因となっているプラバシー問題が立ちはだかるのは眼に見えています。 唯でさえ財政難に喘いでいる日本がこの底無し沼のような問題に金をつぎ込む余裕などない筈です。

[自分達の義務を放棄した子や親を生んだ教育]
 日本は敗戦後、占領軍の政策により、神道や武士道など一時的に否定され、民主主義の考え方と所謂平和憲法が持ち込まれ、戦後教育もそれに準じて行われて来ました。
 その際日本古来の美風(今日のテーマで言えば家族や地域の助け合い、親に孝行など)は何故か無視されて来ました。
   然も悪いことに日本の宗教の中心となっていた仏教はすっかり衰えてしまいました。
  その中で私の心に一番引っ掛かったのは前にも書いたのですが当時の市販の教師用の指導要領書の記述の中で、日本国憲法には国民の権利の記述はあるが、それに伴う義務や責任についての規定はない とあることを発見したことです。 憲法によれば国民の義務は勤労と納税だけでその他の国民の権利に伴う義務は何も記述はありません。然し例えば教育の義務は国にあり国民にはそれを受ける権利があるが、それに伴う義務も責任もないと鬼の首を取ったように取り上げる教師には困ったものです。)
 そしてその推薦の言葉に当時教科書裁判
で有名だった著者の家永三郎さんの名前を発見して、妙に納得した気になったのを今でも覚えています。
 その指導要領書には勿論義務や責任の字はそれ以外の個所には見つかりませんでした。
 私は驚いて、他の生徒用の参考書を調べて見て、各所に義務や責任について書いてあるのを見て安心しました。
 と言うことは生徒達にたいして、日教組、共産党の影響の強い全教に属する教師達は、私が寝言のように書いてきたように、権利重視、それに伴う義務や責任は軽視の教育が行われたことを示しています。
 その結果がNHKが取り上げた子どもとしての義務を放棄した高齢者不明、親としての義務を放棄した児童虐待に繋がっているのです。
   このような米国の日本の子どもたちの教育に対する方針は米国の陰謀だ、洗脳教育だと言う人達もいますが良いほうに取って言えば、今でも良く言われるように、米国人の自己責任の考えが強いこと、米国人の中にはまだキリスト教が強い影響力を持っていること、フェアプレイの考えが浸透していること忘れてそのまま、米国流の教育を持ち込んだのかも知れません。
  然し日本が独立か勝ち取って以後、国は日本の実情や日本人の性情に根ざした、そして日本の美風を取り入れた教育に戻るべきだったのですが、戦後半世紀になる安倍さんの時代になって教育改革に対して、反対する朝日新聞、道徳教育反対する日教組など抵抗があり、改革は遅々として進んでいません。 (権利に伴う義務・責任について記述のない憲法も改正すべきです。)
  逆に言えば私が心配したような権利重視、義務・責任軽視の教育が一部で依然として進行している示しています。
  それに対しての父兄の反応です。
  私の場合で言えば学校でいくら偏ったまたは中途半端な民主主義教育を受けても、我が家だけは権利などより兄弟の思いやりの方が大事だと教えていましたが、敗戦のショックで如何に力が無かったかを覚えています。
  幸い私達のような家庭が多かったと想像されること、日教組への反発する教師も次第に増えてきたようです。
  然し敗戦の反省に立って、学校の教育に賛成した人も父兄も中には居ただろうし、ショックから子どもの教育は完全に学校任せにした父兄もいたと思います。
  そしてその子どもが親になり、子どもを産み、その子がまた親になると言う2~3世代を経て、困った親や困った子が拡散し始めたのが、親をみない子ども、子どもを虐待をする親増えてきた現状の多分大きな要因の一つのような気がします。
 私は今こそ(実は遅すぎますが)親を見ない子ども、子を虐待する親がどうして生れたのか、日本の教育の在り方を見直しをする必要があると思うのですが。
 日教組を支持母体とする民主党政権はどうするのでしょうか?
 やはり若い評論家の宇野常寛さんの言うように、現状は仕方かないと諦めて(同じ義務・責任軽視教育に起因するモンスターペアレンツの発生、荒れる学級などの解決は置いたまま)にして、高齢者不明・児童虐待に特化したパチ当て政策だけで終わりそうな気がするのですが。

