普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

矢野絢也元公明党委員長の参考人招致?

2009-02-28 07:18:33 | 民主党

 産経新聞は民主党の矢野絢也元公明党委員長の参考人招致の方針について概要次の様に報道しています。
 民主党は、公明党の支持母体である創価学会を相手に損害賠償請求訴訟を起こした矢野絢也・同党元委員長の国会への参考人招致を目指すなど、「政治と宗教」を今後の国会論戦の最重要テーマに据える方針を決めた。背景には、この問題にスポットをあてれば、国会での審議を避けたい公明党が衆院解散の圧力を強めるとの読みがある。
 参院の主導権を事実上握る民主党は早期解散に追い込む決定打に乏しい中、公明党・学会が神経質になっている「政治と宗教」問題を重要な切り札に位置づけ、輿石東参院議員会長も26日の記者会見で「麻生内閣として最後の予算委員会になるかもしれないので、『政治と宗教』の問題にきっちり、かたをつけなければいけない」と述べた。
 これを受け民主党は26日、公明党を除名された福本潤一元参院議員を招いて「民主政治推進プロジェクトチーム」を国会内で開いた。
 参院審議の場で創価学会施設を利用した選挙運動の実態や、憲法20条の「政教分離」のあり方などをとりあげる考えだ。
 民主党は今までも石井一副代表などが
何度か国会の参院予算委でも矢野氏らの国会招致を提起した。ただ、こうした動きも「公明党・学会への牽制の域を超えていなかった。
 参院予算委は自民党が委員長ポストを握っており、参考人招致の行方は不透明だが、民主党は多数決による招致議決などの強行突破も辞さない構えだ。

  矢野さんの参考人招致には私も賛成ですが次のような問題点があるようです。
招致の動機が国会対策であり下記のような動きで変化する可能性が高い。
・本音は公明党の抱き込みたいので出来ればなるべく同党に決定的な打撃を与えたくない
・従って補正予算案可決後再燃した自民党内の麻生下ろしの状況の見極め、衆議院の麻生内閣の不信任決議案に自民党内から造反の出ることを期待する
・公明党はもちろん、それと連立を組みその集票力に頼っている自民党から猛烈な反対が予想される
創価学会から陰に陽に政界やマスコミに圧力が掛かる可能性が大きい

自民・民主両党の対応は?
 然し招致の動機はどうであれ、今まで議論を避けたきた「政治と宗教」の問題に焦点が当たることは日本のために良い事です。
 民主党にも頑張って貰いたいし、自民党でも心ある人達は表立った反対は出来ないにしても、参考人招致の動きを支持して貰いたいと思います。
 私は民主党は勿論自民党の人達の良識に期待したいのですが、やはりまたこの問題は放置されたままになるのでしょうか?

マスコミの対応は?
 
そしてこの矢野さん招致が本格的に動き始めたとき、創価学会からの広告や印刷受注に依存しているマスコミはどう報道するのでしょうか?
 これで各マスコミの良識度が図れると思うのですが、そこまで話が進むのでしょうか?

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


小沢さんの在日米軍縮小発言

2009-02-27 16:04:49 | 民主党

[小沢さんの在日米軍縮小発言]
 小沢さんの「在日米軍は第7艦隊だけで十分ではないか」の発言にまた論議を巻き起こしているようです。
 産経は社説
で概要次のように批判しています。(青字、黒字は私の意見)
 日本の平和と安全は、在日米軍と自衛隊による日米安保体制によって守られている。米軍の抑止力は陸軍、空軍、海兵隊などがあって全体としての即応体制を維持している。
 素人考えでも沖縄では色々問題は起きていますが、最小限は空軍がなければ緊急事態に即応できないと思います。
 政権交代を目指す政党のトップとしての見識が問われよう。米軍との協力に基づく日本の安全保障をどう考えるのか、全体像を明確に説明すべきだ。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は、軍事増強の発想から出たものではないと説明するが、軍事的空白を解消する方策を、具体的な規模や能力とともに示さないのは責任ある態度といえない。

 テレビでは菅さんも苦しい弁明をしていましたが、小沢さんと党幹部の意思疎通はどうなっているのでしょう。
 自民党幹部は「日米の防衛問題の実情に無知な不見識発言」と批判した。米国のケビン・メア駐沖縄総領事も「極東における安全保障の環境は、空軍や海兵隊を不必要とするほど甘くない」と反発したのは当然だろう。
 自民党が言う様に防衛の実情をもう少し考えて、そして米国の反応も見据えての発言すべきだとおもいます。
 小沢氏は先のクリントン米国務長官との会談で、「対等な日米関係」を強調した。両国が地域や国際社会の安保戦略を十分話し合おうという主張はその通りだ。

 私も小沢さんの日米関係のあり方や主張する外交の考え方には賛成です。
 問われるのは日本の具体的な関与だ。対中外交をどう位置づけ、中国の軍事力をどうみるか。
 米軍縮小を言う前に、政権獲得後の外交・安保政策を示し、党内で議論する必要がある。
 現在、民主党は自民党より優位の立場に有りますが、一方では自民党出身などどちらかと言えば保守的と言われる人と、旧社会党や日教組、自治労などの出身者の混合という危うい体制を、何とか纏めねばならぬと言う危うい体制をもっています。
 後者のような左寄りの人達を自衛隊の軍備増強についてどのように納得させ党内を纏めて行けるのでしょうか。
 それだけでなく、民主党は衆議院議席の半数以上を確保するために、国民新党と共に社民党と連立体制を考えているようですが、「ソマリア海の海賊退治に自衛隊派遣は絶対反対」を唱えている福島瑞穂さん率いる社民党を納得させることが出来るのでしょうか。

 私も日本は今までのように余りにも米国の軍事力におんぶにだっこの形から脱却すべきだと、思いますが、産経の主張のようにその具体策、特に安全を確保しながら肩代わりするまでの時間の問題がはっきりしていません。
 今の財政状態が厳しい中で、自衛隊の軍備を増強する余裕があるのでしょうか。
 自衛隊の軍備を増強するほど財政状態が改善されるまで、そして党内の左派や社民党の関係を清算し、小沢さんの意見に賛成する人達だけで、民主党が国会議席の過半数を獲得するまで、いつまでかかるのでしょうか。
 それまで民主党政権が持つのでしょうか
 小沢さんの意見を聞いていると何時も海上給油の反対の為の実現不可能な対案を思いだします。
 野党の民主党が海上給油の反対していても、自民党政権が何とか処理して、国際的な日本の信用をなんとか繋ぎ止められました
 しかし民主党が政権を取ればそのような高等戦術は使えず、民主党の政策がそのまま実現されてしまいます
 そのとき日本の安全保障はどうするのでしょう。
 次期首相の座を目の前にしている小沢さんが「麻生さんはそのの発言の重みを知れ」というように、小沢さんのも「自分の発言の重みを知るべき」だと思います。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


与謝野さんとテレビ朝日

2009-02-26 14:20:24 | 情報、マスコミ

 反麻生、反自民の旗印を明らかにしているテレ朝が昨日の朝の「スーパーモーニング」で、突然に与謝野馨さん褒めちぎり始めたのには驚きました。

[テレ朝の報道姿勢]
 何しろ
・毎朝、毎晩中川さんが辞職した後もその失敗を繰り返し繰り返し放送、そしてそれに乗った民主党の鳩山さんが(どうせ言うだけに決まっている)辞職勧告をちらつかせる画面を見せ、
・麻生さんのオバマさん訪問を低下した支持率向上のためとか、オバマ政府の麻生さんへの冷たい扱いと、小泉さんのときのブッシュさんの厚遇との対比してみせ、麻生さんが如何に軽く見られているかを放送するなど
しているテレ朝がこんな放送をするのですから。

中川さんの報道
 中川さんに対する執拗な報道を見ていて、私は直ぐに「前回の衆院選の真っ最中に絆創膏報道を繰り返し、結果として安倍さんを大敗に追い込んだ」テレビの報道を思い出していました。
 某ブログでも例の慰安婦模擬裁判報道・中川さん・朝日新聞の関係を書いていましたが果たしてどうでしょうか。

麻生さんの米国訪問
 テレ朝は麻生さんの米国訪問と麻生さんの支持率低下対策と結びつけて批判する前に、米国の真意はともかく麻生さんを最初に招待したのに、それを断った時の日米関係がどうなるかも放送すべきだし、(これ以後の話はテレ朝に限ったことではありませんが)麻生さんが米国で軽く扱われたのを放送するのなら、日本のマスコミは米国政府の麻生さんに対する非礼な態度を批判するのは当然だと思いますが、空気に流れやすいマスコミは人気の高いオバマさん一流の実務的やり方だと如何にも褒めるようなコメントだけです。
 こんなマスコミにはがっかりです。

[テレ朝が与謝野さんを持ち上げる訳?]
 そのテレ朝が「スーパーモーニング」で何時もの三反園記者と与謝野さんと旧知の早野透の記者で最近名前が急に上がりだした与謝野さんを持ち上げ褒め上げるのですから、一瞬きょとんとしてテレビを見ていました。
 唯一森永卓郎さんだけが与謝野さんは財務省の代弁者だと批判しただけです。
 テレビでは与謝野さんが鉄幹・晶子さんの孫であること、その生い立ちから最後は小沢さんと囲碁をする場面まで紹介していました。
 今まで批判してきた麻生内閣の閣僚であり自民党員の与謝野さんをテレ朝が何故突然にここまで持ち上げるのかを考えて見ました。
 誰でも考えつくと思いますが、テレ朝の今までの報道姿勢から考えると、麻生下ろし→与謝野さん首相就任→民主党勝利→大連立の名での民主党の与謝野さん抱き込みの筋書き考えているのかも知れません。

 何故私たちは中川さんの酔態報道、麻生さんの訪米、突然の与謝野さんへのヨイショなどの報道の裏側を何時も考えながらの報道を見たり読んだりしなければならないのでしょうか。
 もっと気楽に見たり読んだりし、その報道や解説をそのまま信用出来るテレビや新聞は出来ないのでしょうか。

[独占権を持つテレビの責任]
 同じ夜のテレビ東京の「ビジネスサテライト」で電機業界はテレビは売れているが価格の下落で、新しい戦略を立てるに迫られていると言う放送がありました。
 それを見ながら電機業界は国民にもっとテレビを買って貰うには、任天堂やソニーの様にハードだけでなく、ソフトも売ってテレビ自体の人気を上げれば良いのにとふと思いましたが、ソフトを提供しようにも、周波数割り当てで事実上放送権はテレビ会社に独占されているのに直ぐ気づきました。
 詰まりテレビ会社は国から独占権を与えられているのだから、それだけの国や国民に対する義務があるのです。
 新聞は幾ら自社の主張をしても良いし、読者も嫌いなものは買わずに済みます。
 テレビに関してはチャンネルを変えればよいけれど、どこを見ても同じような低俗番組ばかり、仕方なく嫌いなキャスターがいるが速報性のあるニュースでも覗いてみようかと言う(私を含む)聴取者も多いと思います。

