モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

貴重な梅雨の晴れ間に茶臼山自然植物園へ。花に集まる色々な蝶と邂逅(妻女山里山通信)

2019-07-25 | アウトドア・ネイチャーフォト
 本当は、前の記事に載せた陣場平での帰化植物の除去のその後の様子を見て、オオムラサキなどの撮影もしたかったのですが、降り続いた雨で林道はとんでもない泥濘状態で、四駆でも登れない様な状況。ということで計画を変更して茶臼山自然植物園へ向かいました。晴れると暑いです。空気がきれいなので紫外線がもの凄いです。日焼け止めをたっぷり塗ってでかけました。

 外国の園芸種の花が咲き乱れています。一番多いのはクマバチ。ヒカゲチョウ、ヒョウモンチョウの仲間、シジミチョウの仲間、モンシロチョウ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ、シオカラトンボなど。遭いたかったオオムラサキとスミナガシには出会えませんでした。

 急に晴れて昆虫たちも嬉しいのでしょうね。活性が高くなかなか撮影させてくれません。逆光でやっと撮れたタテハチョウの仲間。イチモンジチョウだと思います。幼虫の食草はスイカズラですが、林道などの除草で刈られてしまうことも多く、行政や下請け業者の無知が問題です。

(左)これはクガイソウでしょうか。園芸種が多いので確実な同定はできませんが。吸蜜しているのは、ヒメアカタテハ。(右)吸蜜するモンキチョウ。ありふれた蝶ですが活性が高く、なかなか撮影が難しいのです。

 ベニシジミ。春型でしょうね。翅がかなり傷んでいます。しかし、飛ぶにはまったく問題ありません。逞しいです。撮影は炎天下なので、帽子をかぶって水分補給もしていますが、熱中症になりそうです。

(左)オミナエシ(女郎花)。盆花ですが、腐敗するとウンチの臭いがするので、水の取り替えを頻繁に。(右)シオカラトンボのオス。ここまで綺麗な青い個体は希少です。美しいですね。黄色っぽいメスは、ムギワラトンボと呼ばれます。

(左)ラッキョウに花が似ています。外国の園芸種でしょうね。ヒョウモンチョウの仲間が吸蜜していました。(右)すごく大きなユリです。園芸種でしょうけど、蜜が少ないのか吸蜜する昆虫はいませんでした。

 上に見えるのは、ログハウス風の展望台。東方の四阿山や志賀高原方面、飯山方面が見えます。階段の両脇は、外来の園芸種が主に植えられています。

 この下にもベンチがある展望台があります。そこから東方の眺め。中央の新幹線の向こうは長野オリンピックの選手村だったところです。現在は分譲されています。その奥にはホワイトリング。信州の梅雨明けは来週になりそうです。高温になりそうなので、高原に逃げます。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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妻女山里山デザイン・プロジェクトは、陣場平とその周辺での伐倒や帰化植物の除去、満足の昼餉、慰労会は長野パルセイロの橙宴(妻女山里山通信)

2019-07-16 | アウトドア・ネイチャーフォト
 今回の妻女山里山デザイン・プロジェクト(妻女山SDP)の作業は、陣場平とその周辺での伐倒や帰化植物の除去でした。まず林道(正式には農道)がひどい泥濘状態で、車で登るのが大変でした。そして蒸し暑く、煩い虫にまとわりつかれながらの作業。しかし、作業は順調に進み、10時半過ぎには終了しました。

(左)陣場平と長坂峠の間の樹液バーのある場所で、立ち枯れの山桜の伐倒。(右)枯れて空洞になっていたので、突然途中で折れてしまいました。立ち枯れの木の伐倒には、こういう危険も伴います。ありとあらゆる危険性を想定して伐倒しないといけません。特に広葉樹は、重心がどこにあるのか分からない時があるので、慎重に伐倒すべきです。

 玉切りして片付けていきます。根本が同じ右の二本は、まあ健康な様です。

(左)切った木くずの中に幼虫が。やや小さいのでコクワガタでしょうか。(右)動きがとても速くていい写真が撮れませんでしたが、う〜ん、何でしょう。森林性のゴキブリの一種でしょうか。

(左)二人で動かせるぐらいの長さに玉切りして片付けます。枯れ木なので、いつ折れて倒れるか分かりません。登山者や車が通りかかったら大事故になります。(右)残ったつるを切り落とします。左下の幹を見ると大きな虚(うろ)ができていました。なぜこの幹だけ枯れたのか。まさか、アカクビツヤカミキリでは無いでしょうね。

