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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

大寒波で善光寺平も積雪。本格的な冬はこれから(妻女山里山通信)

2019-01-26 | アウトドア・ネイチャーフォト
 週末は大寒波が襲来し、長野市南部は5センチほどの積雪がありました。パウダースノーなので雪かきは容易でした。午前中は晴れましたが、午後になると大雪警報が発令され一転して降雪。

 午前中は晴れていたので買い物にでかけました。妻女山展望台からの松代方面の眺望。幹線道路には積雪はありませんが、日陰にはあるので要注意です。また、解けて再凍結するとアイスバーンになります。

 松代方面の望遠カット。高速道路や幹線道路には積雪はありません。正面の松代町街の向こうには、晴れていれば拙書でも紹介の根子岳と四阿山が見られますが、今日は雲の中です。

 同展望台から北の長野の中心街、善光寺方面。飯縄山と戸隠は雪雲の中。左にはAC長野パルセイロのホームスタジアム。その手前には千曲川。この右手には赤坂橋がありますが、松代高校の生徒でしょうか、通学路の橋の歩道の雪かきをしていました。厳冬はこれからなのですが、手前のソメイヨシノの冬芽は少しずつ膨らんでいます。

 西方の茶臼山。今日は白馬三山も仁科三山も見えません。手前は篠ノ井の市街。高句麗の王族、前部秋足(ぜんぶのあきたり)が延暦18年(799)に篠井性を下賜(かし)されています。それが現在の篠ノ井の名称の元でしょう。この時、多くの高句麗の豪族が帰化しています。高句麗人はツングース系で石の文化を持ち、現在の半島の人とは異なります。長野市には高句麗式積石塚古墳として大室古墳群が、多くが破壊されましたが妻女山にもあります。妻女山山系の千曲市側には堂平積石塚古墳群があります。

 午後からは天候が一変し雪模様に。斎場山(旧妻女山:斎場山古墳・伝謙信本陣跡)も雪景色。烏の群れがどこかへ帰って行きます。明朝は更に積雪があるでしょう。
 大坂なおみ選手、全豪オープン初優勝おめでとう!

 次の三連休は、三日かけて仲間と味噌の仕込みをします。厳寒の中大変ですが、極上の塩麹を入れた信州味噌ができます。そのリポートはまた。そして、三回目のQueen『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行く予定です。
Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version] https://www.youtube.com/watch?v=A22oy8dFjqc #Queen #フレディ・マーキュリー #ボヘミアン・ラプソディ わが青春のQueen。1977年ロンドンで暮らした5週間。フレディ・マーキュリーよ永遠に https://blog.goo.ne.jp/morimorikids/e/74b996f12127012c5dc56ae334e2d435

77年の3月、羽田空港からロンドンへ、空中分解しそうなアエロフロートで飛んだ」村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック『国分寺・国立70sグラフィティ』

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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わが青春のQueen。ロンドンで過ごした5週間。BIBAでメアリーに遭ったかも。フレディ・マーキュリーよ永遠に。北アルプス絶景(妻女山里山通信)

2019-01-19 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
 現在世界で大ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」。Queenのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの生涯が再注目されています。彼の活躍と生涯は、まさに私の青春でした。映画は二度観ましたが、また観に行くと思います。観客は、私と同世代の男女が多かったのですが、親子で観に来ていた人達も大勢いました。若者のカップルも。ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞と最優秀主演男優賞に輝きました。アカデミー賞も注目です。インテリジェンスと素晴らしい感性を併せ持ったグループです。英国民が、この1000年で最も素晴らしいアーティストに選んだQueen。

