梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

プレバト俳句~錦秋戦予選A/B

2024-09-16 03:40:00 | プレバト俳句

金秋戦予選AB

◆予選Aブロック◆
題:一人めし
1位 的場浩司 3級) 削げし頬月下貪るパンの耳
2位 立川志らく(名人7段) 生きる為に飯を喰う外は蛍
   添削 生きる為に飯喰う外は蛍
3位 こがけん(3級) ソーキ煮のとろ火見ている夜長かな
4位 水野真紀(5級) 一人めし半値太刀魚喰むいざや
   添削 半値なる太刀魚ひとり食むいざや
5位 馬場典子 (1級) 夜半の秋ひとり味わうアルファ米
   添削 傷心やひとり秋夜のルファ米

◆予選Bブロック◆
題:一人暮らし
1位 森迫永依(1級) 薄めたシャンプー朝冷のワンルーム
2位 森口瑤子(名人8段) 空の巣症候群のような夜長
3位 柴田理恵(3級) 今日よりはひとり分なり秋の風
4位 皆藤愛子(名人6段) のろのろと包帯広げ干す秋夜
5位 春風亭昇吉(3級) 母からの手紙無月の段ボールる

金秋戦はこの後Cの予選があり、全部出揃った時点で決勝戦に進む
金秋戦は級や段を持っている人の戦いなので、レベルが高い
特にBブロックは添削が一人もいない

今回は、持ち級をみながら誰がどんな句を作ったか、
比較しながら鑑賞するのもいいかも知れない







最後の桃

2024-09-08 16:14:59 | 日記・エッセイ・コラム

桃パフェ

今年も桃を堪能した
初物は小ぶりだったがどれを食べても甘かったナ
出盛りは、箱ごと頂き瓶詰に…

ついこの間行った親戚のレストランで桃パフェの差し入れがあった
凄くボリュウムがあり、食べ応えがあった
もう桃の時期は過ぎたので、これを味わうのは来年になるだろうナ

ここのレストランは民家を改造してあり、
乳幼児用の席が全体の半分を占めている
床に座って食べる形式だ
だからいつ行っても赤ちゃん連れの親子がいる
授乳室も完備、トイレはBabyベッドが置かれている
多分その席は予約でいっぱいだろう
子連れにとっては貴重なレストランだ…




プレバト俳句~ケータリング

2024-09-06 15:33:58 | プレバト俳句

ロケ終盤夜食に並ぶ研修医 梅沢富美男


題:ケータリング

1位才能アリ71点 大友花恋
風爽か豚骨臭のシーン8
2位才能アリ70点 星野真里
綿あめや葉月のかかと浮かせたる
添削 ケータリングの端に綿あめある葉月
3位凡人40点 城田優
秋時雨運ぶ弁当台無しに
添削 弁当を運ぶ自転車秋時雨
4位才能ナシ30点 藤井隆
前のスリム新米小盛り真似てみる
添削 細身なる人真似新米を小盛り
5位才能ナシ25点 熊谷真実
食の秋ケータリングで2キロ増え
添削 楽屋への差し入れ多し食の秋

永世名人掲載ボツ ◆村上健志(フルーツポンチ)
ゾンビらに取っておく差し入れの桃
添削 差し入れの桃ゾンビらにニ十切れ

特別永世名人お見事! ◆梅沢富美男
ロケ終盤夜食に並ぶ研修医

今回のお題はケータリングで、芸能人には馴染みの題だ
ロケや収録等、日常茶飯事の光景だろう
半分くらいはその光景を詠んでいて
そうなると、人とは違うものを詠みたい

永世名人は二人ともロケ現場を詠っているが、
村上はボツで梅沢はお見事だった
その違いは、村上は説明をしてしまったことが敗因

「取っておく」が説明的なのだ
二十切れという具体的数字をいれると俄然よくなる
取っておこうがおくまいが、二十切れが映像として浮かぶ

初心者はどうしてもこういう場面を詠みましたよと言って説明をしてしまう
umeさんもそうだった、そして季語を調べてその季語の説明をするよう内容の句を作って失敗した
「これじゃ、季語の説明じゃん」と言われ、ハッとしたことがある
村上もベテランになっても、やっぱりこういうことをしてしまうのだナと思った
推敲が大事なのだ!!


