モリモリキッズ

信州里山通信を妻女山から。山歩き、ネイチャーフォト、
歴史、男の料理、時々アマゾン追想。

センチメンタルジャーニー in 湘南・・・(湘南デジャビュ通信)

2011-06-16 | ジャズ・音楽
 何年ぶりかすぐには思い出せないほど久しぶりの湘南でした。といっても学生時代から何度も通い詰め、息子達が小さな頃は釣り竿を持って腰越漁港や江の島の周りを歩き回ったので、裏道もよく知っています。渋滞する134号線を避けて鎌倉山の裏から海を目指すとアニメ『スラムダンク』のオープニングに出て来るあの踏切。坂の上からは江ノ電の踏切越しに白波の立つ相模湾が見えます。朝方の雨も上がった高曇りの空の下では、たくさんのサーファーが浮かんでいました。それにしても、七里ヶ浜は昔に比べると狭くなったような気がします。

 ところで信州と江の島は結構深い関係にあるのです。江ノ電江ノ島駅のすぐ近くにある龍口寺の大書院は、明治初年、信州松代で蚕糸業で財をなした窪田家が造った壮麗な蚕糸御殿で、昭和10年に移築されたものです。また、江の島のサムエル・コッキング苑は、明治15年(1882年)からアイルランド人の貿易商サムエル・コッキングがこの場所に私財を使って大庭園を造ったことに由来していますが、ここには松本広場と松本館があります。これは藤沢市の姉妹都市「長野県松本市」の観光PR館で、館内でそば打ち体験教室を実施しています。 教室のない日には手打ち蕎麦などが味わえます。

 江の島の手前に見える小さな岬は小動岬(こゆるぎみさき・八王子山)で、向こう側に腰越漁港があります。息子が小さい頃、ここで釣をしました。小動岬から稲村ヶ崎までの約3キロの浜が七里ヶ浜で、砂浜が黒いのは砂鉄が多く含まれるから。お昼は車で出かけて江の島大橋の少し東にある「しらすと伊勢海老の忠兵衛」へ。息子達もよく行くお店です。次男なんぞは、調布から自転車でここまで生しらす丼を食べに来たほど。なんでも7月から江ノ島駅から大橋への商店街へ移転するそうです。

 朝方時化ていたので、ひょっとしたら生しらすは無理かなと思いましたが、なんとか舟を出してはみたもののこれっぽちしか獲れなくてと店主が両手で作ったのは丼一杯の量。生しらす丼は無理だけどしらすずくし定食になら少し付けられますとのことで、それを注文。釜揚げしらす丼に、生しらす、畳鰯、アカモク(新名産の海藻、しゃきしゃきねばねばして美味)、切り干し大根、漬け物、海藻の味噌汁。生しらすは少量ではありましたが、臭みは全くなく美味しゅうございました。味は釜揚げしらすの方が甘みがあって、これも美味です。大満足でした。

 

 暮れなずむ淡い夕日を見ながら一路藤沢街道を北へ。藤沢街道と16号の渋滞には参りましたが、それより神奈川県は東京方面へ向かう道路は充実しているのですが、南北に縦断しようとすると、とてもやっかいなのです。江の島の夕日に後ろ髪を引かれながら地上の星が瞬き始めたハイウェイを一路信州へ。短いセンチメンタルジャーニーでした。



 藤沢の夜、夕食と買い物に出たら雨が降ってきました。するとなんだか塩素のような臭いがして目がヒリヒリするのです。すぐに持っていた傘をさしましたが、街行く人はほとんどが濡れ鼠。カップルも傘もささずに濡れていました。放射能の心配がなければ『恋人も濡れる街角』というロマンティックな夕暮れなんですが・・。そういえば、車で来る時も蒸し暑いのでエアコンをつけましたが、車外換気はしませんでした。でも地元の車は窓を開け放っているものも。諦めているのか、感覚が麻痺しているのか、情報弱者なのか分かりませんが・・。それでも室内に入ると止みました。放射線量や放射性物質の被曝にしきい値はありません。直ちに影響はなくても、どんなに少なくても必ず影響はあります。

 放射線量比較だけで安全だと報道されていますが,問題は体内被曝なのです。プルトニウムが出すα線、そして、セシウム・ヨウ素・ストロンチウムが出すβ線の破壊力が、どれほど大きいか全く報道されていません。α線β線が体内でγ線(高エネルギの電磁波)を発生させ周囲のDNAを断裂します。新規の正常な細胞が作られなくなるわけです。何世代に渡って奇形児が生まれる可能性もあるのです。たとえガンにならなくても、色々な症状が出て一生苦しまなければならないのです。

