『バルーンリレー』
監督:藤村享平
出演:刈谷友衣子,大久保祥太郎,美波,古舘寛治,川島潤哉,
木村了,鈴之助,内田春菊,松金よね子他
まもなく新作落ちしそうなレンタル作品。
ユナイテッド・シネマが主催する“シネマプロットコンペティション”。
小説やコミックが原作の映画は多けれど、オリジナルの劇場映画が減っている。
そんな状況を打破すべく、アイデアを募りますというのがこれらしい。
原稿用紙1枚でもOKというのがいいですね。
本作は2010年のテーマ部門賞の受賞作。
主役は『告白』(2010)にも出演していた刈谷友衣子ですが、記憶になし。
脇役陣が個性豊かで、古舘寛治や内田春菊、松金よね子のほか、
『乱暴と待機』(2010)が強烈だった美波など。
バスケ部に所属する女子中学生のこずえは、
ある日の帰り道、電線に引っかかった赤い風船を発見。
紐には小さな袋が括りつけられているようで気になる。
友人たちと電信柱にのぼろうとしたところ、
やはりバスケ部の同級生男子、菊池が通りかかる。
「取ってよ」と無理強いされた菊池は仕方なく電信柱によじのぼる。
ところが菊池は足を滑らせてこずえの上に転落。
下敷きになったこずえの左腕にひびが入ってしまう。
初めてスタメン出場できるはずだった週末の試合を見送ることになり、
家では優等生の姉に馬鹿にされておもしろくないこずえ。
いじけたまま登校した日、授業中にふと外を見るとあの風船が。
教室を飛び出したこずえと友人たちは河原で風船に追いつき、
袋の中を確かめると1枚のSDカードが入っていた。
再生してみると、そこには新郎新婦の姿が映っている。
ふたりは「風船を拾ってくれた人を私たちの挙式に招待したい」と。
こんなつまらないもののために骨折したのかと腹立たしくなるが、
「謝礼として3,000円の商品券を進呈します」とあるのを見て、
4人で出席すれば12,000円、ほしかったピンクのバッシュが手に入ると考える。
しかし、友人たちはどうして試合を休んでまで
見知らぬ人の結婚式に出席しなければいけないのかと言う。
しかも、謝礼はすべてこずえのバッシュ代に回すなんて。
つれない友人たちに、こずえは「もういい!一人で行く」。
そう言いながらも一人では行けず、菊池を誘うのだが……。
風船を持っていたせいで、怪しい取引相手と間違えられ、
その後はオッサン2人組に追いかけられるはめになります。
助けてくれたのは警官のコスプレが趣味の妙な男。
また、前夜に2人組が拉致した男が偶然にも新郎で、
結婚式に姿を見せない新郎の代わりに、
そのコスプレ男が新郎には自分がなると言い出して、もうワヤクチャ。
巻き込まれ型のはちゃめちゃ劇ですが、なにしろこずえが可愛くない。
いや、こずえの容姿はめちゃ可愛いのですが、ものすごくワガママ。
自分勝手にふるまう彼女に菊池が振り回されて気の毒なことこの上なし。
だけど、憎まれ口を叩き合いながらもいいコンビ。
したたかでなかなか頼りがいのあるこずえなのでした。
“シネマプロットコンペティション”は残念ながら現在休止中。
こういう企画で盛り上がるようになればいいですね。
監督:藤村享平
出演:刈谷友衣子,大久保祥太郎,美波,古舘寛治,川島潤哉,
木村了,鈴之助,内田春菊,松金よね子他
まもなく新作落ちしそうなレンタル作品。
ユナイテッド・シネマが主催する“シネマプロットコンペティション”。
小説やコミックが原作の映画は多けれど、オリジナルの劇場映画が減っている。
そんな状況を打破すべく、アイデアを募りますというのがこれらしい。
原稿用紙1枚でもOKというのがいいですね。
本作は2010年のテーマ部門賞の受賞作。
主役は『告白』(2010)にも出演していた刈谷友衣子ですが、記憶になし。
脇役陣が個性豊かで、古舘寛治や内田春菊、松金よね子のほか、
『乱暴と待機』(2010)が強烈だった美波など。
バスケ部に所属する女子中学生のこずえは、
ある日の帰り道、電線に引っかかった赤い風船を発見。
紐には小さな袋が括りつけられているようで気になる。
友人たちと電信柱にのぼろうとしたところ、
やはりバスケ部の同級生男子、菊池が通りかかる。
「取ってよ」と無理強いされた菊池は仕方なく電信柱によじのぼる。
ところが菊池は足を滑らせてこずえの上に転落。
下敷きになったこずえの左腕にひびが入ってしまう。
初めてスタメン出場できるはずだった週末の試合を見送ることになり、
家では優等生の姉に馬鹿にされておもしろくないこずえ。
いじけたまま登校した日、授業中にふと外を見るとあの風船が。
教室を飛び出したこずえと友人たちは河原で風船に追いつき、
袋の中を確かめると1枚のSDカードが入っていた。
再生してみると、そこには新郎新婦の姿が映っている。
ふたりは「風船を拾ってくれた人を私たちの挙式に招待したい」と。
こんなつまらないもののために骨折したのかと腹立たしくなるが、
「謝礼として3,000円の商品券を進呈します」とあるのを見て、
4人で出席すれば12,000円、ほしかったピンクのバッシュが手に入ると考える。
しかし、友人たちはどうして試合を休んでまで
見知らぬ人の結婚式に出席しなければいけないのかと言う。
しかも、謝礼はすべてこずえのバッシュ代に回すなんて。
つれない友人たちに、こずえは「もういい!一人で行く」。
そう言いながらも一人では行けず、菊池を誘うのだが……。
風船を持っていたせいで、怪しい取引相手と間違えられ、
その後はオッサン2人組に追いかけられるはめになります。
助けてくれたのは警官のコスプレが趣味の妙な男。
また、前夜に2人組が拉致した男が偶然にも新郎で、
結婚式に姿を見せない新郎の代わりに、
そのコスプレ男が新郎には自分がなると言い出して、もうワヤクチャ。
巻き込まれ型のはちゃめちゃ劇ですが、なにしろこずえが可愛くない。
いや、こずえの容姿はめちゃ可愛いのですが、ものすごくワガママ。
自分勝手にふるまう彼女に菊池が振り回されて気の毒なことこの上なし。
だけど、憎まれ口を叩き合いながらもいいコンビ。
したたかでなかなか頼りがいのあるこずえなのでした。
“シネマプロットコンペティション”は残念ながら現在休止中。
こういう企画で盛り上がるようになればいいですね。