でっかい虹が~二重に

2024-09-01 16:02:00 | 日記・エッセイ・コラム
台風が去った後の虹
笛吹市から山梨方面に向かって撮影
七色がくっきりと
2024/9/1 16:00



二重の虹

プレバト俳句~天才小中学生対決

2024-08-31 14:00:06 | プレバト俳句

コロナ禍を経て、5年ぶりに天才小中学生が登場した
プレバトの名人5名×小中学生5名の対決である
この対決の審査員には我が句会の井上先生も出ている
プレバトからは選りすぐりの名人や特待生が選ばれ、凌ぎを削った
誰と対決するのかは本番まで分からず、夏井先生の判断のようだ

題:たまご

第1回目対決
30点:ふみか さん(小2)  きょうりゅうのしそんのたまごまくわうり
26点:千原ジュニア  露葎槌の子誘く卵三つ

第2回目対決
29点:さな さん(中1)  曾祖父の出征朱夏の卵焼き :
29点:内藤剛志  ゆで玉子ていねいに剥く台風夜

第3回目対決

29点:横尾渉(Kis-My-Ft2)  秋郊のビストロ放し飼いの軍鶏
28点:かりん さん(中3)  休暇果つ焼豚玉子飯甘し

第4回目対決

30点:かいと くん(小3)  立秋のたまご水平線の色
29点:梅沢富美男  ほの青き地鶏の卵秋の宿

第5回目対決

27点:中田喜子  黄身ふるる熱きふわとろ今朝の秋
30点:すばる くん(小5)  なぜぼくは食べられないの星祭

5年前の2019年の8月に、同じタイトルの対決があったがその時の審査員は、
宇多喜代子先生、高野ムツオ先生、そして我が山梨が誇る井上康明先生だ
今回は、宇多先生に代わって西村和子先生が出ている
NHK俳句の先生もしたことのあるumeさんも好きな俳人だ

審査員は10点満点で評価する
両者ともほとんど差がなく、同じような点数の評価だった
小学生は小学生らしい句で微笑ましいが、中学生ともなると、
俄然高度な句が出て驚く
この対決には夏井先生は点数はつけない
各先生の講評をなんとも楽しそうに聞いていて、お任せと言う感じだ

3人の先生がそれぞれ講評する内容は、
夏井先生とはまた別の視点で評価するので、大人でも勉強になった

最後のすばるくん(小5)の俳句だが、
 なぜぼくは食べられないの星祭
この句を少し説明すると、すばるくんは食べ物アレルギーがあり、
たまごが食べられないらしい それを詠んだのだという

中田喜子から、その情報を入れた方が方が良かったのではという意見が出た
だが審査員からは、今世の中にはいろいろな意味で食べられない子どもがいる
(子ども食堂を必要とする子供たちのがいること)
「食べられない」を広い意味で捉えればよいという解釈だった
季語も星祭なので…
成る程、重鎮は深い詠みをするものだ
とても楽しい回だったナ





プレバト俳句~幼少期の写真

2024-08-24 13:19:03 | プレバト俳句

夕芒祖母の黄ばんだひらがな帳  森迫永依 

題:幼少期の写真

1 水野真紀 現状維持
    クラゲ刺す男言葉の課長の娘
 添削 刺されたるクラゲ罵る課長の娘
2 春風亭昇吉 1ランク昇格
    父と子の季節短し晩夏光
3 的場浩司 現状維持
    波飛沫母笑みて抱く裸の子
 添削 母の抱く裸子は吾ぞ波飛沫
4 武田鉄矢 1ランク昇格
    夏シャツのよごれそれぞれ昭和の子
5 森迫永依 1ランク昇格
    夕芒祖母の黄ばんだひらがな帳

◆村上健志永世名人37句目に掲載決定
    星明かりほどの重さの子に汗疹

◆千原ジュニア永世名人38句で掲載ボツ
    祖父に兄縛られしこの柿の木や
 添削 祖父が兄縛りし柿の木の夕焼
~~~~~~~
幼少期の写真には誰でも思い入れがあるだろう
今回は自分を詠んだり、父母兄弟を詠んだり様々だ
その中でも、森迫の句は一番兼題に相応しいかなと思う
「夕芒祖母の黄ばんだひらがな帳」  森迫永依
説明を聞いていると、森迫の祖母は中国人だそうだ
そして、一生懸命ひらがなを練習していたそうだ
そのノートが題材となっている
黄ばんだが、セピア色の年月の経過を現していて秀逸!

その点、村上健志の句は幼少期という昔ではなく、
「星明りほど」の比喩は、未来への明るさが感じられる
とても良い比喩であるが、兼題からすると森迫の勝かな…


プレバト俳句~かき氷

2024-08-17 14:06:20 | プレバト俳句

秋淋し宇治金時のほろ苦く  梅沢富美男


題:かき氷

1位才能アリ72点 野村麻純
   まどろみの友は臨月夏氷
2位才能アリ71点 玉井詩織(ももいろクローバーZ)
    山積みのプリント救いのかき氷
 添削 山積みのプリント終えてかき氷
3位才能アリ70点 辰巳琢郎
     餅飯殿にも賑はひ戻りかき氷
 添削  餅飯殿に戻る賑はひかき氷
4位凡人45点 飯尾和樹(ずん)
    口元や甘いドラキュラかき氷
 添削 口元は甘いドラキュラかき氷
5位才能ナシ37点 佐野晶哉
    炎ゆる雲ボール回した帰り道
 添削 夕焼雲ボール回した帰り道

3級へ1ランク昇格 ◆こがけん
    高原の氷菓エスプーマの瑞煙
 添削 エスプーマの瑞煙高原の氷菓

特別永世名人16句目のお見事! ◆梅沢富美男
    秋淋し宇治金時のほろ苦く
~~~~~~
毎日暑い日が続いているので、今の時期にかき氷の季語はぴったりだ
身近な季語なので、だれもがエピソードには事欠かないだろう
その中でも、臨月の友というかき氷とはちょっと離れた取り合わせが
今回のお手柄だ

