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『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』

2015年09月24日 | 映画(さ行)
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬,長谷川博己,水原希子,本郷奏多,三浦貴大,
   桜庭ななみ,石原さとみ,ピエール瀧,國村隼他

「東宝11番組共通前売券」を使用して、TOHOシネマズなんばで鑑賞。

アニメ版はたいそう楽しかったけれど、
実写版の『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』で愕然。
いいところをまったく見つけられず、後編はパスしたいぐらいだったけれど、
あんな見所なしで終わられたら消化不良。
さらなる消化不良になることも覚悟しつつ、後編を観ることに。

アルミン(本郷奏多)をかばって巨人に飲み込まれてしまったエレン(三浦春馬)。
その後、謎の黒髪の巨人が出現し、他の巨人を次々と倒してゆく。
もしかすると黒髪の巨人は人類の味方なのか。
その不可解な行動に調査兵団の団員らは首をかしげ、
ハンジ(石原さとみ)は黒髪の巨人が知性を持っていることを感じ取る。

やがて力尽きた黒髪の巨人の中からエレンが現れ、
状況によってエレンが巨人化することが判明。
エレンを生かしておくべきか殺すべきか、調査兵団の中でもめるが、
巨人化したエレンが人類の味方となって戦っていたことは明らかで、
彼を生かしておくほうが得策であるという結論に落ち着くのだが……。

87分がなんと長く感じられたことでしょう。出るは溜め息ばかりなり。
前編のホラー映画かと思えるほどのグロさは抑えられていたけれど、
そのグロさが見所だと言えなくもなかったので、それすらない後編にしらけるばかり。
調査兵団の団員にはひとりとして魅力的な人物がいません。
あ、石原さとみだけは前編に引きつづき、その弾け方が少し面白かったかも。
でも浮きに浮いちゃってます。もったいない。

エレンとシキシマ(長谷川博己)、そして妙に女オンナしているミカサ(水原希子)。
彼らの三角関係なんて、本作の品位を落とすだけ。
最終のボスキャラが國村隼演じるクバルとは。
もう苦笑するしかないっちゅうの。

町山智浩さんが脚本担当とのことなので、もう少し笑わせてくれるかなと思っていたのに、
それもなくてがっかり。とにかくがっかりだらけの巨人なのでした。つまらん。
いまのところ、今年のワーストは本作か『Mr.タスク』

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