梅さんのかわら版.umelog

笛吹市・桃の花

白寿の俳句~瀬戸内寂聴

2021-05-29 17:26:06 | 俳句&短歌

瀬戸内寂聴さんが15日で白寿になったそうだ
白寿とは99歳
現在も矍鑠として作家活動をしている

 奥嵯峨や庵主白寿の白牡丹  寂聴

これは白寿を迎えての句だ

奥嵯峨の庵主とは寂聴さん本人で
白寿の白と白牡丹の白が
今までいろいろな色に染まって生きてきたが
今は唯真っ新だと言っているように詠める
格調高い句だ
本当に白寿にふさわしい…

寂聴さんは小説家だが、
2018年に初句集「ひとり」を出している
星野立子賞を受賞

 子を捨てしわれに母の日喪のごとく  寂聴
 御山(おんやま)のひとりに深き花の闇  寂聴

白寿の女流作家として、
これからもますます活躍して欲しい…


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