(左)次はその上のギャップの除草。セイタカアワダチソウとヒメジョオン、オオブタクサはすべて抜き取りました。道に捨てます。その後、草刈り機で除草。(右)陣場平下の駐車スペースの除草。灌木やノイバラも刈り取ります。車三台ほど止められます。里山は、何百年も人が手をかけて維持されてきたので、放置するとすぐに荒れてしまいます。

 最後に陣場平へ。貝母(編笠百合)の群生地に生えたクサギ(臭木)やヤマフジ(山藤)の幼木を刈ります。この作業で、私はクサギにいたムモンホソアシナガバチに左手の甲を刺されてしまいました。大急ぎで車にポイズンリムーバーを取りに行き、毒抜きをしました。あらかじめポケットに入れておくべきでした。虫刺されの薬も塗りました。かなり毒が抜けた様で、下山する頃には腫れもひいてきました。作業は終了。
 オオムラサキも飛んでいて、我々の汗の塩分に反応したのでしょうか、スレスレまで舞ってきました。ときには汗ばんだ手に止まることもあります。

(左)堂平大塚古墳のログハウスをお借りして早めの昼餉です。赤海老を焼きます。塩は、大鹿村の鹿塩温泉で買った山塩。(右)サーモンのマリネ。レモンの酸味が効いて爽やかで美味です。

(左)キュウリに山椒味噌をつけて。スライスして、山椒味噌でもんでも美味。(右)キュウリのたまり漬けと奥は千曲市森の名産の杏のシロップ漬け。デザートです。

(左)朝採リのズッキーニにオリーブ油とヒマラヤ岩塩をふって焼きます。シンプルですが美味。(右)豚の角煮と金針菜の中華風炊き込みご飯。八角と五香粉が効いてとっても美味です。横浜中華街か香港で食べているよう。

 ログハウスからの眺め。古代中国と古代日本の関係、特に戦後のGHQの占領政策、3R・5D・3S政策*について。核家族や誤った個人主義(利己主義)により、共同体(助け合う相互扶助の役目もあった)の崩壊で日本の社会が疲弊崩壊してしまって今に至ることなど、話はつきませんでした。
*基本原則としての「3R」(Revenge―復讐、Reform―改組、 Revive―復活)、重点的施策としての「5D」(Disarmament―武装解除、Demilitalization―軍国主義排除、 Disindustrialization―工業生産力破壊、Decentralization―中心勢力解体、Democratization―民主化)そして補助政策としての「3S」スクリーン(映画:時代はテレビ、雑誌へと移る)、スポーツ、セックス(性産業:ここにも雑誌)またはスピード(クルマ)のことで、これらの娯楽に目を向けさせて、社会や政治に対する不満をガス抜きしようという米の愚民化政策。

村上春樹さんがいう地下室に下りてみよう。『僕たちは再び「平和と愛」の時代を迎えるべきなのかもしれません』村上春樹:戦争が生むアダルト・チルドレンと機能不全家族

 古代中国と古代日本の関係というのは、三国志の魏呉蜀の呉と同時代の弥生時代の話。呉(くれ)という都市がありますね。和服を扱う店を呉服店といいますね。弥生時代が60万、古墳時代になると400万。この異常な人口増は、生物学的な増大では説明できません。鳥取で発掘された弥生時代末期の骨の分析で、縄文人のDNAは2%しかなかったという事実。後に流入した越(えつ)。中越、越後の名称で残っています。出雲はおそらく呉。大和はたぶん越か。秦の時代に渡来し、全国に散らばった古代ユダヤ人の一部族といわれる徐福伝説。世界史と日本史を分けて学んではいけないのです。


(左)温泉に入って一旦帰宅。慰労会はAC長野パルセイロの応援団長がやっている中華料理屋「橙宴」で。前菜のクラゲとまずは生ビール。飲み放題で、ひとり3500円です。(中)定番のエビチリ。(右)チンジャオロース。

(左)キノコのオイスターソース炒め。(中)油淋鶏。(右)黒霧島のお湯割り、ハイボール、赤ワインなど。話題は昼の話の続きだったり、少しアダルトな話だったり、独身の娘息子をどうするという話だったり。

