宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

iPod classicからiPod touch 7に買い換えたのでケースも買いました。

2019年05月19日 | book gadget goods etc
理由は、classicのバッテリーが弱ってきたのと、touchで256GBが選べるようになったから。

容量が増えているのに小さくなって、4インチのディスプレイ…
落としたり、カバンの中で傷がつくとイヤなので、ケースを買うことにしました。

選んだのは、スマフォでも使っているalin(ありん)のスリーブケース。
iPod touch専用はラインナップに無いのでiPhone SE用で代用します。
  alin iPhone SE・iPhone 5・iPhone5s 本牛革レザースリーブケース
  https://shop.alin.jp/?pid=140968838今はアウトレットしかないようです。
alin iPhone SE・iPhone 5・iPhone5s 本牛革レザースリーブケース
見た目はシンプルな袋タイプ(手帳タイプでない)、ハンドメイドです。

しなやかで柔らかい牛革の手触りがお気に入り。
出し入れすると、内側のスェードが画面をキレイに保ってくれます。
赤のステッチがアクセントのケースにブラックのiPod touchを入れて使ってます。
少し残念なのがブラックしかなかったこと。
webサイトにカラーバリエーションがあるけど選べなかった…

赤のステッチがアクセントのケースにブラックのiPod touchを入れて使ってます。

原始惑星系円盤の中に隠された惑星の光を探す

2019年05月18日 | 星が生まれる場所 “原始惑星系円盤”
すばる望遠鏡の新しい装置を使った原始惑星系円盤の観測で、これまで円盤中の惑星から発せられていると考えられてきた光のほとんどが、実際には円盤の散乱光だと分かってきたんですねー
このことは、惑星は想定よりも小さいということを示しているのかもしれません。


原始惑星系円盤からの光をとらえる

おうし座の方向約500光年彼方にある若い太陽型の星“LkCa 15”の周囲には、惑星の材料になるガスやチリで作られた原始惑星系円盤が広がっています。

この円盤には大きな隙間が見られ、この隙間で若い惑星が形成されていると考えられています。

これまでの観測から予測されているのは、“LkCa 15”は若い頃の太陽系に似た惑星系を持っていて、木星よりも質量が大きい形成途中の3つの惑星候補天体があるということ。

3つの惑星があるのは、中心星“LkCa 15”から数十億キロ離れたところ。
太陽系では土星~海王星の軌道に相当する場所なんですが、これら惑星からの光を太陽系と同じようなスケールで地上から直接とらえるのは非常に困難なことなんですねー


原始惑星系円盤の光と惑星の光を区別することが必要

今回、NASAエイムズ研究センターと国立天文台ハワイ観測所の研究チームが行ったのは、すばる望遠鏡に搭載された極限補償光学装置“SCExA0”と面分光装置“CHARIS”を使った“LkCa 15”の観測。

“SCExA0”は地球の大気揺らぎの影響をより高度に補正でき、そのままではほやけて見えてしまう星像をより鮮明に映し出すことができます。
さらに、“CHARIS”に光を送ることで、天体から来る光の色の場所ごとの違いを高い解像度で直接見分けることができ、惑星の大気成分などを詳しく調べることも可能になります。

この2つの装置で得られた観測データを解析してみると、“LkCa 15”の周囲から届く光の大部分は惑星からではなく、広がった弧のように見える円盤部分からの散乱光によるものであり、以前示唆されていた惑星候補と同じ明るさを持っていることが分かります。

ケック望遠鏡を使った追観測からは、円盤の弧の形状が時間とともに変化していないことを確認。
軌道を回っている惑星からのシグナルと思われていた光は、円盤のような動きのない構造と一致していることが確かめられることになります。
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太陽型の星“LkCa 15”
(左)2017年9月7日に“SCExA0”と“CHARIS”でとらえた画像。
2つの弧のような形状は“LkCa 15”の原始惑星系円盤が2つの構造を持っていることを示している。
(中)理論モデルから予想される“LkCa 15”の円盤からの散乱光。
(右)3つの惑星があった場合に予想されるイメージ。

“SCExA0”と“CHARIS”によるデータは、これまでのシグナルが円盤本体から来ているものであることを示すことになりました。

このことが意味しているのは、惑星自身が想定していたよりも質量が小さく暗いので、円盤内に隠されている可能性が高いということ。
惑星のことを知るには、“LkCa 15”の円盤と、その円盤に隠された惑星からの光をはっきりと区別して見分ける必要があります。

このことは難しい挑戦なんですが、観測技術も確実に前進してきています。
“SCExA0”の改良は今後も継続されるようなので、近い将来には“LkCa 15”の円盤に存在する木星型惑星をとらえることが出来るかもしれません。

私たちの太陽系が辿ってきた歴史が普遍的なものなのか、それとも特別なものなのか。
“SCExA0”のような最先端の撮像装置がもたらす観測結果が、惑星系の起源と進化をよく理解するための糸口になるといいですね。


こちらの記事もどうぞ
  太陽系もこうして作られた? 原始惑星系円盤の問題が解決
    


強い磁場を持つ浮遊惑星を発見! 観測困難な惑星を見つける手段になる?

