日々発見

日々新しい事に挑戦して・・・

平井出和子さんの染彩画展

2013-03-30 22:13:40 | 友人の個展

3月23日



今日は小、中学校の時の親友、平井出和子さんの個展に出かけた。
私は未だに旧姓のまま「徳」さんと呼んでいるが、すごくがんばりやさんで、
教員をしながら、子育てをし、絵を描き、
そして、その後、染彩画を始めるようになった。

染彩画とは、染料で絹地に描く絵画のことで、色を塗り、乾かし、
何度もそれを繰り返す、とても根気のいる作業のようだ。

実際の作業を見たことがないので、よく分らないが、聞いただけで
感性も粘り強さもない私には、絶対、出来ない仕事だと思った。


東横線の白楽駅で下りて2~3分、ギャラリーHide & Seekがあり、
中に入ると楽しそうな笑い声が聞こえた。

高校時代の友人や大学の後輩などが、テーブルを囲んで歓談中。

そっと、作品を見せていただいた。





いつもと色合いが違い、春の気配が漂っていた。

91歳のお母様が認知症になり、ずっとその看病をしながら、
創作活動を続けるのは大変なことだろう。

明るい色に「希望」が託されているようだった。


一通り見て回り、歓談中の輪に入ると、とても楽しいお仲間で、
皆さんが溌剌としていて、創作活動を高校、大学を卒業後も
それぞれが続けていらっしゃるらしい。

5月にこのギャラリーでグループ展を開かれるとのことだった。





徳さんとは個展か同窓会で年に1~2回しかお会い出来ない。
また、5月にお会い出来そうで、うれしい・・・

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大阪へ 2

2013-03-28 23:24:48 | 国内旅行

3月22日 

昨夜は二人にタクシーで送ってもらい、叔父の住む八尾に出やすいように
上本町のホテル アウィーナ大阪に泊まった。

昨日の二人と待ち合わせ、お昼前に叔父の家に着くと、
叔父も叔母も本当にうれしそうに歓待してくれ、
どこがボケているのか全く分らないほどだったが、
2010年4月に家族、親戚で琵琶湖に出かけ、
その後、また7月、福岡の帰りに立ち寄った時からすると、
叔母はかなり痩せていた。

叔父の長男の寛ちゃんが(と言っても50代も半ばなのだが)、
お嫁さんの典子さん、長女のみっちゃん、それに天王寺の二人、
皆で九人を、近所の料亭 山徳に連れて行ってくれた。




何だか、随分古めかしい門だ。



欄間の飾りもかなり古めかしい。



2畳ほどある床の間に活けられたピンクの花は、初めて見たものだった。
花は南アフリカのプロテアというものらしいが、
古めかしい和室にはちょっと不似合いな感じだった。

聞けば、ここは190年前に建てられた代官屋敷で、
文久13年開業、以来約150年営業をしているという。
今の女将は5代目だとのことだった。




伊藤博文の直筆の書も飾ってあった。



屋敷の古さにも驚いたが、お料理のおいしさにもびっくり!
見た目も美しく、新鮮で、繊細な味に感激してしまった。






お見舞いに行ったのか、御馳走になりに行ったのか・・・・

叔父はほとんど何もしゃべらないが、私達の話を聞いて、
何でも分っているように頷き、大声で笑い、
その穏やかな顔が本当に幸せそうだった。

昔はとても厳しい人だったと聞いていたが、今は「好々爺」そのもの。
私もボケるならこんな風にボケたいと思った。

お別れの時、叔母はいつまでも玄間に立って、何度も何度も
「又来てね、又来てね・・・」と繰り返していた。

嫁の典子さんの様子を見ながら、母は涙を浮かべていた。
「二人の世話は大変だろうに、本当によくしてくれて、ありがたいわね。」と。

また、来年、体が動けば行きたい、と思っているようだ。
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大阪へ 1

