みどりの野原

野原の便り

5月31日 友達の山荘へ② サワフタギにシロシタホタルガ幼虫・ジョウカイボン 奥山権現へウォーキング 苔 ミズキ ブナ林  ツクバネウツギ キセキレイの子供のエサは?

2019年05月31日 | Weblog

前の木立を見ながらデッキで朝食をいただく。

「あっ。カケスが飛んだ」「えっ。うそ~。見なかった~。」
「どこ見てんのよ~。前をゆっくり飛んだのに~」
朝からうっかり屋 ボーっとしている私。

 
 昨日も見たタンナサワフタギ?サワフタギ?(早くはっきりわかりたい。)

 
葉についていたシロシタホタルガの幼虫 きれい!おしゃれ!
        右)ジョウカイボンが花の上でデート ロマンチックねえ。

さて、2日目の今日は、車で移動して奥山愛宕神社へウォーキング。
途中の山道で

 
   大きい胞子体を付けた苔        初めて見た変わった苔

 
    遠くにミズキ             ツルアジサイ

 
風力発電の風車があちこちにある。    山の中に入る。

 
    頭の上にブナ若葉          ブナの大木もあった。

 
      シラキ            カマツカの残花

山道を上り下りして、谷へ下っていく・・
 
奥山愛宕神社 奥山権現ともいわれ、火の神を祀る。
          右)さらに上に社。階段はあるが立ち入り禁止だ。
境内の社叢は「ブナの原生林」として昭和48年 三重県の天然記念物に指定された。
本来は生育していないと言われる海抜640mの山地にある珍しいブナ原生林で、ブナ群生地の南限だそうだ。 


 
しばらく休憩して、ここから谷を下る。細い谷道だが、鎖のついている所もあり、灯籠もある。
参道のようだ。

谷道の両側には小さな植物がたくさん見られる。 

 
   ミズタビラコ       何スミレか?小さい花 赤っぽい斑の入った葉

ウワバミソウ トウゴクサバノオ果実 ネコノメソウの仲間 チャルメルソウ ミゾホオズキ クサヤツデ葉 イワタバコ葉 トチバニンジン果実 など。

ここでも例のごとくゆっくり歩きの私は先発隊が見たミソサザイを見逃し。

奥山権現まで戻り、元の道を引き返す。

 
    遠目のウツギ             ツクバネウツギ

駐車場に到着

 
建物の小屋根にキセキレイが出入りしていた。飛び立ったキセキレイが虫をキャッチして、道路に降りた。「翅をむしってるみたい」双眼鏡で見ていた友達が、飛び立ったところに行って拾ってきたものは・・虫の翅 ヒナのエサにするのに翅をむしって与えたのね。
何の虫かなあ。帰ってから知っていそうな知り合いに写真を送った。
「カワゲラの仲間だと思います」との返事。そうかあ。すっきり。

見逃しも多かったけど、いっぱいきれいなものも面白いものも見れた。
駅まで送ってもらって、非日常の2日間が終わった。ありがとう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月30日 友達の山荘へ① 散策 タンナサワフタギ?満開 カッコウの声ひびく

2019年05月30日 | Weblog

幸いお天気もよく、お昼をいただいてから近くを散策

白い花が満開 これが悩ましい。

 
タンナサワフタギなのか?あまり見る機会のない木で迷う。
サワフタギとの比較を調べても、毛などぴったり当てはまらない。
「鋸歯が内側に曲がる」との記述は、そういえばそうかな?ぐらいで、果実の時期に確認してもらうのが一番早い。サワフタギなら青い実が付くし、タンナサワフタギなら黒い実が付く。

 
イヌシデ 果実がたくさんついていた。     ケンポナシ?

 
     ヤマボウシ          モチツツジ ここでは今満開

 
     ヒメハギ              ミゾホオズキ

 
ジシバリ 車道そばの山すそに多い。     ヤマトシジミ

 
            ヤマトテンナンショウかな?

