普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「産む機械」発言で思う事

2007-01-31 21:32:46 | 政策、社会情勢
柳沢さんの「女性は産む機械」発言は確かにとんでもない発言で、インターネットやブログでも盛んにとり上げられているので、このこと自体についてコメントは省略し、これに関連して考えたことを書いてみたい。

1.安倍さんへ
1月21日の私のブログで、柳沢さんの選任と彼の「ホワイト・カラー・イグゼンプション」の法案保留についての彼の首を捻るような発言について書きました。
安倍内閣の支持率の低下
小泉さんの時からそうですが、彼がついてないのか、それとも彼自身に問題があるのか、何故か彼についておかしな事が続くようですね。。
彼にどう対処するのか知りませんが、どうかしなくてはまたいつか何をしでかすか判らないと思いますが。
 
2.小沢さんへ
新聞で柳沢さんのことで社民党の福島さんなどと塩崎官房長官のところへ申し入れに行く写真を見ました。
彼の失言の揚げ足をとっては政争の具としたり、議会運営で有利に立つには願ってもない材料と思いますが、この事自体はレベルとしては全くの低次元なことで、将来、首相になるべき人が自身で動くのはみっともないと思います。
第一、万が一自民党が野党になったとき、こんなことで安倍さん自身が、動くでしょうか。
社民党ならいざ知らず、人材豊富な民主党には、これについて動ける人材は何人もいると思います。
小沢さんには こんなことは下に任せて大きな政策論争をして貰いたいと思うのは私だけでしょうか。

それと、念のために言って置きますが、この前のように、こんな事で審議拒否などしてまた民主党の支持率を下げないようにした下さい。

3.女性の「責任」について
柳沢さんの発言は論議の余地のないことだか、その趣旨は少子化に向けて、女性の「責任」を問うたものとして、一考に値するものだと思う。

日本はマスコミを中心として国中が、強いものに厳しく、弱いものいや、過去虐げられたものに対しては甘い傾向がある。

例えば、いじめに関しての批判では、政府、与党、企業、教育委員会、学校、教師、家庭、生徒の順で攻撃の鋭さが鈍ってきている。
そして、「いじめ」の一番根っこの問題は家庭にあると判ると、急にトーンが下がってきて、最近は家庭への批判の声が殆ど聞こえて来なくなる。
そして「いじめ」にも大きく関係している、教育基本法改正や、教育再生会議の答申にについては、態度を一変して、鋭く迫って来る新聞社もあるようだ。

女性についていえば、過去に男性より弱い立場に置かれたとして何に付けても、「彼女らへの責任」を問う声は殆ど聞こえてこない。
一番の良い例は農村の花嫁問題で、嫁不足で困っている若い男性のことについては良く報道され、テレビに出ても、農村の人口の半分を締める女性が全くと言って良い程テレビの画面に出て来なかったのは不思議な現象だ。
考えて見れば、女性も立派な一人前の人として、農村を担う「責任」もあるのを無視した報道で、このような扱いはは一種の女性差別と思えなくもない。

少子化に関して言えば、勿論、種々の社会的問題もあるが、現実問題としては、出産そのものと、陣痛や生みの苦しみ、母乳の授乳など、男性がとって代われない負担を考えると、出産の意志決定には、やはり女性が一番大きな役割を演じ、またその特権があるのは当然でそれに伴う何らかの「責任」を感じて貰わねば、少子化問題の解決は難しくなると思われる

これについて思い出したことがある。
私たちの英語のクラスで、米国人の講師がいかに日本の女性が男性以下に扱われているかと熱弁を振るったあと、クラスの女性達にもし生まれ変わったら、結婚する相手に、日本人と西欧人のどちらを選ぶかと聞いた。
そして、全員の女性が日本人の夫を選ぶ方に手を挙げたのを見た、講師の唖然とした顔が今でも忘れられない。

これを書いている私は家では完全に妻の支配下にあるように、日本の殆ど全ての女性が少なくても家庭では、見た目には亭主関白のような家庭でさえ)、実質的には男性より優位の位置を占めているのだ。

い換えれば、女性にはそれだけの「責任」もあると言う事だ。

マスコミは柳沢さんの失言の追求は厳しいが、彼が言いたかった少子化の基本的な問題である「女性の責任」については農村の花嫁の例のように、全く触れようとしない。

しかし、マスコミがなにも言わなくても、野党が彼の失言を政争の具としてだけでしか取り上げなくても、女性が(その出る結論はどうであれ)少子化に対する自分の「責任」について良く考えて貰いたいものだ。
 
 女性の役割と少子化

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医療問題解決のために

2007-01-30 22:05:35 | 日々雑感

<<病名が判らぬため50もの病院をまわった人>>
二三日前あるテレビをぼんやり見ていたら「~を告発する」とか言う番組の中で、病院の問題を取り上げていた。
それによると女優の奈美悦子さんが「掌蹠膿疱症」とか言う非常に稀な病気で、50もの病院を廻ったが判らず、結局彼女自身がインターネットで調べた結果病名を発見し、その紹介する病院に行ってようやく完治したそうだ。

<<機械の修理と人の治療の似た所>>
私は半世紀の間産業機械の整備に携わっていた。
それは、機械の異常を診断し、それを修理する仕事で、人の体や精神を診断し、直す医者の仕事と良く似たところがあるので、かねてから医療の問題には関心があり、思わず引き込まれて見てしまった。

彼女の話しによると、病院を廻っている間に、色々のタイプの医者に逢ったそうで、病名が判らないと言うのはまだましで、鬱病と言われて憤慨したこともあったそうだ。

もと機械保全をやっていた者としてこれを聞いて気がついたことがある。

<<良い医師選択の必要性>>
1.機械の異常診断はを私共技術者の仕事であるが、それ以後の仕事の成果は、修理工の腕によって大きく異なること。
幸い私たちは彼らとの永年の付き合いで彼らの技術の程度や気性を知っているので何とか大過なく処理できてきた。

しかし、病気の場合は、素人である患者は、世界的に有名な名医から、自分の判らぬ症状の人を鬱病で片づける医師など、ピンからキリまである医師にその診断と医療を頼るしかない。
それで、医者の選択で以後の成果は決まってしまう。

私は盲腸から白内障の手術まで、過去4回手術を受けたが、一般的な病気だったことと、私の経験が生んだ考えで、全て地域の有名な医者に執刀して貰ったお蔭で、今までなんとか生き長らえている。

然し、多くの人の中には、単に家から近いからとか、昔からのかかりつけとかで、大きな病気でも治療を断る事が出来ず、そのまま治療をうけ失敗したこと話しを時々聞く。

<<病気の原因や病名の特定>>
2.私が関係したの機械保全の最近の問題は、日本製の機械が優秀な為と、運転技術の向上で、故障の頻度が大幅に減ってきて、若い人が異常現象に触れる機会がなく、稀に起こる故障に対応出来なくなって来ていることだ。
その対策として考えられたのが、「エキスパート」と言う機械診断ソフトだ。(同名の旅行関係ソフトとは別のもの。)

これは簡単に言えば、機械に起こる異常現象を集積し、それを統計的に取り上げて、故障の原因を推定するものだ。

技術者はは、異常が起きた時、パソコンの指示に従って、機械自身のデータや、異常現象を入力すれば、可能性のある故障原因を列挙してくれるものだ。
技術者はそれで大体と見当をつけてさらに調べて故障原因を突き止めて行く事が出来る。

奈美さんの場合、多分インターネット上の、データの検索が出来ると言う原始的な資料から適合する異常症状をを一つずつ非常な努力で調べ上げたのだろう。

もし、「エキスパート」のようなシステムがあれば、彼女でも数分、またはかかっても数時間で、考えられる病名やそれ専門の医師を探し出すことが出来ただろう。
医者なら尚更のことより素早くより的確な診断が出来るはずだ。
彼女が憤慨した医者でさえ、鬱病と思うが他にこれことの問題が考えられる位の返事が出来た筈だ。

機械の場合は機械の数は多いが、個々の機械で考えられる要因はいくら多くても数百件からせいぜい数千件内に限られるだろう。

人間の体の場合は、非常な精密機械のようなもので、且つそれに加えて心理的な要因も加わるので、もっともっと複雑で多くの要因があるだろうが、対象は当然人間に限られている。
(そう言えば女性を産む機械と言って、物議を醸している大臣もいた。)

進んだ医学界では、このようなシステムはもう存在している筈だと思うが、彼女が何カ所かの大学病院を含んで、50もの病院を廻っても判らなかったことから見ればなかったのかも知れない。
もしくは彼女を見た医者がそれを持っていなかったか、それを使う努力をしなかったからだろう。