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民主党内ばかり見ている代表選

2010-08-19 17:09:41 | 菅内閣

 今朝のテレ朝の「スーパーモーニング」は今までと違ってまるで違う番組を見ているようでした。
 玉川さんが追っていた福祉国家のスエーデンの紹介の後、厚労省の長妻さんを招いての討論です。
玉川さん「民主党政権は日本をどう導いて行こうとしているのか国民に道を示すべきた。具体的には高福祉、高負担か、またはその逆か?」
長妻さん「日本では壊れ掛かってはいるが、まだ家庭中心の考え、地域社会、企業の社会責任と言う考えが残ってつており、スエーデンそのままの形にはならない。日本は中福祉、中負担になるだろう。」
玉川さん「日本はプイラマリーバランスで20兆円の不足が生じている。これは民主党の言うようにいくら無駄を削ってもでて来ない数字だ。日本の人達このことを良く知っており、世論調査ではその半分以上の人達は消費税論議をしろと言っている。」
長妻さん「無駄を削って財源にする難しさは判る。然しスエーデンのように国民高負担を強いるためには、彼らから信頼して貰うために、無駄を削る必要がある。」
長妻さん「日本には少子高齢化が進んでいるので近い将来には老人一人を若い人一人で支えることになる。」
鳥越さん「その様な形にならないように如何に子どもを増やすようにするか考えるべき。」 (高齢者の私は元気な高齢者も分母の方に回し、分子を減らすべきと思っているのですが。)
長妻さん「来年度は育児施設強化に力を入れることにしている。」  (私は子ども手当ては全廃しその資金を全て育児、介護施設の増設、強化に投資すれば、地域の中小企業の活性化や職員の雇用増加に繋がると思うのですが、民主党には今までのばら蒔きの基本方針から外れることをする度胸のある政治家はいないような気がします 。)
玉川さん「子ども手当てはそれを育児に回すような規制を加えるべきだ。パチンコをするかも判らない人達にも一律に支給するから「ばら蒔き」と言われるのだ。」
(子ども手当てなどのばら蒔き政策について、新しい見方の経済政策だと歓迎していたのは鳥越さん率いるコメンテーター達だったのですが。)
長妻さん「----。」
玉川さん「少子化問題、増税などについて政府はもって国民にキャンペーンをするべきだ。」
  「スパモニ」が提議した、
・高福祉、高負担を国民に受け入れて貰える前提として、に如何に政府が国民から信頼してもらえるか、
・少子高齢化と高齢者を支える若い人の数の減少
など難しい問題に加えて
・外国関係では欧米各国の自国の通貨安の容認とそれに対する打つ手がない日本、解決策がないデフレの出口の見えない日本、
・多くの高齢者の行方不明者や幼児虐待の増加など家庭、コミュニテイーの破壊の傾向、
・鳩山さんが残した座礁状態の普天間基地問題、
など数々の問題が次期代表せんの勝者→首相に肩にいきなりずしりと掛かってきます。
 然し現実は
民主代表選、小沢氏が出馬を検討 
 