 
              見晴らし抜群 

鳥は見逃しが多いが、山荘すぐそばの電柱でイカルが鳴き交わし、よく見れた。
散策中、カッコウの声もよくひびいた。久しぶりに聞いた。

さわやかな一日 快適な一日で日常を忘れた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月29日 幼稚園と交流 

2019年05月29日 | Weblog

今年も元気な幼稚園児がやってきた。
タンポポ・クローバー・ノアザミの3つのグループに分かれて、石舞台の近くを一緒に歩きながら草や木や虫を見ながらひと回り。

戻ってから、摘んできた草花を模造紙に貼った。

 
たくさん貼れました。園に持って帰って飾るそうです。

お礼に折り紙を張ったアジサイのペンダントをいただきました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月27日 昆虫 アカサシガメ キタテハ エノキの虫こぶ ポテンティラ?

2019年05月27日 | Weblog

 
ふと空を見上げるとうっすらと色づいた「彩雲」 瑞雲ともいわれ、いいことがありそうな・・
       右)草に覆われた二宮金次郎さん 空を見上げることもなく読書三昧

メンバーの観察眼の鋭いこと。おかげで今日もたくさんの昆虫を、見せていただいた。
肉眼では判別できないような細かい虫も、ルーペやもってきてくださった実態顕微鏡で見ると、1つ1つ個性的。

 
ヒメジュウジナガカメムシ よく見ると翅の後ろが欠けていた。敵に襲われ危うくセーフだったのかな?
                   右)アカサシガメ 初めて見た。

 
キタテハ 裏翅にくっきりと白い「く」の字模様 捕まえてこその観察。
                     右)ヒトツメカギバ            

 
山の斜面で ナナフシモドキの脱皮ショー (ガガンボは間違いでした) 
 右)「脚1本がまだ抜けてない」「もう少し。がんばれ」声援の元無事全身脱皮完了。

 
    エノキの虫こぶ   虫こぶは固い。割ってみるとエノキトガリタマバエの幼虫が1匹入っていた。
虫こぶはポロリと取れて落ち、そのまま夏~冬を過ごし春に蛹から羽化した成虫がエノキの新芽に産卵するそうだ。

 
アカメガシワの蜜腺にアリが2匹来ていた。  巣を守るアシナガバチ

 
何の蛹? 抜け殻かと思ったがまだ中にいるようだった。
               右)コフキゾウムシ 緑青色の粉を吹いていた。

 
      ソバ畑            ケテイカカズラ 満開

 
家に咲いているエノキアオイの親元 去年、ここで少しいただいてきたのだった。
         右)キヌゲチチコグサ 「絹毛」の由来はこの時期が一番わかりやすい。


草に覆われた庭?に1㎝ほどの八重咲の黄花 雑草?植栽?帰化植物?
ランナーが伸びて、葉はオヘビイチゴのような5小葉
オヘビイチゴに八重咲品種があるのか?ネットの検察では同じように悩んでいる人の投稿もある。
「ポテンティラ」というバラ科の仲間であるらしい。
ポテンティラは花色もさまざま、一重も八重咲もあるらしい。葉も5小葉に限らないようだ。
あまりはっきりとした画像の写真がない。
グランドカバー向きの植物として販売されているらしいので、そのうちあちこちで見るようになるのかも。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月25日 うちの庭 トウキ満開 エノキアオイ(マルバストラム)満開 マロウ?ゼニアオイ?満開 サラサウツギ満開ベランダから

2019年05月25日 | Weblog

天ぷらなど時々葉を葉を摘んでは利用していたトウキ、そのうちの1株に花が咲いた。
あとの株は小さいが、これらも花が咲いてだめになってしまうのかなあ。


真っ白な傘のような花 たくさんの小花が集まっている。
1回結実性のように聞いている。なくなるのはさみしいなあ。

 
エノキアオイ(マルバストラム) ゼニアオイ?マロウ? なんぼほど咲くの?というぐらい咲く。

お茶にしようと花を摘んで乾かしていたのに、旅行で留守の間に風で飛ばされてしまった。
また初めから干し直し。


サラサウツギ ベランダから見る。満開。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月23日 おーりとーり八重山 5泊6日⑥ 波照間島早朝散歩 石垣島から竹富島ツアー 帰りは真夜中

2019年05月23日 | Weblog

いよいよ最終日 

波照間島の朝

 
ペンション1階の和室を一人で使用 6人の内4人は2階洋室。 
                    右)6時20分 山から日の出

ニシ浜 早朝散歩 ニシ浜の「ニシ」は西ではなく「北」。

時間を惜しんで、近くの浜を再び歩く。

 
         白い砂浜と 波照間ブルーの海

 
        大きい穴。砂を掻き出した跡。カニの穴かな?

