宮代町でヌマトラノオが群生し、美しい花を咲かせている。
宮代町では、田の畦や休耕田などで散発的にヌマトラノオの姿が見られるが、群生したところを見ることは少なくなっている。
こうした中で、この休耕田では、一面に群生し、大きな群落を作っている。
定期的に草刈が行われていることが、ヌマトラノオには良いようで、他の草に負けることなく咲いている。
ヌマトラノオは、地下茎を伸ばして生育することから群落ができやすいとされている。
山野に多く見られるオカトラノオに似た花の付き方をするが、オカトラノオは花序が垂れる傾向にあるが、ヌマトラノオは垂れず、真っ直ぐ立つ傾向にある。
一つ一つの花は、5弁花で鮮やかな白色
7月頃に花を咲かせる。
なお、埼玉県では、準絶滅危惧種に分類されている。