鳩山氏“争奪戦”、代表選で菅・小沢両氏秋波
のニュースの中で代表選の候補者になるらしい人、それを支持する人達からこれらの問題に同対処するか論議された模様は全く流れて来ません。
 唯一聞こえて来るのは、「原点に復帰」、菅さんの消費税発言の批判だけ。
 「普通のおっさん」を自称する私から見れば、「原点の復帰」とはその象徴的且つ目玉政策の子ども手当て、農家の個別補償制度、高校の無料化、高速道路の無料化などの強化と思います。
  民主党員は識者からは経済対策としては批判または無視、民主党支持する国民からは公約を直しても良いという世論調査の意見に就いてどう考えているのでしょう。
 前にも書いたのですが、今の民主党員は、その支持を仰がねばならない国民のほうを向かず、日本の行く道に大きな影を落としているグローバル化た経済環境から全くかけ離れた世界で、代表選候補者選びその支持者の数併せに全勢力を注いでいるような気がします。
 自民党政権は良い意味でも悪い意味でも、党内の争いとは別に官僚たちに何とか旨く処理されて来ました。
 然し民主党政権は良い意味で政治主導の名で官僚の独走を規制していますので、民主党内の代表争いは「国政の停滞」を招くことになりそうな気がします。
 民主党の人達は明後日の方を向かずに、もっと国民を向いて、新聞各社の社説にあるように、代表者を選ぶ前にもっと政策論議をすべきだと思うのですが。
  民主党は鳩山さんの「国外、少なくとも県外」、菅さんの消費税増税論議など後先も考えずに、大きな失敗や波瀾を巻き起こした代表→首相を選ぶ失敗をしました。
  そしてその反省もせずにまた同じ失敗をする道を進んでいるような気がしてならないのですが。

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国民と遊離した小沢さん支持グループの動き

2010-08-17 11:06:52 | 菅内閣

 最近の小沢さんに関連する報道と私の意見(黒字)です。
小沢氏「原点に戻り政策実行」
 民主党の小沢一郎前幹事長は12日付のメールマガジンで、「参院選敗北についてを深くおわび申し上げる」と陳謝した。その上で「民主党は原点に戻り、『国民の生活が第一』の政策を一つ一つ実行し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に尽くす」と強調した。
  世論調査で示されているように、国民は民主党の公約を変えても良いと言っています。これは言い換えれで国民が民主党政権を支持しているのは政治主導の行政改革と非自民の政権であることだけです。
 今国民が一番要望しているは、小沢さんの言うように安心して暮らせるためには景気回復です。そしてその景気回復のための施策は殆どゼロ。経済政策の面で言えば識者から殆ど評価されない子ども手当て、高校無料化、農家の個別所得補償制度、高速道路無料化。だから国民は公約を変ええても良いと言っているのです。それをまた原点に戻ると言うのは何を意味しているのでしょう。そして財政が苦しいなかで経済的な効果が殆どないと言われてる居るばら蒔きをまた復活させたら日本経済はどうなるのでしょう。ばら蒔き政策の上に新たに資金を投じて景気回復の政策を打つのでしょうか。
注目集まる鳩山前首相研修会、小沢氏側近参加で 

  9月の民主党代表選を前に、鳩山前首相が19日に長野県軽井沢町で開く鳩山グループ研修会の行方が関心を集めている。
 鳩山氏の求心力回復に向け、グループで衆院当選1回の全新人議員に呼びかけ  たところ、菅首相と距離を置く小沢一郎前幹事長に近い議員らがこぞって出席を表明したためで、「鳩山―小沢」連携論がささやかれる一因となっている。
 ベテランの輿石東参院議員会長や、松木謙公国会対策筆頭副委員長といった小沢氏の側近議員も駆けつける。小沢氏本人も出席を検討しており、党内では「今回の研修会は、鳩山グループと、首相の対抗馬擁立を目指す小沢グループの連携のきっかけになるのでは」との見方も出ている。

  鳩山さんは任期限りで辞めるの言明したのに、何故その求心力を回復しなければならないのでしょう。 (また何時もの発言のり振れ?)あの様に大失敗した鳩山さんを今でも支持するのなら、彼の首相辞任の原因となった「国外、少なくとも県外」の問題発言を、何故身を挺してでもして止めさせなかったのでしょう。小沢さんグループの動きについては後記。
小沢氏を重要ポストで処遇すべき…原口総務相 