 
打ち寄せられたオヒルギの種子など。アマモらしいものやココヤシ コウイカの骨・・ 
    右)サキシマスオウの果実を割ってみた。中には大きい種子?が1個 

 
  グンバイヒルガオの大群落        キダチハナグルマ?


わからない花 クサトベラのような大きい葉 でも違う。何かな?
カヤツリグサ科のような大きい植物。カマキリの子供・・。

いよいよ最南端の島波照間島ともお別れ。波照間港まで送ってもらう。

 
 10時発 ぱいじま2で石垣島へ。      ぱいじま2 船内

石垣島

 
石垣島 ユーグレナモール 土産物屋をのぞく。    

 
   昼食は、ソーメンチャンプル―定食と泡盛八重泉 6人で。 

この後、早く帰るために空港バスに乗る2人を見送り、私たち4人は竹富島ツアーへ。

竹富島ツアー

 
  ドリーム3で竹富島へ出発 

グラスボート

   
先ずはお決まりのグラスボート 底のガラス越しに海の中を見る。 カクレクマノミが見えた。
たいしたものは見えなかった。底に石を並べた?「令和」の文字があった。

水牛車

 
私たちを乗せてくれたレキオ君 説明では、レキオ君はヨーロッパ水牛で、体重は800㎏~1t近くある。
3tぐらいは引っ張れるそうだ。コースも覚えているという。
名の由来は『沖縄にのこる外国語で大航海時代に琉球の事を渡来人が「LEQUIO」(レキオ)と呼んでいたことから』(ネット)

ゆるゆると動く水牛車。力があるとはいえ重たいだろうな。
時々立ち止まって、縄でお尻を叩かれてもなかなか動かない時も。しんどそう・・

 
そして、時々おしっこ・うんこ そのたびにバケツで受けるガイドさん。
おしっこはマーキングの意味もあるのだそう。だいたい同じところでするのだとか。牛は汗をかかないとも聞いた。
   右)通りかかった他の水牛車 牛の種類も違うらしく角が横に伸びていた。

 
ニトベカズラ(アサヒカズラ)が満開。テッポウユリ・キバナキョウチクトウ・ハナチョウジ・ハイビスカス・ブーゲンビリア・ベニヒモノキ・ヤコウボク・バナナなど色々見えたが写真は撮りにくい。
  右)終わり近く、ガイドさんが三線で安里屋ユンタや涙そうそうの曲を演奏してくださった。
ゆったりした島時間に合う。

水牛車を降りた後、もう一度コースを歩く。

 
ヒハツモドキ(シマコショウ・ピバーチ)コショウのように使われる。
            右)チョウマメとブーゲンビリア 色鮮やかな取り合わせ。

 
もう一度よく見たかった2階建ての赤瓦民家 S62以前に建てられたものだとか。
             右)尻上がりシーサー 金運が尻上がりによくなるという。

 
登録有形文化財 なごみの塔 塔の上に登ることはできない。


丘の上からは赤レンガの屋根が見渡せた。
竹富島は、伝統的建造物群保存地区に指定されていて、建て替えなどの時には屋根は赤レンガにする・石垣を作るなど制限があって景観保たれている。

竹富港から船で石垣港へ。直行バスで石垣空港空港へ。
 
 石垣空港19:55発の飛行機に乗る。      22:05関空着  

やさしい息子が大阪まで迎えに来てくれて、翌日2時、無事帰宅。

梅雨の最中にも関わらず、半日小雨降っただけで穏やかな天気。
海も荒れずに波照間にも渡れ本島にラッキーな旅だった。

飛行機の手配・船やバスの手配・宿の手配も分担した。大変なこともあったが、スムーズに移動できた。
メンバーの皆さんのおかげで面白い・楽しい体験ができた。      完  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月22日 おーりとーり八重山 5泊6日⑤ 最西端の与那国島から最南端の波照間島へ 観光 オキナワモンシロモドキ スジグロカバマダラ ハマシタン群落

