みどりの野原

野原の便り

2月28日 初めての四天王寺

2023年02月28日 | Weblog

ボランティアさんと歩いた初めての「四天王寺」

建物・お堂が何と多い!帰ってメモと写真とパンフの境内図を合わせるだけでも一苦労。
どこから入ってどこを見てどこから出たのか・・整理にむちゃくちゃ時間がかかった。

四天王寺
廃仏派の物部守屋と崇仏派の蘇我馬子の対立が戦いになった際、馬子側の聖徳太子が四天王像を彫り戦勝祈願し、戦勝の後、請願通り四天王寺を建立した。
推古天皇元年(593年)
「日本仏法最初の勅願の官寺」だという。
(飛鳥寺のことが頭をよぎるがむつかしいのでパス)
聖徳太子は敬田院・施薬院・療病院・悲田院なども作った(四箇院制)


境内の北西にある「乾門」から入る。


知恵の輪をくぐって「元三(がんざん)大師堂」
寛和元年「元」旦「三」日に入寂した比叡山中興の祖 良源(慈恵大師)を祀る。
おみくじの創始者だそうです。
徳川秀忠により再建された建物は816年創建当時のままで、国の重要文化財

次の六時礼拝堂と共に、R5年4月1日からR8年3月まで補修工事が行われるそうで、来るタイミングが良かった。


六時礼賛堂 本尊は薬師如来 1日6回お経を唱えるところ。
夏の陣後に徳川秀忠が再建。 国の重要文化財


六時礼拝堂の前にある亀の池 (片方だけ写してます)
ミシシッピアカミミガメが日向ぼっこをしていた。

中央に「石舞台」が架かって左右に池の水面が見える。
石舞台や六時堂が戦火の延焼を免れたのは亀の池のお陰?


六時礼拝堂の前に「石舞台」この亀の池の上に架かる。

石舞台の施主は木材商。木材は湿気に弱いことから再建時に石造りになったという。
石舞台と言うものの、中央部(少し色が違って見える)は木材を使用しているらしい。
橋の欄干部分には石舞台再建時寄進した木材商の講の名が刻まれていた。

淀殿寄進の日本三舞台(四天王寺の石舞台・住吉神社の石舞台・厳島神社の板舞台)の1つで国の重要文化財
毎年4月22日の聖霊会には四天王寺楽所による舞楽が奉納され賑わうらしい。
楽人達が住んでいたという令人町という町名が残っているそうだ。

「中心伽藍」に入る。
創建後、争乱や天災などの被害で幾度となく再建されてきたが、S20年(1945)8月の大阪大空襲で中心伽藍は全焼。
今ある建物は、昭和38年(1963)創建当時の姿に再建されたものだそうだ。
南から北へ、中門・五重塔・金堂・講堂が一直線に並ぶ「四天王寺式伽藍配置」


「西重門」に拝観料の受付がある。


「五重塔」 コンクリート造り (右側は中門(仁王門))
聖徳太子が仏舎利6粒と太子の髻髪(きっぱつ)6毛を納められた。


五重塔1層目北西角に「三面大黒天」の鬼瓦(矢印)
大黒天を中央に、左右に弁財天と毘沙門天があるらしい。
ガイドさんが撮ってくださった。


「アベノハルカス」「五重塔」「金堂」が並ぶフォトスポット

「金堂」を見学。
救世観音や四天王はあまりよく見えなかった。ゆっくり見なかったせいもある。
釈迦の一生を描いた壁画はすぐそばで見られる。
誕生・悟り・入滅と、それに因む無憂樹・菩提樹・沙羅双樹も描かれていた。

金堂の前には説法する場所を示す「転法輪石」があった。

白鳳時代の金堂の雨落ち水の「排水溝」や「龍の井戸」も見学。


「阿弥陀堂」の額の上に覗く白いもの。(矢印)(ごく一分しか見えない)
これは白択という病魔退散の霊獣なのだとか。まあ拝んどこ。


「仁王門(中門)」から、中心伽藍を出る。
阿・吽は、はじめと終わり、生と死の意味だと教えてもらった。へえ~~。


聖徳太子を祀る太子殿


「猫の門」 
これはレプリカ。空襲で焼失した本物は左甚五郎の作だったそうだ。

虎の彫刻のある虎の門もあった。 

一番気に入ったのは・・


「番匠堂」 番匠とは宮大工のことだそうだ。初めて知った。
四天王寺を建てるにあたり、聖徳太子は百済国より、高度な建築技術を持った3人の番匠を招聘したという。
その一人が金剛組初代の金剛重光。

