みどりの野原

野原の便り

3月28日 ①特別展「植物 地球を支える仲間たち」展 ・②長居公園 

2022年03月28日 | Weblog

①「植物 地球を支える仲間たち展」
まだまだ日があると思っていた「植物展」閉幕の日が迫る。
この月曜日は開館しているとわかり、急遽行ってきた。

見ごたえあり、1つ1つ展示を読みながら回ったら2時間以上かかり、ちょっとくたびれた。
でも、思い切って行ってよかった。
みなさん早くに見に来られたのか、思ったより密にならずにスムーズに回れた。

②長居公園も久しぶりで、駅までの行き返り、植栽を見ながら歩いた。


ジャカランダ 高~い木の枝に果実が見えた。 望遠で。


ローズマリーの植え込み。花期が長くいつも咲いている。


タイワンツバキ 残り花。


ハルニレ 若い果実ができていた。


ハルニレ 花も残っていた。 
両性花の集まり。柱頭と雄しべが見えた。


ロドレイア 高くなった。


ロドレイア 花の集まりらしいが、どうなっているのか?
羽根付きの羽根? バドミントンのシャトル?
形といい、色といいあでやかな花だ。


ベニバスモモ 満開


エリカ 満開


ユキヤナギと、ヨウコウ(桜)

中央の通りは通らなかったが、ソメイヨシノや他の桜も満開。

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3月27日 ①木津川周辺 咋岡神社(飯岡と草内)コウヨウザン イヌガヤ カワラサイコ イヌナズナ  ②万葉植物画展 シダレヤナギ 桜

2022年03月27日 | Weblog

木津川沿いを歩く。




幅広い木津川 
京奈和自転車道 「嵐山まで36.1キロ」などの表示もある。
堤防の道は植生は乏しかったが、歩くのには気持ちよかった。


咋岡神社(くいおかじんじゃ)拝殿(飯岡 (いのおか))


神社境内には大木が多い。
京都の自然200選 スダジイの大木 


コウヨウザン


途中に「玉露の郷 飯岡」日本遺産 の表示板があった。
この茶畑は手摘みされているようで、チャノキの枝先は揃っていない。


少し先にあった茶畑 ここはきれいな蒲鉾型の機械摘み。


コースの後半 あれっまた咋岡神社に戻ってきた?
ここは咋岡神社(草内)同名の神社なのだった。
飯岡の咋岡神社とは1㎞の距離という。


境内のイヌガヤ 雄花のつぼみがあった。(葉を裏向けた)


ツバキの高木 こんなに高くなるものか?
(矢印がつばきの木のてっぺん)

途中で見たもの。


ツルボ 堤防の斜面に群生 
花が咲けば薄紫色の絨毯になるだろう。


カワラサイコ 


イヌナズナ 花もあった。(写真うまく撮れず)

②帰りに、平城宮跡のいざない館で開催中の「万葉植物画展」に行くという友達につられて、見に行くことに。

万葉歌に添えて、植物の細密画、ボタニカルアートの数々。
虫メガネでも見切れないほどの細かい描写。
それでいてアート。
息もつけない数々の絵・・
知り合いの1人の絵もあり、観賞した。

別の日に行こうとは思っていたが、今日、見れてよかった。


平城宮跡のシダレヤナギ


秋篠川の桜も満開

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3月26日 雨の中・・春の草花 レンギョウ ハナノキ

2022年03月26日 | Weblog

久々に大阪のボランティアに。

雨で、室内にするか外へ出るか・・
熱心な参加者が楽しみにしておられるので、外を回ることになった。
事前に作ってくれた資料を元に、田んぼのまわりを中心に歩く。

タンポポ、ハコベ・ノミノフスマなどナデシコ科の仲間やアブラナ科の仲間など、どこでも見られる春の草・・


田んぼや溜池や木立もある。


通り道のすぐそばで悠々と餌をとるマガモの番。


ウマゴヤシ 托葉は櫛型


中央通りにあったイヌコハコベ (家の植木鉢にも生えている)


桜も満開です。


シナレンギョウとチョウセンレンギョウ、両方があって違いを見てもらえた。


ハナノキが2本あったのは知らなかったが、ちょうど開花中。
身近に見る機会のないハナノキを見れてうれしかった。


ハナノキ 雌木 雌花


ハナノキ 雄木 雄花

雨の中、皆さんは熱心に観察された。


今日のクラフトは「ミニすだれ」
いただいた植物絵ハガキを飾ろうかな。

材料のセイタカアワダチソウやヨシの準備もしてくださった。
作るのは楽しいけど、準備は手間がかかる。
センターの協力もあって、各々楽しんで作って持ち帰られた。


帰りに見たアンズ。来月にはすっかり散っていることだろう。


これは何かな? 来月葉が出ていたらわかるだろうか?