2019年05月22日 | Weblog

与那国島2日目。最終日。
朝、周辺を散策

 
日本最西端の与那国郵便局 郵便局巡りをしている友人はうらやましがるだろうなあ。
  右)昨日気になっていた鳥居は「十山神社(とおやまじんじゃ)」別名・十山御嶽(とやまうがん) 
神道と八重山諸島の御嶽信仰が結び付いた独特の様式をもつという。赤瓦の社。佇まいもずいぶん違う。

 
そこらあたりにあるタチアワユキセンダングサ 実はくっつき虫  右)クサトベラ

 
オキナワモンシロモドキ幼虫 モンパノキが激しく食害されていた。
                右)スジグロカバマダラもよく見かけた。


ひっそりとウミガメのモニュメント このあたりにやってくるのかも。

8時過ぎ、チェックアウトして、車で与那国空港まで送ってもらう。

 
与那国空港 チェックインカウンター メモ帳にヨナグニサンのスタンプを押した。

与那国島から波照間島へ。
与那国島から波照間島には航空便がないので直接行けない。
まず、琉球エアコミューターで石垣空港へ。そして石垣港から高速船で波照間島へ行く。


石垣島が見えてきた。 所要時間30分ほど。

石垣空港から直行バスで離島ターミナルへ。
高速船に乗船

 
高速船 最初揺れたがその後はスムーズ。海が荒れてなくて助かった。 
  右)酔わないうちに昼食用に与那国空港で買ってきた”食べにくさ爆発”のおにぎりを食べる。

波照間島


乗ってきた高速船。波照間港に到着。やってきました最南端!
西表島を経由して、波照間港まで所要時間1時間20分ぐらい。

ペンションの送迎車が来てくれた。途中で8人乗りレンタカーを今日夕方まで4時間借りた。
荷物を降ろし、少ない滞在時間を有効に、さっそく観光地巡りドライブ出発。


島を1周する道路 見通しがよい。・・が表示がない。行くところは決めてあるが・・聞く人もいない。 

行きつ戻りつして目的地に到着。

竹富町指定天然記念物ハマシタン群落 (波照間島は竹富町です)

 
「竹富町指定天然記念物 浜シタン群落」の看板を海辺へ入る。

 
   広い砂浜が広がっていた。   モンパノキ 南の島のあちこちにある。


 
海岸林 アダン モンパノキ クサトベラ トウツルモドキなどと共にハマシタン群落があった。
                     右)ハマシタン 古木
ハマシタン(別名ミズガンピ ミソハギ科)(昨日与那国島でも見た)波照間島ではスパンユッチというそうだ。
隆起サンゴ岩上に生育する植物で、耐潮性に強く、樹齢数百年のものもあるらしい。
直立した大木が群生しているのは珍しいそうだ。

 
  ハマシタン(ミズガンピ)      花 白い花弁は少し波打つ感じ。

底名溜池展望台

 
石組の展望台 階段を登る。高くもないし、何ということはない。説明版もない。
ネットで見ると「周囲に灯りが無いため、星の観測に適している」とのこと。
上にハマナタマメの花がさみし気に?咲いていた。

途中
 
街路樹のビヨウタコノキの果実が落ちていた。西表島だったかでかじってみたことがある。
かじってみたが甘みも感じず繊維ばかり。これはヤシガニにお任せしよう。
                     右)イネの収穫中

 
高那崎にある 日本最南端平和の碑 戦後50年を記念して竹富町が建てた。(本人登場)
                  右)日本最南端の碑 これは手作りだとか。

家に帰って「日本最南端の波照間島に行ったよ」と言ったら、「えっ。まだ南に南鳥島とかあるんじゃないの?」と地図を持ってきた。あらそう?
確かに、領土的には「北緯20°25”31.9”の沖ノ鳥島」が日本最南端でした。
だから正確には波照間島は「有人島の中で日本最南端」(北緯24°3’33”)の島なのね。 
まあここでは最南端としておきます。 端・源流など隅っこはなぜか心惹かれる。