番匠堂には「曲尺を持つ聖徳太子像」が祀られているらしい。
見てみたいなあ。
現在も、1月11日に、建築技術の向上や工事の無事安全を願う「手斧(ちょんな)始め」という法要が金剛組を中心として行われているという。


お堂の横に並ぶ幟。 
南無阿弥陀仏の字が変な書体だなと思ったら・・
大工道具でかたどられた字だった。
そして、字の中に、鋸・鏨・釘抜・小刀・錐・鎌・鉈・・他、読めないむつかしい大工道具の漢字が細かく書いてある。

願主は金剛組・高松建設(株)・竹中工務店・・・奈良(たぶん)の村本建設(株)の名も見えた。

面白い。


「極楽門」 松下幸之助の寄贈
幸之助さんは若い時、この境内参道で2又ソケットを売っていたそうだ。


「石ノ鳥居」

扁額は珍しい「箕」の形   なんで箕なのか?
中には釈迦如来・転法輪処・当極楽土・東門中心と書いてある。

石ノ鳥居で解散。帰りは上六までバスに乗る。

初めての四天王寺、知らないことだらけ。
ガイドさんについて行くのに必死だった。
他の地域の城や寺・・どこも戦乱や雷など災害での焼失は聞くが、四天王寺はそれに加えて第2次大戦の空襲の被害が甚大だったことがわかり驚いた。
中心伽藍だけでなく、消失したお堂は多い。巨大な釣鐘も供出に出された。

毎月弘法大使命日の21日、聖徳太子命日の22日は境内に屋台が並び賑やかで、中心伽藍も無料開放だとか。
縁日の日にも一度行ってみたいな。コロナが収まれば・・

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2月27日 明日香でランチ 石仏や道標 ウグイス初鳴き

2023年02月27日 | Weblog

懐かしい場所ではあるが、だいぶ変わっているところもある。

ランチの予約時間までぐるっと歩く。

山道を少し入ってみると・・・


地蔵2体 大きいお地蔵さまは道標のようだ。
妹が「左 とうのみね」と書いてあるのを見つけた。右はわからない。
辺りには五輪塔の頭部分が見える。石材が埋まっているようだ。

