官僚に当たる安倍政権の稚拙さが最高潮。

言ってしまえば、加計学園の獣医学部設置の問題は文科省から内部告発によって明らかになった安倍総理と政権の

「忖度」だ。しかし内部告発を認めた文科省の官僚が「出会い系バー通い」を理由に裏切り者として安倍政権から逆襲を

受けている。元文科省事務次官で渦中の人物の前川喜平は既に退職しているのだが、いまだに彼を叩く人が後を絶たない。

普通ならば引責辞任で幕引きが行われるのだが、場合によっては官僚スキャンダルで締りが無いと政治家も非難されるのだが、

どうした事だろう。これまでのメディアからの扱い方が全く違う安倍内閣と行政官僚の立場関係だ。

自民党安倍政権は何時から官僚を晒し者にするようになったのだろう。もしもこの様なことが横行すれば安倍政権も末期だな。



現在南スーダンに海外派兵され今年4月に帰って来た自衛隊員が自殺したことも問題視されている。この自殺は派兵とは

関係ないとしながらも、やはり指摘されても不思議では無い防衛相の稲田大臣の立場であることは誰しもが納得する利害関係だが、

加計学園問題に関しては、往生際の悪い攻防が続いている。


自民党安倍政権はピンチの度に旧民主党政権時代や現民進党にその矛先や疑惑を向けて回避してきた訳ですが、最近は、それも

ネタ切れで官僚に罪状を投げ付けるようになった。　民進党の代表が蓮舫になってからは暖簾に腕押しで、幾ら自民が攻撃しても

躱されるばかりで四面楚歌ぶりが覗える。しかし官僚に当たるとなるとこれは既に背水の陣だ。



この騒動はもう少し様子を見るべきだ。