仮にまだないとすれば、彼女が言わば非常な原始的なデータ・ベースでも、病名を見つけることが出来たということは、これらをパソコンの力を借りて発見出来るシステムがあっても良いと言う証明になると思う。

<<提案>>
そこで提案と言うかお願いです。

1.全国的な良い医者のデータ・ベースを作る

すでに、この種の本もあり、インターネット上でも、種々の情報が流れていると思うが、Linux や2チャンネルのように、医学界にも大きな影響を及ぼすような、 誰でも参加出来る、全国的な統一した且つ継続的なベースのデータの情報の集積と分析が欲しい。
何故なら、良い医者を探すのが、患者が自分の為に出来る唯一の仕事だからだ。

2.異常症状診断システムを作る。

工業界で使われている「エキスパート」のような、異常症状や患者固有のデータの入力により、病気の原因の特定や、病名発見、処理方法の指示が出来るシステムの開発と、その基礎となる継続的なデータ・ベースの集積とメンテナンスをして貰いたい。 
そして医師用及び一般用の両方のシステムが欲しい。

私などが出来るのはこの程度の思いつき迄です。
どうぞ、どなたか、能力と意欲のある方が考えて頂けませんか。
特に2.についてもしなければ医学界で検討願えませんか。
良く新聞を騒がす誤診防止にも役立つと思いますが。
もし既に有れば、その精度の向上と、掛かりつけの医師レベルまで配布と、一般用の簡単なものを作って貰えませんか。

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もし米国が~したら、または~しなかったら

2007-01-29 23:26:38 | 国際社会

1月29日の我々の英字新聞輪読会で次の様な文章に出会った。
破綻修復へのアピール

その概要は、内戦状態が続くイラクへ軍隊の増派を行なったアメリカ。究極的な破滅状態が懸念されるこの措置に、軍隊の内部からも批判の声が上がっているそうだ。

その中でブッシュ大統領はアメリカ各層の反対を押し切って、20,000人の軍隊を決定した。勿論これに対して批判が上がったが、そのいずれも力なくあいまいなものだ。
そして遂には一番の当事者である軍隊からも反対の声が上がっている始末だと
書かれている。

著者はいつも論理の飛躍があり極論を書くので私の嫌いなタイプだが、米国の多くの人が、今回の派遣に問題ありと思っても、激しく反対出来ないほど、そして兵士達が自分の職を賭してまで請願書を出す事態が深刻になっていることが文章の中から読み取れる。
これを見て、以前次のブログを投稿した事を思い出した。
  
米国の民主主義とは(6/22)

<<もし昔、米国がイスラエルの制裁決議に何度も拒否権を発動しなかったら>>
多分、当時の政権は次回の選挙で一部の有力者の支持が得られず苦戦したか、負けたかも知れません。
然し、イスラエルとパレスティナの紛争は今ではとっくに解決しているのかも知れないし、9月11日に多くの犠牲者を出さずに済んだかも知れません。

<<もし、米国が安保理の決議を無視して、イラクに先制攻撃をしかけていなかったら>>
多分、ブッシュ大統領は、次回の選挙で一部人たちの支持が得られず苦戦するか、負けるかも知れません。
然し、イラクでの戦争は避けられなかったかも知れぬとしても、米国兵士の戦死者は今より遥かに少なかっただろうし、イラクに平和がとうにがもう戻っていたかも知れません。
それと間違った情報に基づいて戦争を始めたことを認めねばならかった、醜態も世界にさらさずに済んだでしょう。

<<もし、イラクの政権が出来た今、米国がその軍隊と、開戦後イラクから得たと言われる権益を全て引き上げ、今後ともイラク政権への影響力を行使しないと決めたら>>
多分、ブッシュ政権は直ぐに転覆するか、次回選挙では大敗するのは間違いないでしょう。
然し、世の中で密かに言われているような、米国が民主主義の名のもとの帝国主義の道に突き進んでいる国だ?と言う誤った考えを一新するのには、絶好の施策でしょう。
そして世界の批判を浴びた戦争開始時の独断的行動やポカも帳消しにして、世界中の人たちがやはり米国は大統領の言うように大義を重んじる国だと、改めて見直し、世界のリーダーに足る国だと思うでしょう。

然し、ブッシュさんは当然のように軍隊を引き上げるなどしなかった。
そして、例にあげた著者の指摘するように、米国民が軍隊の増派に問題があると皆知っても、積極的に反対出来ないほど、事態は深刻なものになっているようだ。
そこで改めて以前書いたブログでの最後にかいた私なりの意見を書いて見たい。

<<グローバル民主主義を推進するために>>

 三番目の仮定は現実離れしすぎていると思いますが、世界のグローバル化、民主主義化を進めている米国が改めて、民主主義のクローバル化推進のリーダーとして、今後たとえ気にいらない議案でも、民主主義の原則に基づいて最終的には国連での多数意見に従うようにすれば、今までの経験してきた世界情勢よりもっと良い方向(米国にとっても、国連にとっても、世界にとっても、日本にとっても)に進んでいくのではないでしょうか 

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民主党の皆さんへ

2007-01-28 22:27:49 | 民主党

<<筑紫哲也さんが出馬??>>
テレビで民主党が筑紫哲也さんへ都知事選へ出馬を依頼していると聞いてはいましたが、そんな馬鹿なと思って聞き流していました。
何故なら戦後、海外旅行が解禁になり、多くの日本人が海外から帰って、日本の良い所を見直したと言い出したのを、「日本良いとこ症候群」と揶揄したときから、ずっと彼のことが気になっていたのです。
日本の良い所を見直して何が悪いのでしょうか
そして彼がのニュース・キャスター、評論家としてはマイナーな存在と週刊誌などから扱われているのを知っていたからです。
それが、今朝のテレビでまた彼の名が出たので、余計な話しですが、心配になってきました。

<<私の立場>>
何故なら私はブログでも何度も書いているのですが、無党派を自認するする私としては、自民党でも、民主党でも、国民新党(それ以外の党は除く)でも良いから、日本の為に政権交代を実現して貰いたいからです。
それでこの際、今まで何度か民主党に投書したことを含めてもう一度民主党への提案と実情を書いて見たいと思います。
お気を悪くするかも知れませんが辛抱して聞いて下さい。

<<前回の衆院選の大敗>>
1.前回の衆議院選の戦いぶり、小泉さんが民主党を攻撃しているのに、岡田さんは明後日を向いて、政権を、並べているのに気づきました。
私は地もとの民主党の候補者に、これでは選挙が負ける。
小泉さんが喧嘩を売って来ているのに対抗して、郵政反対者に刺客を立てた、独裁的手法を攻撃しろと言いました。

勿論、こんな投書は無視され、民主党は大敗しました。
小泉さんの政治手法の攻撃一本槍で戦った、国民新党が善戦をして相当数の、当選者を出したのを見るの私の見方も一理あったと思います。

<<前原前代表への投書>>
2.代表になった、前原さんに、また投書して次のことを提案しました。
勿論これも無視されたようで、結局次のようなことになりました。

<政府への攻撃の仕方>
(1)政府を攻撃するときは、先代の楢原さんのように、喧嘩上手な人を先頭に立てて、千軍万馬の自民党から逆に突っ込まれないように注意すること。
そして、その場合は代表は絶対に顔を出さぬ事

私の心配が当たって、例の偽メール事件で、喧嘩の上手くない人を立て、然も前原さんまで前に出てきて、攻撃するどころか、民主党は手ひどいめにあいました。

<議会の運営>
(2)野党の立場で議院の運営で、難しいこともあるだろうが、つねに国民を向いた行動をするように。
実際は審議拒否などの運営の混乱で、マスコミから叩かれて支持率をまた落としてしまいました。

小沢さんに変わってからも、社民、共産と組んだこともあったのでしょうが、教育基本法の審議でも前原さんの時と同じような審議拒否→参加など混乱させてマスコミの餌食になりました。

今後の選挙でも悪役のイメージが強い社民、共産との関係を見直さない限り、民主の票を減らす要因となるのは間違いないと思います。
社民、共産との共闘は政府攻撃の時だけに限るべきと思いますが。

<無党派層の取り込み、その考え方の分析、党内意見の統一>
(3)前々回の衆院選大勝で判るように、事実上の最大支持勢力である、無党派層の取り込みを図ること。
彼らの情報を常時つかみ整理、分析し、最大の支持勢力は無党派層である事、
そして彼らが何を考えているかについて、多くの考えを持つ人がいる党内の全員にに衆知させ意志の統一を図る事。