 「人間というものは、知ることよりも、信ずることを選びたがるものだ。」(エドワード・O ウィルソン『人間の本性について』より)しかし、信じた瞬間に思考は止まります。大切なのは信じる事よりも知ろうと絶えず努力することであると思うのです。思考を止めてはいけない。真実の探求を諦めてはいけない。あなたの大切な人のために。子供達の未来のために。

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メリークリスマス・Merry X'mas・Feliz Natal・God jul・Bon Nadal・聖誕節快樂

2010-12-24 | ジャズ・音楽
 北信濃は朝からクリスマス寒波の雪で、積もりそうです。
ブルーノートの X'mas <Yule Struttin'> +1
ブルーノートのジャズで。


John Lennon - So This is Christmas.mpg
戦のない世界を。


MERRY CHRISTMAS MR BEAN (1 of 3)
このシリーズ3までありますが、大爆笑まちがいなしです。それにしても巨大な七面鳥。

トナカイの子供に見えなくもない妻女山のニホンカモシカも、今日はおとなしくしているのでしょうか。

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熊木杏里を聴きながら・・(妻女山里山通信)

2010-11-29 | ジャズ・音楽
 ここのところずっとPCの前から離れられない日が続いていました。重いアプリを使う時はできませんが、そんな時にBGMでよく聴いていたのが、YouTubeで聴ける熊木杏里の歌でした。カーテンを開けると斎場山の紅葉が輝いています。資生堂やユニクロ、京王線のCMなどでお馴染みの彼女の歌声ですが、実は同じ旧埴科郡の出身だったと知ったのはつい最近でした。

 彼女は、自分で作詞作曲もする所謂シンガーソングライターです。その少しハスキーな澄んだ声と、琴線に触れるような詩が、細かな神経を使う作業にはなんとも心地よいのです。その豊かな感性のルーツが、「熊木杏里 故郷更埴に帰る」を観て分かりました。杏里という名前なので、あんずの名産地・森の出身なのかなと思いましたが、山を越えた埴生小学校に通ったそうです。ムービーのバックにもしなの鉄道(旧信越線)や冠着山、有明山が出てきます。森に限らず松代藩の領地だった集落には杏の木がたくさんありますからね。彼女は10歳まで更埴(現在の千曲市)にいたそうですが、自分の歌の素地はここ(山)にあると言い切っています。彼女の感性を育んだ信州の自然に乾杯です。

 その彼女が愛してやまない信州の里山ですが、通っていた小学校が遠足で登る山が、東にある有明山です。北の中腹には東日本最大の森将軍塚古墳があります。戸隠がパワースポットとして脚光を浴びていますが、古代科野国の初代大王の墳墓といわれている森将軍塚古墳や、この地の産土神の墳墓といわれている斎場山古墳や皆神山の小丸山古墳も強力なパワースポットですよ。そういう場所に古代の人々は古墳を造ったのです。有明山がある南北に連なる長い山並みを五里ケ峯山脈(五一山脈)といいますが、そこをトレックしたルポはこちらです。有明山と古墳は3ページ目に出てきます。また、ムービーにも映っていた彼女の故郷の西にある山は、冠着山(姥捨山)といい、姨捨伝説と鑑月の名所です。こちらも登ったことがあるかもしれません。そのトレッキング・ルポはこちらです。彼女を育んだ信州の里山の自然と歴史がご覧戴けると思います。

 さて、そんな彼女の歌を聴いていたら、たまらなく山に行きたくなりました。昼休みに車を飛ばして妻女山へ。最短距離を登り山に入りました。森は落葉松の落葉が始まって陽に照らされた地面がオレンジ色に染まっています。キノコも落葉松の針のような葉の下に隠れています。この時期になるとキノコも少なくなり、枯れ葉の下に隠れてしまうので、いわゆるシロを知らないと採ることは不可能です。森の切り株に天然の大きなエノキダケを見つけました。エノキダケの人工栽培は松代で始まったのですが、その松代の里山に天然のエノキダケがあることを知って採取に来る人はほとんどいないでしょう。その姿は、栽培ものしか知らない人にはエノキダケに見えないでしょう。