 
繁茂していたのはスナヅルだと思う。宮古島でも見た。
 右)遠くに見える建物は「星空観察タワー」らしいが、老朽化で利用できないらしい。

移動中

波照間空港の建物があった。以前は運航していたが、今は路線はないそうだ。

コート盛

 
コート盛とは火番所のこと。『琉球王朝時代に作られた琉球石灰岩を積み上げた火番所 海上や往来する船を監視して烽火を揚げた』      右)近くに テリハボクの花が咲いていた。

オヤケアカハチの碑

 
オヤケアカハチは波照間の英雄 奥に石碑がある(そばの木が気になって石碑を撮り忘れ)
『西暦15世期後半の八重山に実在した人物 正義感が強く、島民解放のため先頭に立って権力にたち向った』
        右)そばの大木。果実は房状 後、本で見たがカキバチシャノキ??


集落にある「名石共同売店」 黒砂糖を買う。

レンタカーを返却。レンタル自転車もあるが、自転車ではとても回れない。
ペンション近くの西浜(いりはま)海岸を散歩。

シャワーして、ペンションでの夕食。

屋上へ上がってみた。
お天気が良ければ屋上から見えるという「南十字星」は残念ながら、雲で見えず。

明日はもう波照間島を出る。ちょっと忙しい旅だ。      ⑥に続く。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月21日 おーりとーり八重山 5泊6日④ 日本最西端・与那国島 ミミズ ヤエヤマサソリ ヨナグニサン幼虫 ルリタテハモドキ

2019年05月21日 | Weblog

与那国島 2日目 

 
  早朝目覚める。5:11の月      06.16 岩山の上に残月

朝食後、散歩

 
民家の塀にオオイタビの果嚢 これは雄?雌? 雌の果嚢を見てみたい。    
               右)塀の上に伸びだしたドラゴンフルーツ

 
海岸近くの空き地に グンバイヒルガオの花   ソナレムグラ花盛り。


海岸から海。今日は風がある。消波ブロックの向こうに時々高い波しぶきが上がっていた。
風のおかげか昨日よりは暑くない。

ホテルに戻って、
8:30 車に分乗して山の方へ。ミミズ探索の続き。

下見でもされたのか、車を止めて森の中の小道を入る。
ミミズの糞塊がそこここに見られ、素人ながら「ここにはいそう」と思う。

 
   糞が集まっている。         枯れ葉が盛り上がっている。

 
そんなところを、葉や山をそっと取り除くと・・大きい穴。
    右)辛子液を注いで待つこと数分。最初のは早かった。出てきた~。
でもそうそううまくばかりは行かない。
なかなか出て来なかったり、ずいぶん粘ってやっと出てきたり、違うところから出てきたり・・
新鮮な糞を見つけて辛子液を入れたのに、なかなか出てこなくて、やっと姿が見えて出てくるぞと思っていたらス~ッと引っ込んでしまったり・・
最初のは、人の気配を感じずに素直にでてきたのかもしれない。

少し出てきた時に捕まえて引っ張り出せばいいんじゃないのと思うが、なかなかそうはいかないようだ。
ミミズの体、ツルツルに見えて、節のところに剛毛が生えているそうで、穴の中でつっぱると簡単には引き出せないようです。

 
出てきそう・・なのに引っ込んでしまった。残念。 計測 縮んだ時と伸びた時では長さは変わる。

場所も変えた後、探索終了。60㎝超えの大物も収穫できたようだ。
水洗いをして、DNA鑑定のための処置をしたり、研究のための標本・飼育?などのための処理もされたようだ。

 
  山すそにはピンクのノボタン    キセルガイの仲間 キセルモドキ

 
小型のサソリが出てきたのには驚いた。後で調べたらヤエヤマサソリらしい。日本にもサソリがいるんだ~。
地面ではわかりにくいので、枯れ葉に乗せようとするがなかなか乗ってくれない。
      右)乗ってもすぐ逃げようとする。素早くサソリの上に枯れ葉を乗せた。


