夜な夜なシネマ

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今年観た映画50音順〈ま行〉

2009年12月22日 | 映画(ま行)
《ま》
『マンデラの名もなき看守』(原題:Goodbye Bafana)
1968年、アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。
反政府運動の首謀者として捕らえられているネルソン・マンデラ。
生まれたときから黒人差別の意識を植え付けられている、
白人のジェームズ・グレゴリーは、
マンデラが話すコーサ語がわかるという理由で、マンデラの看守に抜擢される。
会話や手紙に怪しい内容がないかチェックする役割を与えられ、
上司からは昇進もにおわされて、意気が揚がるグレゴリー。
しかし、マンデラに接するうち、グレゴリーの意識に変化が芽生え……。
実話が基で、アパルトヘイトを知るにはうってつけ。
30年近くも幽閉され、のちに黒人初の南ア大統領となったマンデラ。
いささか美化されているだろうと思いつつも、ふたりの絆に感銘を受けました。

《み》
『ミルク』(原題:Milk)
米国で初めて、ゲイであることをカミングアウトし、
サンフランシスコ市議として公職に就いたハーヴィー・ミルクの半生。
ショーン・ペンは本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞。
これも、同性愛者が権利を勝ち取るまでの流れや
時代背景を知るのにうってつけの作品。
その生き様に感動するというよりは、
あぁ、こんなことがあったんだなぁと興味を惹かれました。

《む》
『むずかしい恋』
怪我でバレエを断念した男性がバーテンダーを務める店“NO-MU”。
そこに集った4組のカップルが織り成す恋愛模様。
「恋なんてものはウィスキーを熟成させることよりもずっと簡単なもの…
果たして本当なのだろうか?」というャッチコピーなんですが、
ク、クサイ、クサすぎるやろ。
バーの中だけで進む物語は、よく言えば演劇を見ているようですが、
役者全員、「芝居してます♪」的オーラ全開で、とてものめり込めず。

《め》
なし。
『名探偵コナン』、観ておけばよかった。(;_;)

《も》
『モール★コップ』(原題:Paul Blart: Mall Cop)
全米では大ヒット、日本では未公開のDVDスルー作品。
堂々の肥満で頭の毛も寂しい中年男ポール。
警察官志望だが、低血糖症ゆえに試験はリタイア。
ショピングモールに警備員として勤務している。
ある夜、強盗団が人質を取ってモールに立てこもる。
たまたま一味の目を逃れたポールは、
モールの外で包囲網を張る警官らと連絡を取り合いながら、
想いを寄せるかつら店の販売員エイミーを含む人質の救出を試みるのだが……。
最初はどうしようもなかったポールが
最後はそれなりに格好良く見えてくる不思議。笑えます。

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