1)自民党のホーム・ページでも400字の制限ですが意見の聞く欄持っていますし、政府のメルマガは1000字まで書けるのに、民主党のホーム・ページは民主党の主張だけを並べるだけで、まるで昔の官報の様です。
これでは民主党は国民の考えや意見を聞く気はまったくないような気がします。
私は仕方なく私の考えをある党員のホーム・ページにメールを送っています。
そしてこれも含めて多分今までと同じに無視されつづけるのでしょう。

2)そして、旧自民系から、社民、日教組までの人達の意見の集約が出来ないままで、自民党からつけ込む隙を与えています。

<今後の問題の処理>
そして、こんどの都知事選の問題です。
Googleで「筑紫哲也」「都知事選」で索引すると、今これを書いている時点で、21,3万件ヒットしたことは国民の関心が高いことを示していると思います。
その内10件ばかり見てみましたが、いずれも疑問を投げるものばかりです。
民主党はもし、本当に彼に限らずマスコミ関係の人の起用を考えているのなら、国民がどう思っているか調べてみるべきです。
石原さんのような強力な人を相手では、誰を立てても負ける可能性もあると思います。
しかし万一、負けるにも負け方があると思います。
負けても民主党に深刻な打撃を与えない、もしくは何らかの形でプラスになる人を選ぶべきでしょう。

それから、一部の党員にも投書しましたが、教育基本法や教育再生会議の答申に対しての審議のあり方です。
単純に専門だからと言って日教組出身の人などを選んで、民主党のかねてからの主張とかけ離れた発言をさせて、また民主党の支持率を下げさせないようにして下さい。

<<国民に密着した民主党>>
今までの文章の中に、自慢と取られるところもあるかも知れませんが、傍目八目が当たることも時にはあり、また私の投書には私の廻りの多くの人達の意見も入っています。
民主党は運営の方向を誤らないためにも、念のためにお客さんである国民の意見を聞き、反応を知るべきです
議会運営や選挙のベテランが必要なのは勿論でしょうが、どうか世の中とかけ離れた存在にならぬように、政権交代を目指して頑張ってください。

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「いじめ」問題についての纏め

2007-01-27 17:00:08 | いじめ

月26日にNHKの九州全域向けの放送で「いじめ」の問題に関する放送があり、多くの学校関係者の間の討論があった。
印象から言えば、なんとなく方向は見えかかっているが、これと言った解決策もないようだった。
教育再生会議の答申もいじめっ子の出席停止以外には、決め手がなさそうだ。
出席停止さえ多くの批判が出ている。

私も何度かブログに「いじめ」について意見を書いていたが、放送や答申に見るように、問題が複雑で難しいため、いろいろな対策が考えられる中で、特にポイントの点に絞って改めて纏めてみることにした。

<<いじめなど殆どなかった戦前>>
私の経験した戦前のT尋常小学校からY高等小学校(今でいう中学校)、Y工業学校(今で言う高校)、までの間、クラスの友達に朝鮮の人や、当時まだ、差別をされていた人達の子供もいたが、「いじめ」を見聞した事はなかった。

私自身も貧乏な家庭の子で、弁当はのおかずは鰹の削り節に醤油をかけたもの、汚れた服装、袖には鼻汁をこすった跡、人見知りする気弱な子と言う、今なら恰好のいじめのターゲットになりそうな私でさえいじめられた経験は全くなかった。

今で言う高校時代には、所謂、硬派という悪餓鬼がいて、よその学校の生徒達との喧嘩に明け暮れていたが、自校の生徒には絶対に手を出したりいじめをする人はいなかった。

<<いじめがなかった原因>>
実は前このことを書いた私のブログに、私と近い世代の人から、ひどいいじめを見聞したコメントがあったが、私の経験したのと違った環境だったのだと思う。

1.開放的な土地柄であった。
当時は、Y製鉄を中心とする発展途上の工業地帯で、多くの人が流入すると言う、割合開放的な土地柄もあった。

2.子供達の価値観
九州男児と言われる土地柄で、男の生徒の場合、男らしいことが尊ばれ、弱いものいじめをしたり、集団で一人をいじめるなど「卑怯者の仕業」と思われていた。
そして子供ながら皆プライドを持っていたようだ。

もし誰かがいじめに近いいたずらをしていたら必ずがき大将が出てきてそれを止めていた。
また、いじめっ子など、いくら強くてもがき大将にはなれなかっただろう。

女生徒の場合は、他人への思いやりや優しさ、良く気がつくなどのある子が大人達から褒められて育っていました。
しかし、男女が別れて遊ぶ習慣で、男である私は、女の子の社会でいじめなかつたと思うが、正確には知らない。

3.開かれた子供社会の存在
家庭の中にも小さな子ども社会があり、社会の中では子ども達の遊び仲間がおり、地域の大人達から見守れながら遊んでいて、自然と団体生活になれていた。

<<「いじめ」が起こったときの対処法>>
私がいたY高等小学校の頃「講堂修身」と 言うのがあった。
学校内で何か問題があると、生徒全員を講堂に集め、約一時間、先生の何人かが交代で、生徒全員に「気合」を入れるのだ。
そのころ前に書いたように「いじめ」など殆どなかったが、「いじめ」の場合にはこのような処置をとっただろう。
いじめ側、いじめられ側も特定せずに、全員集めるのだ。

先生は教育に非常に熱心で生徒達にも人望がある人が何人か選ばれているようだった。
「いじめ」の場合はこんなことを言っただろう。

弱い者いじめしたり、多人数で一人にいじめをするのは卑怯者だ。
いじめを見て見ぬふりをするのも卑怯者だ。

自分に気に入らぬ人をいじめる人、人の心の痛みの判らぬも人、心の狭い人間だ。
冗談でからかっても、相手が嫌な顔をしたら直ぐ止めろ。
それが相手への思いやりだ。

もし、このような生徒がそのまま社会に出たら皆から爪弾きにされたり、落ちこぼれになるに決まっている。
学校はそんな生徒を一人でも出したくない。
だから学校からいじめを根絶したい。
もしいじめの兆候があったら、無記名で良いから学校の誰にでも良いから、教えろ。

これだけ先生達が言って、もしまた問題が出たら、学校が出来るだけ君たちを守るが、どうしても手におえぬのについては、警察に通報する。(やむを得ない時は本当に実施する。)
何故ならいじめの中には、社会では恐喝、名誉棄損、セクシャル・ハラスメントなど犯罪になるものが多い。
学校も治外法権でなく、日本の法律を守らねばならぬからだ。(
学校としてこの倫理観を本当に持つ)

そして、同じような問題がまた起きるたびに、全員がいじめが悪い事、いじめをする人が、人間として恥ずかしい事を皆が判るまで、何度も何度も「講堂修身」を繰り返すのだ

このやり方の良い所は、
1.従来の人の生命は尊いなど、奇麗事ばかりの教育からネガティブ面からの話、生徒達の生活に直結した話しになる。

2.いじめに関係して個人を特定しないので、思い切った話しができること。

3.いじめっ子が全校生徒の中で自分の悪い事を聞かされることは、内心で恥ずかしい思いをさせられる。
しかし、人物を特定されていないので、皆の面前で本人が辱めを受けることにはならない。

4.いじめは卑怯者のすること、思いやりとうの美徳が生徒の心の中にしみこむ。(教室での教育とともにこのことが生徒の心の中にしみこむまでやる)
5.普通の生徒まで何度も「講堂修身」に呼ばれることは、いじめっ子への反感となり、学校へのいじめの通報が増すことを彼らが気がつくこと。

6.教師がいじめ防止に団結してることを示す。

何回か「講堂修身」を繰り返す内に、生徒達も次第にいじめの本質に気づき始め、いじめっ子への皆の見方も変わって来て次第にいじめが減ってくると思う。

<<いじめ防止の方法>>
私の小さな体験は次の事を示している。

1.「いじめ」はあるものだと決めつけずに、「いじめ」のない学校を調べる事。
テレビに良く出てくる夜間中学校でいじめなどあるだろうか。
そしてその学校の環境や対策も検討すること。

2.今盛んに言われている、国際化にも関連して、変わった服装、考え方、習慣を持つ人を認め、分け隔てなくつきあう事の大切さを教える。

3.「いじめ」は卑怯もののすることで、恥ずかしいものだとか、思いやりの大切さを幼稚園のときから教え込む。
恐らく関係者(教育再生会議の人達さえ)がこの事くらい皆知っていて大声で言わないのは、過去の軍国主義と結びつけられるのを恐れているからと思うが過去の美徳は、教育界にも思い切って取り入れるべきと思う

