6月3日(木)午後1時半から約1時間30分、和解に向けて話し合いが持たれました。
結論は、主張の隔たりが大きく、和解は無理であるとの、裁判官の判断により和解期日はこの日で終了しました。
次回期日は7月26日(月)です。その後は判決言渡しになります。
和解期日では、原告、被告本人、被告代理人弁護士、裁判官、書記官の研修生と思しき、若い男性の5人で始まりました。
そして、最初に被告側が裁判官と個別に話し合い、入れ替わりに私原告と裁判官が個別に話し合いました。
この時、被告側の和解の条件が裁判官から伝えられました。
被告側から提示された和解の条件が私に言わせれば、あまりにもくだらなく、日常の井戸端会議の枠を出ない要求であったので、和解の意味を知っているのか疑いましたが、内容に真実性がないことは説明しました。
和解における金銭提示に関しては、被告本人が前回期日の当事者尋問で、和解のために提示したと証言した金額の2、5倍減額された額を提示してきました。
この時点で和解はアウトです。
原告が和解の話し合いを受けたのは、被告自身が証言した金額を本当にこれまで和解のために、提示したのか知りたかったからです。
証言された和解の金額はこれまで一度も裁判の場では提示されていないので、どこで行き違いがあったのその理由がわかるかもしれないと思ったので、和解の話し合いを受けたのです。
しかし、原告が和解に消極的であることを考えて、支払う気のない金額を原告の不利に働くように、大きく言ったに過ぎないことがわかりました。
証言で提示された金額でも、原告は実質的な請求額と財産の価格からすれば半額に過ぎないと、考えているのですが、和解で提示された金額は実質的な金額の5分の1に過ぎないのです。
いくら優しい原告でもそれで和解することは無理というものです。
最後に、また、5人が集まって、期日の終了を確認して、終わりました。
原告と被告側が直接に話し合うことはありませんでした。
結局、原告にとっては、これで良かった、と思っています。
証人尋問での、信用できない証言内容の数々に対し、嘘であることの主張を最終書面で書けるからです。
そして、和解した場合には、嘘であると思っていることを、認めることになるのが、苦痛であったからです。