みどりの野原

野原の便り

8月31日 ポポー 懐かしい

2020年08月31日 | Weblog

飛鳥の市場でポポーが売っているのを見つけ、即購入。
うれしー。なかなかお店では売ってないのだ。


3つで300円(真ん中の1つは食べてしまった)     
夕食後2つに切ってスプーンで食べた。期待通りのおいしさ。
熱帯系の香り。ねっとりとした触感。う~んおいしい~。
うれし過ぎて、切った写真を撮るのをすっかり忘れていた。

 
これはネットの写真をお借りした。大きいのも小さいのも、おいしかった。
   右)ポポーの種 今から撒いたらそれこそ生きているうちに花が咲くか?まあいいや。

ポポー(ポーポー)という名前はなぜか子供の頃から知っていたので、昔から作っている家もあったのかもしれない。


私が初めてポポーを食べたのは2004.10.16京都某所へ連れて行ってもらった時。
香りと味。すっかり気に入った。
そして、この時食べた後の種を植えておいた。
その後、他所で木や実を見ることはあるが、食べたことはなかった。


2008.6.26苗も大きくなって、畑に植えることにした。
本当は異品種を植えると実付きが良いとは知っていたが、同じ時に友達が撒いたもう1本と合わせて畑に植えた。(後ろの小さいの)
何年ぐらいしたら実がなるんだろうかと思いながら。

その後、畑を作れなくなって、草刈の時、伸びた草とともに刈られてしまって今はない。
数えてみると種を撒いてから16年。今頃は実がなっていたかもしれない。
いや、実がなっているはず。
今更ながら残念! 

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8月30日 洞川 ハガクレツリフネ ルイヨウショウマ カリガネソウ オオヤマハコベ モミジガサ 

2020年08月30日 | Weblog

車に乗せてもらって洞川へ。1年ぶりの洞川

洞川といえば修験者・山上が岳・ごろごろ水・鍾乳洞・・などが思い浮かぶ。

 
鍾乳洞の発見者「赤井五代松」さんの苔むした銅像
  右)発見者の名をとった「五代松(ごよまつ)鍾乳洞」行きのモノレールは人気で、時間待ちの列ができていた。
以前入ったことがあるが、鍾乳洞内は夏を忘れるヒンヤリ空間だ。

赤井五代松が鍾乳洞を発見したのは1933年(昭和8年)
自費で一族で長い年月をかけて鍾乳洞を整備されたとのこと。

 
名水「ごろごろ水」 水汲み場は近くの駐車場に設けられている。
その水に手を浸そうと近づいたら・・

 
   周りに花をつけたハガクレツリフネがいっぱい。うわぁすごい!


      母公堂 
修験道の開祖「役の行者」の母「白専女(しらとうめ)」を祀るお堂 
今はもう少し奥に結界門があるが、昔はここが女人結界地だったそうだ。
危険な修行を心配して子を追おうとする母、母に危ない目をさせまいと思う子。
母が安心して留まれるようお堂を建て身の回りのことを後鬼に頼み、自分が時々山を降りて母に会いに来ることにして、母が後を追わないようにと「女人結界門」を作ったのが「女人禁制」の始まりだといい、今も受け継がれている。

さて、この辺から自然探索
平地とはかなり植生も違う。

  
ウワバミソウ 節にはむかごができていた。こんな立派なのは近くの山にはない。                右)ヤマトキホコリは花の時期で分かりやすい。

 
なじみのないチョウセンナニワズ ジンチョウゲの仲間とは見てわかる。
似たオニシバリ(ナツボウズ)と違ってこれは冬に落葉するらしい。
花や実は見たことがない         右)ウスバサイシン カンアオイの仲間だそうだ。

  
   モミジガサ 開花中        果実が黒熟したルイヨウショウマ

 
オニウコギ 果実がついていた   ケハリギリ(キレハケハリギリ)というものらしい。
カエデの仲間かと近づいたら幹に針があった。

  
カリガネソウ 林床に多かった。もう4分果ができているものもある。
変わった花の形 涼やかな色 それに反して独特の香り。何か意味があるのだろう。
以前、奈良市内の用水路の石垣で咲いているのを見たことがあるが、今は町中では見られないだろうな。