 その独占権を利用して自社の主張に沿う様な偏向的な報道をして良いのでしょうか。
 そうかと言って言論の自由の問題で政治が口出しできません。
 それだと言ってやりたい放題の偏向報道で良いのでしょうか。

[テレビとパソコンの融合した製品の登場]
 先に書いた「ビジネスサテライト」でテレビの売れ行きの向上策として、テレビとパソコンの融合した製品が開発されていることを放送していました。
 そうすれば現在ネット上で活躍している動画がネット→テレビを通じて見られることになります。
 そうなれば私が思いついたように、電機業界からだけでなく、他の多くの業種からも種々のソフトの提供がネットを通して、直接、視聴者に流れてくるのは間違いないでしょう。
 何故なら高い放映料を払ってテレビ会社に頼むより、費用の安いネットに流す方が遥かに有利になるからです。
 そして現在ネット上で溢れているがネット上に留まっているマスコミ批判が一般家庭まで拡がることになるかも知れません。
 前に書いたような「選挙の真っ最中に絆創膏報道など、結果として安倍さん大敗と言う一方側に不利になる様な無茶な偏向報道」などすれば、その批判の意見が忽ち全国のテレビ上に流れるでしょう。(*注記)
 テレビ業界の業績は良くないそうですが、娯楽番組の向上とともに、視聴者に信頼して貰えるようまな公平な報道をしなければ、業績悪化どころか消滅の危機に陥るかも知れません。
 私は日本のためにも日本の報道界のためにもこの日が早く来る事を望んでいます。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ 

*注記:小泉さんの郵政選挙のときは逆にマスコミは小泉さんの刺客派遣の戦略に乗せられて、選挙の真っ最中に自民党の動きばかり報道していました。
 ニュースは全てテレビに頼っている家内さえも、一方的なテレビの報道を見て憤慨していましたが、小泉さん大勝に終わりました。
 その後の安倍さんの絆創膏報道のためのに大敗と共に、テレビ、特に選挙中のテレビの影響が如何に大きいかを示しています。


「不安の民主党」のイメージを払拭せよ

2009-02-25 11:39:50 | 民主党

 昨日のテレ朝の「スーパーモンーニング」で例の中川さんの醜態、麻生さんの低支持率などの映像を流した後、ゲストの民主党の松原仁さんと名前は忘れましたが「小泉チルドレン」の一人とレギュラーの間で討論が行われました。
 当選3回の松原さんに小泉人気のおかげで当選した人を並べるなどいかにもテレ朝らしいと思ったのですが、その中で印象に残ったのは政治問題では必ず登場し、麻生批判を展開してきた三反園記者が「民主党政権が目の前に来ているので、民主党は「不安の民主党」と言われないようにその政策を明らかにすべきだ」と珍しく正論を言っていたことです。
 それに対して松原さんは民主党の政策として「官僚制度改革」と後2つ自分の持論をフリップに書いていました。
 その中で、民主党の100人の国会議員を官僚組織に投入すること、局長に民主党の政策に従う様に誓約書を出させる案は、色々問題はあるにしても一応はやってみる価値のあるものだと思います。
 然し後の2つの基本政策について松原さんが持論を書かねばならなかったことに、民主党の持つ不安要素があるのを思いださせました。
 それで民主党の持つ不安要素のいくつかを書いて見たいと思います。

[民主党の持つ不安要素]
・小沢さんで大丈夫ですかね?

 健康に不安を抱えているようですが、首相と言う激務に耐えられるのでしょうか?
 今まで打倒自民党政権一本槍で来た人が首相になって何をするか判りません。
  前にも書いた様に超ベテランの中曽根さんさえ「小沢さんが首相ななってどう変わるのか判らない」と言っていました。
 国会での野党に廻った自民党の攻撃に耐えられるのでしょうか?ぶち切れることはないのでしょうか?
 何時後任に席を譲るのでしょうか?

・考え方の違う旧社会党出身者をどう遇するののでしょうか。

 まさか輿石さんを文科大臣や、副首相の地位に置く(ブルブル)ことはないことを望んでいますが。

・今まで共闘体制をとってきた社民党どう遇するのでしょうか?
 民主、社民、国民新3党で次期衆院選後の連立政権を念頭に、骨太の政策協議を始める小沢さんも同意した読売新聞
より)
と民主党の亀井静香さんが言ったそうです。
 国民新党は良いとしても、考え方の全く違う社民党の人を内閣のどのポジションに据え、その意見をどのように反映するのでしょうか?
 今でも左旋回した民主党と言われているのにどうなるのでしょう?

・政権与党としての民主党の政策は今のままで通じるのでしょうか?

 前述のように、公務員制度改革のアイディアなどやって見る価値はあると思いますが、外国人参政権、実行不可能な?アフガンの和平案、自虐史観を法的に定着させる「恒久平和調査局設置法案」、「人権擁護法案」などなど本当に出すのでしょうか?
 小沢さんの言うように、国連の決議があれば自衛隊を戦闘に参加させるのでしょうか。

・マニフェストの中の疑問点

 社保庁解体して国税庁に一本化すると言いいますが、今回の年金問題発生の根源である民主党支持母体の官公労に属する社保庁職員の処分はどうするのですか?
 年金の国家負担分は全て消費税と、公務員の2割削減で賄い、消費税は据え置きと言っていますが、公務員削減と言っても少なくも官公労の所属の職員は多分切れないとなれば、自然減に頼るしかなく時間が掛かる筈ですから、その間の財源はどこから確保するのでしょうか?
 消費税は全て年金に使い、しかも増税しないとすれば、今後益々増大する社会福祉の財源をどこからもってくるのか。
 農家の個別所得保障は今まで自民党の農業政策の失敗である農家の弱体化につながらないでしょうか?
 以上素人の私が思いつくことを並べただけでも、民主党の政策に判らない事、それに伴う民主党政権の不安させることが余りにも多過ぎます。

国民の不安や疑惑の解消
 勿論、行政のムダを徹底的になくす、地方分権の推進、主体的な外交の確立など、民主党の政策にも良い所もあり、それについての詳細の説明がなくても何となく判るところもありますが、上記の疑問点の様にもっと、国民に説明する必要があるような気がします。
 それにしても民主党が主張する通りに、何時麻生さんが政権を投げ出すかも判らない今頃になって民主、社会、国民新党で骨太の政策協議をしていて間に合うのでしょうょうか。
 或いは案外心の中では麻生さんが9月まで粘ることを予想してノンビリ構えているのでしょうか。

[判らないマスコミの動き]
 それともう一つこれは国民にとって不安要素とは言えませんが、判らないのはマスコミの報道姿勢です。
 今まで民主党と朝日を中心とする一部マスコミは事実上タッグを組んで麻生内閣と自民党を攻撃して来ました。
 民主党が国会でやりたい放題にやってきても余程のことの無い限りマスコミは無視してきました。
 然し民主党が政権を取ったらマスコミは政府と政権与党にどのような対応をしてくるのでしょうか?
 これは民主党にとっては不安要素になるのでしょうか?
(余談ですが、ここまで書いてきて私も今更のように、一部マスコミを殆ど信用していないことに気づきました。) 

[民主党へ]
 民主党は、
・今の優勢は全て麻生内閣の敵失とそれに右往左往する自民党のお蔭で必ずしも民主党自体の評価が上がった訳ではないこと
・小沢さんの支持率は最近こそいくらか上がったが、一昔の支持率からみても基本的には国民から余り信頼されていないこと
・今になっても自民・民主の支持率の差が少ないこと
の現実をしっかりかつ謙虚に見極めて、政権奪取後も野党に廻ったベテラン揃いの自民党の攻撃(それてマスコミ?)に耐える実行可能な政策をしっかり立てて貰いたいものです。

 そして私を含む政権交代論者をがっかりさせない様、民主党が一日天下に終わり、後また自民党の天下が延々と続くことのないように頑張って下さい。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


戻れ「戦う麻生」へ

2009-02-24 17:27:13 | 麻生内閣

[初心を忘れた麻生さん]
 麻生さんの所信表明演説はユニークなものでした。
 自分の政策を打ち出し、それに対する民主党の小沢さんの答えを要求しました。
 自民党の細田幹事長の代表演説もその前半を民主党攻撃に当てるなど自民党の戦う姿勢を国民に示しました。
 この国会中継を見て、今までのような野党の攻撃に対して言い訳ばかりしてきた安倍・福田内閣と違って野党、特に民主党と堂々と論戦をする麻生さんに淡い?期待を抱いたのは私だけではないでしょう。

 然し、事実は安倍・福田内閣と全く同じ野党の攻撃に言い訳ばかり、しかも麻生さんの失言の連続、漢字の読+み間違えを囃し立てるマスコミ、そして最悪なのは麻生さんの責任を他人にかぶせていると思わせるような自己弁護の回答。
 麻生さんにとって不幸だっのは、首相就任後の米国発の金融・経済危機、それにに伴う政策変更に対して発言の振れとの批判、今回の中川さんの醜態で麻生さんの支持率はがた落ちになってしまいました。
 然し過去のことは過去のことです。
 麻生さんは初心に帰って「戦う麻生」に戻るべきだと思います。
 それで私の提言です。

[戦う麻生にもどれ]
・自分の政策に自信を持て

 国家公務員制度の改革
  国の出先機関の統廃合により職員約3万5000人の削減を指示、国家公務員の「渡り」禁止、内閣人事局による国家公務員の幹部人事を一元管理
国会改革
 衆参両院で非常に似通っている選挙制度の見直し、衆参両院の定数や国会議員の歳費の削減りの検討を指示
 その他、郵政改革の内四分社化の見直し、農村改革の推進などなど
  麻生さんの政策にはには自民党内の族議員、改革派と言われる人達、官僚からの抵抗もありますが、そのいずれもがマスコミや民主党さえからも支持されていることが殆どです。
 消費税増税の検討に関しては反自民の姿勢を明らかにしている朝日新聞さえ賛成の社説を出す程です。
 麻生さんはその政策にもっと自信をもって国民に訴えるべきです。

・決断すべき時を間違えるな
 地方分権に関する予備調査では関係省庁からはゼロ回答。
 内閣人事局の問題では人事院総裁が反対の姿勢を明らかにしているそうです。
 もし地方分権の指示後にまたゼロ回答が出れば、その省庁の事務次官を更迭すべきです。
 問題はそれまで麻生さんがもつのかどうか判りませんが、人事院総裁の反対に就いては甘利さん任せにしないで、麻生さん自らが総裁と会いその主張を聞いて、問題があれば更迭を勧告するくらいは今でもできます。
 私は国民に不人気な定額給付金を、緊急事態だからと言う理由で、原案を提出した公明党と相談の上廃止または使途変更し、腰が引けていると思われる公務員制度改革については、渡辺喜美さんを何らかの形ど登用すべきだと提言したことがあります。
 このようなアイディアは誰でも考えることですが、今となってはどうにも成りません。
 国民が待っているのは首相の行動力と決断力です。
  そして麻生さんにはそれを示す時間がありません。
 決断の時期を外さない事、決断したら直ぐで実行すること。
 このようなリーダーを国民が待ち望んでいるのです。