 暖冬なんでしょうね。30分ほどの間に、エノキダケ、ムキタケ、ヒラタケ、シイタケ、ムラサキシメジが採れました。思わぬ大収穫でした。これらは酒、味醂、醤油、出汁で煮つけて信州の郷土料理蕎麦の「おにかけ」のトッピングになりました。真冬にキノコ狩りするのは、松代でも私ぐらいかもしれませんが、春までエノキダケが採れます。去年もでしたが、年末まで熊が歩き回っています。3月の中旬にはもう冬眠開けしています。熊の場合、正確には冬眠ではなく冬ごもりなんだそうです。冬でも暖かい日などには起きて歩き回る事もあるそうです。去年は12月26日に陣場平で足跡を見ています。この冬は餌不足なので、徘徊があるかもしれません。ヤマコウバシなどを除いて落葉が全て終わると、冬毛に変わったニホンカモシカに遭遇する事も多くなります。

熊木杏里「こと」


熊木杏里 故郷更埴に帰る


彼女の歌は、私のYouTubeのお気に入りに何曲か入れてあります。

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★その他の信州のトレッキングルポは、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】をご覧ください。最新作の虫倉山では、北アルプスの大パノラマを掲載しています。

★古代のパワースポット・妻女山(斎場山)について研究した私の特集ページ「「妻女山の真実」妻女山の位置と名称について」。「きつつき戦法とは」、「武田別動隊経路図」など。このブログでも右下で「妻女山」での検索していただくとたくさん記事がご覧いただけます。
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松代出身の世界的なアコーディオニストCoba(90’sグラフィティ)

2010-08-06 | ジャズ・音楽
 Coba(こば)こと小林靖宏は、日本のというより世界の代表的なアコーディオニスト(手風琴奏者)。なんでも妹は松代中学で同学年だったとか。サイトはこちら。全く無関係ですが、私は小学校のときアコーディオンやっていました。やたら重かった記憶があります。左のカットは、粘菌のコマメホコリの変形体。森の珊瑚。

 信州の高速道路や真夏の高原のスカイラインを走る時に流すとベスト。お気に入りのCDでした。
SARA Coba(小林靖宏)〜アコーディオン

 ポルトガル語でいうとサウダージ。今は失われてないもの。郷愁と憧憬と哀しみと。音がいいのでこれにしましたが、この映像は・・・。2:14になぜかキム・テヒが。しかし、キュート!
過ぎ去りし永遠の日々  coba

 モネグロスの水。毎年ミュージックフェスが行われるスペインの砂漠の街。スペインのラスベガス。
Coba "agua monegros"

 ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet)によるオペラ『 カルメン』に登場するアリア。カルメン役がジュリア・ミゲネス・ジョンソン(Julia Migenes Johnson)、ホセ役がプラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)の『 カルメン』(1984:F.ロージ監督)のビデオは何度も見ました。アンダルシアの空と土の色が印象的。
ハバネラ

 住み慣れた街が遠くなる・・・。センチメンタルな曲なんですが、オーケストラが喧しい。室内楽団でよかったのでは?
遠くなる街

 ご存知?70年代初頭のミッシェル・ポルナレフの大ヒット曲。
シェリーに口づけ

 アコーディオンの音色は、元気な曲でもどこかセンチメンタルで、心の隙間に忍び込んでくるような音色です。ミュゼットと呼ばれるウェット・チューニングによるビブラートの効果がそう感じさせるのでしょう。アコーディオンは、昔の欧州の映画にはよく使われていましたね。しかし、アコーディオンは、バンドネオンもそうですが6種類あって、必ずしもフランスのイメージという楽器でもないんですね。元は中国だし、原型はドイツ辺りで作られたようで、欧州全体で使われていますからね。でもシャンソンにはやはり似合いますね。
 Cobaは、圧倒的に海外での評価の方が高いミュージシャンですが、日本、信州、松代でももっと注目されていい人だと思います。

 とてもキュートです。彼女はパリジェンヌでしょうか。エディット・ピアフの名曲。
la vie en rose-Edith Piaf-(Caro)

 またまた、マダム・クリスです。同じ曲ですが、アカペラでここまで歌えるって信じられません。フランス語が話せないって・・・! nossa senhora!
La vie en rose (Edith Piaf) COVER

ぎっくり背中はまだ完治しませんが、安静状態でやることが色々たまっています・・・。しかし、フライパンの上の猫状態。
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SUMMERTIME(70's グラフィティ)

2010-08-04 | ジャズ・音楽
 ジョージ・ガーシュウィンの作曲したオペラ『 ポーギーとベス』(1935年)の第1幕で、黒人の漁師の女房クララが歌った子守唄が Summertime(サマータイム)です。歌詞は中学生でも分かるレベルのものですが、なかなか意味は深いのです。人種差別がまだ激しかったころのアメリカですからね。70年代の暑い夏、むさ苦しい長髪をなびかせてジョージのファンキーやアウトバック、赤毛とそばかす、新宿のダグなんかに足げく通ったものでした。ホームは国分寺と国立でしたから、PeterCat、寺珈屋、船問屋、ほんやら堂、ピーナッツハウス、ピッコロ、グルマン、まねき、国分寺書店、キャンディーポット、ミルキーウェイ、レモンの木、蛇の目寿司、多摩蘭坂のおでん屋等々。

