高齢化社会が進展する中で、高齢化に伴う様々な問題を地域全体でどのようにケアしていくかが大きな問題となっているが、宮代町など埼玉県北東部に位置する利根医療圏(宮代町、行田市、加須市、羽生市、久喜市、蓮田市、幸手市、白岡町、杉戸町)の医師などで構成するNPO法人埼玉利根医療圏糖尿病ネットワーク(通称:NPO法人「とにょネット」、理事長:高井孝二・東埼玉総合病院院長)は、3月8日午後6時15分から、彩の国いきいきセンター「すぎとピア」の講座室で、地域ぐるみでの医療と介護連携ネットワークを構築することを目的とした『高齢化社会対策・地域包括ケア研究会』をスタートさせる。
高齢者のケアについては、「税と社会保障の一体改革」の素案のなかに、老後の医療、介護、福祉の各サービスを地域で一体的に提供するシステムとして「地域包括ケアシステム」の構築が掲げられている。
国が掲げるこのシステムについては様々な意見があるが、その意見はともかくとして、高齢化が進むなかで、この問題は「官民や職域の間の壁を取り払い、地域ぐるみで高齢化社会を支えていく方策について、地域全体で考えていかなければならない問題である」として、利根保健医療圏で、医療問題を中心とした様々な問題に先進的に取り組んでいる「NPO法人埼玉利根医療圏糖尿病ネットワーク」が、あらたな研究会をスタートさせ、医療に加え、福祉・介護、さらには新しい公共など様々な関係者で検討を行い、この地域にふさわしいあり方を探り、医療と介護連携ネットワークを構築していこうと動き出したもの。
3月8日(木)はその第1回として、18:15から彩の国いきいきセンター「すぎとピア」(埼玉県北葛飾郡杉戸町大字堤根4742-1)で、「高齢化社会対策・地域包括ケア研究会」を開催する。
18:15から井孝二・東埼玉総合病院院長を座長に
演題①超高齢化社会時代の新しい医療介護の連携システム開発〜『在宅見守りパス』開発の試み〜(演者:ヘルパーネット 野田 越子所長(予定))と演題②当院における高齢化社会対策と地域包括ケア推進へ向けた今後の方策(演者:東埼玉総合病院・中野智紀医師)の一般講演と
18:55から中野智紀・東埼玉総合病院代謝内分泌科・地域糖尿病センター経営企画室長を座長に
大浜第一病院救急総合診療科・入江聰五郎科長の『ここまでわかるバイタルサイン』(仮)と題する、特別講演を行い基本認識を新たにするなど、参加者間の交流促進を図る考え。
特定非営利活動法人 埼玉利根医療圏糖尿病ネットワークのHPはこちら
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