記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

昭和53年の福岡市都市計画図と今を比較してみた

2016年01月07日 21時57分08秒 | 福博まちの記憶

年末の資料整理中に「発掘」した資料から、昭和53年版の福岡市都市計画図を改めてチェックしました。昨年1月に仕事場を引き上げた際、数か所に資料を分けて保管したので忘れてました。38年前の計画と現況を比べると、これが案外面白い!

当時は西鉄福岡市内線の全廃直前、市営地下鉄や都市高速道路の計画が進んでいた頃。私が住んでいるマンションも当時の計画だと都市高速道路用地です。

シーサイドももち地区の埋め立て計画もまだなので、現在のよかトピア通り(当時は海岸線)に沿っての都市高速道路計画も。

アイランドシティ計画もないので、和白干潟を縦断する新設湾岸道路計画があったようです。

須崎埠頭や中央埠頭には博多臨港線の線路が延び、住吉通りと百年橋通りを結ぶ「住吉美野島線」道路は現在まで用地買収難航で実現せず、両端の通りの入口部分にだけ50mほどで寸止まりの道があります。

戦前の都市計画図も面白いのですが、やっぱり自分が知っている時代の計画と実現した現在の比較が一番楽しめますね。個人的には未見の、福岡市が現在の姿への転換期となる昭和30年代前半の計画図が見たいです。


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