夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈か行〉

2010年12月13日 | 映画(か行)
《か》
『過速スキャンダル』
韓国の作品。
大人気のラジオDJで30代半ばのヒョンスは、
高級マンションで独身生活を満喫していたが、
ある日、若い女性が幼い子どもを連れて押しかけてくる。
彼女が言うには、自分はヒョンスの実の娘で、つまりこれはあなたの孫。
ゴシップが命取りとなる業界で、瀬戸際に立たされることとなるのだが……。
この孫が最初は憎たらしい顔つきにしか見えないんですが、
途中から愛らしいのなんのって。心温まるコメディ。

《き》
『きみがぼくを見つけた日』
同名小説の映画化。
自分自身では制御不能な時空移動に突如陥ってしまうヘンリー。
幼い頃に30代の彼に出会ったクレアは、20歳のときに28歳のヘンリーに再会。
時間軸が異なるふたりが、試練を乗り越えるたびに深める絆。
『ハルク』(2003)で怒ると肉体が巨大化する男を演じたエリック・バナが、
本作では自分の意志に関係なく過去へ未来へと飛ばされる男に。
どちらの苦悩も強烈。
余談ですが、『ハルク』に関して、大槻ケンヂが
「あんなに巨大化しても破れないパンツの素材って何だ!?」と言っていたのが私のツボ。
そのせいで本作もどこか笑ってしまい……。ごめんなさい。

《く》
『クレイジー・ハート』
57歳のカントリー歌手バッドが一世を風靡したのは過去のこと、
今や落ちぶれてドサ回りの日々。酒量ばかりが増えてゆく。
かつての弟子トミーの活躍ぶりに心穏やかではいられない。
ある日、親子ほども年の離れた地方紙の女性記者ジーンの取材を受け、
期せずして夜を共にしてしまう。
女手ひとつで幼い息子を育てているジーンは、
バッドとのつきあいに戸惑いを見せるが、いつしか心が解けて……。
『レスラー』(2008)のカントリー歌手版。
ありとあらゆる状況が似ているけれど、どちらも心を捉えて離さない佳作。

《け》
なし。

《こ》
『今度は愛妻家』
同名舞台劇の映画化。
かつての売れっ子カメラマン俊介は、すっかりぐうたらな毎日。
そんな夫に文句を言いつつも世話を焼く妻のさくら。
ある日、さくらは友だちと箱根旅行へ。
出発したさくらと入れ替わりに自宅兼スタジオへやって来た女優志願の女性と、
いいムードになった頃にさくらが引き返して来る。
俊介に呆れ果てたさくらは、それきりなかなか戻って来ない。
しばらくは独身生活を満喫していた俊介だが……。
前知識なしで観た私の衝撃度はめちゃ高くて、涙の嵐。

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