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宮代紀行「山崎地区を行く」展始まる 宮代町郷土資料館

2012年05月16日 21時28分57秒 | 宮代ニュース

「埼玉県最古の鍛冶工房跡」「宮代の原風景ともいえる豊かな自然」「郷土に伝わる伝統行事」など様々な「宮代」を伝える「山崎地区(宮代町山崎・宿)」にスポットをあてた企画展「宮代紀行『山崎地区を行く』」がこのほど、宮代町郷土資料館で始まった。7月8日まで。入館無料。

宮代町郷土資料館では様々な企画展を開催しているが、今回は、宮代町の各地域をピックアップし、特色ある細かな歴史や文化を掘り下げて展示する「宮代紀行」。平成20年に開催した「西原地区」に続いて2回目の今回は「山崎地区」。

山崎地区は約20,000年前の旧石器時代から人が住んでいたことが遺跡の発掘調査で明らかになっている。

縄文時代の遺跡も数多く発掘されており、昔から多くの人が暮らしを営んできたところ。

特に、山崎山遺跡では「埼玉県では最古」の4世紀後半の鍛冶工房跡が発掘されているほか、6世紀前半には「カマドのある家」が出現するなど高い技術と文化を持った人たちが暮らしていたことがうかがわれる。

展示では、江戸時代の古文書等から大名領や旗本領が複雑に入り組んでいる様子や、「源太山」と呼ばれる松永源太左衛門の屋敷跡の存在

笠原沼落堀に架かる石橋の建築「供養搭」には、現在の宮代町はもとより、杉戸町、蓮田市、白岡町、春日部市、さいたま市岩槻区といった広い範囲の村々から寄付があったことが記されている様子などを解説している。

このほか、地域に伝わる伝統行事や

富士講など講の資料

さらには、近世の山崎と現在の山崎の変化を知ることが出来る写真展示など

きめ細かな調査・研究を進めている宮代町郷土資料館ならではの展示ともなっている。

なお、資料館内の古民家・加藤家住宅には5月飾りも展にされており、こちらも楽しめる。

企画展「宮代紀行『山崎地区を行く』」は7月8日までの月曜日(休館日)をのぞく毎日開催されている。入場無料(常設展とも)。

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