さらに少し奥へ行ってみる。


石仏が8体並んでいる。1体1体個性的な姿。
古いのか新しいのか? あちこちから集めたのか?
こんなユニークな石仏群 見たことがない。

「ホーホケキョ」 今年初めてウグイスの声を聞いた。

もう少し先へと山道は続いていたが、引き返した。


高市村道路元標

予約していたランチをいただいた後、駐車場へ。


鳥居のそばの太神宮灯籠 基壇に「おかげ」の文字。


鳥居のそばの地蔵堂 前からあったのだろうが気づいていなかった。
そばにあった寿司屋はいつの間にかカフェになっていた。


岡寺参道を少し登って、徳星醤油のそばの地蔵堂

今日は写真を撮らなかったが、岡本寺近くにも地蔵堂がある。
ほんの100mぐらいのところに地蔵堂が3つ。
なんと地蔵堂の多いところだったんだろう。


斜面に埋まっている地蔵道標


治田神社への階段下 2丁の丁石

岡寺の周辺は民家がなくなって駐車場になったり、だいぶ様変わりしていた。

墓参りに来る以外には来ないので、元実家近くを歩くのは久々だった。

帰り道、万葉の森へ立ち寄って帰る。

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2月25日 鶴見緑地

2023年02月25日 | Weblog

12月~2月はお休みだったので、久しぶりの鶴見緑地

まだ花の少ない時期、冬芽やロゼットや小さい草花の観察。


雑木林のクヌギ 冬芽や冬を越した小さいどんぐりを探す。
目が慣れると案外見つかるものだ。
小さいどんぐりはこれから

成長して秋には立派などんぐりになる。


コナラの冬芽 鱗芽 枝先にたくさんの芽がある。


ハンノキ 去年の果序がまだ残っている。


低い枝で雌花(花序)が見られた。
下には花粉を飛ばした雄花序がたくさん落ちていた。

落ちていた去年の果序を手の上で打ち付けてみると果実が出た。
地面に落ちた果実はマヒワやカワラヒワが食べに来るという。


11月には花を見たビワ。可愛い果実になっていた。


ニシキギ 枝に翼がある。 冬芽も葉跡も小さくて見にくい。


サンシュユ 開花まであと一息。

参加者さんは気軽に質問されたり、楽しんでくださっている。

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2月24日 日本書記 吉備国 屯倉 橿原市の鉄道の変遷

2023年02月24日 | Weblog

日本書記講座
いつもの通り、自分なりに整理してみる。(間違いごめん)

「吉備国」・「屯倉」について。

天武天皇11年7月の戊午(27日)、信濃国・吉備国が「霜降り、大風が吹いて五穀が実らない」ともうす。

「吉備国」とは? 
・備前・備中・美作・・(岡山県)  備後(広島県の一部)
・日本書記に度々、古事記にも記述がある。
 1巻、孝霊天皇の項に、妃 絙某弟(はえいろど)との間に生まれた 稚武彦 
    命は「吉備臣の祖なり」との記述。これが「吉備」の初見だそうだ。
・崇神天皇の項に、「吉備津彦命を西道に遣わす」
・雄略天皇の項にも「吉備 下道前津屋の乱」・・など

大和朝廷から遠い地域なのに「吉備」が重要視されたのはなぜか。
吉備は新羅との結びつきが強く、鉄の文化が発達・塩の生産・海上交通も盛んであったこと。
欽明天皇16年には、吉備の国の5つの郡に「白猪屯倉」を置く。

「屯倉」とは。
大和朝廷の直轄地。直営農地。
蘇我稲目や馬子を遣わして管理させたり・・。
仁徳天皇は、屯倉を作るために茨田堤(まむたのつつみ)を作らせた。

古事記にも、茨田に堤を作ったことや、池を造ったことが記されているそうだ。

日本書記とは関係しないが、橿原市の鉄道の変遷の話も面白かった。
明治5年(1872)「新橋-横浜」間に日本で初めて鉄道開通。
明治23年(1890)大阪鉄道「王寺ー奈良」間(現JR関西本線)
明治26年(1893)高田ー桜井間(現JR桜井線)橿原市に初めて鉄道が開通。

以後、鉄道会社の変遷。線路も延伸したり廃線になったり、駅の場所や駅名も変わったり・・旧国鉄では蒸気機関車から電化し・・
橿原神宮拡張時には、線路の付け変えも行われた。
廃線や付け替えの跡が残るところもある。

鉄道会社は近鉄とJR・駅も長らく変わっていないが・・
奈良医大の移転で、新駅ができると聞く。
また、かつては皇室の畝傍御陵参拝時に利用された貴賓室のあるJR畝傍駅も、駅舎や貴賓室の老朽化が問題になっており、どうなるのか・・まだ変遷は続く。

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2月23日 ヒレンジャク 桜井から家まで歩く。

2023年02月23日 | Weblog

桜井に来ているというヒレンジャクを見に行くことになった。
あいにくの雨。

車に乗せてもらって現地へ。


大小のヤドリギ

カラスに追われたか?ヒレンジャクの群れがしばらく上空を飛び回っていた。

しばらくして木に落ち着いた。


高い枝先にとまるヒレンジャク


たくさんいる・・のはわかる。
でも、雨で傘さして・・見にくい。
双眼鏡で見ても色がはっきり見えない。

カメラで撮ってみたが、やはりきれいには写ってなくて・・残念。


切り取った写真 尾羽の先の赤がやっとわかる。
ねばねばのヤドリギ混じりの糞をしているところが写っていたのがせめてもの慰め。
せっかく来たけれど満足するものではなく、残念だった。