SUMMERTIME


Summertime and the living is easy

Fish are jumping and the cotton is high



Oh your daddy's rich

And you ma is good lookin'

So hush little baby don't you cry

One of these mornings you gonna rise up singing

Yes you'll spread your wing and you take to the skies



But till that morning
There's nothing can harm you
Yes with daddy and mummy standing by

Oh don't you cry
No don't you cry
Don't cry

 サマータイムのマイ・フェイヴァリット・シングス(My Favorite Things)を集めてみました。聴き比べてみてください。同じ曲でも表現の違いに驚かれると思います。前回の坂田明のものやジャニスのものなど、ガーシュインの原曲とはまるで違いますからね。それが音楽の素晴しさでしょう。
Janis Joplin - Summertime (Live Grna Lund 1969)


Billie Holiday - Summertime


Ella Fitzgerald - Summertime


Sarah Vaughan - Summertime (Master Take)


Nina Simone -summertime


Summertime (COVER)カラオケですから驚きです。セクシー! シャンソン、ボサノヴァもクール!


"Summertime" - Stan Getz Quartet


Miles Davis "Summertime" (1958) モダン・ジャズの「帝王」。


Summertime - Albert Ayler LP持っています。ジャニス、ビリーホリデーとともに三大サマータイムとも・・・。


Itzhak Perlman with Modern Jazz Quartet - Summertime 大人のサマータイム。


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暑い日はハイボールとジャズに限る(70's グラフィティ)

2010-08-03 | ジャズ・音楽
 PC作業に何日も縛られた後で急に山仕事をしたらぎっくり背中になってしまいました。痛みが治まるまで絶対安静にしていないとなりません。というわけでフィールドワークもできないので、たまにはジャズのことでも書いてみようかと思います。以前書いたと思うのですが、学生時代はジャズ漬けの毎日でした。別にジャズ風味の漬け物を漬けるバイトをしていたわけではないのですが、たくさんアルバイトもしました。多い時は、プレイボーイの寝具デザインのバイト、イベント屋のバイト(社員運動会・歌謡ショー)、ジャズ喫茶のバイト、なにかもうひとつと計四つのバイトと学業が重なって倒れたことがありました。

 なにに使ったかというと、まず当時ブームだったオーディオ。私はラックスマンのアンプが欲しくてしゃかりきになって働きました。スピーカーは、安アパートでは大音量で聴けないのでスタックスのコンデンサー型高級ヘッドフォンを買いました。当時ジャズのLPは学生の身分には不相応なほど高く、バイトをしないととても買えるものではありませんでした。そして映画青年でもあったので、これも二番館、三番館専門とはいえかなりの出費。彼女とデートとなれば、学生とはいえたまにはおごらなければいけません。体が三つぐらいあればいいなといつも思いました。

 そのジャズ喫茶のバイトですが、今ではノーベル賞候補にまでなった某作家のジャズ喫茶「Peter Cat」です。交代制でたいてい夜のカウンターの中をやりましたが、時には昼の授業がないときなどは、バイトの女の子と店をまかされて二人でやることもありました。MH氏がいるときはかけられないキースのケルンコンサートなんかを内緒でかけたりしていましたね。店には学生や美大生、音大生、大学関係者の他、マスコミや業界の人も多く、ライブ演奏もしていたのでジャズメンの出入りも多くありました。学生運動は既にかなり下火でしたが、それでも近所のそれ系の書店には公安が立ち入ったり、学園祭も不穏な空気が流れたこともありました。そんなときも、こんなときも、いつも流れていたのがジャズでした。

 CDになってから、なんていうかLPのような有難味がなくなりましたね。さらにMP3になってからは音質の悪い音楽を聴くのが当たり前みたいな風になってしまって・・・。確かにプチプチプチとかザーッという雑音はなくなったのですが、一緒にその周りについていたシニフィエ(signifié)の全てが消えてしまったような気がしたのは私だけでしょうか。ジャズ喫茶のアルテックやJBLのスピーカーからは、音だけではなく夢や哀しみや憧憬、青春の苦悩などありとあらゆるものが低周波とともに溢れ出ていたような気がします。