 原口総務相は15日のフジテレビ番組で、「小沢一郎さんという大きなナタを使わないでこの困難な時期(への対応)ができるか」と指摘し、小沢一郎前幹事長を重要ポストで処遇すべきだとの考えも示した。 (後記)
 読売新聞社が6~8日に行った全国世論調査の結果と小沢さん支持グループへの質問です。
・菅首相が首相を続けることに「賛成」57%、「反対」30%
・内閣を支持する理由:「非自民の政権だから」39%が際立って多く、不支持理由のトップは「首相に指導力がない」32%
・菅氏の代表再選―首相続投への「賛成」は、民主支持層では87%
 この数字は民主党が野党時代に言ってきたように3年間に3人も首相が変わるのはおかしい。このように変えるより先に国民の信を問うべきだと主張して来ました。それを民主党政権が1年間で3人も首相を変えるかも知れない民主党支持者の(民主党政権が短命に終わるかも知れないと言う)危機感の現れ と思いませんか?
・菅政権の続投反対と答えた人に限って、次の代表に誰が最もふさわしいか:原口総務相22%、海江田万里衆院財務金融委員長12%、小沢一郎前幹事長9%
・小沢前幹事長が、政府や党の要職に就くべきだと思う人は13%、「そうは思わない」は81% 
 小沢さんを推す人の理由は今の混乱した政局で他の政党の連携を図るには経験豊富なと小沢さんしかいないといって居るそうです。
 このように悪名高い小沢さんの動きに同調してくる野党の政治家が果たして何人いるでしょうか?
 小沢さんもしくは小沢さんの影響力を受けた人が首相になったときの、内閣の支持率はどの程度になると思っているでしょうか?
 菅さんが首相になって小沢さんの影響を排除した一気に内閣の支持率が上がりました。上記の様な内閣の支持率は新内閣への期待度を込めても、せいぜい菅内閣と同じ程度の支持率しかない、悪くすればその半分か3分の1にもなるかも知れないと思いませんか?
 そんな支持率で政権を運営して行けるでしょうか?
 そして小沢さんが動いたり影響力を行使するほど内閣の支持率は落ちるばかりと思いませんか?

 鳩山さん、小沢さん支持グループの動きは政治と言う特殊社会の中で浮世離れした動きにしか見えて来ませんが、自分たちの動きをする前に世の中の動きを良く見て置くべきだと思うのですが。
 国民から離反した政党がどうなるか、政治家ならみんな良く知っていると思うのですが。

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終戦の日にあたって・物事を直視しよう

2010-08-16 15:27:56 | 政策、社会情勢

 昨日の終戦の日に新聞各社はそれぞれ社説を出しています。
 [敗戦の教訓]
 読売は、日本は世界の情勢を見誤り、国際社会からの孤立を深めていく中で無謀な戦争を始めた。
 産経は、当時の首脳部の、国家戦略のなさ、外交センスの貧弱さ、情報分析能力の欠如-その危うさは今と似ている。と書いて居ます。
 私は日本の敗因の恐らく最大の理由の一つは日本の首脳部の米国の工業力、技術力の軽視または、またはそれに気付いていても、眼を瞑っていたことにあると思っています。  (米軍の戦術は今でもそうですが豊富な物量に物を言わせた、徹底した空爆、艦砲射撃で敵軍の抵抗力を削いだあとの陸上軍の攻撃です。)
 最近のテレビで見たのですが、当時の多くの米国人は大戦について余り知らなかったそうです。
 何故なら戦争中も生活が殆ど変わらず、戦争景気で米国の経済界は活況を呈していたからだそうです。
 それに反して日本は戦時中の「欲しがりません勝つまでは」のスローガンが全てを物語っています。
 首脳部の判断を謝らせたのは、今までの(米国と国力が大きく違う)清国、ロシヤとのの連勝体験と精神主義だと思います。
 私は(当時学校を出て就職したばかりでしたが)戦前派としてこれ以上書くのは辛いので省略しますが、読売・産経の指摘と私の意見と、日本を困らせている某国の現状を組み合わせて考えて頂ければ当時の事がほぼ想像頂けると思います。
 いずれにしても日本は情勢分析をしっかり行い、国連でも認められていた満州の権益獲得の時点で踏みとどまって、いわゆるABCDラインなどの圧力に対して、隠忍自重する選択もあったかも知れないのに、 (勿論私どもの知らない止むを得ない事情があったのかも知れませんが)さら勢力圏を拡大しようとして、とうとう国の方向を誤らせてしまいました。
 私が考える敗戦の教訓と長年の設備の問題解決に当たった経験から得た教訓は、
・例え自国または自分に自分に都合が悪いことがあっても、無視したり目をつぶらないで直視すること。
・判断を間違えないように情報を収集、分析の能力を持つこと