04 Freddie Mercury Story - フレディーマーキュリーストーリー - QUEEN

 こんな素晴らしいドキュメンタリーがあったのですね。フレディ・マーキュリーの生誕から亡くなるまでの全てが観られます。確かにBIBAの店員は皆美しかったし個性的でした。フレディはもちろん母やメアリーや最後の恋人(男)の証言も。ミック・ジャガー、ポール・マッカートニー、エルトンジョン、ライザ・ミネリ、デビッド・ボウイ。彼とオペラの出会いも。最期の時も。最高すぎる。永遠に。
 そして、この番組で分かったこと。私が5週間のロンドン在住当時に、BIBAで同棲中の恋人メアリー・オースチンに遭っていたかもしれないのです。当時付き合っていたロンドンの王立音楽院に留学中の彼女とBIBAにショッピングに行ったのです。そう大きくはないビルなので全てを回り、彼女はチャイナドレスの上着を買いました。紺がベースでバラの花が散りばめられ、縁が赤のパイピングだったと思います。彼女はこれを羽織り、スリムジーンズに紺のピンヒールを履いてパリへ行きました。パリジェンヌが振り返るほどの美貌とスタイルの華のある女性でした。買った店がメアリーがいた店かもしれない。当時の彼女やロンドンの日々を懐かしく思い出します。
 ボヘミアン・ラプソディーはマイノリティを歌ったものです。誰しも人生の中でマイノリティになることはあります。でも、どんな人もチャンピオンなんです。
77年の3月、羽田空港からロンドンへ、空中分解しそうなアエロフロートで飛んだ」村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック『国分寺・国立70sグラフィティ』 ロンドン在住の記事です。当時はアメリカの商務省などの対日戦略で、日本の若者に米の商品を大量に売りつけようということで、米のポチ読売新聞社の『メイドイン・USA』が作られ増刷されたり、米のライフスタイルや商品をを売り込む雑誌『ポパイ』が創刊されたりしました。ハワイブームや西海岸ブームが起きたのです。大学の同窓生はこぞってアメリカに行きました。私の様に欧州を目指す若者は稀でした。そんな時代です。
70年代、雑誌が作ったアメリカブーム みんなアメリカが好きだった・・わけではない国分寺・国立70Sグラフィティ【村上春樹さんの国分寺ピーター・キャット】村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック
 戦後、GHQが日本を占領するにあたり、3R・5D・3S政策を推進した。基本原則としての「3R」(Revenge―復讐、Reform―改組、 Revive―復活)、重点的施策としての「5D」(Disarmament―武装解除、Demilitalization―軍国主義排除、 Disindustrialization―工業生産力破壊、Decentralization―中心勢力解体、Democratization―民主 化)そして補助政策としての「3S」である。3Sとは、スクリーン(映画:時代はテレビ、雑誌へと移る)、スポーツ、セックス(性産業:ここにも雑誌)またはスピード(クルマ)のことで、これらの娯楽に目を向けさせて、社会や政治に対する不満をガス抜きしようという政策のこと。

Queen - Love Of My Life (Official Video)

 フレディ・マーキュリーが恋人のメアリー・オースチンに捧げたラブバラードです。彼女とBIBAで出会っていたかもしれないと思うだけで心が震えます。私のカラオケの18番(笑)。

Queen - I Was Born To Love You - 2004 Video

 君を愛するために僕は生まれてきた。

ベストヒットUSA QUEENスペシャル

 年初にこんな番組やっていたんですね。知らなかった。小林克也氏が、当時Queenが好きでも表立って言えなかったとコメントしていたのが、全く当時の自分と同じだったので笑いました。私は武蔵野美術大学に通い、作家になる前の村上春樹さんがやっていた国分寺のジャズ喫茶「ピーター・キャット」でアルバイトもしていました。ジャズ漬けの毎日でしたが、ロックも聴いていました。当時YouTubeやネットはもちろんFMすらありませんでした。では洋楽をどのように聴いていたかというと、VOA、ボイス・オブ・アメリカなのです。当時は今と違って色々なジャンルの音楽がヒットしていました。ロックやジャズやクラシックでも、実験的なサウンドが溢れていました。私はジャンルにとらわれずに色々な音楽を聴きました、ワールドミュージックも。心のキャパシティを広げてくれたと思っています。南米アマゾン・アンデスに放浪したのも、クリエイターとして成長するためにカルチャーショックを自ら受けるためでした。旅半ばで死ぬことも想定していましたが、そうなったらそれだけの人生なんだろうと覚悟していました。
 たった1%の人間が世界の86%の富を握っている極めて異常な現在。中国とアメリカの覇権争いに振り回される今。どう生きるべきか、問われています。ネットをやっていても、受け身だけではテレビで一億総白痴といわれた時代と何も変わっていないのです。受け身から能動へ変わらなければ、奴隷のままの人生は何一つ変わりません。覚醒を!