(左)パルセイロのユニフォーム。私のしんきんの通帳も長野パルセイロです。六品つきますが、最後はチャーハンでした。(中)追加であんかけ焼きそばを二つ頼みました。長野の普通の食堂で頼むとパイタンで白いのですが、これは広東風。(右)近くのスタジアムでは、巨人ヤクルト戦が。6回裏で花火が40発あがりました。私はサッカー小僧だったので野球はよく知りません。飲んで食べて話して、タクシーを呼んでもらって帰りました。
 川中島カントリークラブで熊の目撃があったそうです。今年はブナの実が不作。どんぐりも少なく餌不足の様です。ハイキングや登山には熊鈴やホイッスルの携行を。出会った時は刺激せず、後ろ向きに後ずさり。背中を向けて走ったら襲われます。

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茶臼山自然植物園。ベニシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、アスレチック。梅雨明けはまだ?(妻女山里山通信)

2019-07-13 | アウトドア・ネイチャーフォト
 一昨日訪れた茶臼山自然植物園なんですが、前回は温泉へ行く途中に寄ったので満足に歩けませんでした。そこで再び訪れました。茶臼山動物園北口駐車場に駐車して、植物園の最上部を目指します。この下の恐竜公園下の駐車場から園内を登って茶臼山に登るコースは、拙書でも紹介しています。途中にアスレチックもあるので、子供たちにも最適です。休憩含まず1時間20分なので、花見をしたり恐竜やアスレチックで遊んで、3時間ぐらいかけて登るのもいいと思います。

 2016年に開催された全国植樹祭の際に、ずいぶんと改装されました。在来種もありますが、外来の園芸種が多くなりました。基本的に園芸種は撮影しないので、ほとんど知識がありません。大きな白百合です。東方の眺めで、善光寺平の最奥には、拙書でも紹介の四阿山と根子岳がそびえていますが雲の中。

 ヒメジョオンで吸蜜するベニシジミ。翅の表がグレーなので春型。

 花は分かりませんが、翅の表が黒っぽいので夏型か。ベニシジミは成虫で越冬はしないので、全部今年羽化したものです。

 ノリウツギ(糊空木)が咲き始めていました。アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。樹皮が粘液を含み、製紙用の糊とされたため糊空木の名が。拙書でも紹介の飯縄山から瑪瑙山へ向かう途中に大きな群生地があります。

(左)ログハウス風の展望台の上からアスレチックが始まります。かなりたくさんあります。(右)イグチ科は間違いないのですが、夏に出るものというとアワタケ属のキノコでしょうか。アワタケやキッコウアワタケなら食菌ですが、これは老菌なので不食。

(左)アスレチックの上では紫陽花が満開でした。(右)ガクアジサイ。

(左)園芸種には疎いので分かりませんが面白い花です。奥もオオバギボウシに似ていますが、斑入りの園芸種でしょう。(右)最上部にはユリ園があるのですが、ここまで来る人はほとんどいません。実は信里小の向かいを入った駐車場から下った方が近いのです。ここから山頂までは、ゲートを抜けて10〜15分です。拙書でも紹介のアルプス展望台もお薦めです。

 吸蜜するヒョウモンチョウの一種。たくさんいました。ヒョウモンチョウは、翅の表だけでは似たものが多いので同定は困難です。ツマグロヒョウモンやメスグロヒョウモンのメスならすぐ分かるのですが。

 やっと翅の裏が見えて、オオウラギンスジヒョウモンと分かりました。他に眼にしたのは、ツマグロヒョウモンのメス、夏型のキアゲハ、ヤマトシジミかルリシジミのどちらか。ヒカゲチョウの一種にモンシロチョウ、モンキチョウ。思ったよりも蝶が少なかった。トンボが少ないのも気になりました。

 カモミールにいたのは、ベニヒラタムシ?アカハネムシ? いや、ベニボタルですね。夏はカモミールティーを冷やして飲むのがいいですね。信濃町の道の駅しなので買ってきた「善光寺延命茶」も、濃い目に淹れて冷やすと美味です。

 茶臼山動物園北口駐車場から少し下ったカーブから撮影。実は息子達を茶臼山動物園へ連れていったことはありません。夏は臭いし冬は寒いし。まあ、多摩動物園へは連れて行ったのでいいでしょう。私が行った動物園は、初めてパンダを見たロンドン動物園。アマゾンの河口のベレンとボリビアのラパスのの動物園は、表示された檻にその動物がいないという…。息子達が小さい時行った小諸市動物園も、息子達の目が点になるものでしたが、現在はかなり面白そうです。茶臼山動物園は、夏のナイトズーがおすすめです。行ったことありませんが(笑)。早く梅雨が開けないでしょうかね。
茶臼山動物園
茶臼山恐竜公園・自然植物園
タマムシについてのお問い合わせがあったので、以前樹液バーの近くで撮影したカットをあげておきます。やや後ピンですが。背景が人工的なのは、私の車のボンネットに止まっていたからです。


『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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美しく幻想的なネムノキの花。キマダラセセリ、オオムラサキ、ベニシジミ。里山は夏の匂い(妻女山里山通信)

2019-07-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 北信は梅雨でも晴れることが多いのですが、今年は珍しく梅雨らしい梅雨です。貴重な晴れ間は一週間に一度ぐらいしかありません。そんな貴重な晴れの日に撮影と里山保全にでかけました。必要なの弁当とお茶と日焼け止め、虫よけ、冷感タオル。とにかくクロメマトイ、ハエ、アブ、ヤブ蚊対策は必須です。

 そろそろネムノキ(合歓木)の花が咲いている頃と林道倉科坂線へ。ネムノキは、ほとんどの人が知っていると思いますが、花を間近で見た人は少ないでしょう。高さ15〜20mの樹冠で咲くので普通は見られないからです。ここは林道の下の斜面に生えているので、間近で見られるのです。繊細で美しい花です。

 こちらはより色が濃くて鮮やかです。幻想的ですらあります。まだ蕾も多いので、まだまだ楽しめそうです。葉は、夜になると閉じます。赤松と同様に排気ガスには弱い様で、うちの山にあったネムノキは、国道と高速道路の排気ガスが原因なのでしょう、枯れてしまいました。

(左)エビガライチゴの実。食べられます。茎にはトゲがあるので、登山道を塞いでしまうこともあります。鞍骨山への登山道は、春に毎年切っています。(右)林道脇にはびこるヨウシュヤマゴボウ。有毒の帰化植物です。

 ゼフィルスはほとんど見られませんでした。やっと見つけたキマダラセセリのオス。眼が℃−uteではなくキュート。

(左)林道の真ん中に生えていたカワリハツ。食菌なんですが、食べたことはありません。(右)ログハウスを借りて昼食。篠山の上に二頭の犬の形をした雲。

(左)コナラの根本で吸汁するオオムラサキ。(右)結構大きな個体なのでメスかなと思いましたが、翅を開いてオスと分かりました。樹液だと出ると白く固まるので、木の割れ目に染み込んだ雨水を飲んでいるのかもしれません。周囲の木も、まだ樹液は出ていません。

 そこへアオカナブンが登場。一緒に吸っていましたが、やがてアオカナブンがオオムラサキの口吻が邪魔なのか脚で一撃。オオムラサキは飛び立って行きました。

 温泉へ向かう前に茶臼山へ。アカツメクサやシロツメクサの咲く草原にベニシジミ。

 オスとメスのベニシジミ。交尾に至るかなと数分観察しましたが、カップルにはなりませんでした。

(左)畑の近くの草原にセリ科シシウド属の多年草のシラネセンキュウが。と思ったのですが、左下に白っぽい細い葉が写っていますが、シラネセンキュウではないですね。(右)コスモス(秋桜)も咲いていました。こんな早くから咲いているのは早生の園芸種でしょうか。

(左)茶臼山動物園北口駐車場からは、モノレールで園内へ。紫陽花が満開でした。(右)反対側へ行くと恐竜公園。息子達が小さい頃、よく連れてきました。
茶臼山動物園
茶臼山恐竜公園・自然植物園

 茶臼山動物園北口駐車場の下からの眺め。山上は気持ちのいい風もあって24度ぐらいでしたが、麓の最高気温は30度でした。遠くに見えるのは烏帽子岳でしょうか。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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NHKのうたコンにJuice=Juiceが出てSNSでの反響が凄まじい。さくら学院やBABYMETALとのつながりも(妻女山里山通信)

2019-07-10 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
 7月9日のNHKのうたコンにJuice=Juiceが出て三曲歌って踊ったのですが、その反響がもの凄い。SNSでの反響が凄まじいものでした。現アイドルじゃ実力ピカイチ。実は、℃-uteのファンだったのですが解散。Juice=Juiceは、インディーズの頃から観ています。最初は大丈夫かなこの寄せ集めと思っていたのですが、ハロプロきっての実力派になりました。BABYMETALに参戦の鞘師里保もJuice=Juiceの段原瑠々もSU-METALと同じASH出身。MOAMETALは、元℃-uteの鈴木愛理のファン。モーニング娘。19の森戸知沙希は、BABYMETALの大ファン。さくら学院もハロプロも生歌で口パクはしない実力派。ダンスも上手い。共通点も多いのです。

 最後に歌った持ち歌はこれ。歌もダンスも凄かった。番組の動画はSNSでたくさんアップされているので、そちらで検索を。
「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? (LIVE) Juice=Juice


 Juice=Juice『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(Promotion Edit):できればスマホではなく、パソコンの液晶画面のフルスクリーン、フルボリュームで。


 Juice=Juice - MEDLEY (2018) V2:PVよりライブの方が凄いって驚愕! Juice=Juice初めての方は必見です。二人卒業して二人入りましたが(お披露目はまだ)。二曲目の『Fiesta! Fiesta!』はラテン系の曲。ブラジル放浪でポルトガル語はまあ分かりますが、スペイン語も似たようなもの。世界ツアーのメキシコでは大受けたでした。BABYMETALもYouTubeで世界にヒットしましたが、Juice=Juiceも世界にファンがいます。最後の「Magic of Love」は、太陽とシスコムーンのカバーなんですが、完全に持ち歌の完成度。さゆきのフェイクは必聴。かりんが全力疾走しながら歌っているのに歌声がまったくぶれない驚異。みな細いのに体幹はしっかりしている。歌もダンスも本物です。
 他のメンバーはどうなのよって言われたので。うむ。かなともは、お色気はもちろん、つんくも言うあの独特な声質ですね。映像がなくても彼女の声でJuice=Juiceと分かります。さゆきはフェイクはもちろんですが、ブルースとか他のジャンルも聴き込んでいるので、歌唱力がばつぐん。あかりは、美貌とスタイルはもちろんですが、実は声量が凄い。歌唱力もついて強力です。るるは、元々歌唱力もピカイチですが表現力が凄い。まなかんは、ダンスのキレはもちろんあのキュートさが武器。かりんちゃんは、成人して可愛いだけではなく色気と凄みが出てきた。新人の二人も実力派。楽しみです。
 上の動画は削除されたので、ダンスリハーサルの動画をアップします。
Juice=Juice《ダンスリハーサル》「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? (New Vocal Ver.)


【ハロ!ステ#311】J=J DAY LIVE映像、モーニング娘。'19 LIVE新曲 スタジオレコーディング音源初公開!ハロプロ研修生紹介Movie MC:金澤朋子&工藤由愛


 高校卒業して美大からアートディレクター、デザインプロデューサーと約40年の東京暮らしをした。今でも東京で一旗揚げようという若者は少なくないはず。いい曲だと思う。ただ時代は変わって地方でも、世界のどこでもやろうと思えばやれる。駄目ならシフトチェンジすればいい。頭は柔らかく。未来を信じて精進するべし。この曲は、ヲタでもなかなか押さないが隠れた名曲。大切なことは信じないこと。信じたら思考が止まる。それは権力者の思う壺。疑う考える。面倒くさいが、そこからあなただけの人生が始まる。どんな有名人も死ぬ時はひとり。孤独。自分のために生きることは、人のために生きることに通じることを考えよう。
Juice=Juice - TOKYOグライダー


 Juice=Juice 04. 銀色のテレパシー 2017中野 1080p:最初のコーラスが本当に美しい。ユニゾンはもちろんハーモニーも完璧。YouTubeで観て関連動画もぜひ。


 ハロプロ研修生内新ユニット、メンバーへ発表の瞬間。(Juice=Juice):ここから始まった。私もアートディレクター時代に、アイドル雑誌のデザインをしたり、撮影のディレクションをしたり。アイドルの卵たちから色々相談も受けました。歌とダンスが大好きな彼女達を応援します。

 Juice=Juiceの凄いところは、インディーズ時代からメンバーが変わって増員されてもそのクオリティが変わらないどころか増強されているところだと思います、凄いグループです。

Juice=Juice(ウィキペディア)

Juice=Juiceのこれまでの軌跡とは?

二つ前の記事で、鞘師里保参戦のBABYMETALの記事があるので必見。リンクで1970年台からのヘビメタからBABYMETALの検証をしているので、それも必読。

ハロー!プロジェクトは、アップフロントプロモーションをはじめとするアップフロントグループ系列の芸能事務所に所属している女性アイドルグループ・女性アイドルタレントの総称、またはメンバーのファンクラブの名称。略称はハロプロ。2014年までは主につんく♂が総合プロデュースを手掛けていた。(ウィキペディア)

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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海を渡るアサギマダラ、ミドリヒョウモンの交尾、ヤマトシジミ、オオムラサキ、ミナミヒメヒラタアブ。里山の息吹(妻女山里山通信)