だと思っています。
 安倍さんはその首相就任後、情報機関の新設・整備を言っていましたが実現しないままです。最近の普天間基地問題の迷走を見ても、如何に国の情報機関の設置が必要か良く判ります。

[物事を直視することの大切さ]
・安倍さんの場合
 私は当時はネットでぼろくそに言われていた安倍さんが、今でももう一度再起して貰いたいと思っている一人です。
 然し私は、安倍内閣に対して、小泉改革の継承でなくて見直し、または脱却とすること、国の情報機関設置を言う前に、内閣の情報収集、解析システムを構築してお友達内閣→裸の王様にならないようにと投書しました。
 結果は小沢さんから安倍さんが見落としていた、小泉改革の負の部分を突かれて参院選で大敗しました。 (勿論テレビの赤城さんの「絆創膏報道」に象徴される猛烈な反安倍さんのキャンペーンもありましたが。)
・麻生さんの場合
 私は麻生さんの選挙区の区民で彼の人柄の良さ、所謂「川筋気質」の親切な人達でも人に対する物言いのきつさも知っていますので、彼はやはり「野に置け」の人である書いて来ましたし、麻生政権末期に、もし次期の衆院選で敗北したら、彼の公務員制度改革でへの弱腰が原因だったことを知るだろうと投書しました。
 事実は残念ながら私の心配した通り、衆院選で大敗しました。 (この場合も反麻生キャンヘーンの酷さは皆知っていることです。)
 そして選挙後から今までの世論調査では(ボロが出始めた)民主党の公約を変えても良いと言う優しい意見が大勢を占めて来ました。
 国民は麻生政権でなし得なかった、民主党の政治主導の政策を強く支持しているのです。
 情報源は新聞・テレビ、本屋での立ち読み、ネット位しかない不勉強の私でも、物事を直視し、是々非々を貫いていればたまにはまぐれ当たりすることもあるのです。
[物事を直視しようとしないマスコミ・政治家・専門家]
 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」で、色々の利権を持つ宗教法人の権利売買が半ば公然と行われている問題を取り上げていました。
 それに対してバネルの人からこの問題が国会で取り上げられかかっても、結局は大きな勢力を持つ宗教法人の抵抗で一歩も進まないと言っていました。
 新聞社なども営業上の理由から、宗教法人から広告、印刷などの受注を受けていれば、本来報道せねばならぬことしないことも多くあるでしょう。 (私は新聞もテレビも少なくも政治的な影響力を持つ宗教団体と縁をきるべきと思うのですが。)
 政治家や政治・経済学者も自分の飯の種を確保するためには、自分の意見に都合が悪い現実に目をつぶることも多いと思いようです。 (自分が主張してきた市場原理主義が間違いだったと認め、一部から反発を招いた中谷巌さんはごく稀な存在です。)
 然しそのために事を誤らせては、敗戦と言う貴重な然も大きな犠牲を払った経験を無にすることになります。
[せめてネット上では物事を直視して見ては]
 然しネットに投稿される人の大部分は、私と同じようにその立場に囚われず、物事を是々非々の立場で見られる気楽の立場です。
 仮に支持している人やグループに取って良いことは褒めるのは勿論ですが、悪い所は悪いとして指摘しなければ、政治家のように国の方向を誤らせることはないとおもいますが、少なくとも訪問者をミスリードすることになると思います。
 勿論言論の自由の時代ですから、一方的な特定グループの支持や反対ばかりしても批判する積りもありませんが、中には中立的な立場で是々非々を通すブログももっとあって欲しいとおもうのですが。
 私自身は今後とも、例え小ブログでも折角訪問される方達のためにも、出来るだけ物事を真っ直ぐに見つめ、私なりに正しいと思うこと書いて行きたいと思っているのですが。