 ところがインターネットの時代になって、昔は到底観る事ができなかった往年のジャズメンの演奏や歌をいつでも好きな時に鑑賞することが可能になりました。これは有難いことです。といっても懐メロばかり聴いているわけでもないのです。たとえばこんなのを・・・。

Saori Yano - Lover Come Back To Me


Saori Yano - KC Blues


やはり御大はいいですね。演奏は焼けこげそうなほど暑い夏です。いまでもミトコンドリアなんでしょうね。粘菌ブルースなんて作ってもらえないでしょうか。
SUMMER TIME 坂田明 With 渡辺香津美


坂田明といえば、やはりこの方・・・。決してピアノを壊す(燃やす)のが趣味な人ではありません。肝心のピアノは中程から入ります。
Yosuke Yamashita Trio:"GUGAN"

 霞ヶ関のイイノホール(閉館)で行われたマンフレット・ショーフ楽団とのセッションは、忘れる事ができないコンサートでした。少し前の席に故殿山泰司氏が座っていて、楽しそうに聴いていたのを思い出します。
次回は、猛暑にちなんで「SUMMER TIME」でまとめてみようと思います。ジャニスとかね。
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Martha Argerich マルタ・アルゲリッチな日

2009-06-26 | ジャズ・音楽
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 予想最高気温が35度という猛暑日! この夏は確かエルニーニョで冷夏ではないのでしょうか。雪の模様が日に日に消えていく北アルプスも暑さにゆらいでいます。こんな日はクラシックがいいです。どうも女性ピアニストが好きなもので…。チャイコフスキーのピアノ協奏曲というと、ホロヴィッツやポリーニなどが定番で有名ですが、マリタ・アルゲリッチが好きです。[Martha Argerich stunningly plays the Tchaikovsky Concerto] この演奏は、自由奔放というだけでなく円熟味を十二分に感じさせてくれます。ラヴェルも好きです。[Martha argerich playing Scarbo from Gaspard de la Nuit]もいいし、[亡き王女のためのパヴァーヌ]も秀逸です。少しは暑さも吹き飛ぶでしょうか。

 彼女の[ショパン 英雄ポロネーズ]は、信州の夏、高原の白樺や唐松のワインディングロードを車でゆっくりと走るのに最適です。

 もうひとり、好きなピアニストが、フジコ・ヘミング。彼女といえば、やはりリストですね。La Campanellaが代表曲ですが、[リスト 愛の夢第三番]もいいです。覚めてしまえば夢は消えますが…。ショパンの[ショパン ノクターン第2番]もいい。聴かせてくれます。

 こんな暑い日には、雪景色が一番。この冬、坂城の村上義清の城跡葛尾城から五里ケ峯、山本勘助伝説の勘助道から白銀の鏡台山へ縦走しました。登り初めは冬枯れの風景が、次第に雪景色へと変わります。光る霧氷がきれいです。トレッキング・フォトルポのBGMにクラシックとジャズをちりばめてあります。曲名をクリックでYoutubeの演奏が始まります。
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ボサノバ「サウージ!サウダージ」

2007-08-02 | ジャズ・音楽
夏、信州の高原を走るときに必ずかけるのが、小野リサのアルバム「CATUPIRY」。爽涼な空気の高原ドライブには最適。もう30年以上前になるけれども、リオのコパカバーナの、とある高層アパートのドミトリーに滞在していた時の気だるい日々を思い出します。カルナヴァルの直前で、街はやがて訪れる祭の興奮を待ちきれないかのように熱気をはらんでうずうずとしていました。

昨夜はたまたま、彼女の番組をやっていたので観ました。やはりいいですね。ナベサダとのセッションもよかった。ボサノバを初めて意識して聴いたのは、学生時代バイトしていたピーターキャットで、ジョアン・ジルベルトがアメリカのジャズ・サックス奏者スタン・ゲッツと共演したボサノバアルバムだったと思います。「イパネマの娘」は、あまりにも有名。もっともそれは本来のボサノバではなく、アメリカナイズされたボサノバ風ジャズなんですけれど。

それから、御大アントニオ・カルロス・ジョビンを聴くようになって、ボサノバの魅力に惹かれていったというわけです。ハードバップやビッグバンド、フリージャズも大好きなんですが、時には心のしわ伸ばしにボサノバもいいものです。それはまさにブラジル人がよく言う「サウージ!サウダージ」そのもの。健康に!そして郷愁(失われしもの)。