 
これはミヤマタニソバ 他にタニソバ タニタデ ミヤマタニタデなどあり、紛らわしい。そして、小さく撮りにくい。   右)オオヤマハコベ 開花中

他にもいろいろ・・久しぶりで見る山の植物に感激。

 
山上川 清らかな水辺に遊ぶ親子連れも多かった。8月ももう終わりだな。
今年は海も川も行けずじまい。ああ気持ちよさそう・・川に入りたい・・
           右)「川原の白い石は石灰岩」の説明版があった。


遊歩道にいたオオセンチコガネ 突出した頭楯がはっきり撮れた。

友人のおかげで幸せな一日だった。
洞川出発後、土砂降りの雨が降った。

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8月29日 談山神社西門跡か~冬野 波多神社 北山~高家(たいえ)

2020年08月29日 | Weblog

 
東の山から入道雲。見ると四方に見える山には皆、白い雲がむくむくと湧き上がっている。
連続で夕方から夜にかけて大夕立が続く。今日も夕立がありそうだ。

談山神社西門跡


『この地は「旧多武峰妙楽寺」の西門の跡地で、女性の立ち入りを禁じた結界地であった。
明治の廃仏毀釈で「談山神社」となり女人禁制も解かれたが、石柱が残る』

 
「女人禁制」「をんなきんせい」の石柱 右の石柱は良助親王冬野墓への道しるべ
   右)大きい自然石も道標で、増賀上人御廟・岡寺 また、當麻・龍田・法隆寺・また吉野・大峰山などへの道標


車道をまたぐ陸橋を渡って山道へ。

 

以前は何度も通ったことがある登りの山道はずいぶん荒れた印象だ。バイクの跡もある。
こんなにしんどかったかなあ。足元が悪くなったせいか?体力が落ちたせいか?

 
冬野の名水 流れ出す水は超冷たい。 湧き水の奥に不動明王石仏が2体

 
名水からの登り道は舗装されている。登りきると冬野集落にでる。(帰りに撮ったので反対向きです)
家は何軒かあるが、住んでおられるのは何軒? 1件は車があった。

住民の少ない集落だが、家も庭も周囲の畑や果樹園も手入れが行き届いている。
他所で住んでいる方も休みの日に帰って来て、周辺のお手入れをされているのだろうと思う。


竜在峠への道しるべ 竜在峠や吉野への道標
本居宣長や松尾芭蕉も吉野への旅で通った冬野。
「菅笠日記の道」と書いた木札も古び、字も薄れている。
以前あった松尾芭蕉の「雲雀より雲にやすらふ峠かな」の句が書いた板?はなくなっていた。

集落の上方にある「波多神社」へ。

 
      石仏2体            鳥居の奥に波多神社
創建年代は不詳らしい。中世には多武峰城砦群の1つ 冬野城があったという。
多武峰と興福寺の戦いがあった時は冬野城も激戦地になったとか。
この静かな山里。信じられない。

 
神社の前の木の灯籠は壊れたり倒れたりで痛々しい。  奥にお堂もある。 

 
     神社の横の電波塔       山の中にマルミノヤマゴボウ

静かで涼しい境内でお弁当を食べて、西門跡に下る。

ここから車で北山に下る。
 
北山 手力雄神社(たぢからおじんじゃ)へ    巨大フジ蔓

 
      長い石段を登る       拝殿の奥 本殿 天手力雄神を祀る。

下って高家(たいえ)へ。


地蔵も石柱も道標らしい。お地蔵さまの前掛けは連日の雨で泥んこ。
・・と思っていたら、大粒の雨がぽつりと降ってきた。慌てて車の中へ。

高所の集落から下界へ降りてきたら雨は止んでいた。

 
  コガネムシの仲間アオドウガネ  
      右)キバラヘリカメムシ あまりにかっこよく男前?で、拡大したくなった。

帰宅後、夜にまた大雨が降った。水やりは助かるが、あまりにも極端な降り方も困る。

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8月28日うちの庭 ヘメロカリス ボタンクサギ ノシラン ヤブラン ショウジョウソウ

2020年08月28日 | Weblog

猛暑連続のこの夏、庭の草木も耐えられず枯死したものもある。

ベランダの大きいプランターに植えたハヤトウリ、先日まで頑張っていたが、葉が枯れ、蔓も枯れ・・
実どころか、花を見ることもなく枯れてしまい、伐ってしまった。
他にも葉が傷んでいるものもある。