・責任を他人に押しつけるな、自民党政治の責任は全て自分にかぶれ
 責任を全て他人にオッかぶせる人を国民が信頼するでしょうか。
 国民が信頼するのは言い訳をせず、全ての責任を取りそれを何とかすると宣言するカッコ良い人です。

・挙党一致の内閣を作れ
 麻生内閣は安倍さんに引き続いて、お友達内閣と批判され、その支持率を落とす一因となりました。
 その理由の一つとして麻生さんの自信過剰にあると批判されていますが、今は(実は今までも)麻生さん一人ではどうにもならぬ状態です。
 幸か不幸か、中川さん辞任の補充の時が来ています。
 この際思い切って補充人事だけでなく、挙党一致の内閣を作って麻生さんの戦う姿勢を見せるべきだと思います。

・民主党に反撃しろ
 自民党の議員の質問の時に民主党の政策や国会運営などの批判をする。
 有力者はもっと地方遊説に出て、民主党の政策の批判をする。
 論議が活発化→マスコミの報道強化→自民・民主の政策に国民の関心が生れること、今までのだらだらした国会がより緊張してくることは良いことと思います。

・自分を曝け出して国民に訴えろ
 良く考えて見ますと麻生さんが今何を考えているか判りません。
 麻生さんの考えを知るには、彼の書いた「とてつもない日本」がありますが、それは一政治家としての意見ですし、麻生さんは所信表明演説をしましたが、前に書いたように国民へ向けてと言うより、民主党に向けたもので、その演説の全てが国民に訴えかけたものではありませんでした。
 日本の首相として、そして今の様な経済危機際しての麻生さんの基本的な考え方を国民が知らないのは国に取っても麻生さんに取っても不幸な事です。
 日本が未曽有の経済危機に陥っている今、そして自民党政府が沈没仕掛かっている今、テレビなどを通じて、国民に自分の考えを訴えてはどうでしょう。
その前提として、
・自分の考え方を纏めるのは当然ですが、信頼する人達やライターなどの意見を交換して練りに練った原稿を作り、マスコミに配信する、
・国民に謝らねばならぬことはあっさり謝る、
・自分を曝け出して国民に訴える、
ことです。
 麻生さんは良い意味でも悪い意味でも時の人ですから、きっと申し入れに乗ってくるテレビ局はあると思います。
 民主党から公平に報道しろと小沢さんの登場を言ってくるかも知れませんが、それこそ衆院選を前にして、自民・民主の選択を迫れるている国民の望むところです。

・衆院選は政策論争に力を入れる
  その為に民主党の政策の弱点を研究する。
  外国人参政権、実行不可能な?アフガンの和平案、自虐史観を法的に定着させる「恒久平和調査局設置法案」、「人権擁護法案」などなど、攻撃の種に困ることはないと思います。
 一方民主党も自民党の政策の弱点を付いてくるでしょう。
 これもそれこそ自民・民主の政策の選択を迫られている国民の望むところです。
 
[負けるには負け方がある]
  次の衆院選では殆どの人達が民主党の勝利は確実だとみています。
 勿論自民党勝利を目指して戦うのは当然ですが、負けても負け方があると思います。
  同じ負けるのなら、日本の将来を見据えた政策を打ち出して、堂々と民主党との政策論争をしてはどうでしょうか。
  今迄のように自分の選挙のことばかり考えていて国民受けの良い政策を出して、もし敗北すれば、麻生さんは勿論、自民党も当面再起不可能な程の手ひどい敗北になります。
  麻生さんは週間文春の言う様に首相としては最悪かも知れませんし、自民党もダメな政党として叩かれていますが、日本にとつてなくてはならない政治家であり政党です。
  麻生さんも党も負けることを考えるのは辛いかも知れませんが、同じ負けるのならどう言う負け方が良いか、良く考えておく必要があると思います。


このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


麻生さんと「たかじんのそこまでいって委員会」

2009-02-23 10:58:46 | 麻生内閣

[テレ朝の「スーパーモンニング」並みの「そこまでいって委員会」]
 昨日の読売のテレビの「たかじんのそこまでいって委員会」だけには本当にがっかりしました。
 中川昭一さんの例のイタリヤでの記者会見の映像を延々、バチカンでの彼の失敗報道、そして中川さんが酔っぱらったに違いないことの議論をまた延々、同行の財務省の官僚や読売新聞の女性記者の(過度の)飲酒否認などは触れもしないまま。
 唯一、中川さんを擁護したのは台湾国籍の金美齢さんだけ。
 まるでテレ朝の「スーパーモンニング」を見ているようで頭が痛くなりました。
 いつもの世の風潮に流されない、鋭い的を得た発言の多いこの番組で、既に辞職をして決着のついている問題を何故、わざわざかなりの時間を割いてまで報道したのか判りません。
(テレ朝の死者に鞭打つような報道姿勢や、今回のたかじんの番組の異常な報道については、思いつくことも有りますが、幾ら素人のブログと言っても私の勘繰りなので省略します。)

[次の首相は舛添さん?]
 もう一つの話題は、三宅久之さんと勝谷誠彦さんがそれぞれ別の情報からとして、自民党内に麻生さんの代わりに舛添要一さん担ぎだそうとする動きがある話がでていました。
 然し、話はそこまでで終わりそれに対する批評が無かったのは出演者の見識だと思いました。
 詰まりコメントする価値もない話題だと思ったのでしょうか?(私の買いかぶりかも知れませんが)
 誰が考えても参議院議員2回の経験しかない舛添さんの下でベテラン揃いの自民党員が一致団結して戦うかです。
 舛添さんも麻生さんほどはないにしても、かなり思いつきの発言が多いようですが、麻生さんの例を考えてもそれに対して、今の自民党では党員から何か一言も二言があるのは間違いない事です。
 野党やマスコミからも総裁選四戦の批判が出るのは間違いありません。
 麻生さんの下で戦うのと、舛添さんの下で戦うのがどちらが有利かは、後者の方へ甘くみても、せいぜい五分五分でしょう。
 それより急に浮上した与謝野さんの方が遥かに現実的です。
 詰まり自民党の中で舛添さんの名を持ち出すなど、過去に失敗した「人気のある」安倍さんや麻生さんを総裁に選んだ愚を繰り返しているだけです。
 この話を聞いて「貧すれば鈍す」の言葉を思い出しました。

[麻生さんへ]
 中川さんの失敗は以後の報道から見ても、今までの飲酒に伴う(例えば肝臓の異常などの)影響ははあったかも知れないが、単なる体調管理の失敗だったことと、外国のメディアの報道は一過性のものに過ぎないことから、私は普通だったら国会の場で謝れば済む事だと思っていました。
 麻生さんの中川さんの擁護の理由は本当のことは判る由もありませんが、私と余り変わらない判断があったと思います。
 然し実情は違いました。
・外国のメディアはこのような些細のことはたった多分一度しか報道しないのに(反日の韓国、中国はどうか知りませんが)、麻生さん自身の失言や漢字の読み間違いの失敗を何度も何度も繰り返し報道するマスコミ、特にテレビのこと
・そのようなマスコミの援護と、野党側の不当なやり方を殆ど非難しないマスコミの姿勢を良い事に、やりたい放題の野党が強硬に中川さんを辞職の要求をしてくること
・それに対して支持率の低下に悩む内閣としては予算を通しすためにはある程度の譲歩しなければならないこと
・そして自民党ないからさえ中川さん批判が出ていること
など麻生さんの念頭に無かったようです。
 中川さん擁護発言のあと、国会や政界の動きをみて麻生さんはその判断を変えてきました。
 そしてその麻生さんの発言の振れの批判が加速し、首相問責決議案の提出の話まで出てきました。

[与謝野さんの後任問題]
 麻生さんは中川さんの後任として与謝野馨さんの兼任をさせ、09年度の予算成立までこのまま過ごすことを明言しました。
 然し20日の報道
によれば、いずれのポストも本来兼務はそぐわないとされる要職で、与謝野氏の公務の量が増えている。すでに22日にタイで開かれる東南アジア諸国連合・日中韓(ASEANプラス3)の財務相会合への欠席が決まった。世界的な金融危機に対処するため3月14日にロンドンで開かれる、20か国の先進国と新興国によるG20財務相会合への出席も、現時点では未定だ。と言われています。
 
 今の所、マスコミは与謝野さん欠席の可能性に触れているだけですが、いざその時になってどのように報道するか、そしてそれに勢いを得た野党がどのように政府を攻撃するかは、容易に想像できることです。
 そのため、09年度予算案が今月下旬にも衆院を通過した後にポストを分離し、新たな閣僚を任命するとの見方が出ている。一方では、政府・与党内には、「国会審議を円滑に進めるため、09年度予算成立まで与謝野氏の3ポスト兼任を継続すべきだ」との声もある。そうです。

 これを書いている私自身が自他とも許す「お人好し」だから、同じ「お人好し」の麻生さんの中川さんの対応の仕方も良く理解できますが、今度の欠員補充の件もマスコミと野党の動きと内閣の支持率も考えて対応を誤らないようにして貰いたいものです。

 それにしても予算成立まで与謝野さんの留任を明言し、
・またその前に補充することになれば、
・または 与謝野さんを留任させて、重要な国際会議を欠席したら、
どちらにしても、またどう言われるか、そしてそれが内閣支持率のさらなる低下に繋がることは決まっています。
 麻生さんが「予算成立まで与謝野馨さんの兼任の発言」をする前に、最後は自分の意志を通すのは当然ですが、誰か相談する人は居なかったのですかね。

                                       
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


小泉改革の意味するもの

2009-02-22 16:52:27 | 麻生内閣

 小泉、竹中さん登場の前から、構造改革を推進した経済学者の中谷巌さんが懺悔の書として「資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言」が評判になっているそうです。
 これについてネット上で賛否こもごもの意見(どちらかの言えば批判的な意見が多いようです)が出ています。
 私は経済学などまったく判りませんが、経済を専門にしている中谷さんが、自分の職業や地位が影響があるにも関わらず、学者としての良心に基づいて反省の書をだした勇気に対して評価しています。

[中谷巌さんの意見]
 その中谷さんの考えかたについてはNHKの「中谷巌(経済学者)の転向
の報道によると、
・米国型の競争社会を目指した改革は正かってのか。
・世界はグローバル資本主義のパンドラの箱を開けてしまった
・日本は人と人と繋がりを持つコミュニティをもっていたがそれが消えた。
・派遣社員は格差社会を産んだ
・日本の現場は一体感をもっていたし信頼と協力で進んで来た
・国にはそれぞれの歴史と文化がありそれを無視した改革は上手く行かない
・改革は人を幸せにするもので無ければならない、人を孤立させる改革は改革ではない。