そうしたらおとなしくなって、乗せた葉を取り除いてもじっとしてくれて写真が撮れた。
体長3㎝ぐらいだったかな。珍しいものを見れてうれしい。

 
次に移動中、助っ人メンバーが木の上にいるあるものを見つけた。何と「アヤミハビル」ヨナグニサンの幼虫だ!
高い木の枝の上をゆっくりと動いていた。望遠で撮ったら背中のトゲトゲまでよくわかる。
木の下には昨日アヤミハビル館で見た大きい糞が散らばっていた。

 
  ヨナグニサンの幼虫観察中      幼虫が付いていたこの木は何だ?
アヤミハビル館の展示によると、ヨナグニサンの幼虫の食樹はフカノキ・モクタチバナ・トベラ・カンコノキ類 などらしい。
知っているカンコノキの葉とは違う。フカノキも違う。トベラも違う。知らなかったモクタチバナも違う・・と、調べた結果、
どうやらキールカンコノキではないかとの結論に至ったが、合っているかな?

さて、お昼ご飯を食べに・・「与那国空港」へ。??
町にレストランはないのだ。空港内レストランで八重山ソバを食べた。

午後は観光

西崎(いりざき)灯台 昨日も来たところ。

 
ミミズ隊はここの芝生でもミミズ探し。 ルリタテハモドキ きれいなチョウ  

 
ソテツを食害するクロマダラソテツシジミ 卵を探したが見つけられなかった。
          右)ソテツの葉に付いたつぶつぶは卵ではなく、アブラムシらしい。

立神岩(たてがみいわ)

 
覗きこまなければ見えない断崖の下にあった。青い海、白い波 絶景。

イシガケチョウ・アカタテハ?も見かけた。どこかではシロオビアゲハも。

 
藪に絡みついていたオキナワスズメウリ  オオバギの果実が落ちていた。

 
泡盛「どなん」を作っている会社を見学 タイ米と黒麹菌を使い、熟成中のもろみのタンクを覗く。

ここで、昔、与那国で行われていた「洗骨」という風習のお話を聞いた。
死者が出た時、火葬を行わず埋葬して、数年後に遺体を取り出し、海の水や泡盛で骨を洗って再度埋葬する。
1度目の埋葬の時、遺体と共に洗骨で使う泡盛を一緒に埋葬するのだそうだ。独特の文化に驚いた。

ホテルに戻りシャワーしてさっぱりした後、ミミズ本隊のメンバーの何人かが宿泊しているホテルで夕食。
助っ人隊?おまけ隊?も、それなりの賑やかしやお手伝いができたかな?

今日で、ミミズ本隊とはお別れになる。
この島に残る人、他の島に移る人、帰る人・・バラバラになる。

私たちはもうひと遊び。明日は最南端の島「波照間島」に渡る。    ⑤に続く。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月20日 おーりとーり八重山 5泊6日③ 日本最西端の与那国島 ミミズ 西崎灯台 アヤミハビル館 夜のドライブ ヤシガニ

2019年05月20日 | Weblog

石垣島から与那国島へ。

ホテルから離島ターミナルまで歩いて石垣空港行き直行バスに乗車。

 
車窓からはサトウキビ畑、ヤシやバナナの畑、タバコの畑などの景色

石垣空港で遅れて到着した友達1人と合流してメンバーは5人になった。

 
石垣島空港内のミルミル本舗のジェラートアイス。友達おすすめ。量もちょうどよくておいしかった。
             右)与那国行きのプロペラ機 安いチケットでプロペラの横の席

 
  30分ほどで与那国空港に到着    荷物 受け取りレーンも可愛い。


与那国島
日本最西端の島 初めて来た。
私が行ったことのある最南・最西は西表島で、さらに西へ約78.2㎞の距離がある。
半径地図で見ると大阪から淡路島南部ぐらいの距離かな?