ベストヒットUSA 2022/1/8放送

 上の動画が見られなくなったので、別のをアップします。

 動画をたくさん貼ると重くなるので以下はリンクとします。いずれも素晴らしい!
Bohemian Rhapsody 英詩 和訳 コード :Queen『ボヘミアン・ラプソディ』。:人はだれでもマイノリティになる時がある。誰とも仲良くはなれなくても優しくしてあげるぐらいはできるだろう。

Queen & David Bowie - Under Pressure (Classic Queen Mix)
:当時はMTVもYouTubeもなかったから観られなかったが。今観られる幸せ。こんなコンサートがあったんだね、胸熱。

QUEEN - Another One Bites The Dust - We Are The Champions - Wembley 1986 :この当時青春真っ只中でロンドンに5週間住んでいたことも幸せでした。生きていたらブライアン・メイと同じくフレディも辺野古に反対しただろう。そう思います。

Queen - Queen In The 70s :フレディ・マーキュリーが長髪だった頃のライブ映像。この頃はMTVもなかった。貴重! *動画は削除されることもあります。その際は検索してください。


 週末は久しぶりに茶臼山へ。晴天なので北アルプスの絶景を撮影に行きました。拙書ではいくつものコースを紹介していますが、信里小学校の先から登る最も易しいコースで。幼児や高齢者でも登れます。北アルプス展望台からの北アルプス。仁科三山です。左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。麓の土豪、仁科氏に由来する名峰です。手前は西山の山布施の里。積雪もほとんどなく穏やかな日です。

 鹿島槍ヶ岳の勇姿。右に見える陰になった大きな谷はカクネ里といい、平家の落人が隠れ住んだという伝説があります。また、日本では五番目、信州では初の氷河が確認された谷でもあります。この北アルプスの絶景に魅せられて信州に移住した人をたくさん知っています。けれども、どこからでも見られるわけではないのです。その点では、この妻女山展望台からは、北アルプスはもちろん、戸隠連峰を始めとする北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山)に、横手山や笠ヶ岳の志賀高原の山々、根子岳と四阿山の菅平高原の山々が見られます。こんな展望台は他にはありません。晴天の日にぜひ妻女山展望台を訪れてください。車で登れます。

 左に見えるのは白馬岳。右手前は神話の山、虫倉山。もちろん拙書でも詳しく紹介しています。神城断層地震で山頂の四割が崩落してしまいましたが魅力的な歴史ある里山です。

 茶臼山の登山道には10センチ足らずの積雪が。アニマルトラッキングもできます。まっすぐの足跡はキツネ。ぐにゃぐにゃ曲がっているのはタヌキ。捕食行動の違いでこうなります。

 更に数百メートル歩いて善光寺平展望台へ。これは茶臼山動物園の北口下からのカット。左に拙書にも載せている根子岳と真田に尊崇された四阿山。右にわずかに白い浅間山が見えています。手前の樹木はリンゴの樹です。標高の高い畑のリンゴは実がしまっていて美味です。

 根子岳と四阿山の望遠カット。拙書では、コースだけでなく二山の歴史も詳しく記しています。両山とも素晴らしい山です。根子岳のある場所には、県の天然記念物のミヤマモンキチョウも生息します。当ブログでアップしています。体が冷えてしまったので、下山後は、善光寺参りの精進落としの湯、戸倉上山田温泉の万葉超音波温泉に入りに行きました。
県の天然記念物のミヤマモンキチョウを求めて峰の原高原から根子岳へ。妻女山のいま(妻女山里山通信)

77年の3月、羽田空港からロンドンへ、空中分解しそうなアエロフロートで飛んだ」村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック『国分寺・国立70sグラフィティ』

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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屋代高校美術班+1の新年会は昭和レトロが人気の國楽館戸倉ホテルで。新年の善光寺平(妻女山里山通信)