4.子供社会をより広く開かれたものにする。
地域、父兄、教師の子供と触れる機会を多くする。(恐らく学校を自分達の影響力下に置きたい日教組系の教師は嫌うだろうが)

昨日のNHKの地域放送でも「チクリ」の必要を認めるべきだと言っていたが、その言葉の持つ卑劣な感じは密閉空間である子供社会から別の空間?の教師への通報が卑劣と生徒が思っていることから生まれた感じだ。
だから子供と教師、地域、父兄が生徒と同じ空間を共有すること(実は当然のこと)からこの卑劣感はなくなり、問題の学校への通報への抵抗感がなくなる。

5.私の経験した「講堂修身」(名前などどうでも良いが)に似た形式で、いじめっ子、いじめられっ子の自尊心を傷つけずに物事を解決する方を考える。

地域のどこかのテレビで、F教育大の付属中学でこれと似た事をやっていたのを見た。
それは今らしく優しいやり方でしかも一回限りかも知れないが、「講堂修身」はもっと激しく生徒話し(隠れいじめっ子には厳しく感じる)、ことの起こる度に何回もやる違いがある

勿論「いじめ」がこれだけでなくなるとは思えないし、私も他のブログでも色々書いているが、少なくとも何らかのヒントにはなると思う。

参考資料
私の考えるいじめ防止策

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日教組の教育再生会議1次案反対

2007-01-26 21:28:04 | 教育

1月25日にについて書いたが、1月26日に次のような報道があった。
朝日新聞が「教育再生 見切り発車は危ない」と言う社説を出した。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
昨日の毎日新聞のケチばかり付けた、読むに値しない社説に対して、朝日新聞にしては、珍しく穏当な表現に終始している。
これにはつぎの参院選対策だ一言はあったが、それも事実だろうし、私の言う対案、提案らしいものも書いてある。
私は改革案そのものに対してとやかく言うつもりはないので、同社の社説に対してのコメントは省略する。

問題は同じ日にあった日教組からの反対の読売新聞報道だ。

<<日教組の議1次案反対>>
日教組、教育再生会議 1次報告を批判
日教組は25日、教育再生会議が纏めた第1次報告に関し、公教育を「機能不全」と決めつけ、「規範意識」で子供を、「教員の質の向上」と称して教職員を管理するものだ。
「ゆとり教育」の検証はされておらず、授業時間の増加などの安易な解決策は学校現場に混乱を持ち込むだけだ」と批判する中村書記長の談話を発表した。 


1.日教組の発言に対するマスコミの取り扱い
読売新聞で上記の報道があったので、念のため同社、朝日、毎日の記事をインターネットで調べたが、全く出ていなかった。
ただ、日教組の加入者が過去最低の28%前後、組合員数は、最盛時の半分の30万に落ちたとは読売、毎日の二社が報道していた。

これは教育専門家集団のはずの日教組の教育制度についての意見が、マスコミにとっては軽い存在になっているような気がする。

2.次はその批判の内容
(1)公教育を「機能不全」としているが、日教組もそれに大きな役割を果たしてきたのではないか

(2)「規範意識」で子供を管理すると言っているが、子供が規範意識を持つことが何故悪いのか。
それ以外の方式で現在、組合員が苦労している教室の管理をどうするのか、具体的に示すべきだ。

(3)「教員の質の向上」は何故いけないのか、今の教師の質で良いのか。
質の向上策について対案があるのか。

(4)「ゆとり教育」の検証がされてないと言うが、日教組はその検証をしたのか。ゆとり教育に関しての教師の取り組みや、その目玉である土曜日の活動に教師がどれだけ参画しているのか
学力不足に対しての対策は等々、多くのことに対しての教師、日教組の責任はどう考えているのか。

(5) 「授業時間の増加などの安易な解決策は学校現場に混乱を持ち込むだけだ」と言うが、これに対して北教祖の小樽支部のように、日教組が口出ししなければ、混乱は起こらない筈だ
学力不足を補うために、安易でも授業時間を増やして何が悪いのか。
今の時間で学力を伸ばす方策があれば、日教組で出すべきだ。
それとも、今の学力で良いと思っているのか。

以上私がくどくど書いたが、一言で言えば、日教組の反対は、昔、日教組が全盛時代の、社会から孤立した密閉空間であった時代の学校だけに通用する時代遅れ、浮世離れた発言のような気がする。
昨日も書いたが、このままでは日教組は社民党のように、じり貧におちいり、数%台の加入率になるような気がする。

<<民主党にお願い>>
これから国会がまた始まります。

私は、無党派ですから、自民、民主どちらでも良いから、是非、政権交代が出来るようにな国にであって欲しいと思います。
民主党の人達も勿論それを切望していると思います。

党内に日教組出身の人が5人もいるそうですが、国民に悪評嘖々の日教組の出身の人達に、今国会で前に書いたような浮き世離れした発言をさせないで下さい。
そんなことをすれば、政府を攻撃しているつもりが、却って自民党を喜ばせるだけだと言う事を忘れないで下さい。

何故ならそれで民主党の支持率がまた落ちるからです。

そして、喧嘩上手な自民党は、彼らの発言を次回の参院選に持ち出してくるのは間違いありません。

どうぞ天下の民主党がじり貧の日教組と抱き合い心中するような事態を絶対さけて下さい。

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教育再生会議の1次案答申

2007-01-25 21:41:31 | 教育

教育再生会議の1次案答申の発表された。
案の定各方面からの反対、批判、冷やかな反応が新聞紙上で報道されている。

<<答申に対する関係者の反応>>
自民党の文教族→素人考えで法案の中身を決められたら迷惑だ。
ゆとり教育を否定するとこれまでやってきた人間の向上改革に繋がらない。
塩崎官房長官→報告は閣議決定になじまない。
伊吹文科大臣→中央教育審議会に掛けるのが筋だ。

以上については首相または総裁の意を受けて、その前向き問題点あればそれを解決し、その実現に邁進するのが筋ではないか。

中央審議会副会長→中教審答申を再生会議が補強してくれたと冷やかにに語る。

ゆとり教育提唱→学力低下→学力向上策提唱→英語教育提唱と二転三転した答申で安倍さんの信頼を失わせ、再生会議を作らせたことを忘れている。

 これでいいのか中央教育審議会 

読売新聞社説→
国民的議論のたたき台ができたと、全般的に好意的な見方で特にゆとり教育と週5日制についての提言を評価している。
朝日新聞社説→記述なし。Why??
毎日新聞→教育再生提言せいては百年の大計を誤ると、徹頭徹尾、問題点の指摘だけWhy??

[ゆとり教育について]
親→脱ゆとり教育評価
学校→授業時間を増やしてもすぐに学力向上に結びつくかは疑問だ。
教員の質向上対策に対して教員にあせりが生まれれば、子供を追い詰めることになりかねない。
    

<日本テレビの朝の報道>
今朝の日本テレビ→この問題を取り上げていて、現役教師4人の意見を聞いていたが、批判ばかり、義家さんの奉仕活動導入の説明にに対して、いつも帽子を被っているコメンテーターがそんな時間があるなら、子供の個性をのばすほうに使うべきだと言っていた。
今までその方向で、学校教育が行われていたが、学級荒廃にはなっても、実を結ばない現状を忘れている。それを言うなら具体的な対策を述べるべきだ。
ただ一人だけ、教育予算を増やすべきだと言っていたが、このような具体的な提案は歓迎だ。

<<私の提案>>
それで提案です。
1.批判する人には必ず対案を要求しよう
批判のあることは委員の誰で知って案を出したものだと思う。だからその上の批判からそれ以上何も生まれない。
安倍さんは、政府、与党からの対案の出ない批判は無視して貰う。
マスコミは批判した人に必ず対案を聞き出すようにし、それを報道しよう。

某新聞のように、批判記事だけ出しても政府攻撃に役立つかも知れないが、国のためには一文にもならない

2.現実無視の奇麗事は止めよう。
(1)ゆとり教育導入時の文部大臣が、今まで百点満点で平均70点しか取れないのなら、教える範囲を絞って全員が70点取れるようにするのだと言っていた。
然し、70点の内容を、100点に満点に決めれば、その70%、つまり以前のレベルで言えば70点×0.7の49点で満足すると言う生徒(それと教師?)の心理を無視したのが学力低下の最大原因だ。
 これでいいのか中央教育審議会

(これと逆の例が厳しい入学試験が高校生の学力レベルの維持、向上に役立っていることだ。) 