ホテルに荷物を降ろし、お昼を食べに海岸へ。

 
    赤レンガの民家           サンゴの石垣

 
空き地には一面テンニンギク 後ろにはシナガワハギが群生していた。
     右)海岸へ出て、空港で買ってきたおにぎりかまぼこなどを食べる。

お昼過ぎ、沖縄で学会などを済ませたミミズ部隊(ミミズ研究の先生方)と合流 14人となる。
実は、私たち5人はミミズ探索の「勝手に助っ人隊?」「押しかけ助手隊?」「おじゃま虫?」
ついでにあちこち遊ぼうとの目論見。

さっそくレンタカー3台に分乗して山手へ。
 
ミミズ探索開始 山際の側溝の中、斜面の下の方など・・
私たちもいっちょ前にシャベルなど持参で、あちこちほじってみる。
落ち葉がいっぱい積もって、いっぱいいそうなのに・・なかなかいないものです。
    右)1匹ゲット 太くて長いお目当てのもの。長さの計測 40㎝超えの大物。
与那国でのミミズ調査は初めてだそうで、小さいものも調査対象です。


メクラヘビ 初めて見る生き物。ミミズとは全く様子が違う。ペタッとした金属光沢がある。

 
 ムラサキオサガニだそうです。  ウリミバエ不妊虫放飼用のかごがぶら下げてあった。
大きいミミズを数匹ゲットして、小雨も降ってきたこともあり探索は切り上げ、アヤミハビル館へ行くことになった。

走行中前の道を小さい鳥が横切った。クイナの仲間でミフウズラというらしい。
 
西崎灯台 展望台

 
カジキマグロのモニュメント 与那国島はカジキマグロで有名なんだそう。
                  右)西崎灯台(いりざき灯台)と展望台が見えてきた。

 
    展望台からの景色 
  右)足元には地図が描かれている。石垣島へ117㎞ 台湾まで111㎞。近い。
今日は台湾は見えなかった。


「日本国 最西端之地 与那国島」の碑 もちろん記念撮影

次に行った「アヤミハビル館」

「アヤミハビル」とは日本最大のガ(蛾)ヨナグニサン(ヤママユガ科)のこと。
展示によると「古くはオホアヤニシキ・日本でヨナグニサン・与那国でアヤミハビル・学名Attacus atlas  Linnaeus)」

 
    あやみはびる館     ヨナグニサン以外の昆虫や自然関係の標本や展示も。
短時間の映像も見た。

 
ヨナグニサン(ヤママユガ科)の標本 色鮮やか 顔の大きさぐらいはある。
こんなのが飛んで来たら・・怖い。
翅の先はヘビの顔のような模様。これは防衛のためなのかなあ。人が見てもギョッとする。
 右)飼育中の幼虫 でかい。背中にはトゲトゲ。大きい糞がゴロゴロと転がっていた。
幼虫の食草はアカギ・モクタチバナ・フカノキ・カンコノキ・トベラなど。


 
ヨナグニサンの繭の小銭入れ 面白い。売り物ではなかった。
                   右)あやみはびる買い入れの広告 
かつてはたくさんいたヨナグニサン 標本や玩具用として高値で売れたので島の人たちもマユを採って売っていたという。

ホテルへ向かう途中

 
       牛        与那国馬(日本在来馬8馬種のひとつ)ならいいけど??

何か見つけると道路の真ん中に停車 車はほとんど通らない。

 
   リュウキュウヤマガメ?          変な生き物

一度ホテルに戻ってから合同お食事会に。

 
「どぅぐいわり」は店名らしい(ゆっくりしてくださいの意)で乾杯。
  右)島料理を注文 鰹節をかけたシマラッキョウ チャンプルや魚、カツオたたきなど・・


差し入れのクバモチに手こずる。クバとはビロウのこと。(シュロのような葉)
葉にくっついてぐちゃぐちゃになるのを箸で何とか寄せて・・おいしいけどこれは大変。
(次の日売っていたお店で食べ方を実演してもらった)

「夜遊びに行く人」と言われ手を挙げた。
1台の車で夜のドライブに行くという。助っ人隊3人ついていく。

灯りのない車道。あたりは真っ暗。
前に何か見えてストップ。

 
    大きいヤシガニだ。      懐中電灯で照らしてもらって撮影
うれし~。感激! 生きたヤシガニを見るのは初めて。
西表島で冷凍されたヤシガニを見せてもらったことがある。食材になるというとのことだった。