2019-01-13 | 歴史・地理・雑学
 もう40年ほど続いている屋代高校美術班+1の新年会を、善光寺参りの精進落しの湯、戸倉上山田温泉へ。高校の同級生が営んでいる國楽館戸倉ホテルが定宿です。

 長野オリンピックでIOCが泊まった笹屋の斜め前にあります。笹屋は私が披露宴で使った旅館でもあり、陳建民の弟子だったシェフが作る中華料理がお勧めです。写真は國楽館の玄関。しめ縄はどんど焼きの時まで飾られています。入ってこんばんわと言うと同級生の亭主が迎えてくれました。他のメンバーは既に到着して一献あげていました。つまみは、仲間が作った野沢菜漬けと麹が効いたお醤油豆にたくあん漬けなど。

 國楽館戸倉ホテルのロビーです。右のハモンドオルガンがレトロです。左の柱の左には地下室に下りていく階段が。地下室には卓球場があります。温泉は源泉で温めですが非常にいい泉質です。

 宴会の始まりです。普通は目隠しするのでしょうが、皆、肝が座っている連中なので顔も全開で。左四名と私が元美術班。今はむさいおじさんですが、実は油絵を描いていた感性豊かな面々なのです。お膳は食べきれないほどの品数。ここに馬刺し、大きなブリのカマ焼き、とろろ蕎麦、味噌汁、柿のシャーベットが付きます。地物の素材が多く使われた地味ですが滋味ある料理です。ビールで乾杯。純米酒、焼酎の黒霧島と続きます。ご飯は夜食用におにぎりにしてもらいました。

 中居さんに撮影してもらいました。二人が欠席。あとひとりは、昨年の夏に食道がんで亡くなりました。彼を偲んで黙祷。2017年の初夏に夫神岳に一緒に登ったときは、これで大丈夫かなと皆が思ったのですが…。人は平等に年を取らないという中国の諺を思い出します。

 食べながら飲みながら会話が続きます。とにかく米隷属売国奴の安倍自公政権を潰さないと日本は終わるだろうと。会社経営者もいるので事は深刻です。私はマスコミの仕事をしていたので、その観点からの話も。AI社会になる今後はどうなるかという話など。皆、専門職なので会話の内容は非常に深くていつも勉強になります。

(左)食後、カラオケ行きたいねと何年ぶりかに外出しました。不景気ですね通りにはだれもいません。政府の賃金統計とかは全部でたらめです。嘘がまかり通る日本。厚労省の虚偽記載は一部のものです。もっとでたらめがまかり通っているのが安倍自公政権です。タイの女の子がいるカラオケスナックに行きました。タイに行きなれているK氏が、バンコクでもこれだけ可愛い娘が揃っている店はないというほどの店。5曲ほど歌いました。女の子たちは性格も良くて、意外にも英語が話せるのでコミニュケーションもとれました。でも、それがタイの闇なんでしょうね。素敵な女の子達でした。彼女たちに幸あれ!
(右)朝食です。地物の野菜を中心に健康的な朝食です。私は一日二食なので昼食は抜きです。この後、皆と別れて上田アリオのTOHOシネマズに行きました。再びQueenの『ボヘミアン・ラプソディ』を観るためです。さすがに今回は落涙するようなことはありませんでしたが、ライブ・エイドのシーンでは、何度も鳥肌が立ちました。ひょっとしたらもう一回観に行くかも知れません。

 翌日、買い物ついでに妻女山展望台に寄りました。西方の展望。左に鹿島槍ヶ岳。右に白馬三山。一番右手前は茶臼山。平地には積雪はありませんが、日陰や山間部にはあります。

 北方の展望。中央の飯縄山や左の戸隠連峰は雪雲の中です。気温は3度。5度ぐらいにまでなりそうです。穏やかな日です。冬の里山は、積雪があればアニマル・トラッキングもできるのですが。寒いから嫌だと思うかも知れませんが、しかし、落葉しているので展望が効き、山城や古墳探索のトレッキングには最適なのです。拙書では、そんな情報も載せています。