用事があるという妹と分かれて、最初は桜井駅まで歩こうとおもった。
・・がどうせ歩くのなら西へ歩いたほうがいいかな?
耳成駅ぐらいまで歩くか・・
耳成山までくると、八木は近い。
八木駅まで来たら30分歩けば家だ。
・・で、結局、家まで歩いて帰ったのだった。

なるべく車道を通らず・草の道や地道や住宅地を・西へ・・南へ・・西へ・・


ウメにヒヨドリ


畑にもヒヨドリ   ムクドリやツグミ


何桜か? つぼみが膨らんで1つ花が咲いていた。


コノテガシワ 雌花がついていた。


珠孔が見えた。

環濠集落の立派なお家



飾り瓦も素晴らしい。


遠くに見える耳成山を目指して・・
水路ではアオサギ コサギ ダイサギ カワセミも見た。

銭川・米川・飛鳥川・・


オウバイ 満開


農神さま


一握りのセイヨウカラシナをお土産に。家に到着。

思っていたより距離はなかった。8.5キロぐらい。
小雨で傘をさしつつではあったが、まあよいウォーキングになった。

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2月17日 京都府立植物園 植物園前 スプリングエフェメラル 早春の草花展

2023年02月17日 | Weblog

京都府立植物園の観察会。
集合は北山駅を上がった植物園前。
いつもはすぐ門を入るが、今日は集合時間まで少し時間があった。

あらためて見回すと・・気がつかなかった植栽に気づく。


イナゴマメがあった。花や実はなかった。


枝垂桜かと思えば、シダレエンジュ 数本植栽。

コウヨウザンやオリーブなどの植栽。
常緑のヤマボウシ(これは以前に気づいていた)など。

さて、今日の案内役の会員と共に植物園内を回る。


シナアブラギリ 果実はまだ枝に残っているものもあり。
有毒植物だが、昔は種子から桐油を採ったという。
防水用や塗料などに利用されたとか。


博打に負けて身ぐるみ剝がされた・・と、覚えやすい赤い樹皮
若い果実が付いていた。


ウォレマイパイン(ジュラシック ツリー)
太古ジュラ紀に栄えた植物で生きた化石とも言われる。

林下のスノードロップ 
ここのは栄養が良いらしく立派な姿。

外国のマツの仲間も気にかかるが・・

今日のメインの生態園へ。
春の妖精達に出会う。


バイカオウレン


セツブンソウ 
花弁のように見える白いガク片 黄色い蜜腺になった花弁 紫色の葯
春の妖精の中でも一番可憐だと思う。(個人の印象です)


セツブンソウ 群生 あちこちに咲いていた。


フクジュソウ 
光を集めていると言われればなるほどと思う。


コセリバオウレン 葉は見えないが常緑だそうだ。
雪の結晶のような繊細な花。


フキノトウも顔を出していた。


水辺のミズバショウ まだ葉のみ。


オニシバリ(ナツボウズ)ジンチョウゲの仲間
夏には葉が無くなるとか。


ノシラン 茎が平たいので倒れ込んでいる。
倒れ込むには何か理由があるのだろう。
種子を目立たせなくするため? 鳥に食べられると都合が悪いのか?


ブルーの種皮は簡単に剥ける。中には固い胚珠が出てくる。



半透明の胚珠はまん丸ではなく、楕円形。
だから、リュウノヒゲのように「弾み玉」にして遊ぼうとすると、あらぬ方に跳んでしまう。それはそれで面白そう。


ハナミョウガの花茎も倒れ込んでいる。
緑の葉の下の赤が目立つ。

観察会はお昼で解散となり、午後は自由。


マンサクが満開 光があふれているよう。


この辺にあったよね。探すとあった。ロウヤガキ 
ガクの形からツクバネガキとも。
実の色はほとんどエビ茶色になっていたが、オレンジの色を残しているものもいくつかあった。

温室にも入った。
ここにもショクダイオオコンニャクが植えられている。
今年はどこかで開花を見る機会があるだろうか?