(2)週5日制にして、土曜日は地域や家庭で創造的な活動や個性を伸ばす建前だったが、地域や家庭の教育力が殆ど無い事を無視していた。
しかも現役の教師がそれに参画しないため、結果的に教師の教育責任の放棄となり、教師のゆとりをまし、労働時間の減少→実質的な賃上げに終わってしまった。

一方家庭から言えば、(1)、(2)のため塾や私立校通学のための家計の増大と教育格差の拡大に終わった。

上記二例のような奇麗事では、事態を良くするどころか、悪化させる可能性があることを忘れないようにして貰いたいものだ。

3.グループ内で具体的な提案を検討作成しよう。
文教族、文科省官僚、学校関係者(特に教師)、教職員組合の人達は、再生会議の人達を素人などと馬鹿にせずに、自分達の専門性を活かして、独自の案を造り公表して、再生会議の答申とぶっつけて、その良い方を取り上げるように提案しよう。
反対ばかりでは何も生まないどころか、悪役のイメージを貰うだけだ。
官僚や教職員には是非産業界で採用して成功している、小集団活動を取り入れよう。
学校事務の合理化を考えませんか 12/14

4.安倍さんへ
前にも書いたが、
(1)経験や力不足を補うために、与党内からの明らかに不当な圧力に対抗出来る、肝の坐った副首相的な有力者を閣内に入れる

これで、次期総裁選で自分が不利になるどなどケチな考えを止める。
仮にその為に負けても次に安倍さんがカムバックすることが日本のためになると思う人も多いはずだ。

(2)
不適切な発言する閣僚に対する指導を厳しくする。
場合によっては思い切り更迭する。
 安倍内閣支持率低下の原因

参考資料:
教育再生会議がおかしい 12/24
教師の締めつけよりも教育環境の改善へ12/19 
私の考えるいじめ防止策 12/3
へんてこな保護者も教員の評価をするのでしようか 11/28
いじめへの教育的配慮ではいじめは根絶出来ない 11/14
 いじめをなくす方法 11/12
 
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いじめ調査に反対する教職員組合

2007-01-24 21:56:21 | いじめ

1月24日の読売新聞の報道を見て驚いた。
まずその概要を見て頂きたい。

 「いじめ調査に協力するな」北海道教組が支部に通達
 北海道教育委員会が昨年12月に行ったいじめ実態調査に対し、北海道教職員組合(北教組)が道内全21支部に、協力しないよう「指導」していたことが23日、明らかになった。

 多くの学校では協力したものの、小樽市では、教員が調査回答や回収を拒否。このため市内の一部の学校では校長が保護者に直接、回収協力を求める事態になった。

 小樽市教委によると、実施前、北教組小樽市支部から「協力できない」と通告された。「現実と向き合い、調査結果を指導に生かすことが必要」と説得したが、支部側は「調査結果がどのように使われるか不透明」「調査を実施することでいじめ問題が早期に解決するかどうか見えない」――などとして協力を拒否したという。教員らが協力を拒否した学校では校長、教頭が回収を代行。市教委は昨年12月26日までに全校から回収したが、教員からの回答率は3割にとどまった。

 北教組本部の小関顕太郎書記長は読売新聞の取材に対し、調査への組織的な非協力を文書で指導したことを認め、「いじめの実態は学校現場で把握し、対応している。全道一律の調査は必要ない」などと話している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070124i501.htm
(1月24日 読売新聞)

私は前のブログで、日教組はゆとり教育、週休5日、学力低下、いじめなどに、教員が直接関係する問題に知らぬ顔をしている、そして彼らが動き出すのは、教科書採択のときだろうと予測していたが、こんなことで動き出すとは思いもよらなかった。
案の定2チャンネルは忽ちこの話題で花が咲いている。

!!!日頃評判の余り良くない教育委員会の「現実と向き合い、調査結果を指導に生かすことが必要」の言い分は筋が通っているように見える。!!!

???一方、小樽支部の「調査結果がどのように使われるか不透明」「調査を実施することでいじめ問題が早期に解決するかどうか見えない」の発言、北教組本部の「いじめの実態は学校現場で把握し、対応している。全道一律の調査は必要ない」の発言の趣旨を理解出来る読者はおられるだろうか。???
これでは反対のための反対としか見えて来ない。

北教組本部の意志に反して小樽支部以外の全ての教師が調査に協力したのは当然だ。

百歩譲って、北教組が反対するにしても、大きな問題となっているいじめ防止に対して、誰でも納得出来る、良心的且つ建設的な対案を出すのが、教育に責任のある組合の指導者が、組合員の信頼を得る唯一の道だろう。
それをただ!!!反対!!!だけで済むのだろうか。

日教組の組織率は激減しているそうだが、これでは益々普通の教師から見放され、いずれ社民党と同じ僅か数%の組織率の道を辿っているような気がするのは私だけだろうか。

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定年後も充実して生活を送る為に

2007-01-23 22:15:41 | 日々雑感

<<定年後暗い生活を送る人達>>
昨日のテレビで、老人の万引き率の増加についての放送がありました。
その一番の理由は少ない収入、次は孤独感とか自分はもう役に立たないのだという気持ちから来る疎外感による精神的なことだそうだそうです。

収入については貧乏人の私がとやかく言える立場でありませんが、次の精神的な問題について聞いて下さい。

精神的な問題で犯罪を犯すなどは極端ですが、定年後の生活状態によっては孤独感とか疎外感を感じることはありがちなことと思います。
定年直後には漠然と感じ始め、歳が進むほどそれが強くなり、70台に入って絶望的なほど強く感じる人もいるのでしょう。

<<頑張っている初老と老人>>
最初に私たちの英語のグループのことを聞いて下さい。
50台後半から私のように80台前半の所謂初老から老人ばかりです。

英語力を活かして外国からの留学生の日本語会話教室を主宰している人。
学生時代の演劇活動で照明を担当した技術を活かしてまだ現役で勤めている人。
公民館でパソコン教室を立ち上げ主宰したり、国際協力活動に参加している夫婦。
まだ現役でやっている自営業者。
クラシック・ギターの教室の指導をしたり、市の各種の活動に参加している人。
週に三~四回も山に出かけるなどその道では現役状態の人。
そして皆で英語だけでなく、いやそれ以上に日本語のお喋りを楽しんでいます。
また彼らの多くは英語以外の趣味や、個人的な外国旅行を楽しんでいます。

かく言う私は82歳迄、常勤のボランティアの仕事の他、4つの趣味を持っていました。
ボランティアから解放されたのを期にこのプログを始めたのと、加齢による能率の低下で、気分的には前より忙しくなったような気がします。
私はグループの人達のように、先頭を切って行くのは苦手なので、川柳は清書、クラシック・ギターは伴奏専門で気持ちばかりのお手伝いをしているつもりです。
英語の場合は、教師がいないので、原書を読んだ経験が人より少し長い私は難しいところで時々口を出す程度の会の運営に協力しています。
(但し会話、特にヒアリングとなるとまったくさっぱりです。)

<<頑張っている初老と老人の特徴>>
私どものグループの人達を並べて見て気づいたのは、

1.若いころ習った英語や技術や趣味をを今でも持ち続け、活用している。
他の人に聞いた訳ではないので自分の趣味の英語、ギターの例をあげると、20台から始め仕事の都合でのめり込んだり、まるで練習しなかったりしたけれど、今まで持ちこたえて来た。

2.継続は力なり。
英語の会でも、若いころ戦時中のため殆ど英語など習わぬまま、いきなり会に飛びこんだ人が、これと言った特別の勉強をしていないのに、約15年間、会に出続けるだけでも高校卒以上の読解力を身につけている。

3.会で勉強した英語を使って、海外留学生の世話をしたり、JICAの研修生のホーム・ステイのホストになったりして、国際交流に努めている。

<<定年以後どうするか考えている人達へ>>
1.体が丈夫で、チャンスがあればまた別の仕事につきましょう。
今頃遊ぶなぞ自分にとっても国にとっても勿体ないです。
そしてその間以下のことを考えて準備して置きましょう。

2.仕事で得た技術や、ノウハウなど錆びさせないで下さい。

3.仕事ばかりにかまけないで、何らかの趣味や本業以外の仕事をとぎれ途切れでも良いから持ち続けて下さい。

4.1から3はきっと定年後に生きてくるはずです。
そして、定年後に必ず襲ってくる孤独感とか孤立感の解消に役立つと思います。

5.そして定年になったら一人でやらずに何らかの会に入って皆と一緒に本格的に練習しましょう。
その理由は
(1)独りでやっていると自分で妥協したり挫折する可能性が高い。
(2)定年後小さくなく生活空間を出来るだけ大きくする。
為です。