そんな中、頑張って咲いている花

 
ニッコウキスゲといってもらったが、ヘメロカリスかも。
         右)ショウジョウソウ 苞が赤く色づいた。こぼれ種で増えた。

 
ノシラン 白い花序がたくさん立った。     サフランモドキ 小さい昆虫が来ていた。

 
    フイリヤブラン           白フイリヤブラン

 
ボタンクサギ 何度目かのピークを迎える。 
              右)タマサンゴ 花と緑色の若い果実と赤く熟した果実

 
デンジソウ(シダ)夜は葉を閉じてお休み。夕方なのでまだ眠りきれてないのもある。

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8月25日飛鳥駅~稲渕周辺 スベリヒユ アメリカキンゴジカ ヒンジガヤツリ ホドイモ カエデドコロ クロウリハムシ

2020年08月25日 | Weblog

お昼には帰宅しようと、朝早く出発したのはいいが・・早すぎて、バスがない。どこへ行こう・・
仕方ないから飛鳥駅から稲渕へ歩くことに。

朝風峠を通って、稲渕の勧請縄まで行って、石舞台まで戻る。
早いから少しは涼しいかと思ったが、暑かった。

 
久々に通った朝風峠 本当の峠は右へ入った山の中にある。
 右)棚田の畔はカラムシの緑。彼岸花で赤く縁どられるのはひと月後?

案山子ロードには早くも「ジャンボ案山子」が出来上がっていた。
さあ。今年は何でしょうか? 秘密にしておきます。


     勧請橋と雄綱

欲張らないで、今日はここで引き返して石舞台へ。

 
スベリヒユ しっかりと花が開いていた。 田んぼの端にヒンジガヤツリ

 
アメリカキンゴジカ 数年前よりは株が少なくなった。切れ込んだ花びら
地味な花。時間が遅いと閉じてしまうので目につきにくい。

 
カエデドコロ 枝分かれの多い雌花序。 ホドイモ 不思議な形の花

 
   シシウド 咲き始め            右)ジュズダマ 
めしべの柱頭が目立つ。めしべが枯れる頃、おしべが出て、花粉を出す。

 
ハイイロチョキリが切り落としたどんぐり付きのコナラの枝。産卵跡が見える。                    右)クロウリハムシ  
先ず、葉を円形に傷をつけておいてから、その中を食べるという。右の穴は食べ跡。

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8月23日 ツバメ ねぐらへ旅立ったか。巣に戻ってこなくなった。

2020年08月23日 | Weblog

7月20日1羽巣立ち、24日次の1羽も巣立った。
その後も夜は巣に戻ってきて寝ていたツバメ。
夜、巣に戻ってこなくなって今日で3日目。いよいよ集団ねぐらへ行ったか?

 
8月12日夜、3羽巣へ帰って寝た。       8月13日 今日は2羽

 
8月14日今日は1羽しか帰らず。15日も、16日も1羽しか帰ってこない。
1羽だけになって、みんなのところへ行けるか?


8月21日・22日も巣に戻ってこなかった。

今日8月23日、帰ってこなくなって3日目。
いよいよどこかのねぐらに合流したかな?
平城宮跡のヨシ原のねぐら? それとも他の小さいねぐらで寝ているのか?

5月6日から、今日まで、約3か月半 楽しい日を送らせてくれてありがとう。

また来年も家に来てね~。

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8月21日 談山神社~念誦崛(ねづき)周辺 カエデドコロ ヤマノイモ オニドコロ オオヒナノウスツボ マダラメマトイ ヒメクロイラガ

2020年08月21日 | Weblog

西門から北山方面へ。

 
三社神社 由緒は不明ですが、ここも妙楽寺関連のものでしょうか?
 右)念誦崛(ねづき)不動尊の案内板 以前に行ったことがある。ここから急な下り坂 今日はパス。

案内板のあるところを上がって、増賀上人の墓へ。

 
長い石段(1つ目)を登る。石段は3つある。
      右)2つ目の石段を登った左側が大西良慶和上の墓のある大西家の墓地
多武峰は京都清水寺の貫主を務められた大西良慶和上生誕の地である。