2019-07-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
 梅雨の晴れ間をねらってホームフィールドとする妻女山山系へ。お目当てのオオミドリシジミは発見できませんでしたが、あちこちでオオムラサキが乱舞。メスも羽化し始めました。ねばってミドリヒョウモンの交尾も撮影できました。陣場平で帰化植物の除草作業も。しかし、東日本の日照不足は出始めの夏野菜に、里山の自然に多大な影響をもたらすでしょう。しかも今年は冷夏の予報。心配です。

 アサギマダラ(浅葱斑)タテハチョウ科マダラチョウ亜科。秋に海を渡って台湾や南西諸島に渡るのですが、少数は春から夏にかけて北上する様です。この個体は翅がかなりいたんでいるので、それでしょうか。ただ、中四国、九州で幼虫で越冬するものも多いので、それかもしれません。
 幼虫の食草は、アルカロイドを含む有毒のガガイモ科の植物ですが、それを食べることで自らを有毒化し敵から身を守っています。

 ヒヨドリバナ(鵯花)で盛んに吸蜜しています。全国でマーキングが行われていて、その行動が分かってきました。こういう風に翅を閉じて吸蜜している時は、簡単に手で捕獲できますが、翅の中央を確実にすばやく掴むことです。端だと翅がちぎれて逃げてしまうことがあります。マーキングや、明確な目的があっての観察以外ではするべきではありません。

 山蕗の葉の上でミドリヒョウモンが交尾していました。右がオスで左がメス。この後、メスがオスをぶら下げて交尾したまま飛び去って行きました。メス強い。ヒョウモンチョウの仲間は、ツマグロヒョウモンが有名で、我が家の庭にも舞ってきますが、私が好きなのはメスグロヒョウモンのメスです。一見ヒョウモンチョウに見えませんが、本当に美しい蝶です。

 シロツメクサで吸蜜するシジミチョウ。遠目で最初はルリシジミかなと思ったのですが。

 翅の裏面の模様と眼がグレーなので、ヤマトシジミですね。ルリシジミは、眼が真っ黒です。

 メスも羽化してオスも増えたオオムラサキですが、吸汁する水溜りやイノシシの糞がないので地面に下りてきません。それでもやっと昼寝しているオスを見つけました。樹液が出れば撮影は容易になります。

 ヒメジョオンで吸蜜するミナミヒメヒラタアブのオス。体長がメスは8ミリ、オスは9ミリしかありません。まず。その存在に気がつくのが困難な昆虫です。ヒメヒラタアブ属の同定は本当に難しいのです。これも確信は持てません。以前、飛翔交尾を撮影した時は本当にお感動しました。

(左)マミジロハエトリ。オスです。山里では普通に見られますが、小さいので見ようとしないと見えないクモ。(右)カバキコマチグモ。ススキの葉をちまき状に巻いて産卵し、孵化した子グモたちは、母グモの体を食べるクモで、かなり強い毒を持つので、触らないこと。

(左)カタバミ(酢漿草)。「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、「すずめぐさ」、「ねこあし」、「もんかたばみ」など地方の別名が豊富。ありふれた野草ですが、花が8ミリと小さいので、気にとめる人は少ないかも。(右)ハハコグサ(母子草)。アリが来ていますね。花粉を食べに来たのでしょうか。春の七草の1つ御形(ごぎょう)です。名前の由来は、葉や茎が白い綿毛をかぶっている様子が、母親が子を包みこむように見えたことから。せき、たんにに効く民間薬でもあります。

 国道403号の妻女山入り口から見る斎場山(旧妻女山)。右の丸いのが山頂で斎場山古墳(円墳)です。現在の妻女山はずっと左で舗装路なので車で登れます。上杉謙信fが第四次川中島合戦で本陣としたのは、展望台のある現在の妻女山ではなく、斎場山です。麓に見えるのは、上信越自動車道の薬師山トンネル。一日35000台が通過。403は10000台以上。排気ガスで赤松、山栗、合歓の木などが枯れました。かといって車なしでは暮らせませんし。電気自動車もその電気を作るのに膨大なCO2を出します。非常に悩ましい問題です。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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久しぶりに陣場平へ。オオムラサキのオスを初見。夏の花とキノコ(妻女山里山通信)

2019-07-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 先週、先々週と旅に出たのでほぼ20日ぶりの陣場平です。帰化植物がどれほど繁茂しているか心配です。大雨が来る前に、道具を積んで車で登りました。

 ずいぶんと草が深くなりました。ハエが煩いこと。それと、ひっつき虫の季節なので、うかつに草むらに入るとひどい目に遭います。ヒメジョオンは、来る度に抜いていたのでわずかでした。オオブタクサは、大きなものはなく、数十本抜いて終了。オオムラサキのオスが2頭、元気に飛び回っていました。いつ羽化したのでしょう。メスが見られないので、一週間ほど前でしょうか。やや遅めです。