2019年05月11日 | 宇宙 space
褐色矮星として発見された20光年彼方の天体が、木星の13倍の質量しかない“自由浮遊惑星”だという可能性が示されたんですねー

木星の200倍以上もの強さの磁場を持つことも分かっていて、“褐色矮星”と“惑星”の境にある天体で強い磁場が生成されるメカニズムの解明にも期待が集まっているようです。


恒星になれなかった天体

褐色矮星は質量が木星型惑星より大きく、赤色矮星より小さな天体で、恒星になることができない天体です。
安定した水素の核融合を起こすには質量が軽すぎて自ら光り輝くことができないんですねー

1995年に初めて観測されたときには、褐色矮星は電波を放射しないと考えられていました。

でも、2001年にアメリカ国立天文台の超大型電波干渉計VLAが褐色矮星からの強い電波放射を検出。
その強い磁気活動が明らかになって以降、一部の褐色矮星では明るいオーロラが発生することが知られています。

地球で見られるオーロラは地球磁場と太陽風との相互作用で発生します。
でも、恒星が近くに存在しない褐色矮星では、どのようにオーロラが発生するのでしょか?
  木星とその衛星イオのように、褐色矮星の磁場が周囲の惑星や衛星などと相互作用して、
  発生する可能性も考えられている。



強い磁場を持つ惑星状自由浮遊天体

2016年のこと、カリフォルニア工科大学の研究チームがVLAを用いて観測を実施。
すると、うお座の方向20光年彼方にある天体“SIMP J01365663+0933473(以下SIMP)”の電波が検出され、この天体が木星の200倍以上もの強い磁場を持つことが分かります。

2017年には別のグループによる研究から、“SIMP”が2億歳と若く、半径は木星の約1.2倍、質量は13倍程度と軽いこと、表面温度は摂氏約825度だと分かり、主星を持たない“惑星状自由浮遊天体”である可能性が示されます。

この木星の13倍という質量はちょうど、“巨大ガス惑星”と“褐色矮星”の定義の分かれ目として慣例的に採用される“重水素燃焼限界”にあたるものでした。
  “重水素燃焼限界”とは重水素の核融合が停止する質量

さらに、この発表と同じころ、カリフォルニア工科大学の研究チームによる再観測が行われ、“SIMP”の電波のエネルギーや磁場が2016年より強まっていることが分かります。
  “SIMP”は惑星質量の太陽系外惑星として初めて、電波で検出され磁場が計測された天体になる。

こうした強い磁場が検出されたことは、褐色矮星や系外惑星における磁場生成メカニズムを理解する上で大きな課題が突き付けられたことを意味します。

研究チームによれば、この“SIMP”で起こっていることを調べれば、同様のメカニズムが褐色矮星だけでなく巨大ガス惑星や岩石惑星などの系外惑星でどのように働いているのかを知る手がかりになるそうです。

さらに、オーロラ電波放射から“SIMP”を検出した手法は、主星を持たず観測困難な浮遊惑星などの系外惑星を見つける新しい手段として使えるかもしれませんね。
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浮遊惑星SIMP J01365663+0933473(イメージ図)



こちらの記事もどうぞ
  若い恒星の集団に見つかった浮遊天体の正体は?
    

海鮮グルメに舌鼓! 春の淡路島ツーリング

2019年05月03日 | バイク・旅・ツーリング
やっとイイ天気になったー!
っと言うことで、ゴールデンウィーク後半にツーリングに行ってきました。
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朝も食べずに名神高速から阪神高速を乗り継いで明石大橋へ
そう、今回走るのは淡路島です (^o^)/


お昼の準備をしながら島を南へ

淡路島に上陸したあと高速は東浦で下りて南下。
8キロほど走ったところで右折、少し山を登って行きます。

そして着いたのが、切り立った妙見山のふもとにある“御井の清水”という源泉。
古事記の中で天皇の御料水として運ばれていたと伝えられている名水です。
ここで昼食に使う水を確保して、さぁー 出発です。
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御井の清水
動物除けのネットが張られている
次に向かうのは津名港近くにある“焼あなご屋亘”というお店。

焼き穴子といえば島の西側にある“魚増鮮魚店”が有名ですが、
こちらのお店は島の東側にあるので、淡一ツーリングの序盤に寄れるんですねー
午前中にここで穴子弁当を買って、お昼になると港や海岸で海を眺めながら食べるのがおすすめですよ。
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焼あなご屋亘
国道28号を南に走って右手
焼き穴子の大を購入
“焼あなご屋亘”は焼き穴子弁当のテイクアウト専門店なんですが、
カウンター席が用意されているので店内での飲食も可能だったりします。
今回は焼き穴子のみを買いました。