[小泉さんの麻生批判に勢いつく改革派]
 一方、政界では小泉さんが登場して麻生批判を行い、それに元気を取り戻した所謂改革派の人達が離党も辞さないと言わんばかりの発言をしています。
 それで私も素人が見た小泉改革とは何だったのか米国と日本の事情を比較して考えて見たいと思っています。

[小泉改革の際の環境の日米の比較]
・社会格差の考え方
米国:奴隷制度以来の伝統、競争社会で頑張ったものが優位にたち、頑張らない人達はそれなりの報いを受けるのは当然だの考えが通用し格差社会に大きな抵抗がない。
 だから米国在住の人達が首を捻るような富裕層だけのコミュニティーを作り、貧乏人を締め出しても批判が起きない。
日本:昔からあった士農工商は明治維新で否定され、地主と小作農の上下関係も占領軍から廃止された。
 占領軍は自由、平等を唱えて民主主義の考え方を導入した。
 平等の考えは学校教育での「横並び」に繋がり、社会全体としても(頑張らなくても)平等なのは当然だという空気が生れた。
 日本の好景気時代に生産性の高低に関わらずどの業種に従事する人達も皆「一億総中流意識」を持つ理想的な社会の経験をした。
 戦後以来、今回のような社会格差を持つのは初めての経験で大問題になっている。

・独立心と助け合い
米国:フロンティア・スピリッツでで象徴されるように、独立心を持っておりすべては個人責任だという考え方がつよい。
日本:個人の競争より協力、助け合いの考えがまだ残っている。
 今の日本で派遣切りされた人の現状を個人責任だと言っても日本では通りません。

・コミュニティーの問題
米国:日本に比して宗教心が強い→金が集まる→慈善事業を行う
 一神教の国はどこでもそうだが、金を持った人達が貧乏人に金をやるのは当然だと言う考えがあるので、旧マイクロソフトのビル・ゲイツさんのその収入を使って慈善事業を行う風土がある。
日本:占領軍は一時神道を禁止したが、その影響で(と思うが)日本人が宗教心を無くしてしまった。
 それで日本中で広く信仰されていた仏教まで衰え→金が集まらない→昔からやっていた慈善事業などやれなくなった。
 米国のように富裕層が貧乏人を助けると言う風土が殆どない。

・企業の競争力
米国:戦後間もなく日本の台頭、最近では中国の台頭で製造業の競争力が減退したが、基軸通過のドルのお蔭で金が集まり、国内消費に頼る経済と、金融技術で何とか凌いで来たが今回の破綻となった。
日本:家族主義経営→従業員の企業への忠誠心と品質管理システムを米国から導入→自主管理活動、改善活動にによる従業員のチームワークと、通産省の指導で飛躍的に競争力強化
 膨大な且つ超低賃金の中国の台頭→日本企業の企業競争力の相対的低下の時期に小泉改革が始まる
 小泉改革のやったこと→労働関係諸法の規制緩和→需要に応じて増減出来るしかも低賃金の非正規社員の急増で何とか企業の競争力を保つ
 その一方経費削減で、地方交付金や社会福祉関係の予算の削除、セイフティーネットの強化を怠る
 政府主導かどうかは別として米国流の経営手法、成果主義、株主優先、長期的視野の経営より短期的利益の追求などが導入され、家族主義経営、チームワーク、従業員を大切にする、長期的視野の経営など日本企業の強みとするものをなく企業が増えてきた。
そして今回の米国発の金融・経済危機でGDP減少率が先進国で飛び抜けて大きい12.7%の数字を示した。

 最初にお断りしますが、上記の分析の中で占領軍の政策が日本に大きな影響を与えていますが、憲法と同じように占領軍の統治や引き揚げ後の米国の都合の良い様に決めるのは当然の話です。
 日本が独立した後日本が変えれば良い事だし、ネット上で問題になる米国の年次改革要望書も日本に国情に合わなければ採用しなければ良いのです。

[小泉・竹中さんの構造改革の問題点]
・日本の国情や、日本人の心情や日本企業の強みを無視した規制緩和をした
・日本のコミュニティーや日本人の心情と米国のそれの違いも考えずに、改革を進めるだけで、それに伴う負の遺産の処理を怠った。
・企業はそれを最大限、または無制限に利用して何とか当面の中国台頭に伴う競争力の低下を何とかしのいだ。
・企業は非正規社員の増加、何でも小泉さんが推進した米国の流れに乗って成果主義など取り入れ日本の競争力の基本となっていたチームワークを壊してしまった。
・これも日本企業の強みだった長期的視野に基づく経営から短期的に利益の追求にはしり、便利な非正規社員の採用などで、放漫経営に陥った会社も出た。

[所謂、改革派の人達へ]
 そして結果の今の様な日本の惨状です。
 これは天災でしょうか。
 日本の金融界は米国の金融資本の動きを慎重に見極めたために世界で一番被害を少なくしました。
 ということは政府の人達も政治家も今問題の製造業の人達も金融界と同じ情報をもって居たはずです。
 然しこれは小泉さんばかりが悪いのではありません。
 今日は紙面の都合上触れませんでしたが、自分で首を切って置いて後は処理は政府の責任だという経団連のトップのように、企業の倫理観とか社会的責任をわすれた企業のトップの責任者、今まで政府主導で護送船団方式で伸びてきた企業がいきなり規制緩和されで、放漫経営をした企業の責任者の責任もあります。
 然し企業経営者は皆優秀で、悪い事はしないと言う性善説に立って、規制緩和してあとは自己責任で逃げてしまった小泉さんの責任はあります。
 世の批判を浴びている小泉さんの麻生批判に、勢いずいた改革派の人達のやることは、改革の負の遺産の処理をどうするかはっきりすることです。
 もしそれを忘れたら有権者の批判→落選の憂き目に逢うことも知るべきだと思います。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


読売新聞と渡辺恒雄さん

2009-02-21 17:11:40 | 情報、マスコミ

[最近の報道とネット上の噂話]
・また渡辺恒雄さん登場
 報道によると、
 自民党の森元首相と山崎拓元幹事長、青木幹雄前参院議員会長らが18日夜、東京都内の日本料理店で会談した。出席者によると、中川昭一財務相の辞任を受けて「麻生首相の下では選挙にはならない」など、複数の出席者が次期衆院選は厳しいとの認識を示したという。会合には、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らも同席した。朝日新聞
より)
そうです。

・中川さんと食事をした女性読売記者の噂
 一方ネット上では中川さんと食事に同席した読売新聞社の女性記者の実名から写真まで公表され、彼女が記者会見では「面白いことになる」と言ったとか、果ては中川さんに一服盛らしたのではないかという憶測や、これが問題になって読売のホームページから彼女に関する情報が削除されているとかの報道まで流れています。

 私は読売新聞で、彼女が中川さんが食事のとき殆ど飲んでないと言ったと紹介した記事(後の同新聞広報部の話では、彼女は食事中数回にわたり席を外したので、中川さんがワインを飲んだ所は見ていないが、彼がろれつが廻らない様子では無かった発表)、また中川さんと同席した玉木財務省国際局長が予算委員会で、同行記者の所属の発表を読売だけ了解したとの発言、またその後の記者会見で食事の直前に取材に来た読売の記者を同席させたと言っていたことから見ますと、ネツト上の面白可笑しい情報は全くの噂話の様です。

・中川さんのバチカン見物の報道
 「博士の独り言」さん 
が、産経の中川さんのが食事のとき自分からワイン注文、その後のバチカン見物の報道を取り上げて、辞職して一国会議員になった人を追求することに対して、産経に抗議の文書を送ったむね書いて有りましたが、読売新聞もかなりの紙面を割いて同じような報道をして居ました。

[読売新聞へ]
・女性記者の噂を信じる人が出た原因?
 然し、自民党の会議に渡辺恒雄さんの登場、「博士の独り言」さんが憤慨されたような、死者に鞭打つような読売のバチカン見物の報道と、中川さんの席を共にした読売の美人記者を考え合わせると、真面目なブログを書いている人さえこの読売記者の噂を取り上げているように、多分デマと思われるネット上の書き込みを真実と思う人がいても仕方がありません。

 読売以外のマスコミがまた渡辺さんの登場について非難がましい報道をしますし、私も報道に大きな影響力持つ人の表舞台の登場に少し違和感がありますが、一国民として国の危機状態に敢えて登場する気持ちも判りますので一慨に非難は出来ないと思います。

・渡辺さんの登場と読売の社説や記事の内容の変化
 然し問題は読売の最大権力者の登場に伴う、読売の報道姿勢とその内容の変化の起こる可能性です。
 渡辺さんが絡んだ例の「大連立」構想の失敗の時の読売の民主党攻撃の社説や記事は、長年読売を見ていた私からみても明らかに異常でした。
 私は当然に、渡辺さんの登場と社説や記事の傾向の変化を結びつけて、大連立構想の失敗と関連の記事や社説を割引して?読む様になりました
 詰まり、読売の記事や主張に対する信頼性の低下です。

・朝日新聞と読売新聞の比較
 その点で言えば私が読売の前講読していた(
自社の主張にこだわり、主張に反する投稿は全て没、勢い余ってときには捏造記事を意識的?または無意識に書く)朝日新聞はある意味ではとても正直です。
 
 だから朝日の記事や社説は全て疑いの眼で見て、良い所は信用するし(前記の情報も朝日の記事を引用しました)、悪い所は無視すればよいのですから、読んでいて気分を壊すこともありますが読み方は簡単です。
 然し「博士の独り言」さんの取り上げた産経や、読売は時には右翼とか(稀には左翼)、政府寄りとか言われますが、朝日や毎日に比べれば割と公平な報道をしているようです。
 勿論、民主党など野党、宗教関係、関係、日教組などの組合関係などの批判や記事が殆どないと言うマスコミ共通の不満はありますが。
 そのような割と信用のある新聞が時にその報道の傾向や主張に変化があればその影響は大きいと思います。

・渡辺さんの登場と読売新聞のあり方
 渡辺さんが表舞台に出るときは、今回のようなデマが流されて新聞の信頼を落とさないように、特に慎重を慎重を期しと貰いたいと思います。
 また渡辺さんの影響を排除して公平な報道をするのも大変だと思いますが何とか頑張って貰いたいと思います。
 読売は上記の女性記者に関する(多分)デマはその報道姿勢への警鐘だと考えるべきだと思います。
 勿論麻生さんの漢字の読み間違いも、中川さんのバチカン見物の話も他社との競争もあると思うので報道しても良いと思いますが、些細なことは小さな紙面、政策など重要にな問題には大きな紙面を割くとかして、日本一の発行部数を誇る読売新聞の見識を示してはどうでしょうか。
 今までのような朝日や毎日のような書き方、軽薄なテレビの言う様なことを書いていると、国のために動いている(筈の)渡辺恒雄さんの動きが、矮小な麻生降ろしなどと繋がって読者の取られてしまうの思うのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