またまた2匹目のヤシガニが道路を歩いていた。

 
    草むらのヤモリ    歩いていたヤドカリはハサミを蓋にして動かなくなった。

夜のドライブから帰ると22時 
1人1部屋 シャワーは水しか出なかったけど・・ぐっすりと寝た。   ④に続く。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月19日 おーりとーり八重山 5泊6日② 石垣島観光 宮良川ジャングルカヌー

2019年05月19日 | Weblog

八重山諸島とは『沖縄本島から台湾にかけて続く島嶼群の内、石垣島地方と与那国島地方のこと。
宮古島や多良間島、尖閣諸島は入らない』(ネット)
沖縄本島から400キロ~500キロの距離がある。
今回は八重山諸島の玄関口石垣島・日本最西端の与那国島・日本最南端の波照間島・竹富島を訪れた。

今日は「石垣島を観光」と、夕方から「宮良川ジャングルカヌー」の予定。

今夜のホテルへ荷物を預けて出発。

 
石垣島 汚水マンホール サキシマツツジのデザイン。
      右)マスコットキャラクター「パイーグル」カンムリワシのイメージ

 
    ゴールデンシャワ―    サンダンカに似て、花弁の先が尖ったベニデマリ。
 
     グァバ  
空き地に生えたタチアワユキセンダングサやオヒゲシバなど、なんでもかんでもうれしい。

バスターミナルから定期観光バスに乗る。
石垣島へは何回か来ているが観光コースを回るのははじめてだ。

①唐人墓
 
唐人墓 1852年 アメリカにわたる中国人苦力がこの地で非業の死を遂げたバウン号事件での犠牲者の霊を祀った墓
           右)そばには太平洋戦争中、虐殺された米兵捕虜の供養塔
平和を祈願する碑もあり、今の平和な時代からは想像できない暗い時代を思う。たった80年ほど前の話である。

②川平公園
 
ため息のでるような海の色 メンバーの一人はグラスボートに乗った。
前に体験している私たちは公園内を散策

 
沖縄で見たことのあるキキョウランがちょうど見ごろだった。花も実も見られた。
                 右)トウツルモドキ 実は初めて見た。

③昼食は見晴らしのよい丘に建つ「ボーザーおばさんの食卓」でハンバークランチをいただく。

 
サングラスをかけたシーサーがお出迎え。    川平湾が見えた。

④米原ヤエヤマヤシ群生地

 
ここと西表の2か所にしか自生地がないというヤエヤマヤシ ここでは群生が見られる。


ギランイヌビワの実(果嚢)がいっぱい落ちていた。

⑤玉取崎展望台 

色さまざまなハイビスカスや熱帯花木の植栽がある遊歩道を登って展望台へ。

 
青い海   右)向こうは平久保半島 陸が細まっている所は右が太平洋、左が南シナ海。
昔は船を引き上げて渡したそうだ。

ガイドさんからは沖縄言葉は「あいうえう」でできていることや、東西南北は「あがり・いり・ぱい・にし」ということなど教えてもらった。「北」が「にし」で、「西」が「いり」ややこしい。ああ西表島か・・
同じ日本なのに・・むつかしい。 もちろんふつうの会話で困ることはない。

 
バスターミナルまで戻り、市場などに立ち寄りながら今夜のホテルに戻る。
                   右)キントラノオ
宮良川ジャングルツアー

17時、迎えの車が来る。
普通だともう日暮れだが、石垣島は経度が西なのでまだまだ明るい。
カヌーは川や海で何回も経験しているが、去年の対馬以来だ。
準備をしてライフジャケットを着用して2人ずつ組んで、宮良川に漕ぎ出す。

 
宮良川は川幅もある。ゆったりとして気持ちがよい。

 

 
両側にはマングローブが茂り、マングローブをくぐったり、岩の岸辺に寄ったり・・
これでオオコオモリとか、アカショウビンの声だけでも聞きたかったけど、それは残念だった。
ゆったりと楽しんだ。
19時。まだ外は明るい。
夕食は昼に買ってきたちらし寿司やジャーキー ミミガー トマト ピタンガ とビールで宴会

2日目の夜 23:00就寝 明日の出発は早い。          ③に続く。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする