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『ピーチガール』

2017年05月29日 | 映画(は行)
『ピーチガール』
監督:神徳幸治
出演:山本美月,伊野尾慧,真剣佑,永野芽郁,本仮屋ユイカ,
   水上剣星,菊田大輔,升毅,菊池桃子他

ちょっと前、やたら升毅がバラエティ番組に出ているなと思ったら、
本作の番宣だったのですね。なるほど。

TOHOシネマズ伊丹で2本ハシゴの1本目。
本命は2本目で、その前に何でもいいから観ようと思い、時間の合った本作を選択。
鑑賞時間中の大半をイライラして過ごし、観たことを後悔(笑)。
せめて男性陣が私の好みのタイプならよかったけれど、
もし私がいま高校生だったとしてもタイプじゃないんだもの。
今後は、何でもいいときでもタイプが出ているのを選ぶことにしよう。

原作は上田美和の同名少女漫画。
台湾でもTVドラマ化されるほどの人気なのだそうな。

女子高生の安達もも(山本美月)。
ギャルっぽい外見ゆえ「遊んでいる」と思われているが、本当はその真逆。
中学生のときから“とーじ”こと東寺ヶ森一矢(真剣佑)に一途に想いを寄せている。

そんなももだから、学園一のモテ男子でチャラ男の、“カイリ”こと岡安浬(伊野尾慧)になど
まるで興味がなかったのに、しばしばカイリから熱い視線を送られる。
そのせいでカイリの取り巻きから敵視されて酷い目に。
さらにはカイリから突然キスされて、学校中の噂になってしまう。

ももの様子をくまなく見つめ続けているのは、
純真無垢な外見ながらその正体は腹黒の柏木沙絵(永野芽郁)。
ももが幸せになることを許せない沙絵は、
もものほしがるものならモノでも人でも何でも横取りしてきた。
ももがとーじのことを好きだと知った沙絵は罠を仕掛けるのだが……。

原作がどうだかは知りませんが、沙絵が腹黒過ぎ。
馬鹿正直でお人好しのももにもイライラして、途中で退場したくなったほど。
そのうえ伊野尾くんも真剣くんもタイプじゃないでしょ。
私はいったいどこを楽しめばいいのよ。

とさんざんなことを書いているけれど、1カ所泣いたんです。
ラスト近くのケーキのシーン。わりとボロ泣き(笑)。
いきなり踊り出した『PとJK』よりはマシか。

そうそう、そして1カ所ものすごく笑いました。
日焼けを気にしてクリームを塗りすぎ、白い顔になったももを見て沙絵がひと言。
佐清(スケキヨ)になってるよ」。
ここで笑ったのはまちがいなく私だけ。
原作になかったものを監督が入れたとも思えず、原作者はいったいいくつなの(笑)。

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