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『10 クローバーフィールド・レーン』

2016年06月24日 | 映画(た行)
『10 クローバーフィールド・レーン』(原題:10 Cloverfield Lane)
監督:ダン・トラクテンバーグ
出演:ジョン・グッドマン,メアリー・エリザベス・ウィンステッド,ジョン・ギャラガー・Jr.他

6月18日~24日はTOHOシネマズのシネマイレージ会員対象のキャンペーン中。
会員を増やそうという目論見なのでしょうけれど、そのわりに告知が中途半端。
劇場にしょっちゅう足を運んでいたから知っていたものの、
あらためてHPで確認しようと思ったらトップ画面では告知なし。
これでは会員がそれほど増えるとは思えません。どうよ。

すでに会員の私はそんなことはどうでもいいとして、
せっかく会員は1,100円で観られる期間なのだから、TOHOシネマズで観なくては。
先週末公開になった未見の作品が5本ほど。
そのうちどれを観ようかと考えたとき、ふだんならスルーしそうだけれど、
1,100円ならば観ようと思ったのがこれ。TOHOシネマズなんばにて。

『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)をプロデュースしたJ・J・エイブラムスが、
同じ世界観を作品内に取り込む形で製作したというSFミステリー・サスペンス。
とのことなのですが、それを観ていないのでよく意味がわからん。
予告編のジョン・グッドマンが悪者っぽかったのに釣られたようなもんです。

同棲していた恋人のベンと別れることを決意し、
彼の留守中に家を飛び出した若い女性ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。
車の運転中にベンから電話がかかり、それに気を取られていると、
後方車両に追突され、車もろとも斜面を転がり落ちる。

意識を取り戻すと見知らぬ部屋の中。
怪我の手当てはされているようだが、脚と柱が手錠で繋がれていて動けない。
重そうな扉は施錠されており、これはまさしく監禁状態。

助けを求めて泣き叫ぶと、中年の巨漢男性ハワード(ジョン・グッドマン)が現れる。
彼は事故現場を通りかかってミシェルを助けただけだと主張。
彼女が事故に遭った直後、地球は何者かの襲撃に遭い、外の空気は汚染された。
ハワードはこうなることを予期しており、
かねてから用意していたこの地下シェルターに彼女を運び込んだのだと言う。

シェルターにはミシェル同様に負傷した若い男性エメット(ジョン・ギャラガー・Jr.)がいて、
てっきり彼も拉致監禁されているのかと思いきや、
エメットは自分の意思でここへやってきたらしい。

外に出れば確実に死ぬという、ハワードの話は本当なのか。
疑念を抱きつつも彼らと共同生活を送りはじめるミシェルだったが……。

お金がかかっているのかかかっていないのかわからん作品です。
登場人物はほとんど上記の3人のみ。
恋人ベン役で声のみ出演しているのがブラッドリー・クーパーなんですが。

人には薦めないけれど、なんか楽しい、可笑しい。
「敵」の姿には唖然呆然。マジかよとウケました。
ジョン・グッドマン演じるハワードが善人なのか悪人なのかわからず、
最後まで観ても、どう捉えればいいのか謎。

これって続編があるんですか。
あるなら間違いなく観に行ってしまいそうです。

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