参照:
マスコミの偏向報道  
政治を矮小化させるマスコミ


首を捻るばかりの政治家とマスコミ

2009-02-20 11:39:14 | 情報、マスコミ

[首を捻るばかりの政治家とマスコミの動き]
 昨日一日の報道を見ていて首を捻る事ばかりで、終いにはこんに事で一体日本はどうなるのかと頭が痛くなりました。

・古館さんの政治批判
 テレ朝の「報道ステーション」で古館さんが、オバマさん率いる米国で金融・経済対策として7870億ドルの景気対策法が早々に成立したことを挙げ、日本は何故これが出来ないのだと具体的には言わなかったが、如何にも麻生政権がだらしないかと言わんばかりに日本の政治のあり方は批判した。
 現在、実質的に国会を牛耳っているのは民主党ですから、民主党の言葉が出ると思って居ましたが、何故か最後まで出ませんでした。

・民主党の中川さん・麻生さんの攻撃
 民主党の菅さんが国会審議で「中川さんの発言の振れ」を攻撃し、その中川さんを選んだ麻生さんの任命責任を追求していた。
 事実は中川さんが記者会見の前に酒を酔っぱらうほど呑んでないこと(同席の財務省の官吏の証言、また会食の場のいた同席の読売新聞記者の話)がはっきりして、中川さんの単なる体調管理の失敗による醜態で、国会で謝罪するだけで済む話です。
 中川さんの発言が振れたのは、古館さんさえ言う緊急事態の今、この程度のことでも野党が辞職要求をすることを読み違えたのに過ぎません。
 詰まり中川さんの読み違えも悪いが、何かことあれば事を構えて審議を延ばそうとする野党も悪いのです。
 古館さんの嘆きを証明するように、今のような緊急事態と言うのに、予算委員会は中川さん、麻生さんの攻撃で時間を空費し、おまけに休会の連続です。
 古館さんは言いませんでしたが、これは明らかに野党側の責任です。

・民意を問うための解散?
 民主党もマスコミも自民党の麻生さんの次の首相担ぎだしの動きにたいして、安倍さん、福田さんなど国民の審判を受けてないので、民意を問うために選挙をしろと言う、中にも自民党員も同じ発言をする人もいる。
 日本は議会制民主主義で間接選挙制を取っている国ですから、代表である政党を選び、その中から首相となる総裁を(時には何回も)選ぶのは合法的です。
 こんなことはみな判っていながらお経のように直近の「民意、民意」と言うばかりで、麻生さんがその声を無視すればもうどうすることも出来ません。
 選挙制度に問題があると思うのなら、さっさと憲法改正をすべきですが、民意、民意と言う人達は米国から与えられた憲法を不磨の大典としてこれで護ろうとします。
 日本の政治家はややこしい事は全て先送りにします。
 先進国で飛び抜けて高い債務残高、自虐史観、都度揉める自衛隊派遣などなど。
 だから日本の政治は一向に良くならないのです。

中川秀直さんの予算通過後に新グループ立ち上げ発言
  党内を分裂させるような動きで自民党が選挙に勝てるのでしょうか。
  小泉改革も良いが、現在その影の部分が国民の生活に余りにも大きな影響を与えています。
 その政策の修正を訴えねば国民の支持は得られません。
 麻生さんの政策は公務員制度の改革ではやや消極的ですが、その他の政策は小泉改革の影の部分の修正です。
 だから改革の完成を目指すのなら、その不具合点を直すのは改革推進派として当然考えねばならぬことで、中川さんが騒ぐのは何か他の意図があると勘繰られても仕方がありません。

[解散でばら色の世界が拡がるのか]
 解散だ、選挙だと野党やマスコミも言う。
 中には自民党内からもこの様な発言をする人もいる。

 野党が解散を言うのは当然です。
 然しマスコミや自民党員が言うのは首を捻ります。
 選挙をすれば明るいバラ色の世界が拡がると思っているのでしょうか。

・民主党とマスコミへ
 今の情勢では民主党が圧倒的に有利な情勢です。
 同党の政策の中で唯一評価できるのは官僚制度の取り組みです。
 官僚組織に天下り禁止、百人の政治家を送りこむこと、局長以上に民主党政治に従う誓約書を出させることなど、色々首を捻ることもありますが、やって見る価値もあるような気がします。
 政権交代論者の私の意見では、政権交代は停滞した気分の一新に役立つし、民主党政権が上手く行けばよいが、仮に上手く行かなくても、少なくとも国民や政治家達がそれから学べることも多いと思います。
 然しそれだけで済めば良いのですが、今のような激動の時代、緊急且つ最大の金融・経済危機の時代では民主党が失敗したときの影響が余りにも大き過ぎます。 
 遅くて9月以降に民主党が政権を取っても現在の金融・経済危機の状態は続いていると思いますが、民主党が天下を取ったら、いきなりは無理としても少しづつでも危機状態の脱却できる政策をもっているのでしょうか。
 外交問題は、米国との関係は、地方分権は、農村の活性化は、輸出に頼る日本の経済政策の舵取りは?
 「外国人参政権」は、実行不可能な?「アフガンの和平案」は、「恒久平和調査局設置法案」、「人権擁護法案」は?
 民主党はその具体策を明らかにして、国民に明示すべきだと思いますし、マスコミは自民党と民主党の政策の比較、解説と批評をして、選挙の際の選択の資料にすべきだとと思うのですがそれをしないのは何故でしょうか。(*注1)

・自民党へ
 自民党員迄解散だ、総選挙だというのは何故でしょう。
 選挙して自民党が勝てると思っているのでしょうか。
 その危うい勝利を何とか勝ち取るためには党内の団結しかないと思うのですが。
 党内でばらばらな発言をするのが勝利に結びつくと思っているのでしょうか。
 解散しろと言う人達もまた血迷っているとしか思えませんが。

[空気に染まる日本とその空気を作るマスコミ]
 日本人は「KY」に示されるように空気に染まりやすいこと、世の流れに流されやすいと言う傾向があります。
 解散と言えば解散の連呼、漢字の読み間違え、揚げ足取りの麻生内閣バッシング、判官贔屓から政権党が全て悪くて野党は正義の味方の考え方。
 この様な状態についてブレーキを掛けて、政治家を政治の本道を戻すべきマスコミが、自身の批判も反省もなく、このような空気を作り上げ煽っています。(*注2)
 一般国民がその意志を表明するには、何年に一回かの選挙しかありませんが、いつも政党の非を批判して影響を与えることができるのはマスコミです。
 今の国会の混迷状態を作り上げているのはマスコミの責任も重大だと思います。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

*注1:参照 小沢さんのリーダーシップ [政策の明確化と政策追求の維持]
*注2:参照
マスコミの偏向報道 [マスコミの報道姿勢と責任]


マスコミの偏向報道

2009-02-19 14:24:28 | 情報、マスコミ

 昨夜ネット上で(Media Watch Report)さんの♭無手勝流「インタビュー世論調査」を敢行 の記事を見つけました。
 マスコミの世論調査法に疑問に思った筆者が自分流の世論調査をしたそうです。
 テーマは定額給付金の問題とそれに関係するアンケートに答えた人の意見の聴取のようでした。
 調査をした所は東京・川崎・大阪・富山の4都市の9箇所。
 回答数 123ですがそのエネルギーと意欲に感心しました。
 その調査の結果が面白いのでその中のマスコミの報道姿勢を纏めて紹介します。
 定額給付金の統計結果については、注記、それ以外の他の件についてご興味のある方は是非、原文を一覧されることをお勧めします。

[マスコミの報道姿勢]
麻生内閣への報道姿勢について
 国民にとって重要な報道をしている 12人(9.7%)、特に問題はない 2人(16.3%)、揚げ足取り的な報道が多過ぎる 68人(55.3%)、その他 23人(18.7%)

 これに対するコメントを下に書きますが、私の判断で、一人のコメントを2つに分けたものが有りますので筆者の統計の結果と少し違うかもしれませんが、ご了承ください。
マスコミの問題
・TV局の主観が入っていて、どこまで信頼できるか判らない(女性)
・自社の考えへ誘導するような報道がされている。(男性)
・揚げ足とりが多い(男性5、女性1)
  揚げ足とりの報道を見ているのあほらしくなる
  時間の無駄だ
・漢字の読み間違い報道の批判(男性6女性1)
  見ていて不快になる。
  漢字の読み間違いでなくて麻生さんの考えをキチンと報道すること
 漢字の読み間違いより重要なことがあるはず。
 漢字の間違いは単なる覚え違え、政策の評価には繋がらない、マスコミの責任は大きい。
(揚げ足取りや漢字の読み違いの報道より)もっと大切なことがある筈だ(男性4)
  悪いことばかり報道している
・マスコミはあら捜しばかりする。(女性)
・バッシングの手法が多過ぎる(男性)
・TVは表面的なことしか放送しない(男性)
・小さいことを過大に報道する(男性)
・マスコミは悪い事ばかり取り上げて良い事をしたことは報道しない。(男性3) 
・国民が求めているもの、取り上げた問題に対する政策をキチンと報道すること(男性)
・面白おかしく取り上げすぎ、いいことも取り上げ国民が選挙の時に判断出来るよう報道して欲しい。(男性)
・自民党・民主党の政策をきちんと伝えること(男性)
・高額所得者のキャスターやアナウンサーは底辺の方を向いていない。(男性)
・マスコミは政権を変えたくと意図的に報道をしているのかな?(男性)
・定額給付金と消費税が関係があるような報道をする(男性)
  これ見て阿呆らしくなった。
・不景気について不安を煽るよな報道をするの不景気が加速している(女性)

民主党関係
・あそこまで自民党の法案の反対する必要があるのか反対のための反対だ。(男性2)
  建設的でない。国民のことも考えろ。
・民主党寄りの報道ばかりする(男性2)
  マスコミが中立のように見えない。
・小沢さんと西松建設の関係など報道すること(男性)
 
麻生さん関係

・麻生さんが可哀相(女性)
・麻生さんは首相に向いていないかも(女性)
・麻生さんは金銭感覚がない(女性)
・揚げ足とりも悪いが、麻生さんも国民の身になって、国民が納得することを言って欲しい。(男性)
・麻生さんが悪い人のように放送されているが、実際の彼のことは判らない。(男性)
・麻生さんは頼り無い。政策を出しても他人事のように言う。マスコミの批判に判りやすく国民に言って欲しい。(女性)
・麻生さんの発言の拙いところしか報道しない。(男性)