温室を出て「春の草花展」のハウスに入る。


草花展に合わせて育てられた春の草花。一気に春爛漫。


菜の花には香りに誘われたミツバチが来て蜜を吸っていた。


生態園では葉だけだったユキワリイチゲ ここでは花が見れた。


ザゼンソウの花も。

いろんな花を咲き揃わすのに骨を折られたことでしょう。
いつもは駆け足の植物園。今日はゆっくりと楽しんだ。

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2月16日 馬見丘陵公園 冬芽と葉痕

2023年02月16日 | Weblog

馬見丘陵公園で冬芽と葉痕観察会に参加

ヒマラヤスギの説明を聞いたり、フウセントウワタの綿毛を見せてもらったり・・


銀色に輝くフウセントウワタの種に付いた毛、種髪

ガガイモの種髪は印肉に使われたと聞いた。
フウセントウワタでも使えそう。

印肉のどこに使われたか調べたら・・
(練り朱肉)
『銀朱と呼ばれる硫化水銀を昇華させたものに顔料・植物や和紙の繊維を加え、ひまし油や松脂などで練り固めたもの』

*植物の繊維・・もぐさ・パンヤ・飛騨和紙などが書いてあった。
ガガイモの毛(種髪)も、繊維の1つとして使われたのかもしれないなあ。
練り朱肉は印影の鮮明さ、色の深み、変色やにじみが少ないなどの利点がある反面、若干乾きにくいのと、まめに手入れする手間が必要とのこと。

現在一般に使われているスタンプ朱肉は、植物性の油脂や合成樹脂、化学物質に顔料で色を付けてインク状にしたものをスポンジに染み込ませた物。
乾きやすく、使いやすい反面、色あせなどが起こることもあるそうだ。

さて・・


ソシンロウバイが満開 雌性先熟
雌の時期の花や雄の時期の花を探す。


サンシュユ 今にも咲きそう。

今日は「冬芽を見よう」がテーマ。


アジサイの頂芽 ここでは確かに葉脈の見えた裸芽。
でも薄い皮のようなものがある時もあるよなあ。あれは芽鱗じゃないのかな?


ハンカチノキ これぐらい大きいと冬芽も見やすい。


ヒトツバタゴの冬芽と葉痕


ドウダンツツジ 赤い冬芽。
「ドウダン」の由来は灯台の脚ににている。
この灯台は海の灯台ではなく、灯に使った結び灯台のこと。
この写真ではわからないが、確かに枝は3本の脚に見えて納得。


ユリノキ 冬芽と葉痕  カモノハシのくちばしみたい。


コブシ 暖かそうな冬芽


タブノキ 大きい冬芽は「混芽」
中には枝葉花などが詰まっている。


アカメガシワ 毛に覆われているが裸芽


イヌコリヤナギ? 銀色の綿毛が覗いていた。
春を感じる。

梅林のウメは見ごろ。まだつぼみもある。


うすいピンクの花


濃いピンクの花 
白い花、一重や八重咲・・ 枝の青いウメ。赤い枝のウメ・・

 
雄しべのある花      中には雄しべのない花も。
ウメもコスパを考えているのか?


梅林でジョウビタキ


カリヨンの丘 カリヨンとは組み鐘とも言われる楽器
ここではジャストの時間に自動演奏される。
13時のシューベルトのアベマリア トイレに行ってて聞き逃した・・


エンジュの果実ももうシワシワだ。

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2月12日 山裾を歩く。冬芽・キカラスウリ・謎の白点

2023年02月12日 | Weblog


スギの雄花と雌花(雄花の右) もうすぐ花粉の時期


オトコエシ 薄い翼のある果実 
ネットで調べると「翼状の小苞の上に果実が乗っている」と書かれている。


イワタバコもよく見ると枯れた果実が見える。
葉は見えないが、根は残っているのだろう。


キカラスウリと思う。
取りにくい所にあって、枯枝を探してなんとか・・難儀して・・とった。


カラスウリと比較


小さい苞の果実の中にあった種。スイカっぽい。
カラスウリのような特徴のある種ではない。

葉はなかったが、モミジカラスウリの可能性もある。
葉のある季節に確認したら訂正します。


タニウツギ 
生きた茎は中実(白い髄が詰まる)が枯枝では中空になっていることを確認。そうなんや~。


キリの枝が伐られていた。中に小さい穴があった。へ~~。
もっと太い幹になったら穴はなくなるのかな?


