夕食におかずとして「ふきぼこの天婦羅」が出ました。
春の訪れを感じさせてくれる鮮やかな黄緑色と爽やかなえぐみです。
おしきせもすすみました。
長野県方言辞典には、各地の蕗の薹の呼称が掲載されていて、
北信では「ふきったま」、
東信では「ふきったま」、「ふきんと」、「ふきんとー」、「ふきぼぼ」
南信では「ふきっと」、「ふきんぼー」、「ふきんじ」、「ふきんと」
中信では「ふきぼこ」、「ふきぼぼ」、「ふきんと」
とあります。
我が家や親戚では「ふきぼこ」を使っており、「ふきぼぼ」、「ふきんと」は聞いた記憶がありません。
ふきのとうの天ぷら、美味しそうですね。
私の両親は東信出身です
祖父母たちは
「ふきんと」
と言ってたような…気がします。
長野県方言辞典は地域の言葉をよく調べ上げてある本だと感じています。
以前にもblogで紹介したことがありますが、中信地区で使われている「ふきぼこ」は、「ふき」と「ぼこ」の合成語で、「ふき」は「蕗」、「ぼこ」は「赤ん坊、こども、小児、幼児」の意味です。
「ふきんと」は「蕗の薹」が変化したものなのでしょうね。
少し小ぶりでしっかりしていたのでフキ味噌にしました
本日アップしたいと思います
フキボコの天婦羅にリンクさせてくださいませ
よろしくお願いいたします
東北地方ではフキ味噌を「ばっこみそ」とも「ばっけみそ」とも呼んでいるをようです。
「ぼこ」と「ばつけ」は何かつながるところがあるのかもしれません。
我が家でも親戚から苗をいただき何回か畑に蕗を植えた事があるのですが、草取り等を怠っているため(植えれば植えっぱなしなので)草に負けて根付く事はありませんでした。
根付いてくれれば毎年フキボコを収穫できるのですが。