夜な夜なシネマ

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続・夏休みはぺらんぺらん。

2006年08月17日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
ごめんね、横浜。許して、横浜。

だけど、まだまだ野球に集中できず、
手が伸びるのはぺらんぺらんっぽい作品。
期待せずに借りたらこの2本は予想を超える楽しさ。
ぺらんぺらん度は意外と低かったのでした。

『ダイヤモンド・イン・パラダイス』(2004)は
007シリーズの5代目ボンド、ピアース・ブロスナン主演。
ナポレオンが所有していたといわれる3つのダイヤモンド。
すでに1つめのダイヤを盗んだ天才泥棒マックスは、
2つめのダイヤ強奪にも挑みます。
厳重な警備のもと、FBI捜査官のスタンは
今度こそ盗られてたまるかと気張るも惨敗。

2つめのダイヤを盗み出したのを機会にマックスは泥棒稼業を引退。
盗みの相棒かつ恋人のローラと
バハマのパラダイス・アイランドに飛ぶと、
日がな一日海辺で過ごし、食っちゃ寝の日々。

ロブスターにも飽きたころ、島にスタンが現れます。
スタンが言うには、港に一時停泊中の豪華客船で3つめのダイヤを展示中。
泥棒の血が騒ぐのをマックスが抑えられるわけはないと。

マックス役の男前、ピアース・ブロスナンと
スタン役のハゲ、ウディ・ハレルソンの迷コンビぶりが◯。
サスペンスでありながら、粋なコメディに仕上がっています。
一流役者お揃いのわりにB級の香りが漂うのも良し。

『ナイト・オブ・ザ・スカイ』(2005)は
『TAXi』(1997)の監督による戦闘機アクション。
航空ショーに参加中のフランス軍の戦闘機ミラージュが消息不明に。
捜索の指示を受けたマルチェリ、バロワ両大尉は
ミラージュを発見し、基地に連れ戻そうとしますが、
ミラージュは突然、バロワの機をロックオン。
攻撃態勢に入ったミラージュをマルチェリは撃墜。

マルチェリとバロワが事の経緯を説明すれども、
味方であるバロワの機に向かってミラージュが攻撃することはあり得ないと、
空軍の最高司令部は取り合いません。
やがてふたりは軍籍を剥奪されて……。

単純明快な話かと思いきや、フランスにアメリカに中東、アフリカと多国が絡み、
めちゃめちゃグローバルでややこしいのなんのって。
ボーッと観てると置いてけぼり。

が、本作の見どころは、デジタル処理最小限、
フランス空軍全面協力がウリの戦闘機の飛行シーン。
『トップガン』(1986)にも引けを取らないド迫力。

それにしてもフランスで好まれる俳優の顔って
どうしても男前に見えない怪。

うわ~ん、逆転されてるやん。(T_T)

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