夕焼け空

 

　４月も近づくと毎年農地の賃貸借の用件が増えて来る。農家では日中留守を守る高齢者が多く賃貸借権の書類作成には役所の委員会まで行くのは難儀するので依頼される事が多い。雪道の中高齢運転では危険なので雪解けが進んで道路が雪が無くなった今頃から契約して貰う。貸し借り両方の方が揃って委員会に行って契約書に書いて貰う。高齢者は面倒くさい事は厭で途中で契約は破棄したり忘れたり話が進まない。賃貸借の話があると取りあえず法務局の出向き一筆６００円の印紙で取って来る。

急いでそれらしき借りて探し奔走するが中々借りては見つからない。あべこべ自分で所有している田畑を貸すから借りて探しを依頼されるたり農地を売りたいから誰かいないかと質問されてしまう。現在の農地の売買価格では不動産商売はならない程安価だったり、買い手は見つからない。来月の総会に議案として諮る為月末まで書類作成を忙しくなる。

自分の剪定作業も遅れ気味で急いでやっていると今月下旬には発芽前の防除作業が始まる。年度末で総会の連チャンで飲食付きなので毎年の事気が焦って来る。今日も真っ赤な夕陽で明日も良い天気が続くようで先ずは安心する。