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『らき☆すた』神社で関東神楽源流の舞 14日 久喜市・鷲宮神社で年越祭

2011年02月14日 20時23分50秒 | 宮代ニュース

埼玉県久喜市鷲宮の鷲宮神社で14日、年越祭が行われ「福はうち、福はうち、鬼はそと」と厄除けの豆がまかれたほか、本殿に相対する形で造られた神楽殿では、関東神楽の源流とされる国指定の重要無形民俗文化財である「鷲宮催馬楽神楽」が奉納された。

鷲宮神社は『らき☆すた』に登場する「鷹宮神社」のモデルとなった神社として有名で、鷲宮地区でも『らき☆すた』関連の町おこしの活動が活発。

こうした中で、2月14日、恒例の年越祭が行われた。

境内には出店などが並び、大勢の人が年越しの祈祷を受けたり、節分の福豆を買い求めたりしていた。

鷲宮神社の豆まきは「福はうち」を2回唱え、「鬼はそと」を1回唱えて豆をまく。

年越祭のこの日、鷲宮神社に伝わる国指定重要無形民俗文化財である「鷲宮催馬楽神楽」が舞われ、奉納された。

神楽は、神楽殿最前列の中央に大きな白の幣、右に白の小さな幣、左に色幣が立てられて行われる。

鷲宮神社の神楽は「土師一流催馬楽神楽」で、関東地区に残る多くの神楽がこの土師流から出たといわれることから「関東神楽の源流」とも称されている。

神楽殿(現在の神楽殿は1821年に再建されたものと伝えられる)の向きも本殿と真向かいとなっているなど、神楽を神に奉納するといった色彩の濃いものとなっている。

また、舞の型も四方固めとか三歩ずつ歩く三度といったように、宗教色の濃いものとなっている・

舞の多くは、、記紀(『古事記』と『日本書紀』)の神話を題材とし、多くの神楽がストーリー性のある演劇的な要素の強い江戸の里神楽であるのに対して、演劇的な要素は少なく、舞踊劇という要素が強いとされる。

以前には曲目は、三十六座あったとされるが、現在は十二座形式で舞われている。

「催馬楽」とは、「平安時代初期に一般庶民の間で発生した歌謡が宮廷貴族の間に取り入れられたもので、特に旋律は定まっていなかったが、雅楽に組み込まれてから平安時代中期には律・呂という2種類の旋法が定まった。歌詞には古代の素朴な恋愛などを歌ったものが多くい。催馬楽の歌い方は流派によって異なるが、伴奏に笏拍子、琵琶、箏(そう)、笙(しょう)などがもちいられ、舞はない」(ウィキペディアより)

鷲宮神社の「鷲宮催馬楽神楽」は、昭和35年に埼玉県の指定無形文化財に指定され、

昭和51年には国の重要無形民俗文化財として第一号の指定を受けている。


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