6.現役のとき特に苦労した人程、止めたら何もしないでのんびり過ごすことを考えている人がいます。
いきなり何もしないで過ごすて病気になる人が多いようです。
これが続くと、体や精神的な衰えが、定年後も働いたり、地域の活動に参加している人に比べると早く来るようです。

7.もし定年後に何かしようと思っても、何の趣味もその経験もない人もいるかも知れません。それでも良いのです。
上手な人達の中に入るのは少し気後れするでしょうが直ぐ始めて下さい。
その内にだんだん上手くなってきます。
趣味の種類や、練習の程度でも違いますが、10年も継続してやれば、一応のレベルになり、グループの中心人物になるのは間違いありません。

そしてその10年後と言えば、70歳前後の何もしない人が孤独感、孤立感などに絶頂に達する時期です。
そのとき貴方はグループの中心人物として何らかの形で皆のお世話をすることができるでしょう。

 <<地域の老人会への参加について>>
1.地域の老人会に入り、地域の活動に参加しましょう。
地域活動に参加と言えば奇麗事に聞こえますが、良い事ばかりではありません。
善い人もいれば、中には偏屈な人、厚かましい人、威張っている人もいるかも知れません。

会社内の人間関係のストレスから解放されて何を今更また人間関係に悩まされるとこに入るかと思うのが普通です。

しかし、皆、特に男性の場合、ストレスの全くない家の中にもぐり込んでしまうと、完全に外界との接触がたたれることが多く、(差別用語だそうですが他の言葉が出てこないので)ぼけになる確率がそれだけ増し、奥さんの世話を煩わすことになります。
適度のストレスはぼけ予防の薬と思いましょう。

2.自分はまだ老人会に入るほどの歳じゃないといって入会を断らないで下さい。
その内に本当の年寄りになったときは、もう今更入会し難くなってしまいます。
そして上記のような道を辿る可能性が多くなります。

<<定年予備軍の方達へ>>
どうぞ今のうちから計画を立てて、定年後も輝かしい、カラフルな毎日を送られるよう祈っております。

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車内で化粧する女性

2007-01-22 22:14:37 | 日々雑感

電車やバスの中で女性が化粧をするのはすっかり見慣れた光景になった。
何故そんな女性が出てきたのか、そしてその問題点は何か考えてみた。

<<狭くなった彼女にとっての生活空間>>
1.次のような理由で小さな生活空間で生活することに馴染んでしまう。
(1)子供の小さい時から個室を与えられる。
(2)少子化で家庭内、地域でのでの子供社会が無限に小さくなる。
(3)学校に行くようになると同級生だけの社会になり、家では反抗期のため個室に閉じこもる。
(4)会社に行くようになると、職場の人達だけの社会になり、帰社後は家の個室に入るか、独立して自分の城を持ち、コミュニティーとは無関係の生活を送る。
(5)家庭を持つと、専業主婦の場合は、家の中だけ、ご近所との付き合いはないか非常に限られる。  
共稼ぎの場合はそれと職場と家だけしか生活空間がない。

2.電車やバスの中に自分だけの密閉空間を持ち込みそのなかで化粧をする。
車内の人達は獣か樹木か箪笥か机と同じだと思う。
いや[狸さえ人目を避けて化けるのに]の句ではないが、狐や狸でさえ上の例えに上げられて憤慨するかもしれない。

3.この現象は男性の場合も似たりよったりで、私どもの田舎者が東京内の各駅で奇異に感じるのは、立派なサラリーマン風の人が、ゴミ籠から新聞紙を引っ張り出して読んでいる風景だ。
彼らが会社の中でこのようすことをするだろうかと考えると、やはり大都会では会社や家庭の外にいると、自分だけの密閉空間にいると錯覚しているのに違いない。

4.家庭で携帯電話で彼氏と電話しているのを親が立ち聞きしているのを見ると、プライバシーの侵害などと騒ぐだろう若い女性が、電車の中で携帯で平気で大声で話しているのを見ると、私の密閉空間説もそう突飛なもので無いような気がする。

5.タレントや会社で重要な地位を持っている女性の場合は、多分余程のことでは無い限り衆人環視のなかで、絶対化粧をしないだろう。
何故ならそのような人達は、車内で化粧する人達より大きな生活空間をもっているからだ。

<<羞恥心の欠如>>
少なくとも私たちの世代以前は、化粧など見られるのは恥ずかしいものだと思われていた。
だから浮世絵の化粧している女性の絵から、そこはかとないく羞恥心を感じから一層男性に取って魅力を感じるのだ。

現在の一部の女性は、車内の化粧など恥ずかしいと言う考えすら消えてしまっているようだ。
車内での誰が見てもOKと化粧する女性など、余程変質の男を除いて、男性、女性を問わず誰が魅力を感じるだろうか。

東京の駅で屑籠から新聞を拾っている男性が、故郷の駅で同じ恥ずかしい事をするだろうか。

米国の文化や価値観が導入されて、万事開けっ広げになったのは、さっぱりして良い所もあるが、日本古来の羞恥心が消えかかっているのは残念だ。

<<羞恥心の欠如と狭い生活空間のもたらすもの>>
はお天道さんが見ているから恥ずかしい事は出来ないと言う考えが広く浸透しており、つまり自分の良心に対して恥ずかしいと言う考え方だ。
それが今より遥かに悪い昔の生活環境でも、今より遥かに良い社会環境を保っていた原因だと思う。
いやもっと素朴な幼児のころ皆持っていた羞恥心だ。
それが成長とともに消えて行くのは仕方がない面もあるが、全く消え去って、無神経な、ど厚かましいだけの人間になっているような人を見るのは残念だ。
見てくれは非の打ち所のない男性や女性の言動に少し触れただけで、がっくり来た経験をした人も多いだろうし、特にその反対の性の若い人にとって不幸なことだろう。

今では、恥の観念が乏しい人が、自分に不利で無い限り、人に迷惑も考えずにやりたい事をやる考えは、今日本が抱えている深刻な問題の原因の一部となっている。

手つかずの対策を良い事にやりたい放題のいじめ、法律に引っかからない限り何をしても良いと思う企業の金儲け、警察に見つからなけば良いと思って犯す犯罪や飲酒運転、一時の感情に駆られた家庭内殺傷時件などの増加と羞恥心の欠落と大きな関係があるように気がする。

そしてそれを悪化させているのは、狭い生活空間だ。
いじめに対して狭い生活空間からから脱却出来ず生命を断つ生徒、ことが起こった時に会社内の事情だけて処理し社会から反発を招き窮地に陥る会社、コミュニティーから孤立した家庭内のトラブル、それを家庭と言う密閉空間で悲惨な結果に終わる親子や夫婦
(昔ならご近所のお節介やが何かと手や口を出したものだ)。

狭い密封空間(と思っている)の中で、羞恥心を忘れた女性が車内で化粧するのを見ると、それが社会劣化の状況を写す鏡のような気がする。

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安倍内閣支持率低下の原因

2007-01-21 17:29:27 | 安倍内閣

安倍内閣の支持率低下の原因について今までの経過を箇条書きで書いて見よう。

<<これまでの安倍内閣の歩み>>
1.小泉内閣のとき官房長官に抜擢されて、一躍世間の眼を引いた。
2.拉致問題の強硬姿勢で名を上げた。
3.小泉時期総理候補の中で一番の支持率を示した。
最大の理由は、拉致問題への強硬姿勢。次に若さへの姿勢。
然し、拉致問題は国家犯罪であるので、北朝鮮が認める訳はなく、常識的に言えば軍事力行使に匹敵する手段か同政権の転覆を祈る以外には解決出来ない問題だ。
つまり、国民はこのような日本の独力では事実上解決不能なことを主張する人を支持したのだ
4.首相立候補の際の発言での若さ露呈。
インターネット上の評判は麻生さんの方が上だった。
5.自民党は上記の問題に眼を瞑って、小泉さんと同様に、世論調査による、支持率最高の安倍さんを総裁に選んだ。
恐らく政治のプロである自民党の有力者なら時期選挙に勝つ為ではなかったら、日本の為に彼を選んだだろうか
6.組閣名簿中の首を傾げるような人が混じっていた。
小泉内閣の金融担当大臣でマスコミから散々叩かれ遂に更迭された厚生労働大臣の柳沢さんや、典型的な建設族・農林族としてマスコミを騒がした農林水産大臣の松岡さんなどが選ばれた。
7.郵政反対の議員の復党問題で、うやむやな説明のままそれを認めた。
この時は、安倍さんが、小泉さん時代のそれと違うの違う安倍の自民党を作るのだと言えば安倍さんの決定で、むしろ支持率が上がったかも知れないのに