 東方、松代方面の長めです。拙書でも紹介の大きな山体の奇妙山。後背の根子岳と四阿山は雪雲の中です。

 妻女山を下りて上信越自動車道のトンネル。この後ろの上杉謙信槍先ノ泉のカーブが凍結していて危険です。最も危険なのは3月なんです。凍結が解けて再び凍結して更に降雪があるとスタッドレスタイヤでも登れません。酷い冬では10台以上スタックして救助されました。歩いても15分で登れるので、このトンネルの前に駐車して歩いて登ってください。妻女山と斎場山に関しては、右上の検索からプルダウンしてブログ内検索をしてください。
 これだけ降雪が少ないと、2月に大豪雪があるかも知れないと心配しています。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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初詣は国宝の仁科神明宮へ。安曇野大王わさび農場。初積雪。Queen『ボヘミアン・ラプソディー』(妻女山里山通信)

2019-01-04 | 歴史・地理・雑学
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 大晦日から三賀日は、長男のところに集まるのが恒例となっています。大雪もなく穏やかな正月でしたが、こんな暖冬のときは早春の上雪の大豪雪が必ずあるので心配しています。雪が少なければ田植えにも影響しますが、自然はどこかで帳尻を合わせてくるのです。2014年の大豪雪の再来がないといいのですが。心配です。

 元旦の朝はピーカン。安曇野のシンボルともいえる常念岳の心が洗われるような朝焼けです。右は横通岳。

 我が家は昔から元旦の朝(ブランチ)は、おしぼりうどんなのです。信州でも旧埴科郡更級郡でしか食べられていない伝統料理。(左)最近、長男が諏訪の骨董屋で見つけた田中式の年代物の製麺機でうどんを打ちます。(中)うどんは友人が育てた幻の小麦・いがちくオレゴンで、前日私が打ってねかせて持参したものです。(右)辛味地大根をおろして絞った汁に自家製の味噌と長葱、花鰹をといていただきます。辛いだけでなく、甘味や旨味があります。息子たちも離乳食の頃から信州のばあちゃんが打ったこのおしぼりうどんを食べて育ったので大好きです。この旨さを「あまもっくら」といいます。千曲市や坂城町、長野市南部では供する店があります。うどん好きの方は、ぜひ一度召し上がってください。今回は、粉で600グラムを打ってきました。三人で食べてもお腹いっぱいの量です。

(左)初詣は国宝の仁科神明宮へ。参道の大杉が倒れそうで支えていますが心もとない。(中)手水舎ですが凍っています。冷たいこと。(右)伊勢系なので鳥居もシンプル。反りもなく、下の横木も突き抜けていません。しかし、他の伊勢系神社では例外も見られます。

(左)社務所の売店では、おみくじや破魔矢などを買い求める善男善女が大勢いました。私は前回も買い求めた自然石のおみくじを。今回は翡翠でした。黒曜石と共に諏訪大社のシンボルともいえる宝石です。(中)神門で参拝。(右)後背の中門・釣屋・本殿が国宝です。

 左から国宝の中門・釣屋・本殿。古くは伊勢神宮のように20年毎に遷宮していたらしいのですが、江戸時代にお金がなくなりそのままに。それが時を経て古くなり価値が出て国宝に。なにが幸いするかわかりません。
日本最古の神明造りの国宝・仁科神明宮と、七色大カエデとカミツレの咲く大峰高原(妻女山里山通信)

 参拝後は、神社後背の大峰高原へ。途中の展望台から観る根子岳(左)と百名山の四阿山(右)。右手前の三角は冠着山(姨捨山)。左は聖山。いずれも拙書に載せている歴史あるいい山です。

(左)向かいにはゴールデンウィークに咲くヒカゲツツジで有名な京ヶ倉と大城。もちろん拙書でも歴史やコースの紹介をしていますが、初心者や子供、高齢者が登れる山ではありません。転落死亡例もある厳しい里山です。(中)有明山。後背の北アルプスは雪雲に覆われています。(右)大峰高原の七色大カエデ。カミツレ(カモミール)の大きな畑や温泉もあります。