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3月25日 日本書紀

2022年03月25日 | Weblog

いつもながら、気になったところだけ抜き書き。

天武天皇8年(679年)
12月、和歌山県の伊刀郡が芝草(霊芝)を献上。
芝草はマンネンタケ科のきのこのことらしい。
茎は30㎝ 傘の部分はふた抱えもあったという超立派なもの。
「霊芝」は延命の霊薬。天武天皇は刻んで煎じて飲まれたのだろうか?

天武天皇9年(680年)
1月8日、忌部首首(いんべのおびとこびと)に「連」の「姓」をお授けになった。
天武朝において、「賜姓」は初見だとか。

ところで、「忌部首首」って、どこまでが名前なの?
忌部は「氏」で、首首が「名」とのこと。(ネット)
「連」とは高位の称号らしい。
忌部氏は朝廷の神事を司る氏族。
「連」姓の後に「宿禰」の称号も授かっている。

1月20日、摂津国活田村(現、神戸市生田区)で桃李の実がなった、との記録。
旧暦の1月での事とはいえ、桃李の実ができるとは・・

1月26日、ある人が言うには「葛城山で鹿の角を手に入れました。その角は、基部が2股で、先が1つになり、そこに肉がついて、3㎝ほどの毛が生えている。珍しいので献上します」中国の霊獣の角なのか。と。

3月には摂津の国から白巫鳥(しろしとと)が献上された。
「白巫鳥」とは、ホオジロ類の古称で、珍しい白色。

変わったもの、珍しいものが数々献上される。見てみたいなあ。

4月11日、橘寺の尼房に失火(みずながれ)して、十房を焚(や)く。
火事なのに「みずながれ」?
火事を忌んで、反対に言った語だそうだ。
アシ(悪し)を嫌ってヨシ(良し)と言ったのと同じだろうか?

日本書記で、橘寺の記述があるのはここだけだそうだ。
飛鳥時代に創建された規模も大きい寺だというのに不思議だ。
万葉集には「 橘の寺の長屋に我が率(ゐ)寝(ね)し 童女放髪(うなゐはなり)は、髪(かみ)上げつらむか」の歌が残る。作者不詳 (今なら大問題)

4月に詔された。
「全国の国の大寺の2・3以外は朝廷の管理をやめる
ただし、朝廷より封禄を所有しているものは30年だけ所有を許す。
飛鳥寺も管理から外すのが普通であるが、古い大寺で、かつて功績もあったので、今後も朝廷の管理の中に加える。

7月1日飛鳥寺西の槻木(ケヤキ)の枝が自然に折れて落ちた。
7月には広瀬、竜田の神を祀り、雨乞い。

7月25日、病を得た「納言兼宮内卿五位舎人王」に見舞いを遣わしたが、翌日に亡くなった。

殯に臨み、天皇は声をあげて泣かれ、そばの役人達も共に泣いた。
「舎人王」については他に記録がないそうだが、きっと天皇のそばで仕えていた人なのだろうか・・
日本書記講座は今日はここで終わり。

大和名所図会に描かれた「久米寺」や「鬼の雪隠・鬼の俎」のお話も聞いた。

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3月24日 橿原神宮周辺 ヒサカキ モミ カヤ ツガ カラタネオガタマ

2022年03月24日 | Weblog

芽吹きの季節。


アラカシ 芽吹き


シラカシ 芽吹きはアラカシより遅い。


ウバメガシ 皆さんの目のような・・といわれても・・


シリブカガシ ツンツンと果序 今年の秋には成熟する。

ツガ モミ カヤ の観察

ツガ


モミ 林内に幼木が多い。


カヤ


カラタネオガタマ 果柄や芽鱗に黄褐色の毛が密生 

クロバイやリンボク


ウワミズザクラはつぼみ


ヤマザクラは満開


ヒサカキ 雄しべが見えた。雄花?
いつも見る雄花はもっと大きいがこれは花が小さい。


雌花 膨らんだ子房が見える。


持って帰った小枝の花を覗くと・・おしべの中にめしべも見えた。
見たいと思っていた両性花のようだ。 花は小さくて中は見にくい。


上の写真を拡大。雄しべも雌しべもある。

ヒサカキは今後も見ていきたい。

アラカシはライターであぶると毛やロウが溶ける。と教えてもらったので家でやってみた。


上の左から、 タブノキ(溶けた) クスノキ(溶けた) トベラ(死環)
下の左から、アラカシ(溶けた) アラカシ シラカシ(あまり変わらず) モチノキ(死環)

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3月23日 墓参りのついでに ヒュウガミズキ ヤマナラシ レンギョウの仲間 

2022年03月23日 | Weblog

お彼岸の墓参り。
家族の健康を感謝報告する。

帰りに車であちこち寄り道してお花見。


ヒュウガミズキ 満開


ヒュウガミズキ 雄しべの葯が黄色い。


コブシ 花の基部の小さい葉が見えないけれど?


ソメイヨシノ 咲きかけ。 この頃が一番好き。
気温が上がると一気に満開になるでしょう。


ヤマナラシ 


ヤマナラシ 雌花序だった。雌雄異株


拡大すると柱頭が見える。ピンボケですが。

2018年の春に初めてこの見慣れない花序を見た時、何かわからず、葉が付いている夏に再度来てわかったのだった。


大和川近く。 ヤドリギの多いところだ。
手の届く所にはない。先端に花がありそうに見えたが・・
びっしりとヤドリギに取りつかれて、苦しそうな木もあった。


レンギョウの植栽。
シナレンギョウの中に、チョウセンレンギョウが1本混じっていた。


シナレンギョウ ガクが短い。 


シナレンギョウ 長花柱型の花


チョウセンレンギョウ ガクが大きい。


チョウセンレンギョウ あまり見かけない長花柱型の花。 


チョウセンレンギョウ 短花柱型の花(昨日アップした写真)
よく見かけるのはこのタイプ。

以前は「雌しべの長いものが雌花」「雄しべの長いものが雄花」で、雌雄異株と思っていた。
なんかおかしいなと思っていたが・・
10年ほど前に、レンギョウの仲間は雌雄同株で、短花柱花と長花柱花が受粉することでどちらも結実すると聞いた。
図鑑やネットも混乱があるようだ。

毎年、今年こそと確認したいと思いながら、できていないので、今年はレンギョウをよく見ようと思っている。
何かお気づきのことがあれば教えてください。

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3月22日 八木 下ツ道 庚申堂 機関車デザインの「踏切あり」の標識 チョウセンレンギョウ

2022年03月22日 | Weblog

早朝から本降りの中、雨靴と長傘で出かける。

用事はすぐ済んで、帰りに八木の町を一筋歩く。


短花柱型のレンギョウの仲間


ガクも大きく、チョウセンレンギョウと思った。
チョウセンレンギョウは短花柱型をよく見かける。


庚申堂の後ろには「くくり猿」が飾ってある。
この通りは「下ツ道」(中街道)にあたる。
古い町並みが残る。


「踏切あり」の標識 昔懐かしい蒸気機関車のデザイン。
今は「電車」のデザインになっている。
『蒸気機関車の日常的使用は1976年(昭和51年)に終了』(ネット)
蒸気機関車のデザインはそれより前に作られたものなのか。


その先の近鉄の踏切を特急が通った。
標識と特急が撮れた。(時々”鉄っちゃん”になる私)


ちょっと変わった植栽のあるところ。
シマナンヨウスギが植えられている。

まだ雨は降り続く。
天気が良ければ家まで歩くところだが今日はおとなしく電車で帰る。

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3月21日 矢田周辺 イタドリハムシ アカマルノミハムシ アメンボ ナガメ

2022年03月21日 | Weblog

久しぶりの昆虫観察会。
天気はくもりで風はまだ冷たい。
こんな寒い日に昆虫は姿を見せてくれるのか?


最初に見つかったイタドリハムシ
ハムシの仲間にしては大型で、テントウムシより少し大きいぐらい。
小さくて黒い点のようなハムシは苦手だが、この大きさ、この色合い。


アカマルノミハムシ ノアザミを食草とするこれもハムシの仲間
3~4㎜しかないが、赤くて目立つので許す・・?
これはたくさん見た。
ノミのようにピンッと跳ねて逃げる。
写真を撮るのに手を近づけるとチクッ。アザミのトゲに刺される。
ノアザミは食草兼、良い砦だ。


アメンボの仲間 池の近くの朽木にいたそうだ。


ナガメ アブラナ科に付くカメムシ。

途中から薄日が差して気温が上がってくるとモンシロチョウやキタキチョウなども飛び出した。
写真を撮れたのは少なかったが、虫合わせでは30数種もいたらしい。


カンサイタンポポが多い。


茶色い山は牛糞だそうだ。田んぼに撒かれる。


ヒサカキ 雄花 雄株


ヒサカキ 雌花 雌株

両性花を見てみたい。


オガタマノキ 花が咲いていた。

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3月20日 ③サンシュユ モクレン ロウバイ 果実の赤ちゃん  

2022年03月20日 | Weblog

帰りに神社に立ち寄る。

ウメ~ロウバイ~サンシュユやモクレンの仲間へ。花は移り変わる。


今はサンシュユが満開だ。


サンシュユ 細かい花が重なり合ってどうなっているのかわかりづらい。


花序1つを見ると、4枚の総苞片のところにたくさんの小花がついている。
花弁や雄しべも見える。


拝殿の奥のハクモクレンの大木


シモクレンだったか?トウモクレンだったか?