何を考えているのは復党した11人

8.安倍さんの政策の目玉の、教育再生会議の審議に、文科省の意を受けたと思われる伊吹大臣が介入し、審議を混乱させ、最終報告案について、案は案であり文科省が実際の政策決定するのだと言うような、閣僚にあるまじき発言をした。
9.明らかに残業強化に繋がる、ホワイト・カラー・イグゼンプションの法案を提出しようとした。
安倍さんがこれで社員が早く帰宅でき、少子化解消にも役立つと、全く検討違いの発言をした。
これに対して今日のテレ朝のサンデー・モーニングで、田原さんや野党からの総攻撃に自民党の人はまともの返事が出来なかった。
そして、田原さんから、何もしらない安倍さんが経団連から丸め込まれていると言われる始末だった。

普通の会社の成果主義の取り組み
成果主義に日本は立って行けるのか 企業の責任は


10.安倍さん提出見送りの決定に対して、柳沢さんが金融担当大臣のときと、同じように官僚の意向を受けて?さらに同案の説明不足の解消にそ勤めたいと発言した
11.伊吹さんや柳沢さんの明らかに可笑しい発言に対して安倍さんが、しっかりした指示をした旨の報道がされていない。
12.その他ガソリん税の一般財源化がうやむやになった事、政治団体経費問題による、規制改革担当大臣の佐田さんの辞任、松岡さんの経理問題、本間さんの辞任問題もあるが、これが支持率低下もある程度しているだろう。 

以上のように支持率の低下は最初の高い支持率そのものが、頼り無い根拠に基づいており、現実問題に直面して次第にメッキが剥げてきただけに過ぎないことは事実の羅列だけて低下の原因について特記の必要もないことだ。
   

<<安倍さんへの提言>>
1.安倍内閣と小泉内閣は全く別のものだ、自民党も小泉さんの時とは別の方向を目指すとはっきりさせる
2.一連の政府への圧力行使で、悪役イメージがついた経団連との関係を見直す
彼らの提言を鵜呑みにするのでなく、それが「美しい国」形成に役立つのか、現状のひどい社会環境の改善の為になるのか、信頼できる専門家のアドバイスを聞いて、内閣支持率の低下にならないように努める。

社会劣化の責任は経済界にも
パートタイム労働法の改正案
企業の倫理観は責任は

3.経験や力不足を補うために、与党内からの明らかに不当な圧力に対抗出来る、肝の坐った副首相的な有力者を閣内に入れる
これで、次期総裁選で自分が不利になるどなどケチな考えを止める。
仮にその為に負けても次に安倍さんがカムバックすることが日本のためになると思う人も多いはずだ
4.不適切な発言する閣僚に対する指導を厳しくする。
場合によっては思い切り更迭する。
5.法案を提出する度に、「美しい国」の形成にどれだけ繋がっているか、もっと具体的に国民に周知する。
例えば、ホワイト・カラー・イグゼンプションの法案成立で安倍さんが言っていたように、サラリーマンが今までの残業時間で成果を上げていたときの収入を確保し、今まで以下の勤務時間今までと同じ程度の成果を上げて)本当に早く帰ることが出来、一家団欒の時間が本当に楽しめるのかなど。

美しい国の現実と進む方向

6.内閣の政策推進のために、閣外で自由に発言出来る若手をうまく活用する


安倍さんへ
是非日本を「美しい国」にする為に頑張って下さい。

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川柳 老いの溜め息-33

2007-01-20 16:15:04 | 川柳

[親の家に案内を乞う里帰り]

娘二人とも嫁ぎました。
そして家はまた二人だけになりました。

それで唯一の楽しみは娘達が孫を連れての里帰りです。
家で待ち草臥れていると、ドア・ホーンがピンポーン。
そして「御免下さい」と他人行儀な娘の声。
それを聞いて少し淋しくなるのですが、顔は多分ニコニコ顔になっているのでしょう。

余所の親もみんなこんなですかね。

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私の新聞遍歴

2007-01-19 21:45:26 | 情報、マスコミ

<<朝日新聞>>
私は昨日のブログで父の時代から朝日新聞を取っていたのを止めたことを書いた。
朝日新聞については、インターネット上で色々批判があり、中でも「朝日新聞」、「捏造」で検索すると58万件もヒットするなどは有名な話だ。

私が止めた理由は、前にも書いたが、自社の主張に都合の悪い事実は極力報道しない事と、その主張に沿わない投書はほぼ絶対に載せないという不公平な報道姿勢に嫌気がさした事だ。
もっと正確に言うと、医者から血圧の薬を飲まされているのに、新聞を見るたびに血圧が上がっては身が持たないと思ったからだ。

<<新聞の選択>>
当時住んでいた地域で配達されていたのは、朝日、毎日、読売の三大全国紙と西日本新聞の地方紙だけだった。
毎日新聞は読んでみて、何故か知らないが弱く、頼り無い気がしたので対象から外した。
(今でもやはりこの傾向は続いているようだ。)

次は読売新聞であるが、一番の難点は読売ジャイアンツの親会社で、新聞を見る度に嫌いなジャイアンツの報道を読まされることだ。
ジャイアンツが嫌いと言ったがこれも正確に言えば、当時、巨人・大鵬・玉子焼きと言われるように、付和雷同的な巨人のファンが嫌いだったのだ。
巨人が強い時は視聴率が上がり、今のように低迷時には視聴率が下がると言うのがその証拠だ。
その点、弱い時も応援し、強い時はなおさら応援する阪神のファンと全く違っている。
つまり巨人のファンが嫌い→嫌いなファンが応援している巨人のことばっかり載っている読売新聞など見たくないという、誠にくだらない理由で、読売を落とした。

<<西日本新聞>>
結局、地方紙であるが西日本新聞が残った。
同紙を取って見て判ったことは、記事が朝日と違って公平で、世界のニュースも通信社から配信するものが主であるが、プロでもない人にとっては十分なものだった。

一番良かったのは、投稿欄で、政治からコミュニティーから家庭の事まで、バランス良く公平な取り扱われており、庶民の眼からみた、日本、社会、家庭の関心事や問題点を血圧を上げる心配もなく知る事が出来た。

ただ引っかかったのは、地方版の書き方が、とかく福岡市と比較した書き方だったことだ。
例えば北九州市に歩道橋が多いことを上げて、歩行者優先の福岡市を見ろと言わんばかりの書き方だ。
福岡市以外の人から見れば、鼻持ちならぬ福岡中華思想だ。

もう一つ気にいらなかったのは、福岡市中心の会社の広告ばかり載った新聞が、完全に商圏の違う北九州市まで配達されることだ。
勿論北九州市中心にある会社の広告は殆どないのだ。
新聞広告も読者にとって貴重な情報手段と考えている私にとって許せぬことだった。
決定的だったのは、福岡から遠く離れた長崎のホテルで見た同紙の広告が、いつもの福岡市中心のものばかりだった。
私もさすがに呆れて西日本新聞に、その名に相応しく、少なくとも主な配布地域の広告を載せるべきだと投書したが、当然のように何の反応もなかった。

<<読売新聞>>
そして、最後に残った(嫌いなファンが応援している巨人の親会社の)読売新聞に切り換え今にいたっている。
読売新聞についてもインターネットで色々言われているので省略するが、一つだけ言いたいのは、投稿欄の内容が同社の方針と思うが、小市民的な話題中心で、政治や、いじめ、教育問題などの全国的な緊急な問題が余りとり上げられないことだ。
多分これらの件で言いたいことが一杯ある人は多いの思うのだが。

それを聞いた家内は、余所様のように時々新聞を切り換えて、景品を貰うようにしろと言うが、地域の新聞は限られているので、いつもは唯々諾々の私もこれだけは頑として拒否している。
そして、新聞への投稿の代わりに、ブログを始めたのだがーーーー。

どうぞ今後ともよろしくご贔屓にお願います。

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農村の自立化への道

2007-01-18 23:18:48 | 農村問題

1月14日に登山したS岳へのアプローチの道の両側に拡がる、刈り取り後の田んぼを眺めながら二つの事を思い出していた。

<<昔の農村風景>>
戦後直ぐ阿蘇の根子岳から見た春の阿蘇の野。
菜種の黄色蓮華のピンクの碁盤目が外輪山に突き当たるまで拡がっている景色。
その頃は少なくとも九州では、稲の刈り入れが終わると、直ぐに麦の植えつけの準備に掛かり、その刈り入れが終われば、直ぐに田植えの準備にかかり、田が遊んでいる時間が殆どなかった。
その僅かの間または、麦を植えないところは、蓮華を植えて田んぼの地力の改善をしたり、菜種を植えて、油を取っていたものだ。