春の訪れを告げる魚を使った丼“生サワラ丼”

さて、ここから目指すのは島の西側にある五色町。
春の訪れを知らせる魚“サワラ”を使った丼を食べに行きます。

焼き穴子が昼食なのにサワラ丼? いえいえ、サワラ丼は遅い朝食なんですねー

店に着くと「ちょっと待ってなー いまサワラをさばいてるから」の声。
“お食事処 お多福”の雰囲気は昔ながらの大衆食堂で、人柄の良さそうな大将が迎えてくれます。
新鮮なサワラにありつけそうな期待感 (^^♪ お目当ての“サワラあぶり山かけ丼”を注文しました。
開店の30分も前に着いたのに入れていただけたのはラッキーでした。
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サワラあぶり山かけ丼
島内でサワラ丼を提供しているのは30店ほど。
“お食事処 お多福”は淡路島生さわら丼の元祖ともいえるお店で、炙られた生サワラの上に山芋のトロロがかかった丼が人気。
とろけるほど柔らかいサワラは、炙られてほんのりと甘く山芋との相性がバツグン!
肉厚なサワラもつるっと喉を通っていきました。


目指すは淡路島の最高峰

前から気になっていた諭鶴羽山の周辺林道(作業道や登山道とも言う…)。
今回は諭鶴羽ダムから山頂を目指すルートをチョイス。

五色町から南に下っていき南あわじ市に入ると諭鶴羽ダムへ
ダムから川上に向かってダートを走り、とちゅう右手にゲートが見えたところで停車。
下調べでは、このゲートの向こうにあるのが林道(か作業道)なんですねー
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/1f/3501d2a5e7f9e5b8f18df311f6b227e5.jpg
右手のゲート奥が目指す林
ゲート脇から行けそうなので入っていくと、始めは淡路島によくある落ち葉いっぱいのコンクリートな路面。
でも、ダートに入ってしばらくすると路面が激変… ガレ場やん。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/44/f7a9275fbbc0a192341055588a68607c.jpg
この先は岩ゴロゴロのガレ場
「軽トラはもちろんモタードでは絶対無理やな」っと即効で諦めたけど、ここでUターンするのも結構難しい。
結局、切り返せそうな場所までバックして戻ってきました。

他のルートにチャレンジする時間もないので、よく走った林道上田線に変更。
“神代 上田池ダム”から諭鶴羽山に続く林道上田線は、ほぼ舗装路で途中に数か所ダートが残っている林道。
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神代 上田池ダムは淡路島最初の農業用ダム(昭和7年竣工)
堰堤は農業ダムとしては全国でも数少ない石積み式の重力ダム
路面にちらほら落石がありますが淡路島では走りやすい林道。
2時前に諭鶴羽山山頂に到着しました。
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淡路島の最高峰、標高は607.9メートル


お昼は焼き穴子を使った山めし

さっそく調理開始。
持ってきたお米とカットワカメ、タケノコをメスティンに入れて炊飯。
使うお水は途中で汲んでおいた“御井の清水”、白だしも少し入れておきます。

焼き穴子は一口サイズにカットしておき、ご飯が炊き上がってから投入。
蒸らしの時間を利用して温めます。

10分待てば蒸らし完了。
“若竹焼き穴子めし”の出来上がりです。
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初のメスティン料理“若竹焼き穴子めし”
ふっくら焼き穴子が香ばしくて、うすあじ若竹ご飯によく合います。
頂上で食べるご飯は旨さ2割増し! ピークハントは今回もバイクですが…

さて、昼ごはんも食べたし、高速の渋滞も気になるので帰る準備です。

帰りは諭鶴羽神社にお参りをしてから、島の東側(灘山本)に下りて県道76号を北上して行きます。
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諭鶴羽山の山頂近くに鎮座する神社
熊野三山の元宮と伝わる神社
ただ、気持ちよく走れたのは津名まで。
津名一宮ICから高速に乗ると、まさかの西宮まで断続した渋滞…
しかも名神高速に入ってから降り出した雨… なかなかの苦行タイムでした。

諭鶴羽ダムから山頂を目指すルートは残念だったけど、天気も良く旨いものが食べれたツーリングでした (*^_^*)


高速は東浦ICで降りて南に走って津名、西に向かって五色町、南に向かって南あわじ市の諭鶴羽ダムへ。林道アタックを失敗した後は、神代 上田池ダムから林道上田線を走って諭鶴羽山山頂へ。帰りは島の東側に下りて津名一宮ICから高速に乗っています。


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