モクレンの仲間
もうすぐ見ごろを迎える。

さて、今日立ち寄った目的は、ロウバイ。
ここにはロウバイ・ソシンロウバイが何本かあって、先日まで満開だった。
花の後にできる変わった果実(偽果)は知っている。

いつも、気がつけばもう果実(偽果)は大きくなっている。
花の後、どんなふうに果実になるのか?
今年こそロウバイの果実のでき始めを見たい。

もう花はほとんど咲き終わり。
触るとポロッと取れてしまう花は受粉がうまくいかなかった花のようだ。


すでに小さい果実がいくつもできていた。
もっと小さいのを探す。


内花被片が残っているものもあった。


これは雄しべもしっかり残っていた。
果実というよりも、花被片の取れたばかりの「花托」・・というべきか。
これが成長して、壷のような偽果になるのか。

これが、今日見た花の後の一番の赤ちゃん?
赤ちゃん果実が見れたことで今日は満足としよう。
また時々来て成長の具合を見よう。

今日は一日楽しめました。

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3月20日 ②午後万葉講座 ツバキ 遣新羅使人の歌

2022年03月20日 | Weblog

午後は万葉講座
1、今盛んに咲いているツバキの歌2首

①坂門人足の歌
「巨勢山(こせやま)のつらつら椿つらつらに 見つつ思(しの)はな 巨勢の春野を」
この歌は、大宝2年(701)9月、持統上皇・文武天皇の紀伊国行幸のお供をした坂門人足が、巨勢に通りかかった時に詠んだ歌で、春に咲く椿を忍んで詠んだという。
先にあった②の歌を元にしたらしい。

②春日蔵首老の歌 
河上の つらつら椿 つらつらに見れども飽かず 巨勢の春野は」
この歌が先に作られているのに、マネして?後に作った坂門人足の歌が先に載せられたのはなぜ?
何か思いがあったのだろうが・・わかりませ~ん。

「たんだの椿」のお話も。
香芝市にある「たんだの椿」は以前見たことがある。


2020年12月22日、分川池や旗尾池周辺を歩いた時に見た「たんだの椿」
木の根元にお地蔵さんが祀られている。


12月22日 椿はまだつぼみだった。
あたりは、平野千軒と言われるほどの家々が集まる集落だったらしい。
庄屋さんの大きいお屋敷の中に植えられていたとという椿。今は周りは何もない。

2、遣新羅使人の歌の続き。
新羅へ派遣された公式の使節。
『・・欽明朝以降に限ると882年まで46回を数える』(7月11日の資料による)
(ネットでは違う記述もある)
その中で、天平8年(736)に出発した「遣新羅使人の歌」を勉強中(何回かお休み)

6月1日に難波津を出発して、瀬戸内海沿岸の港に立ち寄り立ち寄り、宿泊しながら・・
九州へ渡る周防灘では大嵐で船は漂流。
やっとこさで6月16日九州 大分県の「分間の浦」に到着。ふう~・・
7日ほど留まった後、志賀島~築紫の館で1か月程滞在。
韓亭(からどまり)~7月30日、引津の亭 に着く。

今日は「引津の亭」から。
秋には都へ戻る予定が遅れに遅れて、まだ往路。
使節のメンバーは疲れ切っている。

思うのは故郷のこと。妻のこと。
雌を呼ぶ鹿の声を聞いては妻を思い・・眠れぬ夜。
こんなしんどい思いをしていることを、都の人は知ってくれているだろうか。

肥前の国「狛島」で船泊り。
見るのを楽しみにしていた秋萩は、帰った頃には散ってしまっているだろうな。
自分は旅で仕方ないが、家で待っている妻の心が思われてならない。
山を越えて渡っていく雁よ。都へ着いたら妻に会って伝えてね。

8月10日、やっと「壱岐島(ゆきのしま)」に到着
ところが、メンバーの1人、雪連宅満( ゆきのむらじやかまろ )が、突然、鬼病に逢って死去する。
他のメンバーも落ち込んだことだろう。

挽歌の長歌・反歌が残る。
「秋になれば帰ります」と母に言ったまま、月日が経ち、家人は今日帰るか、明日帰るかと待ち焦がれているだろうに、目的の新羅にはまだまだで、かといって大和からも遠く離れ来た、ここが君の死に場所となるなんて。

帰ってから家人に「あの人はどこ?」と問われたら、何と答えたものやら・・いたわしい。

たくさんの挽歌が残されている。

もう少し。とはいうものの、対馬を超えて新羅まではまだまだ遠い船旅だ。(ああしんど!)

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