[マスコミの責任]
 マスコミでは自民党内での麻生さん降ろし動きを報じて、代わりになる人材が居ないと評論家やコメンテーターがいますが、そのような人材が居ないことには、マスコミにも責任が有ると思います。
 マスコミから言葉尻を捉えられないような、漢字の読み間違いのないようなそつの無い人でしかも政治家としての優れた理念と能力を持った人はそう何人も居ないと思います。
 「馬鹿野郎」とか「貧乏人は麦を食え」といった政治家もいましたが、それなりに大きな仕事をして来ました。
  中曽根さん以後そのような政治家が出ないのと、テレビの出現以後もマスコミの力の増大とは無関係でないような気がします。
 唯一の例外は小泉さんです、数々の問題発言をしましたが、逆にマスコミを利用した郵政選挙で大勝利をしました。
 マスコミは能力不足でも、言葉尻を捉えられない漢字を読み違えない首相だったら良いのでしょうか。
 朝日新聞でさえ麻生さんの消費税増税を支持する社説を出した様に、麻生さんの政策は、郵政改革の一部見直し、地方分権の指示など小泉内閣の負の部分の修正などマスコミも皆どちらかと言えば賛成の筈です。
 マスコミとして批判しても当然なのは、定額給付金、麻生さんの公務員制度改革への腰の引けた態度くらのものだと思います。
 マスコミの批判はこの点に焦点を当てるべきだと思います。
  今首相に成り得るような人材の不足は、詰まらない点ばかりとり上げて大騒ぎするマスコミはの報道姿勢にあると思います。
 マスコミは日本にとって大切な将来伸びて欲しい政治家の枝葉末節の事を取り上げて、その足を引っ張っているのではないか反省すべきだと思うのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

参照:
  
政治を矮小化させるマスコミ 
   カテゴリー→情報・マスコミ

注記:定額給付金の統計結果
定額給付金を受け取るか否か
 受け取る 115人( 95.3%)、受け取らない 6人(4.9%)、その他 2人 (1.6% )
定額給付金制度がなくなったとしらどう思うか
 残念23人(18.7%)、仕方がない65人(52.8%)、良い事だ25人(20.3%)、その他10人(8.1%)
 調査の結果を見ると非常に公平に調査結果のように見えます。
  なお、これに付いての回答者のコメントは原文を見て下さい。


恥ずかしくないのか日本の政治家

2009-02-18 07:38:30 | 民主党

 15日から昨日までの政治家とマスコミの動きを追って見ました。
15日のテレ朝の「サンデープロゼクト」では国民新党の亀井静香さんが「小泉さんの定額給付金反対の発言を聞いて、参院での関連法案採決の時期を小泉さんのロシヤからの帰国まで伸ばした」民主党の対応を酷評。
 私も亀井さんの意見に賛成です。(注記)
16日のテレ朝の「スーパーモーニング」に自民党の世耕弘成と民主党の安住淳さんが出演したが、キャスターが小泉発言問題に話をもって行こうとするのに、世耕さんは「これは大した問題ではない」、安住さんも「テレ朝には失礼だが、もっと基本的な政策論議をしたい」と言っていた。
  自民両党の若手の人達もしっかりした考えをもっていると思いましたが、民主党は相変わらず、小泉さんがロシヤから帰国するまで参院の採決を遅らせる考えを変えてないようです。

16日にGDPが年率換算12・7%減と発表された。
同じ日に中川財務・金融大臣のG7の閉幕後の記者会見でちぐはぐな受け答えをした問題が起こる。
民主党など野党は中川さんの問責決議案を出すと発表した
・テレ朝の「スーパーJチャンネル」では、またこの前の麻生さんの郵政改革の担当していた、していないの発言と同じように、また何処からか中川さんのしどろもどろの発言の場面を写していた。
 横に安倍さんが座っているのをみると、随分昔のことで良く調べたものだと思いました。
 この前も書きましたが、この資料を探し出すエネルギーと、小泉発言や中川さんの記者会見の飲酒疑惑の追求の時間があるのなら、安住さんの言う様に自民と次の政権奪回の可能性の高い民主党の政策を取り上げて解説や議論をする方が遥かに日本のためになると思うのですが。
たけしの「TVタックル」では、ソマリア海賊問題に関連して、民主党が政権を取ったらどうなるかの話になり、自民党や三宅さんなどから、小沢さんが首相になったら、その主張のように国連が認めたら、自衛隊を派遣して戦闘に参加させるのかの質問に民主党の長島昭久さんが、民主党は民主主義の党だから、小沢さんの個人の意見がそのまま通る訳ではないと苦しい答弁をしていた。
 前にも書きましたがもし民主党が現状と変わらないまま政権を取れば日本がどうなるか空恐ろしいような気がします。
17日朝のTBSの「みのもんたの朝ズバッ!」でも中川さんの問題を取り上げて、中川さんの酷評や麻生さんの任命責任を追求していたが、皮肉にも記者会見同日の昼食会から二つの会議、続いての会見の過密スケジュールを見せたため、酒豪の中川さんがこの間いくら呑んでも、意識が朦朧とする訳がないこと、中川さんが体調管理を誤ったことを証明する結果になった。

中川さんの予算成立後の辞意表明
 私は今回は中川さんの体調管理のミスで起こったことで、批判される前に自分から国会で謝るだけで済む問題だと思っていたのですが。
参院の予算委員会で民主党辞めると判っている人と審議できないと発言
自民党内で山崎拓さん、加藤紘一さん、塩崎恭久さん、山本一太さん「中川さん辞めろ」の発言
 皆さんお気づきになるように何時もの人達です。
 こんな事はマスコミに言うのでなく麻生さんやその側近に言うのが政治家としての常識だと思いますが。
中川さんの辞任会見

 以上15日から昨日までの動きを書いて見ましたが、この間でも日本は各企業のリストラが更に進み、街に失業者は益々溢れ、その救済策は遅れに遅れ、それに要する諸施策の実行に必要な費用を生み出すGDPの年率換算12%減が止まることなく進んでいるのです。
 これを見ると国会もそれを報道するマスコミもまるでこの世の外の世界にいるようです。

[日本の政治家としての責任]
 政党や政治家、マスコミの思惑から無関係な立場から見ると、(具体策はとにかくとして)日本のやる事ははっきりしています。
・景気対策の実行(直ぐ実行)
・小泉改革の負の部分の修正(直ぐ実行)
・官僚制度など改革の足らない部分の実行(なるべく早く実行)
・将来の年金・医療・福祉関係の強化を確実にするための消費税増税(少なくとも早く検討開始)

 並べて見ますと全て麻生さんは打つべき政策は皆打ち出しています。
 然し麻生内閣の支持率でみるように、その実行に必要な国民の信頼を失って居ます。

民主党の責任
 残る期待は民主党であり今政治の主導権を握っているのも民主党です。
 党利党略抜きにして考えると民主党が日本のために直ぐやらねばならぬことは、
・第二次補正予算と関連法案の成立です。
 民主党が言う様に国会解散、総選挙、そして民主党が勝つとして民主党内閣の誕生、自民党の予算案に変わる予算案の提出・審議・可決まで数カ月は掛かるでしょう。
 勿論、党の政策に反するもの迄賛成する必要はありません、ただ採決を早くすれぱ良いのです。
・もう一つは政権与党として実行可能の政策の立案です。
 今まで報道されている民主党の政策は理想案かも知れないが、素人が考えても実行不可能なものか、後に大きな禍根を残すものばかりです。
 その不安はチョンボ続きの麻生内閣で投票したい政党として民主党の支持率は上がっても、余り上がらない民主党自体と次期首相としての小沢さんの支持率に現れています。
 民主党はこの数字を謙虚に受け取るべきです。

[クリントンさんと日本の政治家]
 日本の政局が大混乱の中で、クリントンさんが来日し、マスコミがその後を熱狂的に追っています。
 彼女の実力は判りませんが、少なくとも大政治家ではないようです。
 然し彼女が如何にもカッコ良く見えるのは何故でしょうが。
 それは彼女が全ては米国のために、過密スケジュールを明るくに元気にこなしているからです。
 そしてクリントンさんが、失言と醜態の政府の高官と、「自民党内での好き勝手な発言をする人達、党利党略丸出しの野党の人達、特に次期政権を担うかも知れない民主党の人達」の日本のことより先に自党や自分たちのことばかり考える(またはそのように見える)醜さと低レベルのことを際立たせてくれました。
  日本の政治家達はクリントンさんを見て、自分たちのやっていることを恥ずかしく思わないのでしょうか
 
[日本のマスコミとしての責任]
・米国での民主・共和の両党による景気拡大策の協力、クリントンさんの活躍と日本の政治家の比較して日本の政治家のあり方に警鐘を発するべきと思います。
・それで思い出したのですが、NHKのクリントンさんへのインタビューで、中川さんの辞任報道についての感想を求めたのに、「他国のことはノーコメント」と軽くいなされていましたが、こんな恥ずかしい質問をするNHKも何と落ちたものです。
・来るべき選挙に備えて、国民の選択の資料となる自民・民主の政策の比較とその解説と論評を是非やって欲しいと思います。

 政治家・マスコミはその主張に関わらず、今の非常事態にある日本でどうあるべきか考え直す時だと思うのですが

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

*注記:私は先日の小泉さんと郵政改革と麻生さんの追記に
 民主党は小泉さんの定額給付金反対の発言を聞いて、参院での関連法案採決の時期を小泉さんのロシヤからの帰国まで伸ばすそうです。
 詰まり参院での関連法案の否決→衆院での再採決の時小泉さんの反対(を予測)→マスコミの一斉報道と言う劇的な効果を期待しているのでしょう。
 何時もの党略優先のせこいやり方には情けないやら呆れるやらです。
と書きました。
  
追記に書いた訳は私のような素人の論評にも値しない詰まらないことと思ったからです。


クリントンさん来日と拉致家族と平和主義者

2009-02-16 10:32:48 | 国際社会

 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」はレギュラーの三宅久之、田嶋陽子、筆坂秀世、田母神俊雄、桂ざこば、勝谷誠彦、宮崎哲弥の各氏とジャーナリストの惠隆之介さん対、レギュラーの田嶋陽子さん、ゲストの琉球大学名誉教授の高嶋伸欣さん、大江・岩波沖縄戦裁判支援連絡会事務局長の小牧薫さん、中立の立場の山口もえさんによる沖縄戦の住民の自決問題に対する久しぶりに伯仲した議論が有りました。

[沖縄自決問題]
 そこでの意見を総括すれば、
前者の意見:沖縄戦と言う破滅状態の戦いでは色々な事があったと思うが一慨に日本軍が住民の自決を促したとは言えない
後者の意見:軍隊は国を護っても住民を護ってくれない。正確に書いた資料はないが聞き取りの調査では軍が自決を促したのは間違いない
 詰まり前者は一部の軍人がそう言うことをすることもあったかも知れないが、それを全体の事として言うのは間違いだと言うのに、後者は一部の軍人の指示を全体のものとして拡大解釈しようとしているように聞こえました。
 一つ引っ掛かったの田嶋さんが、「軍官民共生」と言う形で戦闘に住民参加させたと批判しましたが、戦争を経験した戦前派から言えば、国や軍隊の命令の有無に関わらず、国を護るために住民が自発的に軍に協力したいと言う気持ちになるのは当たり前だと思いました。

