箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

森の「救急ポイント」板に 感謝!

2009-04-08 | *編集・その他

森の「救急ポイント」板に 感謝!

 

 

昨年から箕面の森の各所に 「救急ポイント」(安全救急通報板) が

取り付けられていますね・・・

大変心強く、感謝です。

 

私は還暦も半ばにさしかかると、自分では今が青春? と 思いきや、

足が上がらずに、山道の木の根っこにつっかかり、谷間に転びそうに

なったり・・・

岩場を下っている時に足を踏ん張れなくなってそのまま ゴツ ゴツ

した滑り台を滑り落ちるようにして、お猿のお尻状態になったり・・・  

頭なら少しは回路が元に戻ったかも?

冗談ですが・・・ 大変です (笑)

何かの拍子にフラついて山道を踏み外し、そのまま谷川に落っこちた

事もありました・・・ 

幸い浅い所で命拾いでしたが、気は若くとも体力がついていかなく

なりました・・・  まさに トホホ!  です (笑)

 そんな危ない目にあった所は、決まって人気のない所ばかり・・・

いつも私は一人歩きなので、そんな時は ゾッ! としてしまいす。

 

都市近郊の箕面の森ですが、里山の南山麓の一部を除いて、まず

ケイタイがつながりません・・・

昔と違って、もう体の一部のようにして皆さんが持っているケイタイが、

全く通話不能になるのですから不安ですよね。

かなりアナログ人間な私でも、持っていますから・・・ (笑)

 

そこで私はいつもリュックには、チリンチリンの鈴(クマ避けですが・・・)

笛(体育の先生の吹く、うるさい金笛です)、

小さな折り形ミラー(太陽に反射させ、知らせる)、小型防災ラジオ、

それに三角巾と簡単な応急薬少々です。

箕面は低山とはいえ、自然の恐ろしさはこの8年間でいろいろ体験して

きましたので、決して侮れません。

 

かつて箕面観光ボランテイアガイドの皆さんが、同じように救急版を

各所に置かれましたが、いつの間にか壊されたりして見なくなり

ました。

そんな折、この「救急ポイント」(安全救急通報板)は分かりやすく

便利で安心です。

何でも 「箕面山麓保全ファンド」 の助成を受けたそうで・・・

箕面の森の主要ボランテイア団体の方を中心とした

「箕面山 救急ポイント設置実行委員会」により、

箕面山 62ケ所 に設置 されたそうです。

 

「箕面の森ハイキングマップ」(箕面市商工観光部作成)にも、その

設置場所が記入されているそうですから、手に入れておきます。

確か、マップは箕面駅前の「箕面観光協会」の窓口でも頂けるはず

ですよ。

 

ちなみに山での緊急の際には、各々に明記してある

ポイントナンバー(例えば「みのおA-1」とか)を、消防(119)へ連絡

すると、ナンバー毎に緯度、経度が測定してあり、場所確認ができる

ようになっていて、救急、事故などの緊急事態に対応できるとの事

です。

力強く、頼もしい限りではありませんか・・・

 

先日、私が前鬼谷をようらく台方面へ登り、途中で休憩している時に、

一人のおじさんから、山の中での事故の話を聞いたばかりです・・・

おじさんの見たのは、箕面の森の東の古参道、巡礼道付近で、

マウンテンバイクに乗った若者が、ハンドルを誤り谷へ転げ落ち、

血まみれになっていたとか・・・

また、別の日には老ハイカーが足を滑らせて骨折し、動けなくなって

いたとの事・・・

いずれもこのポイントナンバーのお陰で、8人の救急隊が駆けつけて

搬送し、事なきをえたようですが・・・

 

毎年スズメバチの繁殖期になると、救急車のサイレンが森に響き

渡ります・・・  昨年も何件か新聞に載っていましたね。

細い、急な山道では、担架で運び出すのに8人は必要なのだとか・・・

私は生々しくそんな話しを聞きましたが、全く他人事ではありません。

 山の事故は自己責任ですから、毎回慎重に、年を考えて、それなりに

周りに迷惑をかけないように・・・ と、改めて気を引き締めた次第

です。

 

事故だけでなく、森林火災や落石、地震など災害、天災などもあり、

また大雨、強風、台風後の危険個所などの緊急の防災連絡や

たまに事件などもあります・・・ 山や森の中も物騒になりましたね。

そんな時の消防(119)、警察(110)への緊急連絡時に、

その簡単、明瞭な位置確認には、この「緊急ポイントナンバー」は、

大変役に立つものと確信します。

 

私には、安心の感謝です。  

 

 

09-4 (完)


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