クサギの冬芽


ヤマコウバシの冬芽 赤くてきれい。混芽だそうだ。


クロモジ 葉芽と花芽


ニワウルシの葉痕と冬芽


コショウノキ つぼみ

 
カゴノキ 葉だけではわかりにくい。斑模様の幹があったからわかった。

寒くてもコケや地衣は元気


樹状の地衣類 名前はわからない。


コナアカミゴケ と思うが・・ これも地衣類

今日のハテナは?




白い斑点模様の葉。これは虫こぶか? ウィルス?
葉はウラジロガシ?わからない・・


思ったより暖かかった今日、日差しを求めてテングチョウが飛んできた。
(保護色でわかりにくいが、写真のちょうど真ん中ぐらいにいる。)

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2月11日 宇治市植物公園 温室フラワーツアー

2023年02月11日 | Weblog

2月2日に行ったばかりなのにと思ったが、友達につられてやってきた。

フラワーツアー午前の部11:00~11:45に参加。


温室手前の露地に薦巻きされた「アイスクリームバナナ」
初めて名前を聞いた。去年植えられたとか。
品種改良されたもので、大きいバショウに比べて耐寒性があり、うまくいけば果実(バナナ)ができるらしい。
露地でバナナができるとは。楽しみだ。


ジャカランダ 果実ができている。 
アイスクリームバナナの近くの、建物に囲まれ冷たい風の当たりにくい場所。
葉は黄葉している。冬には落葉してしまうのかな。

温室
温度は25度~26度ぐらいに設定されているそうだ。
それ以上上がると天窓を開けたり、横の窓をあけたりして温度調節される。


ショクダイオオコンニャク 
これは球茎から1枚の葉が出ている状態。
球茎から毎年1枚の葉が出て、栄養を蓄えて休眠する。
これを繰り返して球茎が充実すると花芽が出る。
芽の段階では葉芽か花芽かわからないそうだ。
花序は高さ3m直径1.5mぐらい。世界最大級の花序。
花、見たいなあ。


球茎が大きくなれば植替えが必要。この植木鉢も特製らしい。


トックリキワタ 幹にトゲがある。


果実が弾けて綿が出ていた。中に黒い種も見える。
花はもうなかった。


温室の中に展望台。
フラワーツアーの時だけ登ることができる。
いつも見上げている温室の木々を上から見下ろせる。


タコノキの果実が見えた。


天井に届きそうな木。適宜剪定されるそうだ。

フラワーツアーの時だけでなしに、ふだんも展望台に登れたらいいなと思う。


実がたくさんなっているカカオノキ
肥料もよく食うそうで、根元の地面に空気で穴を開け、酸素や水や肥料を入れるそうだ。
実はまだ緑色だ。果皮を除いて発酵させたカカオ豆(種子)がココアやチョコレートの原料になる。
植物園では発酵はむつかしいとのこと。

花の終わったタビビトノキ。青くきれいな果実を見たいが、ここでは見られないそうで残念。
自生地ではサルが花粉を運ぶそうだ。

 
センナリバナナ 観賞用のバナナ
長い花茎に細かい実(バナナ)を無数に付ける。

草丈が低く高くならないサンジャクバナナは植えて4年目。
大型種に比べると耐寒性も強く、少し小型の実(バナナ)がたくさんできていた。
180日で収穫できるそうで、収穫体験もできるらしい。
・・来れるといいけどな。
ウナズキヒメフヨウのピンクの花も咲いていた。

少し時間延長になったが、案内終了。

午後から外を回って案内に乗っている花を探す。


フクジュソウ 


雪割草 ミスミソウのことかな?