[平和主義者の主張と実情]
 番組の中でも一部発言がありましたが平和主義者の主張は、
・平和憲法のお蔭で日本は一度も戦争をしていない。
 イラク紛争での自衛隊の派遣はテロリストから見れば、日本の自衛隊は敵であり戦争行為に参加していると思っています。
   特に米軍の
資材を運んだのは明らかに戦争行為だと思います。
 平和主義者は自衛隊派遣に対して戦争行為に繋がるとして反対しましたが、一方では「平和憲法のお蔭で一度戦争に参加していない」と言っています。
 イラク派遣の理由は北朝鮮の脅威に対して自国だけでは護れないために、いざとなったときに米国から日本を護って貰うために、憲法解釈の変更までして派兵しました。
 逆に同じ敗戦国である、ドイツは自国とNATOの軍隊で自国を護れるためにイラク派兵を拒否しました。
 日本も自国を自分の力で護れるのなら憲法解釈の変更までして自衛隊を派遣しなかったでしょう
・平和憲法のお蔭で、日本は戦後一度も戦闘で外国人を殺したことはない
 海上保安庁が北朝鮮の不審船を撃沈し乗組員が死んでいます
 イラクでテロリストと戦い、殺し合うことにならなかったのは単なる幸運であり偶然です。
・軍隊は国は護るけれど住民は護ってくれない。
 自衛隊は各種の災害で被害者の救助に参加しています。
 イランのホメイニ革命で日本人が日本に引き揚げるのにJALは飛行機の派遣を拒否しました、日本人達はやむなく、他国の飛行機を乗り継ぎして引き揚げるという、日本人としてとても恥ずかしい思いをしました。(*注1)
 政府も同じ考えだったのでしょう、直ぐに政府特別機を購入しました。
 これは自衛隊の飛行機で緊急のための日本人の救出に使われるのは間違いありません。 
  他にも平和主義者の現実を意識的に無視した主張がありますが省略します。(*注2)

[拉致家族とクリントンさんの来日]
 日本人を護ると言う意味で大きな問題は北朝鮮により拉致家族の問題があります。
 平和主義者の人達はこれは外交で解決すべきだと言いますし正論です。
 然し事態は全く進展しません。
 拉致された人達の家族の人達は、日本政府では埒が明かぬと見てブッシュさんにお願いのに行き今度は、クリントンさん来日のときもお願いに行くそうです。
 これも考えて見ると日本としては大変恥ずかしい話です。
 クリントンさん始め米国政府の関係者も、内心では日本政府が自国の国民の救助も何もできなくて、米国まで泣きついてくるなんてと呆れているに違いないと思います。
 その現れが(軍事力の無言の圧力が使えない)日本が唯一の頼みにしていた経済制裁の効果を反古にする、米国の北朝鮮へ制裁解除の動きです。
 これに対して独立国である日本政府の人達もそれでも米国にお願いせねばならぬことは恥ずかしいし悔しいと思っているでしょう。
 米国が北朝鮮への影響力があるのは、米国がいざとなれば、イラクやアフガンのように攻撃する可能性があり、さら進めば日本に対してやったように原爆さえ落としかねない国だ北朝鮮がと知っているからです。
 米国が北朝鮮に対して慎重な動きをするのは、誰でも知っているように、北朝鮮が核兵器や長距離のミサイルの開発をしているかも知れないからです。
 詰まり外交と言っても米国と北朝鮮に関する限りは軍事力の背景があるから進められているのです。
 そんなことなど目をつぶって平和主義者は無法者相手の拉致問題は外交で解決しろと言います。
 彼らがどかで言っていと思いますが、彼らの外交とは日本が北朝鮮に対して行ったことを謝罪し(国際法的には何も悪いことはしていないのに)、賠償金を払って国交を回復すれば、拉致家族も取り戻すという、犯罪者に身代金を払って取り返すようなことを考えているのでしょう。

[平和主義者の考え方の弊害]
 平和主義者の考え方は、
・軍隊が悪の根源だ、そう言う昔の軍隊を持っていた日本が全て悪い。
・その悪を抉りだすことが日本を平和日本にすることに繋がる。
と思います。
 平和主義者的な考えがなお根強い日本では、日本は悪い国だと教え込まれたかなりの数の人達が、日本人としての「プライド」をなくし、腰の引けた海賊船対策に象徴されるように何かあれば直ぐ他国に頼ることが恥ずかしいことを忘れてしまった結果、日本古来からもっていた「」の観念をまで無くしました。
 「プライド」のない人、「」の観念の無い人達が何をしてきたかまたはきているかは、マスコミの報道に溢れています。

 番組の出席者の山口もえさんが、沖縄問題を学校でどう教えるべきかと言う質問に「良いところは良い、悪い所は悪いとして教える」と答えていました。
 彼女は他のレギュラーの人達から小馬鹿にされている田嶋陽子さんと違って、若いながらも皆から一目置かれている存在ですが、彼女の言うとうりだと思います。
  山口もえさんの良い所は田嶋さん達のように自分の主張の都合の良い所ばかり見て、都合に悪い所には目をつぶらずに、物事を真っ直ぐみるからだと思います
 極端な国粋主義も困りますが、行き過ぎた平和主義も世の中に弊害を与えることもあることをよく考える必要があると思います。
 

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

*注1:参照
   中東紛争から学んだもの(2)日本人として恥ずかしかったこと(1)
  
中東紛争から学んだもの(3)日本人として恥ずかしかったこと(2)

*注2:参照
  
改憲論議の前に明確にすべきこと 
   平和主義者たちに聞いて見たいこと


小沢さんのリーダーシップ

2009-02-15 11:53:31 | 民主党

 昨夜のテレビで民主党の小沢さんが、「リーダーシップのない麻生さんは直ぐにも退陣すべきだ」とい言っていました。
 マスコミや私のような外野が首相してしてのリーダーシップがあるとかないとか言うのはそれなりに判りますが、次期首相としてリーダーシップを問われる可能性の高い小沢さん本人が言うのは少し引っ掛かるところがあったので、リーダーシップとは一体何か調べると「ヤフーの百科辞典
で、その詳細な説明が有りました。
 ただ外国語の記述を翻訳したもののようで、生半可な翻訳があるのと対象が全般的に亙っているので、ここでは政治に絞って書き直して見ました。

[リーダーシップが機能する要点]
 リーダーシップを上手く機能するにはリーダーとそれに率いられる人(フォーロアー)の相互関係で決まる。
 詰まりリーダーだけが優れていても、それに従う人と関係が上手く行かなければ、リーダーシップは発揮ません。
 その為に政治の世界では考えの似た人達を集めて政党を作っています。
 自民党も大体同じ傾向の人達の集まりのようですが、それでも今の報道を賑わせている様に所謂上げ潮、小泉改革路線を進めるグループ、小泉路線見直しをする人達、それとリベラル派と呼ばれる人達の間で麻生さんは苦労しています。
 理論上から言えば麻生さんのリーダーシップの批判には当然それに率いられる人達の責任もあることになります。

 民主党は右は自民党出身者、左は社会党出身者、左翼と言われる日教組から官公労出身者まで広範囲に亙っています。
 だから現在は政権奪回で纏まっていても、政権を取ったあとのリーダーがリーダーシップを発揮するのは大変でしょう。
 民主党の指導者も、小泉さんのように圧倒的な支持率があるときは良いが、麻生さんのように支持率が落ちた場合党内を纏めるのは大変でしょう。

[リーダーシップの機能]
 (首相としての)リーダーシップの機能は、(1)政策の明確化と政策追求の維持、(2)政策達成手段・その方法の指示と情勢に応じた指示の変更(3)内閣の人事と政権与党の人事とその維持、(4)集団行動、相互啓発の促進、(5)内部結束とメンバーの充足感維持、(6)欲望の調整、組織活動の促進である。
 そうでその個々の項目について考えて見ました。
(1)政策の明確化と政策追求の維持
 小泉さん:改革と米国追随路線一本槍と言われたが路線の変更なし
 麻生さん:思いつき発言とそのブレ
 小沢さん:中曽根さんが「政権を取ったら小沢さんも変わると思うがどのように変わるか全く予測がつかない」と言っていました。
 韓国まで言って約束をした「外国人参政権」を実現させるのか、実行不可能な?「アフガンの和平案」を本気で国連に提案するのか、「恒久平和調査局設置法案」を成立させて、自虐史観を法的に定着させるのか、「人権擁護法案」を本気で提出するのでしょうか?
 小沢さんと民主党は政権奪回を前にして、リーダーシップの機能の第一の政策を明らかにし、政権党の立場でのマニフェストを見直して、それを党員に納得させるのは勿論、国民に衆知すべきと思います。
 そうでないと麻生さんのように、与野党からつつかれて検討不十分の政策を出し、後で釈明する立場になるかも知れません。
(2)政策達成の方法の指示と情勢に応じた指示の変更
 麻生さん:一人芝居、発言のブレ、麻生さんと閣僚の意思疎通不十分
 小沢さん:?、問題は前述のようにしっかりとした政策を持つか否からかかるでしょう。
(3)内閣と政権与党の人事とその維持
 麻生さん:政権転落の危機にと言うのに挙党一致内閣どころか、お友達人事と揶揄されるような人事をしました。
 小沢さん:?、私の希望は輿石さんを閣僚にしないこと、特に文科大臣から外す事です。
 民主党内閣としては始めの人事ですから、当然にフレッシな人事となり、組閣後の支持率は期待値もこめて上がるかも知れません。
(4)集団行動、相互啓発の促進
 麻生さん:麻生さんの政策反対のための集団行動、お互い足の引っ張り合い
 小沢さん:全く違う考えを持つ人達の集まりですから、まとめるのは大変、全体を纏めるには、党の方針と違う意見の人を黙らせるか、小泉さんのように排除するか(これを権威型リーダーシップと言うそうです)、その人達の意見も入れて、党全体として右に行くのか左に行くのかそれとも中道か、どっちとも付かない方向に進むかの選択を迫られるのでしょう。
(5)内部結束とメンバーの充足感維持
 麻生さん:党内ばらばら、不平たらたら 
 小沢さん:前述のように政権獲得後の結束をいかに進めるかが腕の見せ所でしょう。
(6)欲望の調整、組織活動の促進
 麻生さん:国や党のためよりも自分が衆院戦で勝つこと、組織はばらばら
 小沢さん:?