周辺には談山神社の前身、妙楽寺の関係の?お坊さんのらしい苔むした墓碑がたくさんある。
誰一人いない。お墓ウォーキング。


3つ目の石段を登り切った所に、忽然と石のドームが現れる。これが、増賀上人の墓。
増賀上人は多武峰妙楽寺中興の祖
ここは『多武峰妙楽寺の奥之院「念誦崛 紫蓋寺」跡」だという。(ネット)
この中で、念仏三昧で入滅されたのだとか。
一風変わったお坊さんだったようだ。

今日は坂道の最上部まで行ってみた。
そこには一般の家の墓地なのか?「〇〇家の墓」というのがいくつかあった。
ツクツクボウシが鳴いて、ここは少し涼しかった。

下りは石段ではなく坂道で下る。

 
 
たくさんの石仏がある。千手観音・地蔵尊・阿弥陀如来・・
詳しい人が見れば色々見れるだろうが、私は詳しくはない。

車道をもう少し進んで、元の場所に戻った。

 
   カエデドコロ 滝のよう       雄花序 いい香りがする。

 
 オニドコロ 雄花序 いい香り        ヤマノイモ 雌花序

 
  マタタビ 正常な果実          マタタビ 虫えい果 

 
マタタビ 正常果 輪切り 切り口はキウイフルーツのよう。齧ってみたが、ピリピリ。 
     右)マタタビ 虫えい果 輪切り 虫がいるようでもない。どこかに卵があるのかも?
虫えい果は漢方薬になるそうだ。

 
 ノブドウ 虫えい果も多い。  虫えい果 輪切り。姿は見えなかったが、虫がいそう・・ 


ゲンノショウコ ちょっと秋を感じる。

 
      たまたま見つけた オオヒナノウスツボ?

 
最上部にあったカラスザンショウ 果実がたわわ。 

昆虫

 
    フキバッタ       カキノキの葉裏に行儀よく並んだヒメクロイラガの幼虫  

 
           マダラメマトイ(ショウジョウバエ科)
目の前を飛び回るうっとおしいヤツ。手でパンパン叩きながら歩いて何匹か潰した。
叩いても結構つぶれずに、逃げて飛んでいくのもいる。捕まえて写真を撮った。

バッタの仲間 メマトイの仲間 イラガの仲間 ぐらいはわかるが、なかなか種名まで調べきれない。虫に詳しい友達に教えてもらった。 

他にも、クロヒカゲ・モンキチョウ・コシアキトンボなど見た。

車を利用したので、昼過ぎには帰宅。

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8月20日飛鳥 石舞台から気都倭既神社 ノカンゾウ トンボ キツリフネ残り花

2020年08月20日 | Weblog

今日も田舎歩き。車利用の短時間ウォーキング。
涼しいうちにと、7時過ぎに家を出発。
石舞台から細川~気都倭既神社まで歩いて、戻ってきた。

もう少し涼しいはずだったが、風がなく、思っていたよりも暑かった。

 
細川の分岐 右、集落の中を通る旧道を冬野川に沿って登る。
このあたりは思い出のある場所である。

気が付かなかったが、冬野川には思ったよりたくさんの橋が架かっていたんだなあ。
川向うにある田畑のためか?

 
橋の向こうには大きい石碑 判読できない。
   右)この橋を渡った所には地蔵堂 小さい石仏が多数集められていた。

    コンクリートの橋 
橋の向こうに水車小屋があったはずだが、どの橋だったのか?
  
 
橋を渡れば尾曽の威徳院への参道 入口両側に道標や灯籠や石碑が建つ。
昔は使われたこの山道も利用されなくなっている。
だいぶ前には何回か登ったこともあるが、荒れていた。

行きで見たもの。

 
  カラスウリの果実まだ緑色     ナツフジ 花や果実がたくさんついていた。

 
川向うの斜面に咲いていたのはノカンゾウ 今日の発見
         右)何か所かクサソテツの群生していたところがあった。
人家に近い所も、人家から離れているところもある。
植えて育てているのか?自然に生えているのか?
もっとも、取りに行くのには川辺に降りたり、水の中を渡ったりが必要で、それもむつかしいそう。