2013-03-26 22:15:21 | 国内旅行

3月21日

このところ、母はよく夢を見るそうだ。
彼女には兄と弟がおり、そして四人姉妹の四女。
長兄が他界してもう20年ほどになる。


彼女が60代の頃は四人姉妹で、
2ヶ月に1度日本中を旅行していた。
宮崎、福岡、大阪、東京にそれぞれ住んでいたので、
毎回、彼女が計画を立てて、その都度、
集合場所までの時間や道順を各人に連絡し、
宿の申し込みから、行く先まで、時刻表を見ながら
計画していたのだが、
5~6年前に皆逝ってしまった。

最近よく見る夢とは、天国か地獄か、どこか分らないけれど、
亡くなった伯母達と一緒に旅行をしているらしい。
そして、伯母たちが「終ちゃんがおらんと、
どこへも行かれんたい・・・」
「そうやなぁ、ほんまに・・・」と言ったりするらしい。

「もしかしたら、私を待っているのかもしれない。」と母が笑った。

「何時お迎えが来るか分らないから
、元気な内に弟夫婦に会いに行きたい。」
ということで、大阪に行くことになった。
私はそのお供。
叔父夫婦は電話で話すと、元気そうで普通なのだが、
甥夫婦の言葉によると、
二人とも最近少しボケてきているらしい。


初日は四天王寺に眠る三女、
母のすぐ上の姉のお墓を訪ねた。

丁度、お彼岸中でたくさんの屋台が出ており、
その賑やかさと言ったら・・・





重要文化財の石舞台では、時に雅楽の舞が奉納されるとのこと。



池の中には、たくさんの亀が甲羅干しをしていた。



この亀を見た途端、私が小学生の頃、
ここでたくさんの亀を見たことを思い出した。
もしかしたら、亀は万年生きるというから、
その時の亀かもしれない・・・うそ!


大阪の天王寺に住んでいた伯母には一人娘がいて、
名前はマサミちゃん。
私の従姉妹に当たり、信心深く、生前母親がしていたように、
毎年、お彼岸には先祖の供養を執り行い、
また、月命日には毎月、近所のお坊さんに家に来ていただいて、
読経をお願いしているとのこと。

私は全く知らないことばかりで驚いた。
薄い経木に先祖代々の人たちの戒名を書いてもらい
(10人分で3,000円だった)
これを階段数段を下りた深い所にある瓶の中に流してもらう。
3人掛かりで、経木を流しては、
水から拾い上げる動作を繰り返していた。

不思議な光景で、
たくさんの人がその作業を上から覗き込むように眺めていたが、
これは見たことがなければ、文章だけでは全く理解出来ないだろう。
残念ながら、撮影禁止で撮ることが出来なかった。

一体どういう「いわれ」があるのか私には分からなかったが、
卑しい私は、何十枚何百枚もある経木を見て、
すごい収入だろうと思った。

「今日は特別。お彼岸やからお参りの人が多いんよ。
いつもは閑散としていて、誰もいてはらへんよ。」
とマサミちゃんは言ったが、
これだけのお寺を運営するためには莫大な費用がかかる。
いろいろ考えて、少しでも多くのお金を集めなければ
ならないのだろうと思った。


夕方、昨年建て替えたばかりの、
立派な3階建ての彼女達の家に寄り、
夜は「頑固寿司」という店で御馳走になった。
明るくておおらかな彼女と
、優しく男前の御主人のやり取りは、正に大阪人のそれ。
二人には普通の会話なのだろうが、
「何でやねん、何言うてんねん、あほか・・・。」

店の人に聞こえてしまうのではないかと思うような声で
「この若竹煮、甘過ぎておいしないな・・・。」
「いっつも、ここの天ぷらの皮は分厚過ぎんねん・・・。」

笑いが絶えず、とにかく、楽しいひとときだった。
御馳走さま!

