水面に映る光景

日常感じたことなど。

元気を楽しむ

2006-08-25 19:16:15 | Weblog
 元気そうといわれる。いつから元気になっただろうか、と考えてみた。

 子供の頃、家族中で最も身体的なトラブルを抱えていた。
 ある日父に尋ねた。「父ちゃん!こんなにあちこち痛くて生きていけるかね」と。
 父の答えは「大丈夫、自動車だってあちこち調子が悪くても、ちゃんと動くから」というものだった。
 父が仕事で車を運転していた頃、よく車が故障していた記憶があり、その答えに妙に納得したのを今でも鮮やかに覚えている。

 結婚して、娘が生まれてからも両手が荒れて、手袋を離せなかった。
 年の暮れには必ずといっていいほど風邪をひいていた。

 ここまでの私は、いつも誰かに甘えていたか、誰かを頼りにしていたか、頼りにしたかったのだと思う。心の奥底で。

 病気(医者の診断は慢性関節リウマチ)になった時、病気を治したい一心で考えたことは、今の病気の状態も自分の責任で、日々の選択の結果であり、これからの人生もすべての責任は自分にあるというものだった。

 自分の人生を、自分で引き受けたとき、つまり難しい病気になった時から、元気になったのだと思う。パラドックスのようだが。

 自分の人生を自分の責任で生きていくという当たり前のことを、意識することで体の免疫機能が強化されたのではないかと、今思う。

 自力で、元気でいることを常に考えていると、元気が目標になって、何のために生きているのかわからなくなることがある。

 が、今の元気を楽しみたいと思う

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 数独を楽しむ | トップ | 「若さの秘訣は?」のヒント? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事