[小沢さんのリーダーシップ]
 麻生さんのリーダーシップについては前にも書きましたので省力します。
 小沢さんのリーダーシップに付いてはその時になって見なければ判りませんが、小沢さんがリーダーシップを発揮するために今やらなくてはならないのは、小沢さんの政権獲得後の政策をはっきりさせることです。
 超ベテランの中曽根さんからさえ「小沢さんがどう進むか判らない」と言われないように、政策や小沢さんの考え方を明らかにし国民に安心して民主党を選んで貰う必要があると思います。
 小沢さんが「マスコミから自民党はダメだが、民主党も頼り無い」と言われないように頑張って貰うことを祈っています。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ


小泉さんと郵政改革と麻生さん

2009-02-14 15:41:04 | 麻生内閣

 小泉さんの発言で与野党の間が揺れているようです。
 然しマスコミの報道やネット上の意見から見るとこの揺れは一時的なものに終わりそうです。
 小泉さんの発言の中心は、
 野党が反対している定額給付金について、「本当に3分の2(の衆院での再議決)を使ってでも成立させねばならないような法案とは思っていない」と述べ、参院で多数を占める民主党など野党の理解を得られるよう見直すべきだとの考えを示した。   (産経新聞より)と言ったことにあるようです。
 私は定額給付金については前にも書いたように、小泉さんの意見に賛成ですが、今となっては麻生さんも自民党はもう引っ込みが付かないでしょう。

 ここでは郵政選挙で自民党が衆院議席の3分の2以上を占めたこと、国民の郵政改革の理解度、小泉さんの功績とマスコミのキーワードで考えて見たいと思います。

[自民党圧勝と小泉さんの功績と国民の郵政改革の理解度]
自民党圧勝の理由

・小泉さんの人気
 「ヨン様に振った手を純チャンへ振る」と言う句がありますが、カッコ良い小泉さんの出現にふだんは政治に無関心の人達が政治に関心を持ち始めました。
 詰まり政治に無関心な人でさえ彼のリーダーシップに歓呼の声をあげたのです。
・マスコミの選挙中の偏向報道
 小泉さんの郵政改革反対者への離党勧告、除名、さらには刺客派遣という奇策に乗せられたマスコミ、特にテレビが選挙の真っ最中に刺客の動きや、小泉さんの演説に歓声をあげる小母さん連中の報道ばかりしました。
・そのようなテレビの報道で今まで政治に関心がなかった人達まで投票にでかけました。
  そして多分その人達は殆ど自民党に投票したと思います。
 つまりマスコミ、特にテレビは自民党圧勝に大きな貢献をしたのです。

・小泉さんの功績
 小泉さんの優れたリーダーシップ、巧みな選挙戦術、(政治家としては時に必要な?)反対者への冷酷な扱いなどでマスコミを味方につけた、郵政選挙の圧勝は殆ど小泉さんの功績と言って良いと思います。

・郵政民営化の理解度
 麻生さんが「国民が4分社化など知らなかった」と言って顰蹙を買いましたが、上記のように国民のかなりの部分の人達は、(郵政改革に賛成と言うより)小泉さんに投票したので、3分の2以上の議席数と国民の郵政改革の理解度は必ずしも正確な相関関係ではないと思います。
 だから郵政改革を唱える人達の言う様に「麻生さんは3分の2の以上の議席数の重みを知るべきだ」と麻生さんを批判する前に、郵政改革の良い所を進め、悪い所を直すというフランクな立場で検討すべきだと思います。

[小泉さんの学ぶべきところ]
拙いところ

 現在日本の大きな社会問題になっている年金問題の放置、強引な経費削減による社会福祉・医療・介護の崩壊、労働関係の規制緩和に伴うセイフティーネットの強化の放置、三位一体の名のもとの地方分権で実は地方交付税削減による地方の疲弊、消費税増税の先送りは自民党政権の足元を揺るがしています。
 但しこれは小泉さんだけの責任ではなく、後任の安倍さんが改革の負の部分の修正、見直し、後始末をしなかった責任もあると思います。(私は安倍さんの言う「改革の継承」でなくて、「改革からの脱却または見直し」とすべきと書き投書もしたのですが。
参照:カテゴリー→安倍内閣

 私は麻生さんが小泉改革の負の部分が何故生じたか、小泉さんが先送りした消費税増税など、小泉さんのやり方の拙い点は反面教師として学ぶべきだと思います。

良いところ
・優れたリーダーシップ
 私は小泉さんが上司として一番優れたところは良いところは、政治では素人の竹中さんをバックアップし、その力の100%かそれ以上の力を発揮させたところと思います。
 麻生さんの不規則発言やそのブレの裏には、何でも自分がやろうとしているように見えて仕方かないのですが。
 麻生さんは何か新しい発言をする前に、関係閣僚の意見を良く聞くことだと思います。

・発言にブレがないこと
・言い訳をしないこと、小泉さんへの人身攻撃に取り合わないこと
 上の2件に付いては昨日も触れました。
・政治家に時には必要な冷徹さ
・機を読むことに優れている
・巧みなマスコミの操縦術

 以上思いつくだけ並べて見ましたが、小泉さんと麻生さんのやり方は好対照のようです。
 麻生さんもその人柄から小泉さんの真似したくても出来ない事もあるかも知れませんが、それでも小泉さんから学ぶことも多いようです。

 麻生さんは小泉さんの発言を「厳しい激励の言葉と受け取っている」と言ったそうです。
 小泉さんの発言に対し、内心はどう思っているか知れませんが、ここではフランクに小泉さんの良い所、拙い所を見て国のリーダーとしてどうあるべきかもう一度考え直す機会だと思うのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ

追記:民主党のせこい対応
 民主党は小泉さんの定額給付金反対の発言を聞いて、参院での関連法案採決の時期を小泉さんのロシヤからの帰国まで伸ばすそうです。
 詰まり参院での関連法案の否決→衆院での再採決の時小泉さんの反対(を予測)→マスコミの一斉報道と言う劇的な効果を期待しているのでしょう。
 何時もの党略優先のせこいやり方には情けないやら呆れるやらです。


頭を冷やせ麻生さんと自民党

2009-02-13 16:15:47 | 麻生内閣

[麻生さんの郵政発言]
責任を他人に押しつけるな、自民党政治の責任は全て自分にかぶれ
 麻生さんの発言で一番問題なのはこのことです。
・国民は4分社化など知らなかった?
  政治家にとって国民は最大のお客様です神様です。
  それを馬鹿にしたとも取られる発言は自分で自分の首を締めるのと同じです。
・郵政改革を進めたのは竹中さんだ
  麻生さんは最初反対したかも知れないが、最終的にはその法案に署名した責任があります。
  マスコミは郵政改革に反対なら何故閣僚を辞職しなかったかと、批判しますが留まって小泉さんを支えるのも一つの選択です。
 然し署名した責任は残るし、それを認めるべきです。
・責任を全て他人にオッかぶせる人を国民が信頼するでしょうか。
 国民が信頼するのは全ての責任を取りそれを何とかすると宣言するカッコ良い人です。
・それと戦前派で同県人の私から見れば、責任逃れをする麻生さんは男らしくないと思います。
 九州男児なら、ぐずぐず言い訳ばかりせずに、もっとさっぱりと人の責任まで被って見せるでしょう。 
 これは昔人間の意見ですが、麻生さんの支持率の低下の大きな原因になっているかも知れません。

[麻生さんへ]
国会など公開の場で発言に下のような態度で発言したらどうでしょう

・郵政改革に対する発言
  郵政改革は自民党政府の責任だし、それが問題があるとすればその改善を図るのも政府の責任だ。
  法にも三年に一度の見直しをすることになっているので法に従って進めている。
  麻生さん自身は4分社化については問題があると思うので、党内でも検討しているが野党も充分に討議して貰いたい。
 それ以外の横道にそれたことは言わない。
・麻生さんの責任追求への発言
  忠告には感謝するが、自分の責任の取り方は自分で決める。
  (後は幾ら攻撃されてもこれを繰り返し野党の挑発に乗らない。野党側も暖簾に腕押しでそれ以上追求できない。)
・発言は政策一本に絞る、個人的な攻撃には上記のようにはぐらかしてしまう。
  小泉さんのようの「人生色々、人も色々」発言を参考にする。

国民に自分の考えを訴えてはどうでしょう。
 読売新聞には米国のオバマさんの記者会見の演説の全文が夕刊と朝刊の二度に亙って掲載されました。
 然し考えてみると日本の首相の麻生さんの考えが日本の新聞に乗った事はありません
 今日の産経新聞では例の小泉さんの麻生さん批判の発言の全文が載っていました。
 少し変と思いませんか。
 麻生さんも今の自分の考え方を纏めて、NHKでも民放でもよいから、演説するか対談の形でも良いから、麻生さんの考え方を訴えたらどうでしょう。(勿論そのオバマさんのように内容は充分に練りあげて)
 麻生さんは良い意味でも悪い意味でも時の人ですから、きっと申し入れに乗ってくるテレビ局はあると思います。
 民主党から公平に報道しろと小沢さんの登場を言ってくるかも知れませんが、それこそ自民・民主の選択を迫れるている国民の望むところです。

[自民党員へ]
国民に信を問え??

・選挙で「国民に信を問え」と言う発言がありますがそれをマスコミが言うのは当然です。
 然し、自民党内の上げ潮・改革派と言われる人にも同じ発言をする人がいるのは何故でしょう。
 「国民に信を問え」と言っても、国民の選択枝は事実上「だめな自民党」と「頼り無い民主党」のいずれを選ぶしかありません。 
 発言した人達は現在圧倒的に優勢な民主党が選挙で政権を取っても良いと思っているのでしょうか。
 それとも僅差でも自民党が勝って、しかも上げ潮・改革派が党内の主導権を取れると思っているのでしょうか。
 小泉改革の影の部分が大きく国民の上に覆っているいま、改革のより推進を訴えて勝つと思っているのでしょうか。
 傍目八目でみれば、小泉チルドレンなど改革派の議席減少は明らかのようなきがするのですが。(話はそれますがそれと古い形の自民党有力者の一部も?)
 国民に訴えるのは改革の推進(官僚機構を除く)でなく、小泉改革の負の部分の修正(詰まり頼りないけど麻生さんの方針)しか国民の耳に入らないと思うのですが。

民主党を喜ばせている自民党
・麻生さんは消費税増税、郵政改革の見直し、農村改革の推進など訴えています。
 それに対しても党内に反対の意見が多いようです。
 また郵政改革でも同じように反対で揺れています。
 それを一番喜んでいるのは民主党です。
 新聞の解説記事では、民主党が心配しているのは、自民党が消費税増税一本で絞って選挙に打って出ることだそうです。
 また郵政改革については、民主党が困るのは、同党の主張と似た見直しを麻生さんがを打ち出しては攻撃のしようがないことだそうです。
 敗色濃厚な自民党の選ぶ道は民主党の喜ぶことを避け、嫌がることをすることだと思いますが。
 それを何故自民党は民主党の喜ぶことばかりしているのでしょう。
 消費税増税については読売、産経に加えて朝日まで賛成の社説を出しました。
 不具合な所を直す郵政改革の見直しも筋が通っています。
 農村改革も賛成・反対両派とも今の農村行政の行き詰まり状態にあることは認めているそうです、それなら何とかすべきの当然だと思うのですが。
 改革派にはもの足らないかも知れないが、地方分権など麻生さんが指示しています。
 麻生さんも頼り無いけどやるべきことはやっているようです。
 自民党のやるべきことは決まっていると思うのですが。
 民主党が一番警戒する、自民党が一丸となること、少しの痛みはあっても国民から受け入れられる政策のもとで纏まるしかないような気がするのですが。

 麻生さんも自民党員もかっかしないでもう一度頭を、やるべきことをやるしかないと思うのですが。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