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パティオペディルム

2013-03-12 07:19:27 | 


我が家の「オトメさん」が亡くなってもう40年になる。

生前、友人から一鉢いただいてきたが、その頃は名前も分らず、
確か3~4年は咲かなかったので、
姑は我が家ではこの花を見ずに逝った。

その後、咲き始めたらどんどん増えて、あちこちお嫁に出したが、
かなり気難しい花のようで、
花芽を付けてから差し上げたにもかかわらず、
立ち枯れて、その後、何年も咲かなかったそうだ。


何代目かは分らないが、その後は、35年以上絶えることなく咲き続け、
彼女の形見のパティオペディルムが今年も立派に咲いた。



上から見ると可憐な白・・・



真正面から見るとアヒルの顔のような・・・



名前は女神のスリッパ(サンダル)を意味していて、
英語で「レディースリッパ (Ladyslipper)」とも言われるそうだ。
花の形が丁度女性の靴を思い起こさせる形をしているかららしい。

スリッパ?・・・・私にはアヒルかペリカンの口のように見えるのだが・・・


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フラワーアレンジメント 9

2013-03-09 11:30:17 | フラワーアレンジメント


あっという間に日は経ってしまう。

前回、お正月までの花を記録したのに、もう3月も半ばに近い。
華やかなクリスマスやお正月の花が終った後、
花芽付き球根のかわいいリースが登場。

1月17日  スプリングリース



紫色の小さな小花の密集したムスカリ。
一般的な芽だし球根は、寒さを経験しなければ花は咲かないそうだが、
この花芽付き球根は、生産地でいち早く寒い冬を経験させているので、
1月の内に、暖かい部屋の中でも花が咲くのだそうだ。
残念ながら、写真では隠れてしまったが、
ミズゴケの上の1~2cmの真っ白な球根がとてもかわいい。


1月24日  フレグランスガーデン

高さが50cm、左右が40cm、奥行き30cm、存在感のある2段重ねのお花。



ウンリュウ柳を柱にして、上に小さなお弁当箱のようなオアシスを置き、
そこにお花を活ける。
固定させるのが難しかったが、とってもステキな作品だった。


2月14日  ナチュラルステムブーケ



花束を買う時はいつもお花屋さんで・・・
そう思っていたのに、自分で作ることが出来た。

ところが、簡単そうに見えて、とてもとても難しい。
利き手の反対側の親指と人差し指で輪を作り、
茎を反時計回りに重ねていく。
指はつりそうになるし、形は整わないし・・・。

お花屋さんの技術はかなりの訓練の賜物だと納得した。

そして、今回はたくさんのお花があったので、もう一つ。

プレゼントにも、テーブルセンターにも出来る作品が出来上がった。



いつもの靴箱の上に並べて・・・




3月7日  ダイアゴナル

ダイアゴナルとは「対角線、斜め」という意味らしい。
対角線全体の長さは30cm、真ん中の斜めの長さは15~20cm。

上下先端はシャープに仕上げなければならず、これもなかなか難しかった。



そして、少し余ったお花だけで、帰宅してからもう一つ、練習に作ってみた。

かわいい・・・。
でも、真ん中が膨らみ過ぎ・・・?
お花って、形はどうであっても、そこにあるだけで幸せ。



  


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本当に私って! ボケッ!

2013-03-05 12:12:52 | Weblog


今年の抱負・・・
物を捨てること。
テニスをたくさんすること。

お正月、心に決めた。

私にとっては大切な宝物でも、
子供達にとってはゴミ・・・という物がたくさんある。
六十代も半ばになれば、何時、何があっても不思議はない。

毎週月曜日に玄関先に出しておけば、
自治会でお願いしている収集業者が、
資源ゴミとして持って行ってくれるので、
本や古着などをせっせと出し始めた。



こんな感じで、大きな本箱が一つ分空になるほど処分した。



伯父が生前「これはいつか相当な値段になるから。」と
買っておいた美術書。
昭和の40年代に、当時28万8千円で買った物らしい。

「フィレンツェの美術・ウフィーツィ美術館」というタイトルで、
ウフィーツィ美術館にある絵画や彫刻を撮った写真集で、
伯母が亡くなった時に、どうしてよいか分からず、
とりあえず我が家に預かった物だが、
いつも押し入れ下段の3分の1のスペースを占領していて困っていた。