(左)中央にあるクマノミズキが満開です。オオムラサキは、クマノミズキの樹冠に止まったりして下りてきません。イノシシの柔らかい糞があると地上に来てくれるのですが。(右)先が三つに別れているオオブタクサ。

 地理史の文化遺産、菱形基線測点越しに見る陣場平。貝母(編笠百合)は枯れてすべて倒れていますが、種はまだ緑でした。中央奥がクマノミズキの大木。左にも。その奥はヤマグワ。右には桐の大木。シナノガキもあります。これだけの草の中からオオブタクサを見つけて抜きました。やれやれ。第四次川中島合戦の際に、上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたという平地です。

(左)この時期出ているかもしれない幻のハナビラタケを探しに森の奥へ。残念ながらありませんでした。(右)写真では分かりにくいのですが、山桜の太い枝が折れて、手前のコナラの枝に掛かり木になっています。ひとりでは危険なので、これは放置して次に行う妻女山里山デザイン・プロジェクトでこなします。

(左)なんでしょうね。調べたのですが同定できていません。夏に出るキノコもたくさんあります。(右)オカトラノオ(丘虎の尾)もあちこちで咲き始めました。天城山(てしろやま)から下ってきた私のファンだというKさんと一年ぶりに邂逅。色々話をしましたが、上の林道に倒木があって道を塞いでいるという情報をもらいました。次の作業で処理しましょう。

(左)友人のログハウスで昼餉。泉に咲くユキノシタ(雪ノ下)。生薬では虎耳草(こじそう)といい小児のひきつけに、はれもの、しもやけ、ひびに使われる民間薬です。葉は天ぷらに。また、塩茹でして水にさらしてから、酢味噌和え、辛し和え、ゴマ和え、汁の実、煮物などに。(右)遠目で見ると白い花ですが、アップにすると実に可憐な花で、羽衣をまとった天女の様です。

(左)ドクダミ(毒矯)の花。ドクダミは、十薬といわれるほど効能の多い植物。ドクダミ茶をたくさん作ってありますが、利尿、便通及び高血圧予防に効きます。その他には、ドクダミ茶を風呂に入れるとあせもや湿疹に効くそうです。(右)ヒヨドリバナ(鵯花)キク科フジバカマ属の多年草。海を渡る蝶、アサギマダラが吸蜜する姿がまもなく見られるでしょう。

(左)またキノコ。ムジナタケでしょう。食菌ですが傷んでいますね。美味しいキノコではないので食べませんが。(右)実に艶があるのでヤブヘビイチゴ。無毒ですが無味無臭。美味しくはありません。中国では全草を熱・咳・喉の痛み・下痢などに使う薬草だとか。

 堂平大塚古墳。横穴式でリユースができる古墳時代末期の様式です。ここに家があった友人だった故Kさん一家は、夏でも涼しいので古墳を冷蔵庫として使っていました。古墳の上をオオムラサキのオスが2頭舞っていました。たくさんのヒョウモンチョウの一種も。

 下って妻女山松代招魂社へ。ここでも一頭のオオムラサキのオスを発見。発生し始めだと思います。これから大量に羽化してくれるといいのですが。夏になると招魂社の切妻のところにたくさん止まって昼寝するオオムラサキが見られます。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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BABYMETALに元モーニング娘。センターの鞘師里保が感動の参戦!(妻女山里山通信)

2019-07-01 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
 いや驚きました。元モーニング娘。センターの鞘師里保が、2019年6月28日、横浜アリーナで行われたBABYMETALのライブ『BABYMETAL AWAKENS - THE SUN ALSO RISES -』にYUIMETAL脱退後の代替のサポートダンサーとして出演。その後渡英して、なんと世界的なビッグフェス「Glastonbury 2019」にも出演。メタル自体が異端でしかもアウェイの状況。

 2018年12月7日、前月末をもってアップフロントプロモーションとの専属マネージメント契約を終了、同時にハロー!プロジェクトも卒業となったことが発表されたわけですが。2019年3月30日、幕張メッセで行われた『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019』にゲスト出演し、3年3か月ぶりにステージに復帰したわけで、誰もがハロプロに戻るのかと思ったはずです。それが驚愕のこの展開に。