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NHKの「日本の、これから「ともに語ろう日韓の未来」」

2010-08-15 12:38:40 | 情報、マスコミ

 私はNHKの中国、台湾、韓国の歴史問題を扱った特集番組は殆ど見ません。
 理由は制作者の主張に沿った偏った放送で見ていて、頭に来ることが判っているからです。
 然しNHKの「日本の、これから」シリーズは何故かブツブツ良いながら続けて見ています。
 今回は菅さんの談話の問題がありましたので、韓国の人達がどのような発言をするか参考のために最後まで見ました。 (もっともこれは談話の前に収録されたものだそうです。)
[今までと違って良かった点]
 今まではゲストの出場者を一目見ただけで、番組制作者の本音が判るNHKお気に入りの金子勝さん、内橋克人さん、どこから探してくるのか芹洋子さんなどでしたが、今回は映画監督の崔洋一さんは別として元首相補佐官の岡本行夫さん、ローソンの新浪剛史さんなどしっかりした意見を持つ人で安心して見ておれました。
 私は知らなかったのですが、京都大学准教授の小倉紀蔵さん、タレントのユンソナさんも割合に公平な発言をしていました。
[胡散臭いと思った点]
 韓国での調査の日本が嫌い71%、そして今後「日韓関係を前進させるために、何が必要か?」の答えで「竹島をめぐる領有権問題の解決」を挙げた人が70%を超える人、「歴史認識をめぐる問題の解消」・「戦後補償に関わる問題の解決」を上げた人も「30%」前後いたと、NHKの放送で知っていました。
 然し、「日本の、これから」ては何故か竹島問題と戦後補償問題はパス、「歴史認識をめぐる問題の解消」だけを取り上げたことです。
 普通に考えれば嫌いな理由の70%近くを占める竹島問題の双方の立場を討論すれば、韓国側の出席者の可なりの人が、日本側の主張にも一理あることが判ることで日韓親善に一歩前進すると思ったのですが。
 ここは今までのNHKの相手国の立場ばかりを強調するやり方から見てやはり、明らかに日本側に有利な竹島問題や戦後補償問題を引っ込めてたのは、「制作者の意図が今までの放送と同じ流れにあったのか」と勘繰られても仕方がないと思います。
[その他気付いた点]
・歴史認識の問題で韓国側から言われっぱなしの日本人
  歴史認識の問題では反日教育を受けた韓国側の発言が目立つ一方、日本側の発言は殆どなし。 (NHKの思う壺?)
 ゲストの小倉さんは弥生時代の歴史より、近代史の教育を優先すべきだと言っていました。
 私も賛成ですが、それにしても日本側出席者の韓国側に言われっぱなしのには呆れました。