あちこちの美術大学や高校の美術部などに寄贈したいと、
夫が電話をしたが、全て断られてしまった。
今はインターネットが普及し、こんな大きな本など、需要はないのだろう。

八王子の図書館にも電話をしたが「最近、その手の寄贈が多く、
スペースが無くなってきたので。」と断られた。
しかし、焼却処分をする時に一緒にしてもよければ・・・・ということで、
受け入れてくれることになり、夫が車で運んで行った。

だが、職員はとても喜んで、こんなに良い物とは思わなかった、
これは是非使わせていただきます、と言ってくれたそうだ。



そして、夏目漱石の自筆全原稿(付別冊)「坊ちゃん」3冊。
これもかなり大きな本で、高さが45cm、厚さが15cmほどある。

漱石が大好きという知人が1冊、私の元に1冊、そして図書館に1冊。

これでかなり身軽になった。

・・・・・・ここからが、ボケまあちゃん本領発揮!

数年間のパソコンの勉強の覚書、
ブログのGooIDやその他大切なアドレスなどを
書き留めてあったノートまで、うっかり一緒に処分してしまったらしく、
何としても、自分のブログ編集画面に入ることが出来なかった。

7年半の努力の結晶が水の泡に・・・
新しいブログを作ればまた新しい歴史は始まるが、もう それも面倒・・・

でも、ブログを書いているお陰で、新しいことを勉強できるし、
物忘れのひどい私でも、過去の旅行のこと、
日常のこと、鮮やかに思い出せる。


毎日、悶々とする内、ふと思い出した。
パコ丸さんに「重要書類」のファイルを作って、
それにパソコン関係の大切な備忘録を入れておきなさい、
と言われた事を。

ようやくGoo IDとパスワードを見つけて、
また、スキー以来の書き込みが始まった。

パコ丸さん、ありがとう。
古希までがんばれそう・・・・

今度物を捨てる時は、中身もしっかり確かめなければ!

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ブリザーブドフラワー7

2013-03-04 12:43:33 | ブリザーブド フラワー


2年ほど前に1年間ブリザーブドフラワー教室に通った。
同じ教室で、同じ先生が生のお花でフラワーアレンジメントを教えて下さるので、
次の年から変更したのだが、
年に何回かテキストにブリザーブドフラワーも入っている。

11月15日 オータムフォレスト



ブリザーブで表現する小さな森。

生の花を薬品処理しているのだが、何年も持つ。
ちっちゃくて、とってもかわいい・・・
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フラワーアレンジメント 8

2013-03-03 11:27:12 | フラワーアレンジメント


細々と続けているフラワーアレンジメントが、秋の分から溜まってしまった。


10月4日 3ポイントアレンジメント



3つのパートから出来上がっているが、その一番上の部分・・・



真中の部分



下の部分



10月11日 ラジエーション

放射状を意味しており、ラインの重なりがないように、
360度どの方向から見ても、立体的なドーム型にデザインをする。



他の角度から見ると・・・




先週の3ポイントが枯れかけてきたので、まだ使える花を残して分解し、
戸棚の上に飾ってみた。
ほんのちょっとしたお花でも、かわいくて、とってもうれしい。




10月18日 クレッセントブーケ

縦型の三日月にデザインされた、非対称のブーケ。



上手に三日月形に写真を撮ることが出来なかった。


11月8日 ホリゾンタルホガース

ホガースというのは、S字型に構成された形のものをいう。



帰って来てから撮影を忘れていたので、教室で撮っていただいた物。


12月20日 リースバスケット

もうすぐクリスマス。
クリスチャンでもないのに、何となくあちこちにクリスマスの香りが・・・





12月27日 お正月

いよいよ松飾り。



なかなか毎週出席することが出来ないが、
家のどこかに少しでもお花があると心が落ち着く。

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