 確かにSU-METAL(中元すず香)と共に、アクターズスクール広島(ASH)出身で、ユニットを組んだこともあるので、全く不自然ではありませんが。MOAMETALは、ハロプロの元℃-uteの鈴木愛理のファンですし、BABYMETALの母体のさくら学院共に、生歌でダンスなども実力派揃いなので、共通点はあるのですが、業務提携しているという話は聞いたことがないし、どういう経緯でこうなったのか知りたいところです。
 ゆいちゃんが脱退して気落ちしてしばらく遠ざかっていましたが、鞘師里保が加入するなら絶対応援します。

 実は、鞘師里保がモーニング娘。を脱退したときに、同じASH出身の中元すず香がBABYMETALとして世界で活躍しているのが刺激になったのだろう。彼女も何かをつかんでくるはず。とツイートしたのですが、それがこういうことになるとは、想像だにしませんでした。

 サポートダンサーとして出演といいますが、位置はYUIMETALの場所で、バックダンサーではありません。しかも、世界のロックフェスのベストテンに入るような「Glastonbury 2019」にいきなり出るなんて。 凄いです。凄すぎます。しかし、なぜサポートダンサーなのか。もうハロプロは脱退しているので気兼ねはないはず。横浜では3人のバックダンサーとして。そして英国ではメンバー扱い。小出しにしてファンの反応を見ているのでしょうか。しかし、今後の国内世界ツアーのスケジュールを見ると絶句します。リホリホ太り過ぎなんてツイートも見られますが、こんなツアーをしたら余裕で10キロ近く痩せますよ。ゆいちゃんが、体力的に持たなかったのもよくわかります。体だけは大事にして欲しい。幸あれ!
 後日、鞘師の出演はSU-METALの要望だったという記事が出ましたが、どうなんでしょうね。

鞘師里保はBABYMETALの正規メンバーとなるか でか美が3人体制復活に期待(エキサイトニュース)

New Member Appears With BABYMETAL At Glastonbury? Who is this mysterious new member performing with BABYMETAL?

ひなフェスで鞘師里保が生み出した「熱狂」と「うねり」、そして「希望」

BABYMETAL - PA PA YA!! (Glastonbury 2019)

 なによりすうちゃんが凄く嬉しそうに歌っているのがいい。モーニング娘。のときは、鞘師里保押しだったので、本当に嬉しい。涙腺が崩壊しそうです。

BABYMETAL Shanti at Glastonbury 2019

 アラビアンなのかインディアンなのか。新鮮。聴き入ってしまう。

BABYMETAL Karate at Glastonbury 2019

 やばいです。これ。どうしよう…。凄すぎる。サムネイルではなくフルスクリーンで観てください。

BABYMETAL - PA PA YA!! (feat. F.HERO) (OFFICIAL)

 これは鞘師里保ではないですけどね。やはりトップ三人が似合います。さくら学院現生徒会長の藤平華乃が参戦。さくら学院のレベルの高さが分かります。重音部も今や懐かしい響き。
 
[BABYMETAL] 矢沢もヒッキーも成し得なかった世界へのハードルを軽々と超えてしまった美少女達。1970年代からの検証(2014.12.03の記事)
 この記事は、往年のヘビメタファンはもちろん、さくら学院やモーニング娘。やハロプロからファンになった人に読んで欲しい。1970年代から現在までの歴史を大雑把に解説しています。70年代は、現在より一色ではなく、アンダーグラウンドやインディーズが盛んでバリエーションも豊富で個性的でした。哲学用語も易しく解説してます。ぜひ一読を。
 ここ1000年の音楽で、英国で一位になったのがQueen。なぜだか分かりますか。ビートルズでもなくローリング・ストーンズでもなかったわけ。考えてください。私からのアドバイスは、彼らの歌詞を読み込んでくださいということです。
 大切なことは信じないこと。信じたら思考が止まる。それは権力者の思う壺。疑う考える。面倒くさいが、そこからあなただけの人生が始まる。どんな有名人も死ぬ時はひとり。孤独。自分のために生きることは、人のために生きることに通じることを考えよう。

BABYMETALが10月11日に世界同時発売する3rdアルバム『METAL GALAXY』の詳細が発表されましたね。

NHKのうたコンにJuice=Juiceが出てSNSでの反響が凄まじい。さくら学院やBABYMETALとのつながりも(妻女山里山通信):BABYMETALが好きだったら、この記事は必読でしょう。

Queen - I Was Born To Love You - 2004 Video  ;1977年の3月、羽田空港からロンドンへ、空中分解しそうなアエロフロートで飛んだ。5週間の英国生活の記憶。Queenよ永遠に


『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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