こんにちは
桃組(2歳児)担任の新井裕紀子です
3月も中旬に入り、少しずつ春めいてきましたね
でも、まだまだ気温の変化も大きいですね
風邪など気を付けてくださいね
今回は題名にあるように造形についてお伝えしたいと思います。
先日、私たちは姉妹園である寝屋保育園に
白緑(4・5歳児)組に造形あそびの指導をしていただいている
上田充先生の講義にいってきました。
私は子どもたちの描く絵というのは
不思議な魅力があると思います
保育所保育指針の5領域「表現」の中で
絵を描くことは、「上手に」描くことがねらいではありません。
「思いのまま自由に表現する」ことがねらいとして書かれています。
思いのまま表現することで
私は私でいいんだという自己肯定感を得るのです。
造形では、子どもたちの目に見えないイメージを
描くことで目に見えるようにしているんですね。
そして、描くことを通して、
自分らしさを見つけているのです。
描きたいものが描けることが大事なのです。
発達段階として、
運動機能→象徴機能→形態機能と段階がありますが
その時期その時期にしっかりと描くことが
次の段階に進むには大切なことです。
歩き始めの子どもが自分のところに歩いてきたら
受け止めますよね?
いないいないばあでは、
子どもの様子を見計らって顔をだしますよね?
絵を描くこともこのように
受け止め、子どもの様子を見ながら伝えていくことが
大事なことです。
また、絵を描くときに子ども同士や
まわりにいる大人との対話をすることで
コミュニケーションを通して、より豊かになります。
これは、 だんごむし を描いているそうです。
左はおしゃれなだんごむし
右は遊具で遊ぶだんごむし
でもよく見るとお互いに影響し合っているんです。
左の絵を見た右の子どもは、いろんな色のだんごむしを描き
右の絵を見た左の子どもは、まわりに遊具を描いているんです。
お互いに対話をし、お互いに影響し合って
より豊かな絵が完成していますよね。
絵には、子どもの世界が表現されています。
話を聞くことで、子どもの気持ちが伝わってきます。
今回、造形について
子どもたちと対話をしながら絵を描くことの大切さ
コミュニケーションとしての造形を学びました。
日々の保育にも生かしながら
是非ご家庭でも、お子様と対話して頂きたいと思います。