1ランク昇級のこがけんの句は、エスプーマって何?瑞煙って?
これは昇格したが、読んですぐに情景が浮んだ人は少ないだろう
調べて初めて成る程…となる
短歌と違って俳句は普段着の文芸だ
同じ情景を詠むにも、普段着の言葉で詠むことを心掛けた方が良い
この句を見てから、4位5位の句を見ると、拙い句だが何故だかホッとする…

昨日umeさんの句会があった
最近は特に身近な題材で、難しくない句を作ることを心掛けている
一つは侘び寂びを感じる一句
一つは蒼ちゃんを題材に一句
先生から一つは特選、もう一つは入選を頂いたので、
この考え方は間違っていなかったかなと思う



大きな虹が…

2024-08-12 17:21:28 | 日記・エッセイ・コラム

2024/8/12 午後5時15分

雨が降った後に大きな虹が出た
画面に入りきれないので右端が欠けているが、確かに薄くある

そう言えば、有名なペルセウス座流星群が、今夜見られるそうだ
1時間に最大100個の流星を見ることができるという
色々心配事はあるが、綺麗な空を見て心を洗うことにしよう

大きな成果を残しパリオリンピックが終わった
金銀銅で金が一番多いというのは本当に選手の皆さんの努力の賜物
尊敬の念しかない

その中でもやり上げの北口選手は、本当に今回のオリンピックの象徴だろう
笑顔といい、仕草といい、これに成績が付いているんだから完璧だ
だが、あまりに彼女の一挙手一投足を映像で追ったため、
これを見てコメントをした人がつるし上げられている
切り取った部分のほかに「かわいい」と言っているのだが、それが抜けているのだ
揶揄したのではなく、親しみを込めたコメントなのだ

誰かが終われば、又誰かがターゲットとなる
それを面白がる人がいる
生き難い世の中になったものだ

南海トラフの巨大地震~影響は?

2024-08-09 11:39:56 | 日記・エッセイ・コラム

山梨日日新聞より 2024/8/9

昨日突然発表された、南海トラフ巨大地震のニュースには、驚いた
と言うか,怖さを感じた

ゲリラ豪雨を経験したばかりで、自然災害の恐ろしさはよく分かっている
又、能登半島地震もあり、地震は身近なものとなって来た
南海地方の方は、身に迫るものを感じているだろう

山梨日日新聞に最大震度7の想定した記事が載っていた
南海だからと言って遠い話では無いナと気を引き締めた

SNSでは、政府が恐怖をあおっているという、今言うべきではない話が早速出た
こういう時程、冷静な判断が必要だ

備えあれば憂いなし
災害は忘れた頃にやってくる

とにかく、どんな場合でもいつも意識しておくことは大事
お盆も来るので、家族で考えようと思う…

句会とゲリラ豪雨

2024-08-08 15:27:48 | 日記・エッセイ・コラム


各地に被害をもたらしているゲリラ豪雨
昨日と一昨日にそれを経験した

最近では山形に大きな被害が出た
テレビで他人事のように見ていたが、もう他人ごとではない
余りの強い雨風に、前の川の様子と見ていると、一気に水嵩が増えていくのを目の当たりにした
中州にちょろちょろ流れていた川の水がゴミと一緒に一気に押し寄せて来たのだ
これは、もし氾濫したら逃げる余裕はない
怖い経験だったし、勉強になった

昨日は午後から句会があった
三句投句したうちの一句が特選になった
凄くシンプルで、何のことはない句だが仲間の二人も特選に入れてくれた

最近思うのだが、どの季語も今までに山ほど作られている
類想類句も山ほどある
ではどうしたら手垢の付いていない句をつくれるのか
昨日感じたのは、一人吟行が強いナと思った
実際に見て、経験して、そしてそれをどういう言葉にするか、感性が物を言う

涼しくなったらこの句会でも、皆で吟行をする予定だ
同じものを見て同じ時間を共有して、果たしてどんな句が出揃うか楽しみだ