<<農村問題に対する朝日新聞の対応>>
戦後日米間の貿易摩擦が発生し、米国が貿易収支の改善のために、日本に農産物の輸入を迫った時の、朝日新聞の投書欄。
農民が工業製品の輸出のお蔭で、犠牲になっていると言う抗議の投書の山。
これはある意味では正しいかも知れないが、実は工業製品を輸出している会社からの税金の可なりの部分が食料生産補助に廻り、他国に比して高い米価を設定して貰っているお蔭で、日本の工業や他国の農業に比して低い労働生産性にも関わらず、相当程度の生活水準を維持していること周知の事実だった。
然し、これに反論する投書はなく、これに対する新聞社からの解説もないままだった。
実は私事だが、父の時から取っていた朝日新聞を止めたきっかけとなったのは、それまでの自社の主張に反する事実は極力載せない報道姿勢に頭に来ていたところへ、当時から企業を目の敵にしていた同社の投書の扱いだった事を今でも覚えている。
この朝日新聞の自分の主張に反する投書はほぼ絶対と言って良い程載せない伝統は今でも続いているようだ。

<<現在の農村を取り巻く状況>>
それでは事実を並べて考えてみよう。
(1)現在の田んぼは殆ど米だけした作っていないので年の半分は遊んだまま
(2)昔は、米と麦を作るほか、畦には大豆まで植えていた
(3)農林省発表の2010年度目標の重量ベースの品目別自給率 %
米 96(うち主食用 100)、小麦 12、大・裸麦 14、カンショ 97、ばれいしょ84、だいず 5
(4)米食の減少傾向
(5)将来を見据えたエタノール燃料の確保の必要性の増大
(6)農業への会社参入OK
(7)圧力団体化した農協を始めとする農業団体の存在
(8)それを支援団体とする自民党の政権が変わらない事
(9)農村の改革の遅れ
(10)農村の花嫁問題、過疎化、高齢化
この事実を見て何とかしなくてはと思う素人は私だけではないだろう。

農村の問題は色々論議尽くされているが、素人が考えても異常と思えるほどの、米生産への補助がその最大原因である事は間違いないだろう。
つまり有利な米だけをつくり、後は田んぼを遊ばせても、後は都会に出稼ぎに出た方が遥かに有利だからだ。
しかし、狭いに日本で、少ない自然資源である田、農産物生産の可能性がある田の稼働率を50%前後に置いて行くのは明らかに、勿体ない気がする

<<生産性向上精神に富んだ会社の参入>>
もし、優れた工業製品会社のように、生産性向上精神に富んだ会社が農業に参入すれば、多分、
1.田を今のように遊ばせるような会社は居ないだろう。
2.今、各戸で持っている農機具をもっと有効に使うだろう。
3.どうしても出てくる何らかの農閑期には、他の地域に派遣するとか、地域に作った農産物加工などの工場に従業員を回す等人をもっとうまく使うだろう。
4.農業技術開発は今のように公共機関だけに頼らず、自分でも開発に関わり、結果として今の工業技術のように、農業部門でも、世界に誇れる技術が生まれるだろう。
5.1~4のお蔭で農業の生産性が上がり、農業従事者の士気が上がり、補助金政策による今までの歪んだ状態も改善されて行くだろう。
6.成長して行く会社には若い人が戻り、農村の過疎化、高齢化から回復出来るだろう。花嫁問題ももちろん解決する筈だ。
7.補助金に頼らぬ農家、農村の自立化へ進み、補助金も減少出来るかもしれない。
思いつきだけでも、自民党の支援団体である農協などの票が減る可能性があるかもしれない他は、良い事だらけのような気がする。

これには在来型の農業を固守する人達や農協、弱いものの味方?の朝日新聞などから、クレームや批判が来るだろう。
それは、どのようにも対応出来るし、考えられる問題の防止策もあると思う。
それでもまだ問題点が出ると思うが、会社の参入の利点の方が余りにも大きいとおもう。
色々言うのなら、地もとの農家や農協自身でも会社を作れば良い。
但し競争原理を無くすような、独占企業化は国や、市町村側で禁止し、偏った保護政策を避けなければ、会社参入の効果は全くなくなるだろう。

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民主党の選挙戦術

2007-01-17 22:25:08 | 民主党

年が明けて永田町では、参院選に向けて選挙ムードが高まってきた。
昨年の間の予想では、民主党有利の報道が多かったようだが、最近になって自民党の攻勢の前に危うくなってきたようだ。
1月17日付・読売社説を借りると喧嘩上手の自民党は以下のような民主党の弱点を突こうとしているようだ。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070116ig90.htm

<<民主党の弱み>>
1.民主党は独自の国民投票法案を国会に提出しているのに、それ自身を反対している他の野党と組んだ。
2.消費税を5%に据え置いたまま全額年金財源(基礎部分)に充当すると言っているが、財源はまかなえるのか、納得できる説明がない。
3.公務員制度改革、教育改革、社会保険庁改革を「3本の矢」と呼び、民主党との争点としている。自治労や日教組を支持基盤とする民主党を揺さぶろうとするものだ。
上記の指摘の予想どうり、1月17日の自民党大会で、憲法改正を前提とする国民投票法案の成立、公務員制度改革、教育改革、社会保険庁改革を選挙の公約に上げている。

読売の社説で指摘しているように、「民主党は、国会で、具体的な対案を提示し、論戦で応えるべきだ。それが、政権を目指す責任政党として、有権者の信頼を得る」こと必要に迫られて来ている。」

それに対して、民主党は格差の是正以外に、これと言った国民にアピール出来る政策、自民党の弱みを突く政策はないようだ。


<<前回の衆院選の大敗>>
前回の衆院選で、小泉さんが、郵政民営化を訴えその反対勢力としての民主党を攻撃したのに、民主党は明後日のほうを向いて政策の羅列に終始し、彼の独裁的手法と言う自民党の弱みを突くことなく、小泉さんの攻撃に反撃することもなく大敗してしまった。

そして。マスコミ、特にテレビは小泉さんの劇場型の演出の乗せられて、選挙中と言うのに結果として自民党への一方的な報道をしてしまった。
参院選で民主党が負ける?

<<自民党の弱み>>
民主党は日教組、自治労と言う攻撃を受けやすい支援団体を持つ弱みを持っている。
自民党の最大の支援団体の経団連はどうか。
経団連は政府に要請して、労働者派遣法を成立させて、格差社会形成の助長させ、こんどは高収入の事務職サラリーマンらを1日8時間の労働時間規制から除外する制度の導入を政府に要請した。
さすがにこれは、これは残業代カットとか労働強化に繋がるとの、世論の強い反対にあって、自民党は引っ込ませることになった。
これで経済界は、経営陣の収入増に対する従業員とパートの収入減の報道などと相まって、大きな悪役のイメージを国民に与える結果となっている。
企業の責任と倫理観
民主党はこの経済界に金で操られている?自民党の弱みを突く政策を提出すべきだ。
それと復党問題で、露呈した選挙優先と言う自民党の無定見さだ。
これを突かぬ手はない。


<<民主党の支持基盤>>
それと、私の持論だか民主党の最大の支持基盤は、前々回の消費税アップを掲げての大勝が示すように、また前回の大敗が示すように、移り気な無党派層であり、彼らの意見をいかにして取り込むかを先ず考えるべきだ
その結果を収集分析し、その結果を常時党員に配布して、日教組出身者や元社会党の人達を含む全員の意志の統一を出来るだけ図るべきだと思う。
それが遅いかも知れないが、着実に支持層を拡げて行く道だ。

然し選挙はもう間近だ。
取り敢えずは、いかにして自民党から売られた喧嘩を買うか、民主党の政策をいかに国民にPRするかを考えるべきだと思う。

自民党は復党問題や大臣の不祥事?で支持率を下げている。
一方民主党は理念の完全に異なる左派政党と組むと言う政治的なポカで支持率は低迷したままだ。

これではどちらが勝つのか予断を許さない。
しかし私は正直言って、どちらが勝っても構わないと思っている。
ただ日本のために政権交代があって欲しいのだ。
その為に民主党の頑張りを期待しているのだ。

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