ブラジルというと、賑やかなサンバを思い浮かべる人が多いでしょうけれど、ブラジル人が大好きな「ショーロ(ショリーニョ)」なんていう音楽もあるのです。停電した漆黒のアマゾンの街に大音量で流れていたショリーニョの調べ(どろぼう除けなんですけどね)は、最高でした。50年ぐらいしか歴史がないのに、どうもブラジルでは、ボサノバは昔の音楽というイメージがあるようで、若い世代はあまり聴かないとか。でも、いずれまた戻ってくるような気がします。

個人的には他に、ナラ・レオン、イヴァン・リンス、ジャヴァンなども好きですね。ジャズでは、デイヴ・ブルーベックなども。そういえば、結婚前につれとブルーノートにアストラッド・ジルベルトを聴きにいったこともありました。リオの有閑階級のサロン音楽なんて揶揄された時代もありましたが、退廃的とはちょっと違うボサノバのゆとりともいえる大人の魅力には、やはり代え難いものがあります。ボサノバをゆったりと聴ける時間は失いたくないなと思いますね…。
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目を閉じればアンデスの風

2007-04-16 | ジャズ・音楽
週末、義父母の招待で息子二人も伴ってフォルクローレのコンサートに行きました。実は義母がユニセフ募金活動のためにコンサートなどを開催しているのですが、これらのコンサートのポスターを私がボランティアでデザインしたということもあって、今回初めて聴きに行けたというわけです。当日は天気にも恵まれ横浜某所のこぢんまりとしたホールは、ほぼ満員。

出演は、「グルーポ・シンコ・パイス」という、職業、年齢も様々な結成15年のバンドです。ちなみにリーダーの東出さんは、日本最初のケーナ奏者で製作者だとか。埼玉の幸手市で「笛吹おじさんの店 ラ・ケーナ」というケーキ屋を営んでおられるそうです。他には、教師や警察官や農家など。毎年福島県川俣町で開催されるフォルクローレの全国大会「コスキン・エン・ハポン」にゲスト出演しているそうです。

演奏は、サイモンとガーファンクルでお馴染みのEL CONDOR PASA(コンドルは飛んでいく)や世界的にランバーダでブラジルから有名になってしまった、実はフォルクローレの「泣きながら」という曲など、全15曲+アンコールにこれまたお馴染みの「花」。アッという間に楽しいときは過ぎていきました。

目を開けると、むさい(失礼)日本のおっさんが並んでいるのですが、目を閉じればアンデスの大平原が広がります。もうずいぶんと昔に訪れたアンデスの風景が浮かびます。着いたとたんに酸欠で倒れそうになったボリビアのラパス。知り合った大学の教授とおんぼろタクシーで行ったチチカカ湖、なんにも用がなくて来た日本人はおまえらで3人目と4人目だと言われ、さらには全く関係ないのに麻 薬の運び屋と勘違いされて、もう少しで豚箱行きになるところだったベニ地方のトリニダッドの田舎町などが浮かびます。

フォルクローレは、ケーナといい、サンポーニャといい、アンデスの大平原を渡るような風の音を連想させますが、尺八の音にも通じていて我ら日本人には受け入れやすいんでしょうね。なんだかとても懐かしいものを感じます。ファンが多いのもうなずけます。
ボリビアはラパスの「ペニャ・ナイーラ」という小さなフォルクローレのライブハウスに行ったことがありますが、その時の印象は、思ったよりもずっと情熱的で激しくてパワフルなんだなというものでした。どうも牧歌的なゆくりとしたバラードのようなものがフォルクローレだと日本では思われているようですが、実際はもっとダイナミックなものなんですね。スペイン人に征服され、抑圧されたものが激情となってほとばしり出てくるような感じを受けました。それはそれは、激しく素晴らしいものでした。

ボリビアでのある日、放浪者の知り合いに誘われてアーチャという演奏家の工房に見学に行ったことがあります。工房の主人は物静かな人で、ケーナやチャランゴの制作過程を親切丁寧に説明してくれました。

私のボリビア放浪記は、AMAZON.JP ボリビア編・ 天空のラパス、神秘のチチカカ、湿原のトリニダッドをご覧ください。写真だけでもアンデスの雰囲気を味わっていただけるかも知れません。
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ジャニス・ジョプリン

2007-01-27 | ジャズ・音楽
確か下北沢の一番街だったか、当時としては決して安くない金額をはたいて買ったレコードが、ジャニスの「PEARL」でした。故植草甚一氏が、経堂から通っていた「タイム」という喫茶店があり、コーヒーをすすりながら買ったばかりのLPをしげしげと眺めた記憶があります。