 
雨の日にはこの斜面にはサワガニがぞろぞろ歩いていたっけ。
         右)昔見たヤマユリではなく、タカサゴユリが1本さいていた。


  キツリフネの残り花
コロナや猛暑やと家に籠っているうちに、クズの花も咲き終わり、キツリフネも盛りを過ぎて、季節は移り変わってゆく・・


   気都倭既神社に到着。
今日は気合を入れて?あの階段を登ろう。やっと上に着くと、拝殿の戸は紐でしっかり結ばれて入れない・・
また、降りてきて横へ回り込む。

 
こんなところに子安地蔵 前からあったかな?
  右)岩から彫り出したように見える小さい仏像と祠 灯籠も手水の石も苔むして、なんとも雰囲気の良い一角 

 
気都倭既神社(けつわきじんじゃ) 横から入る。   階段を上がると本殿
祭神は気都倭既命と天児屋根命らしい。

神社の境内は「もうこの森」と呼ばれる。
645年大化の改新で(乙巳の変)で、中臣鎌足が飛鳥板蓋宮で暗殺した蘇我入鹿の首に追われて、ここまで逃げ込み、「もう来ぬだろう」と言ったのが由来と言われる。


境内にある腰掛石は中臣鎌足が腰かけたと伝えられる。
以前はどれがその石かわからなかったが、今は矢印看板ができていた。
鎌足さん、ここまで逃げてホッとしたことだろう。
私もここで一息入れよう。

ここが今日の最終目的地なので、ここから少し登って車道を下ろう。

 
県道155号線 多武峰見瀬線を下る。  広い車道 多武峰から桜井へ通り抜ける車が時々通る。

 
      ウドの花            シオカラトンボ
近づいても逃げないので「町でそんなのんびりしていたら捕まってしまうよ」と忠告してやった。


先ほど登ってきた集落を上から見る。いい景色だ。

 
一休みしたところで、地面の隙間にアリの巣があって、オンブバッタの子供が1匹、運ばれて巣穴に消えていった。

駐車場に戻ったのが10時過ぎ。途中で買い物もして家には11時頃帰着。
汗を流して家に籠ります。(こればっかり)

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8月18日 氷室神社 よみがえる正倉院宝物 みやびの色と意匠

2020年08月18日 | Weblog

久しぶりの奈良。最近は山手かごく近くしか歩かないので「奈良の町」ちょっと緊張する。
混雑を避けてJRで行ったので、電車は空いていて ホッ。

今日の目的は奈良国立博物館と奈良県立美術館だが・・

まずは氷室神社へ。


『平城遷都にともない、吉城川上流の春日奥山に造られた氷室(氷の貯蔵庫)に、氷の神を祀ったのが始まり。のちに現在地に移築された』(ネット)

先日(6月22日)天理市福住にある「都祁氷室神社」へ行った。
そのずっと前には山の中の「氷室跡」も見学したことがある。
都祁は標高も高い涼しい所なので氷室があったのも想像できるが、奈良にも氷室があったとは。信じられない。
都が平安京に移ると、献氷行事も途絶えたという。

「かき氷食べよ」「えっ?ここでかき氷食べられるの?」知らなかった。


境内に入ると「氷みくじ」と書かれた台に、氷の塊が置いてあった。お~涼し気。
この氷、この炎天下、置いてから何時間ぐらい持つのだろう? 聞きたかったが聞きそびれた。

「かき氷下さい」「献氷されますか?」と言われたと思う。えっ?
受付横の張り紙には「献氷参拝の要領」があり、別に「売店のかき氷ではありません」の文言もあった。

説明によると、かき氷は先ず神様にお供えし、300円以上のお賽銭をあげ、参拝してから、セルフでシロップをかけて、いただき、後は、アリが来ないように食器を水洗いして所定の場所へ返却。

 
拝殿前の三宝に氷をお供え(氷の写真はなし) 冷たいかき氷が体の熱を冷やしてくれる。
最近は奈良は、かき氷の町 と化しているようだが、このシンプルなかき氷はさっぱりとしておいしかった。


四脚門の前の有名なしだれ桜 大枝がバッサリと伐られていた。

樹齢100年と言われるこの桜は『近年樹勢の衰えが目立ち、調査を行ったところ、養分を吸う幹回りの細根が非常に少なくなり、また、枝には癌腫と呼ばれる悪性の腫瘍があることが判明』
『昨年(2013年12月)樹木医の指導の下樹勢回復作業が行われた』
『若木の苗を三か所移植、癌腫に侵された枝の切り払いが行われた』
『新しい根は当社鎮守の森で育てた、このしだれ桜の実生の苗木を使用した』(説明文から)
痛々しい姿になったが、回復を期待しよう。

