水戸卓夫
早いもので1月も残り１日になり農作業に遅れが気になって来る。毎日記帳している労働時間整理表を見ると今月は１０日程度。昨年度を振り返り農作業を見ると雪が少なく降っても僅かで剪定作業には支障がなく毎日のように剪定が出来た。余りの降雪で春先の水不足の心配や晩霜被害の心配をしながら剪定をやっていた。
農業は気象に左右される生業でなんだかんだの自然災害に悩まされている。正月過ぎの思わぬ大雪で果樹の枝折れ等の生傷が随所に見られる。特に古木の幹折れは酷く、後から出て来る新しい枝は勢力が弱く生産量は少なくなってしまう。
農作物には自然災害に合うと救済する保障制度の農業共済がある。台風等の暴風での落果、雪害等の枝折れ野鼠害の樹体共済が分かれてある。毎年同じ災害が合う事はあまり考えられずなかなか掛け金が高い事もあり全樹種の加入は出来ない。
加入樹種が希な災害時に保障金が落ちると有難さを感じる。それでも貰った金銭は直ぐに忘れていざ災害に合うと反省している。上空切れ間のないグレーの雲に覆われて時折小雨模様の天気。気温は高めで剪定するのは支障がないようだが雨降りではどうにも出来ない。
午後から降ったり止んだりで小雨模様になり待ちかねてリンゴの剪定に出かける。
