圏央道の建設工事が進んでいるが、東北道と圏央道の久喜白岡ジャンクション部分の橋梁架設工事が16、17日の両日、東北自動車道の上下線を通行止めにして行われた。その工事風景をpokkunさんがルポしてくれたので紹介する。
建設区間のうち、久喜白岡ジャンクション部分で東北自動車道の上に橋桁を架ける工事が行われた。
東北自動車道の上下線を通行止めにしての大工事である。
本線の橋桁架設は、送り出し工法。東北道東側のピアの上から、送り出し装置で橋桁を送り出す作業。
備前堀川の大橋から見た工事の様子。作業員の緊張は続く。
送り出される橋桁が乗るピアの下を通る県道も勿論通行止めになっている。
工事では、大型多軸台車による架設も行われている。橋桁を乗せた台車がゆっくりと東北道を横断してくる。
東北道のフェンスに隠れて台車は見えないが、上に乗せられた橋桁の様子で台車の動きも分かる。
橋桁が少し持ち上げられ、いったん止まった台車が向きを変えている。橋桁の向きが変わると、台車がまたゆっくりと東北道を進む。人の歩行よりもゆっくりと進む。接続される橋桁まで、あともう少し。
東北道の東側と西側に予め設置された橋桁と橋桁の間にスッポリと収めて互いを固定する。
その作業が完了するまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。
翌17日朝、備前堀川の大橋からの様子。圏央道本線の橋桁は、東北道をしっかりと跨いでいる。
工事が完成すると、この辺はこのような景色になる。
この工事は、17日にも行われる予定で朝から準備が進められていたが荒天のため中止になった。
東北道を通行止めにするなどの準備に時間を要するため、次の工事日については未定とのこと。工事関係者の話では、年内は無理かも知れないとのこと。
この東側には東北新幹線がある。その上を圏央道の橋桁を渡すのも大工事になりそうだ。
(写真と文 by pokkunさん)