 山を下りて途中の大王わさび農場に寄りました。黒澤明監督の『夢』のロケ地で有名です。万水川・蓼川の合流地点。水車は凍りついていました。熱々の山葵コロッケが美味でした。土産に山葵鶏ハムを買いました。家族で来たのは、もう20年ぐらい前ですね。息子たちが緑色のお揃いのチェックのシャツと緑色の半ズボンを着ていて、売店のおばさんに「山葵色だね」と言われた思い出。

(左)安曇野インター近くのモンベルへ。アウトレットでパンツを探したのですが、いい色とサイズがなく断念。次男は煉瓦色のお洒落なパンツを、長男は手袋を購入。(中)夕食はチーズフォンデュ。カフェモモの全粒粉パンにアンガスビーフ、赤海老、シルクスウィート(薩摩芋)、ひょうたんカボチャ、人参。美味しくて食べすぎました。(右)ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを観ながら過ごすのが我が家の恒例です。ラデツキー行進曲が始まる頃にはかなりいい酔い心地になっているのが例年ですが、今年は疲れて眠ってしまいました。

(左)二日朝は3センチくらいの積雪がありました。(中)箱根駅伝を観てから湯多里(ゆったり)山の神温泉へ。ナトリウム炭酸泉のぬるぬるしたいい温泉です。美肌の湯。拙書でもすべての山に登山後に入れる立ち寄り湯を紹介しています。信州は温泉天国なのです。(右)夕食は、インドネシア料理のミーゴレンと牡蠣のナンプラーのバターソテーに本場タイ産の激辛トムヤムクンスープ。正月からエスニックと、よく分からないメニューですが美味。私が持参したものです。

 三日朝。息子たちと別れて403号の道の駅さかきたから観る聖山。そして、このあとは戸倉上山田温泉で温まってから上田のTOHOシネマズへ。『ボヘミアン・ラプソディー』を観に行きました。この曲がヒットしていた当時、学生だった私は春休みに5週間ほどフラットを借りてロンドンに住んでいました。映画の冒頭でフレディーがBIBAへ行くシーンが流れたときは鳥肌が立ちました。私がロンドンコートとウェスタンブーツと銀細工のリングを買ったところです。同じ頃に同じ空気を吸っていたんだなと。フレディの彼女がBIBAの店員だったというのも今回初めて知りました。
 そして、ライブ・エイドのシーンでは思わず落涙しそうになりました。観客には若者もいましたが、多くは私と同じ当時若者だった人達でした。親子で来ていた人達もたくさんいました。私の息子たちも観ています。トランプが壁を造ることに拘泥したり、パリもロンドンも移民や難民の流入で街も汚くなり、治安も悪くなっています。本当は来たくもない人々を生み出しているのは、貧困や内戦などですが、それらを生み出しているのは欧米列強の国々です。たった1%の大富豪たちが、世界の富の80%以上を得ているまさに狂気の現代。そういう輩がテロや戦争を起こすのです。自分の富を守るために。
 ボヘミアン・ラプソディーはマイノリティを歌ったものです。誰しも人生の中でマイノリティになることはあります。でも、どんな人もチャンピオンなんです。
77年の3月、羽田空港からロンドンへ、空中分解しそうなアエロフロートで飛んだ」村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック『国分寺・国立70sグラフィティ』

Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]


Love of my life & Bohemian Rhapsody - 1080 HD

 さすがにオペラパートはライブではできなかったんですね。でも上手くつなげてあります。素晴らしい。

『ボヘミアン・ラプソディ』がゴールデングローブ賞最優秀作品賞に輝きました。最優秀主演男優賞も。
 30歳まで私は文学青年で映画青年で夢想家でした。概念芸術家も目指していました。29歳から30歳にかけてクリエイターとしての引き出しを作るためにカルチャーショックを受ける放浪の旅に出ました、南米に200日の命をかけた旅から帰還して私はリアリストになりました。分かっていないことの中にしかロマンはない。ロマンは分かっていないことである。それを追い続ける人を支持します。役に立つこと、儲かることだけでは人類に未来はないのです。1本のブナの巨樹には、4000種類の生物が共生しています。それは宇宙なのです。

クイーンのギタリスト、ブライアン・メイが辺野古埋め立て中止請願への署名を呼びかけ 署名しました。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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