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日韓外相会談2015年慰安婦問題

2015-12-28 22:34:38 | 政治
慰安婦の最終不可逆的決着に向けて日韓外相が会談

聞こえが良いがこのフレーズ、あの麻生政権時代にも訊かれていた言葉だ。
今思い起こせばこうした日韓会談を通じて日本は韓国と200億ドルの通貨
スワッピング協定を結び、それに拡大と延長するオプションまで加えて韓国側に
大きく譲歩していた事実はネトウヨが賛同する麻生とその中身が全くズレている。

言ってしまえば政権先行きの悪さを悟っていた自民麻生が後々の民主党政権時代に
外交に負の要因を大量に残して逝ったのに他ならず、消費税増税の責任を野田総理に
押し付けたやり方にそっくりな政治だ。

この協定が700億ドルまで拡大延長されたのは麻生政権がそうしたオプションを
韓国側と取り交わしたからだった。

そこに日韓外交の難しさと小汚さがあると思う当時の財務大臣の中川昭一に関しては既に
死亡している現状を考えれば、麻生政権の日韓外交に関わる財務は闇の中に葬り去れてたと
見なすべき。麻生政権時代を思い返す時にネットでは中々確証が得られない問題が有り
中曽根弘文外務大臣の辞任騒動が起こったはずなのだがその記録が見当たらない。
そうでなくとも麻生政権中の大臣職の辞任劇は幾らでも勃発したから無い訳では無いはず。

一部の政治家からはまぁ次世代の党の系列からは政治的な『飯のタネ』でもあった
慰安婦問題はその中心的な存在でもあった中山成彬や西村慎吾が政治生命を絶たれて
一気に日本国内では韓国に慰安婦問題で反感を騒ぐ声が減ってネトウヨも消滅するか
のようだった。因みに中山成彬も麻生政権で大臣職を辞任している。wwww


今回の日韓外相会談のこれまでと大きく違うところはなんといっても2014年に
クワマスラミ報告書による慰安婦問題で国連人権規約の定めるところの日本側の
有罪(日本側に戦時中の悪行に対する責任を果たしていない)とする判決があることである。


歴史的に見れば、これまでの日韓関係の慰安婦問題は1993年のウィーン行動計画による
戦時中の人権蹂躙を無くして行こうとする宣言に連なって第二次世界大戦中の
慰安婦問題を謝罪した河野談話から始まるところが大きい。

因みにこの時の河野談話は韓国人慰安婦に限定した発言はされていない。つまりは
韓国人慰安婦の問題で河野洋平を叩くこと自体が間違っている。

2000年からは日本銀行と韓国銀行との中央銀行同士のやり取りで毎年30億ドルの
通過スワッピング協定を結び経済相互関係を構築することで解決の糸口とした。

しかし日韓ワールドカップ以降までは歓迎ムードが強かった両国間の関係も徐々に
亀裂が生じはじめ、険悪な関係になって行った。その大きな原因が慰安婦問題だった。

『朝日の捏造』として頭ごなしに否定していた日本のネトウヨが保守派が慰安婦問題の
そのものを事実解明する事は皆無に等しく長らくこうした門前払いのイチャモンをつける
だけの内容に両方とも固執していた。

河野談話から20年の歳月を得て日本側がWW2時の戦犯責任について全う出来たかどうか
それを正すべき時に国連の判断は日本に対してNO!と言い放った。

どうにもこうにもその内容として日韓両中央銀行同士での30億円のスワッピング協定と
麻生政権の財務省による200億ドルのスワッピングと拡大と延長のオプションを比べて
みれば幾らバカでも理解できるモノだと思う。

麻生太郎は日韓関係における従軍慰安婦についての継続的な賠償責任を反故にした上に
明らかな不履行を起こしたとしか思えない。

結論から言えば軍艦島のユネスコ登録の時にも騒がれた日本の強制労働の問題まで慰安婦から
話が繋がれば間違いなく戦時中の麻生炭鉱の強制労働の問題が議論に上がるのでそれを避けよう
として麻生は韓国側に無理矢理にも沈黙を要求した為にこのような莫大なスワッピング協定を
結ばざる負えなかった麻生の個人的な魂胆があったわけだ。

韓国側の今回の外相会談で日本側に要求したのは約10億円だ。
麻生の時の200億ドル分の通貨スワッピングからは考えもしえない低い金額設定となった。
国連の求めたのは日本に対する戦時中の人権蹂躙に対する責任であり、麻生の行った外交は
問われるべき戦犯を踏み倒して隠蔽しようとした悪政である。


国連の人権規約委員会のクワマスラミさんから見ると日韓における慰安婦問題を年間30億
ドル分の通過スワッピング協定を2014年まで続けることが最も望ましいと考えたのかもしれ
ないがそれさえも破る日本の麻生政権には非常に裏切られた気持ちでいっぱいになるだろう。



コメント
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