目的の国立博物館へ。

「よみがえる正倉院宝物」展が開催中
正倉院に収められた多数の宝物は、聖武天皇ゆかりの品など奈良時代に作られたものや、西域や唐からもたらされたものなど。調度品・楽器・武具・染織品・・など多彩な品々がある。

宝物の中には長年のうちに傷んだものも多いという。
明治時代ごろからその修理も始まっていたらしい。
近年になって宝物の材料や技法・構造の忠実な再現に重点を置いた模造製作が行われるようになった。

今回の展示は「再現模造が行われた内の選りすぐりの逸品」とのことで、見ごたえがあった。
どれを見てもため息が出るほど繊細で美しい。
今では手に入らなくなった材料(玳瑁など)もあり、技術の不明なものもあり、人間国宝の方や名工と呼ばれる方が、ものによっては8年もの年月をかけて製作されたものもあるらしい。
一部が欠けてなくなったものもあり、研究討論を重ねての製作だったという。

それにしても、昔、今のような工具もなかったと思うのに、固い貝を薄い板に加工したり、切り取ったり・・すごい技術があったんだなあ。
その技術を推測?しながらの復元の苦労も大変なものだ。

素人の私には再現模造されたものは、模様もはっきりしてわかりやすい。
それにしても細かい技に、目を近づけようとして、ガラスにゴン! 
無理な話だけど、本物と再現模造の品が並べて展示されてればより面白いかと思う。

続いて、県立美術館へ。


  「みやびの色と意匠」展
奈良時代から平安にかけての公家の装束や女性の衣装など。

着用者の身分や行事などによって装束も変わる。
テレビや皇室行事などでしか見ることのない色鮮やかな衣装の数々。
束帯と呼ばれる公家男性の正装・公家の女性の正装は五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)十二単と言われるもの。

上着から肌着までその重ね枚数のすごいこと! しかも柔らかいものからだんだん張りのあるものへと変化していったらしく・・昔の公家に生まれなくてよかった。 (それはない。あんたは農民やろと突っ込まれそう)
織り方もいろいろ、染織や模様のあでやかさ。すごいなあ。

美術館をでたら3時。
博物館も美術館も人は少なくゆっくり見れたのでよかったが・・
はあ・・足が棒!お腹すいた!

遅いお昼を食べて家路を急ぐ。

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8月17日 畝傍山周辺 エンジュ コカモメヅル サワオトギリ ミズタマソウ センニンソウ ナギ

2020年08月17日 | Weblog

畝傍御陵前から畝傍山~畝火山口神社~畝傍御陵前へ。半日コース

 
   エンジュの老木  根元にたくさんの花 見上げると花序が見えた。
頑張ってるなあ。

 
   ヌスビトハギ 撮りにくい   ホオズキが小群生 果実がついているものも数本

  
草むらの中にサワオトギリ 葉の明点と縁の黒点は確認したが、ガクには柄付きの黒点があるらしい。見てないわ~。           右)ミズタマソウ


畝傍山登山道を歩いていると上から作業車?が下って行った。びっくり。
道は少し荒れている感じ。


  所々木が伐採されていた。どうしたのだろう?

 
ギャップになった所には キリの若木 群落状    ナンキンハゼ 幼木
カラスザンショウの幼木 アカメガシワ ダンドボロギクなど、攪乱地に生える先駆種が勢ぞろい。
生態系が変わりそう・・


分岐のところ、頂上への道が通行止めになっていて、う回路を通るらしい。
どうなっているのかな?
気になったが、今日は頂上へは行かず、ここから畝火山口神社へ下る。
山口神社ではツクツクボウシの声が聞こえた。

 
      天神社         ナギの種子がいっぱい落ちていた。

 
    センニンソウ         カノコガ 白く見えるところは半透明

 
コカモメヅル 最初のところでは高い所に花序があった。つぼみなのか?花が終わった跡なのか?
  右)数年前に私が見つけたところにもまだ刈られずにあった。果実ができていた。
もう花は終わったのか?

早く出発したので、ちょうどお昼に家に着いた。
汗を流して、もう1歩も外へは出ません。

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