 折角テレビに出るのだから、Wikipediaの「日韓併合」、出来ればTwitterや政治関係のブログみてくれば良いのに。
 韓国の人が、戦後朝鮮半島が分割されたのは日本の併合のお蔭だと言っていましたが、実際に分割したのは中国と米国です。
 その前に日本の併合当時の崩壊寸前の韓国政権の元、日本、中国、ロシヤの三国が勢力拡大を狙っており、もし日本が併合しなければ、今でも朝鮮半島は中国またはロシヤのものになっている筈だ位言う日本人がいても良かったと思うのですが。
 何故なら中国、当時のソ連は大戦の勝者だから韓国に返還する訳はないからです。
  NHKがそんなことも指摘も出来ない、歴史認識の薄いほんわかした日本人を選んだとは思いたくありませんが。
・韓国の厳しい競争社会とその落伍者による社会格差の発生
 幼稚園から競争が始まるという韓国は可なり行き過ぎだと思いますが、それにしても厳しい国際競争が待ちかまえている日本で、日教組の右へならえ、その主張の沿った「ゆとり教育」などやっておれば韓国、中国に置いて行かれるのは当然です。
 そしてその日教組の支持を受けている民主党政権。
 全高校無償化で、どこに行く当てもないがとにかく皆が行くからと、勉強嫌いな子を普通科高校に進学させた家庭にも、少ない国費を投じる政権。
 今までの人材と技術で売ってきた日本は一体どうなるのでしょう。
・競争社会と日本型経営
 サムスン電子やLG電子では、日本の官僚組織のようにピラミッド型になっており、昇進の度毎、遅れを取った人達は外に放り出され、その人達は非正規社員として拾い仕事をするしかなく、人口当たりの自殺者数も日本を追い抜いたそうです。
 日本、韓国の厳しい競争社会に就いて、ローソンの新浪さんは企業は雇用を通じて社会に貢献すべきだと持論を言って居ました。
 私もいくら厳しい競争社会でも、日本は日本流の経営をして行かねば、日本社会は成り立たないと思っています。
・岡本さんの纏めの発言
 番組の最後ではまとめとして岡本行夫さんが
・竹島問題は日韓で合意はないだろう、
・歴史認識問題はほどほどにして、経済環境も社会の構成も良く似ている、日韓が共同して中国に立ち向かわねば、日本も韓国も埋没するだろう、
と言っていました。
 岡本さんの意見は正論ですし、私も賛成ですが、果たして韓国の国民性とそれを考えないで謝るばかりの民主党政権では彼の言うようにうまく行くのでしょうか。
 また彼が指摘した竹島問題も両国の専門家を呼びその論議の模様を一般に放送すれば良いと思うのですが、今までのNHKのやり方を見ていると、やりそうにはありませんし、韓国側は公開討論は拒否するのでしょう。
  そして岡本さんの正論は通らないまま、ぎくしゃくした日韓関係がこのまま続くのでしょう。