当時は、どちらかというとジャズに没頭していて、マイルス・デイビスやウェイン・ショーター、ジョン・コルトレーンなどを聴いていたのですが、友人に渋谷の恋文横町のもっと上の方の百軒店だったか、「サブ」というロック喫茶に連れて行かれて聴いたのが最初だったような。記憶が曖昧なんですが…。「ムルギー」で、当時は珍しいゆで卵がのったインドカレーを食べたり、「喜楽」のモヤシソバを食べてから、どっぷりとジャニスのブルースに浸ったものです。ハシゴのような階段を二階に上ると、薄暗いというよりは真っ暗に近くて、陽光降り注ぐ道玄坂から入ると一瞬何も見えなくなったものでした。明るい店内を見たことがないので、どんな内装か記憶がないのですが、当時はジャズ喫茶も今では許可にならないぐらい薄暗いものでした。

百軒店には、ブラックホーク、B.Y.G.とかロック喫茶がたくさんあったと記憶しています。なんとB.Y.G.は、まだ営業してるようですね。BEGINなどもライブをやっているとか。今なら行くでしょうが、当時は通り過ぎるだけだった名曲喫茶「ライオン」もまだ健在のようですね。学生時代になると、渋谷からは遠ざかり新宿の「ピット・イン」や「DIG」、「DUG」などに顔を出すようになりましたが、ジャニスというとなぜか渋谷の百軒店と下北沢の「タイム」を思い出すんです。

そういえば私は縁がなかったけれども、コント赤信号などが出演していた「道頓堀劇場」が目の前にありましたね。帰りに「民民羊肉館」(ミンミンヤンロウカン・本当は王偏に民)で、サンマーメンに餃子なんかも食べました。なんでも妻の両親がデートでよく行ったとか。餃子の元祖ですね。ニンニクを入れたのもそこの親爺さんのアイデアだとか。

その後は、吉祥寺近くに住んで、また「ファンキー」や「OUTBACK」などジャズ喫茶通いの日々でしたが、時々思い出したように「赤毛とそばかす」なんかにも通ってました。JBLやアルテックのスピーカー、マランツやマッキントッシュのアンプは憧れの的でしたね。バイトして憧れのラックスのアンプを買った夜は、一晩中聴いてました。昨今のCDやMP3の安っぽい音を聴いていると、それに連れて歌手や音楽そのものも安っぽくなってしまったのかなあなんて思ったりもします。70年代は60年代からの解放の時代でした。なんだかみんなゆるくて、サブカルチャーが活き活きしていた時代ですね。

実は、昨夜はちょっと時間が空いたので家族でジャニス・ジョプリンのビデオを観たのです。ちょうど小6の次男も、学校でジャズなんか演奏しているもので、ジャズ、ロック、ブルースなんかに興味を持ち始めたんですね。ちょっと重いけれど「魂のうた」ってやつを聴くのもいいかなと。なんだか気に入ったみたいです。
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上原ひろみ&チック・コリア

2006-10-02 | ジャズ・音楽
1995年12月 上京の際に、16歳でチック・コリアの公演でステージに呼ばれて初共演。チック・コリアとはバークリーの先輩後輩。初めて彼女の演奏を聴いたときは、なんて速弾き、まるでピアノの軽業師のようと思ったものです。10年ぐらいしたらいいジャズピアニストになるかもしれない、なんて思っていました。速弾きだけでは人の心は打ちませんからね。

しかし、ツアーを通じて彼女の音はものすごい速さで確実に熟成したようです。先日のチック・コリアとの共演は最高でした。「サマータイム」の軽妙なやりとり。彼の定番中の定番「Spain」は、絶妙のインプロビゼーション(即興演奏)のやりとりが絡み合って昇華してゆくわけです。親子ほども違うデュオですが、息も詰まるようなやりとりは、山下洋輔トリオ以来の緊迫感といったら叱られるでしょうか。

ジャズに限らず音楽は生演奏に限るのですが、そうも言っていられないしがない身。せめて「SPIRAL]でも買いましょう。今秋の東京ジャズフェスのCDも出るのでせうか。欲しいです。そして家族でコンサートに行きたいものです。そういえば、昔バイトしていた村上春樹の「ピーター・キャット」には、キース・ジャレットは無かったけれど、チック・コリアの「Return To Forever」はあったような気がします。私は、ゲイリー・バートンとの共演「Crystal Silence」を持っていますが、湘南や信州の高原を走るときによく聴いたものです。

