アメリカのブルー・オリジン社が、フロリダ州にある第36発射台(SLC-36)に、
ロケット製造と打ち上げの拠点を構えることを発表しました。
さらに、再使用型の衛星打ち上げ用ロケットの構想も明らかにしているんですねー
ブルー・オリジン社
ネット通販大手のアマゾンを設立したジェフ・ベゾフさんによって、
2000年に立ち上げられたベンチャー企業がブルー・オリジン社です。
ロケットエンジンや宇宙船の開発などを手掛けているのですが、
その活動内容については、あまり多くは明らかにされていませんでした。
なので、これまで知られていたのは、
サブオービタル(軌道に乗らない)ロケットの“ニュー・シェパード”や、
軌道に乗る宇宙船の開発など断片的なものでした。
でも、近年になってアメリカの次期基幹ロケット“ヴァルカン”向けの、
強力なロケットエンジン“BE-4”の開発に乗り出すなど、
徐々に表舞台へ登場しつつあったんですねー
伝説的な発射台
“SLC-36”は、ケープカナベラル空軍ステーション内にある発射台で、
1962年に開設され、“アトラス”ロケットの打ち上げを担ってきました。
当時は“LC-36”と呼ばれ、
アポロ宇宙船やスペースシャトルを送り出した“SLC-39”と並んで、
“SLC-36”もまた、“パイオニア”や“サーベイヤー”、“マリナー”など、
無人の月・惑星探査機が飛び立った伝説的な場所でもあるんですねー
なお、“SLC-36”には“SLC-36A”と“SLC-36B”の2か所の発射台があり、
“SLC-36A”は2004年に、“SLC-36B”も2005年を最後に運用を終了。
発射に使う施設など取り壊されています。
ただ、将来的に別のロケットの打ち上げなどに使えるよう場所そのものは残され、
フロリダ州の機関スペース・フロリダが借り受け、誘致が行われていました。
そして今年のはじめには、
月探査を狙うムーン・エクスプレス社が“SLC-36A”を借り、
月着陸実験機の試験場として使っています。
ブルー・オリジン社が今回行った発表では、
“SLC-36B”から同社の衛星打ち上げ用ロケットを打ち上げること。
そして打ち上げだけでなく、
同社の新たな拠点とし、ロケットの生産も行うことを明らかにしています。
さらに披露されたのが、
再使用型の衛星打ち上げ用ロケットのイメージ図。
このロケットは第1段の下部に着陸脚をもち、
第1段機体を垂直に着陸させて回収し、整備の後、
再び打ち上げることができるんだとか。
そう、形状としては、
スペースX社の“ファルコン9-Rロケット”と似ているんですねー
このロケットには、
第1段に“ヴァルカン”にも使われる液体酸素/液化天然ガスのBE-4エンジンが、
第2段には“ニュー・シェパード”に装備されている、
液体窒素/液体水素のBE-3エンジンが装備されるそうです。
ロケットの名前や打ち上げ能力などの詳細は不明ですが、
打ち上げ時期は2010年代の終わりまでを目指すそうですよ。
こちらの記事もどうぞ
初の試験飛行! ブルー・オリジンの新型有人ロケット“ニュー・シェパード”
純アメリカ産の新型ロケット“ヴァルカン”
ロケット製造と打ち上げの拠点を構えることを発表しました。
さらに、再使用型の衛星打ち上げ用ロケットの構想も明らかにしているんですねー
ブルー・オリジン社
ネット通販大手のアマゾンを設立したジェフ・ベゾフさんによって、
2000年に立ち上げられたベンチャー企業がブルー・オリジン社です。
ロケットエンジンや宇宙船の開発などを手掛けているのですが、
その活動内容については、あまり多くは明らかにされていませんでした。
なので、これまで知られていたのは、
サブオービタル(軌道に乗らない)ロケットの“ニュー・シェパード”や、
軌道に乗る宇宙船の開発など断片的なものでした。
でも、近年になってアメリカの次期基幹ロケット“ヴァルカン”向けの、
強力なロケットエンジン“BE-4”の開発に乗り出すなど、
徐々に表舞台へ登場しつつあったんですねー
伝説的な発射台
“SLC-36”は、ケープカナベラル空軍ステーション内にある発射台で、
1962年に開設され、“アトラス”ロケットの打ち上げを担ってきました。
当時は“LC-36”と呼ばれ、
アポロ宇宙船やスペースシャトルを送り出した“SLC-39”と並んで、
“SLC-36”もまた、“パイオニア”や“サーベイヤー”、“マリナー”など、
無人の月・惑星探査機が飛び立った伝説的な場所でもあるんですねー
なお、“SLC-36”には“SLC-36A”と“SLC-36B”の2か所の発射台があり、
“SLC-36A”は2004年に、“SLC-36B”も2005年を最後に運用を終了。
発射に使う施設など取り壊されています。
ただ、将来的に別のロケットの打ち上げなどに使えるよう場所そのものは残され、
フロリダ州の機関スペース・フロリダが借り受け、誘致が行われていました。
そして今年のはじめには、
月探査を狙うムーン・エクスプレス社が“SLC-36A”を借り、
月着陸実験機の試験場として使っています。
ブルー・オリジン社が今回行った発表では、
“SLC-36B”から同社の衛星打ち上げ用ロケットを打ち上げること。
そして打ち上げだけでなく、
同社の新たな拠点とし、ロケットの生産も行うことを明らかにしています。
さらに披露されたのが、
再使用型の衛星打ち上げ用ロケットのイメージ図。
このロケットは第1段の下部に着陸脚をもち、
第1段機体を垂直に着陸させて回収し、整備の後、
再び打ち上げることができるんだとか。
そう、形状としては、
スペースX社の“ファルコン9-Rロケット”と似ているんですねー
このロケットには、
第1段に“ヴァルカン”にも使われる液体酸素/液化天然ガスのBE-4エンジンが、
第2段には“ニュー・シェパード”に装備されている、
液体窒素/液体水素のBE-3エンジンが装備されるそうです。
ロケットの名前や打ち上げ能力などの詳細は不明ですが、
打ち上げ時期は2010年代の終わりまでを目指すそうですよ。
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純アメリカ産の新型ロケット“ヴァルカン”
凄いっすねー。
勉強になります。有難うございます。
ハビタブルゾーンで発見されたケプラー
も非常にキョーミ深い話です。
WRFにお乗りだというのも興味深いにゃ。
ニャンのKXは無敵です!←一緒に走る仲間がいないから当然か・・・
KXは乗り心地どうですか? ほとんど見たこと無いので興味ありです。タンクとかノーマルですか?
KXはノーマルなので最高です。カウリング全体のデカールが特注ですが、走りがノーマル。よって、公道走行はどんなマシーンよりも
ダッシュが速いですが、トップスピード(約90km)に即到達してしまうので、
公道はめったに乗りません。サーキットが
楽しいですねー。でもナタヌタの林道が
好き