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朝日新聞の公務員制度改革批判

2010-08-13 15:29:34 | 公務員制度

 昨日の朝日新聞の社説では、珍しく民主党政権の公務員制度改革に対する批判的な社説を書いていました。 (括弧内の黒字は私の意見です。)
公務員人件費―目先の策では減らせない 

 人事院が、国家公務員の給与について内閣と国会に勧告した。年間給与の1.5%引き下げもさることながら、労働基本権に関する言及が興味深い。基本権を回復して人件費を削減することが本当に可能か。民主党の主張に事実上、疑問を呈しているからだ。
 公務員は仕事の特性から、憲法で保障された労働基本権のうち団体交渉権を制限され、ストを禁じられている。その代わり人事院が民間の賃金動向を調べ、それにあわせるよう勧告する。
 民主党は、この仕組みの変更をめざす。昨年の衆院選では基本権を回復し労使交渉で給与を決めると公約した。総人件費を2割削減する方法としても労使交渉による給与決定を挙げた。
 だが勧告は、むやみに賃上げすれば倒産しかねない民間企業とは違い、国が労使交渉で給与を決める難しさを指摘。何のために基本権の制約を見直すのか、目的の明確化も求めた。
 現行制度でも給与は下がっている。さらに大幅に引き下げたいと交渉しても労組が簡単に応じるとは考えにくい(参院選前に総評、自治労、果ては悪名高い日教組の大会に出席してその方針を支持し、選挙で協力を求めた民主党政権が、自治労との団体交渉で果たして思い切った人員削減案を提示出来るでしょうか?)
 これに限らず、民主党の人件費削減案は首をひねりたくなるものが多い
 国家公務員を自治体に移す案も経費節減につながるとは限らない。確かに人件費は減るが、自治体に受け入れてもらうには、給与の財源を渡さざるを得ないだろう。   (地方分権に伴い、公務員を地方自治体に移すことで、人件費2割削減を訴えた民主党の公約のことを指摘しているようです。私も前から書いてきたことですが、正に朝日新聞の指摘するように、地方分権で公務員の人件費は削減できても、地方交付金など増加で国庫負担は全く変わらないのです。) 
 国と自治体が似た仕事を手がける「二重行政」をどう解消するか、それでどれほど合理化できるかを詰めないと効果は見えてこない。 (先ず進めねばならないのは官庁、地方自治体の合理化が先決です。これは天下り問題にも共通することで関係機関の合理化を進め、その済んだ所への天下りは認めねば、前にも書きましたが結局官庁組織のピラミッド型が台形になり、その経費が2割増えるという試算がでるのです。民主党政権はこれに対して事業仕分けと言う国民受けの良い手段を用いていますが、それがほんの上っ面に終わっているのは、それによる経費削減が1兆そこそこで終わっているのを見ても判ることです。やるなら民間企業並みに徹底的にやるしかないと思います。)
 原口一博総務相は、新規採用を約3千人減らす措置を15年間続ければ1700億円の人件費減になるという。だがそれでは若者の雇用が減り、年齢構成もゆがむ。弊害も十分考慮したうえでなければ有益な議論にはならない。 (このような批判が出るのは当然ですが、天下り禁止、自治労への配慮、 (それと私の提案のように関係部門の合理化をしても)、今の厳しい経済環境の中では一挙に出来ないので、原口さんの方式は仕方がないと思います。詰まり民主党の天下り禁止と公務員制度改革に整合性が欠けているのです。)
 勧告通り1.5%引き下げるか、さらに減らすか。閣内ではそんな議論が始まっている。来年度予算編成は厳しい。消費増税論議も避けられない中、確かに人件費を聖域にはできない。
 であればこそ急がれるのは大きな絵を描くことだ。その努力を怠り、目先のつじつまだけあわせていてはひずみが生じる。
 増税論議の前に率先することが不可欠だというなら、国会議員の歳費削減が先ではないか(この問題に就いては民主党・自民党など多数の党が公約に掲げている今こそこの論議を進めるチャンスです。そしてそれは今後の公務員制度を初め諸改革、必ず起こる国民に負担を求める消費税増税論議を進めるためにも、必ずやって置かねばならぬことです。)
 公約通りにできると言い繕うのは、もうやめた方がいい。求められるのはその場しのぎの策ではなく現実的な手段だ。実態を正直に説明し、地に足をつけた議論を始める時がきている。 (賛成)

[私の補足意見]
  民主党の公務員経費2割削減の公約のインチキ性?や自治労を支持母体に持つ民主党政権の自治労への団体交渉権付与の胡散臭さ、については産経は触れて居た記憶がありますが、私の講読している読売は今でもなお全く触れていないようです。
 私は衆院選、参院選のいずれのときも、少なくとも政権党と、政権を取る可能性のある最大野党の公約に就いては、もって徹底的に分析してその実態を国民に知らせる責任がマスコミ、特に新聞にあると思うのですが
 そうでないから、衆院選後の世論調査で民主党を勝たせ過ぎたと言う人達が多数を占め、そして国民の心配していた通り、大勝に終わった民主党政権の、鳩山さんの「国外、少なくとも県外」や、菅さんの消費税増税発言の迷走と言う緊張感のない、心ない発言が生れ、国の安全保障問題で大きな障害を起こしたり、また一年も掛からない内に首相が3回も変わる(自民党は3年に3回)かも知れないことになるのです。
 そしてそれらのために日本の信用がまた落ちることになりそうな気がします。
   マスコミは日本のために政権が道を誤らないようにもっと頑張って欲しいのですが。

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