フュージョン・ジャズなんていうと、ちょっとちょっとちょっと軽いんじゃな〜いなんてイメージもあろうかと思いますが、確かに当時はコアで保守的なファンからは堕落したなんて言われましたが、ジャズアルバムとしては驚異的な売り上げを記録しました。ジャズのすそ野を広げたのは確かですね。チック・コリアは、彼自身のルーツでもあるスパニッシュな情熱に満ちた、華麗なる指さばきを身上としているわけで、時に静かにクールに見えて実は並々ならぬパッションを秘めているわけです。
そういう意味では、パッションをあっけらかんと打ち出してくる上原ひろみとは相性がいいのかもしれません。しばらく彼女からは目が離せません。

あっ、それから同じ中学出身で信州の高速を走るときには必ず流す、わが家が大好きなコバの新作『super mania coba』 もおすすめです。でも歌は歌わないで欲しいというのが家族みんなの意見。ジャケットデザインも何とかして欲しい。でもいいアルバム。
関係ないけれど、大菩薩の源流の苔むした森を歩いているときには、「もののけ姫」ではなく、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」が頭の中を流れてきました。なんででしょう。
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インターネットラジオとテレビ

2006-07-15 | ジャズ・音楽
最近はインターネットで、無料でラジオやテレビが視聴できるようになりました。なにか仕事をしながら、BGMに好きなジャズやロックを流しておくことができます。これ結構便利です。別にオーディオのスイッチを入れる必要もないので経済的でもあります。やる気があれば自分で放送局を開くこともできます。
もちろんテレビでは、世界の最新のニュースを見ることも可能です。スポーツやドラマも見られます。もちろんほとんどは無料です。
それから、ライブカメラも便利ですね。道路の渋滞や行き先の天気を確認することもできて非常に便利です。Google検索して探し出しても面白いと思います。きっとお気に入りの放送局が見つかります。

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春だからワルツを・・・

2006-02-03 | ジャズ・音楽
大寒を過ぎて節分となると、春の話題がポツポツと出てきますね。実際はまだ冬真っ盛りなんですが・・。横浜中華街は春節のお祭りで大賑わい。暖かい日にみなとみらい線で出かけたいですね。

大混雑するのでくれぐれも予約をしてから出かけましょうね。12時過ぎに行ったらどこも行列です。くれぐれも修学旅行の中学生に混じって肉まんの立ち食いで終わらないように。できれば大勢で、事前にお店とメニューの相談もするといいですね。特別料理が食べられます。
今注目は福建料理かな。「福萬園新館」なんかおすすめです。もっとディープな方がいいというかたは、「天龍菜館」へどうぞ。ネットで検索するとたくさん出てきますよ。お土産は関帝廟通り、山下町公園近くの「愛龍號」(通称さっちゃんち)でどうぞ。

で、ワルツなんですが、いつもはジャズですが、ちょっと春めいてくるとウキウキしてワルツなんか聴きたくなるわけですね。これは2002年のウィーンフィルのニューイヤー・コンサート。指揮はご存じ小澤征爾さんです。絶賛されたお馴染みのCDです。カラヤンの時も珠玉でしたが、小澤のワルツも最高です。ワルツ「水彩画」、知らぬ人はいないだろう「美しく青きドナウ」、そして最後には必ず手拍子が入るラデツキー行進曲。
聴き終わると一足先に桜が満開の気分。
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雪の日のタイニーカフェ・ライブ

2006-01-22 | ジャズ・音楽
一月に東京に大雪が降るなんて本当に珍しい。
猫はコタツで丸くなるものだけれど、わが家にはコタツがない。

奥さんが夜、近所のカフェに友人に会いに出かけた。
しばらくして次男と「俺等も行くか」といって出かける。

真っ白な夜景はいつもと違って見える。
畑の真ん中に誰かが作った雪だるま。
近所の坂では、真っ暗な中、小学生がソリをしてる。

バス通りの小さなカフェにはいると、メガネが真っ白に曇る。
聞こえてきたのは、生ギターとウクレレの演奏。ライブの日か。
一番前に次男と陣取る。70'sのような店内は、学生時代にタイムスリップしたよう。
ジャックダニエルのダブルを飲みながら、夏の歌を聴く。外は雪。

帰りに近所の家の雪だるまがあまりに可愛かったので記念撮影。
玄関前でフラッシュたいちまったので、ピンポンダッシュの子供のように逃げる。

そういえば、国分寺のピーター・キャットで昼のバイトしてたある日、大雪で春樹さんがキュウリを買いにいったまま、いつまで経っても戻らないことがあった。
「あにしてんだよう。ツナサンドが仕込めないじゃないか」と上に上がってみると、道路を挟んで向こうの八百屋のおやじひとり、こっちは春樹さんと1Fにあった寺珈屋の従業員全員で雪合戦をしていた。もちろんすぐに参加した。
店に客がいるのも忘れて・・・。
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