スノードロップ 


お顔を拝見  外に3枚・内側にも3枚の花弁がある。


原種シクラメン 株の中にぐるぐる巻いたものが見える。
蕾の茎がぐるぐる巻いているのかと思ったが、花が終わって若い果実ができているようだ。


果実を守るようにゼンマイのように茎が巻き付いている。

シクラメンの名は、ギリシャ語のキクロス(螺旋)、英語のサイクルに由来するらしい(ネット)

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2月9日 橿原神宮周辺 

2023年02月09日 | Weblog

行ったことの な・・い 訳がない 橿原神宮周辺です。
お知り合いに誘われて、以前からお世話になっている先生の会に参加。


橿原神宮 一の鳥居 建立は昭和14年
H28年に建替え。直後にも見に来た。

明神鳥居
笠木の部分は元の鳥居に使用されていた台湾ヒノキを利用。
(新しい部材はカナダ産のヒノキ。ネット)


手水所がセンサー感知式になっていた。

深田池を1周

カワウのコロニー 巣がいっぱい。


向こう岸の木はカワウの糞尿で真っ白。見苦しい・・ 
以前カワウの集まる木をかなり伐採され、しばらくは遠ざかっていたカワウはまた戻ってきた。
人間にとってはいやな光景。でも・・・
「じゃあどこへ行けばいいのよ」とカワウは言うでしょうね。
カワウにも生存権。どうしたらいいのでしょうか・・


池のそばに野鳥の写真 まったく見られなくなった鳥も多い。
今日見たのはオオバンとヒドリガモとカワウだけ。 
現在の池の主役?のオオバンの写真はない。


長山稲荷 橿原神宮の末社

お稲荷さまに、仏教系と神道系があるというお話。
神仏習合の影響もあるらしい。


南の神門 紀元2683年  2月11日は紀元祭(建国記念の日)

外拝殿の前でお参りしていると・・
南の神門の方から警備員さんを先頭に白装束の行列。
拝殿の前で直角に曲がって、外拝殿を通り抜けてまっすぐ内拝殿へと入っていかれました。

これは2日後の紀元祭の予行演習? 


外拝殿の横に ハクショウ  白松・サンコノマツともいわれる。
3葉のマツ。幹は松らしからぬ斑模様。
いつからあったのだろう。
よそでは見たことがあるが、初めて気がついた。


お弁当は若桜友苑で。


紅梅 ソシンロウバイが咲いていた。
他にも桜など植栽されている。


何段もつながる梯子。高い木の剪定も大変だ。


若桜友苑は、第13期海軍甲種飛行予科練習生・航空母艦 瑞鶴 などの戦没者の慰霊碑が建つ慰霊公園
若い命を落とした意味はなんだったのか・・。
毎年慰霊祭が行われている。

午後、ミカドテントウ探し。


日当たりのよいイチイガシの葉裏で冬ごもり中のミカドテントウ。
高い枝の葉裏にも何匹も見えた。(体長4㎜)

イチイガシにはもうひとつ、オオツカヒメテントウというもっと小さいテントウムシもいるらしい。(体長1.5㎜)
希少種で奈良や京都に記録があるようだが、25人ほどの目で探したが見つからなかった。
見たいなあ。

最後に、神武天皇陵(神武天皇畝傍山東北陵)へ。
ここを神武陵と定められたのは明治時代。


神武天皇陵 参道入口に建つ屋根付きの制札
「みだりに域内に入らないこと。魚・鳥等を取らぬこと。
竹・木等を切らぬこと」など禁止事項が書かれている。

制札の屋根は中間に段がある。
天皇陵の制札の屋根は2段になっており「ニ越」という。
皇族の墓や陵の屋根は1段で「一越」と言うとのお話。

前にも京都で聞いたお話だが、調べようとしてもネットでは出てこない。

御陵印を集めるのが流行っているそうで(一部の人?)
本来は一つ一つ参拝して印を貰うところ、5か所の陵墓監区事務所では他の御陵の印も置いてあり、自由に(自分で)押せるらしい。
その5か所の中の1つが、ここ畝傍陵墓監区事務所で、30個の印(ネット)が置いてあるのだとか。
意味あるのか?

神仏習合の話、かと思えばヒヨコの雌雄の話になったり・・
まじめな話から横道の話も・・。

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