梅さんのかわら版.umelog

鎌倉・紫陽花寺

”女性の地位向上のため気炎~花子とアン”

2014-08-18 19:57:35 | 花子とアン

時は1937年、大正から昭和(7年)へと代わりました。
英治の父も3年前に亡くなっています。

8_18_8 この週は、「家庭」創刊に絡めて、女性の地位向上、権利に深く切り込んでいます。蓮子さんは、「どんな境遇であれ、女性は男性と等しい権利をもつべき」と新婦人対談会で述べていますね。今日は当時最先端を行く考えをもっていた女性たちが気炎あげます。
面白いですね。

英治と花子だけになってしまった靑凜社では、待望の大人から子供まで親しめる「家庭」の創刊。この雑誌は、日本の家庭に上質な家庭文学を届けたいというコンセプトのもとに創刊されました。 
その趣旨に賛同して創刊号に寄稿したのが、その最先端行く女流作家達。

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花子の大先輩にあたる長谷部汀先生。女性の権利向上の旗頭のような人物ですね。
宇田川満代先生は確か、震災の時に衝撃的な出会いの末に結婚して、作家から足を洗ったはず…。
てっ!あの出会いは「錯覚」だったんですって!
再び作家活動しているようです。作家は不幸なほどいい作品が書けるんですって…。たばこのくゆらし方、fashion、惚れ惚れしますね。
昭和モダンの匂いがぷんぷん。彼女出てくるといっぺんに昭和の時代に戻されます。上質なスパイス?
そして醍醐さんは、作家と言うより評伝を書くことを得意としているようです。蓮子さんの評伝も書いていましたね。これからは、長谷部、宇田川両氏の評伝も手掛けるようですよ。nonfiction作家ということですかね。
てっ!棒読みセリフ満載の三文芝居が功を奏して?結ばれるかに見えた兄やんとは「醍醐さんには自分よりふさわしい人がいます」で、お別れですか…。
これはやっぱり龍一の脚本が悪かったずら。武をコケにして…。
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蓮子さんは、いつも妖艶で美しい。チャイナ服が一層引き立てている。
さてこの蓮子さん、お姫様なのに行動力は人一倍あるようです。
芸術的才能も夫の宮本龍一の比ではないようで、自分で書いた半生が映画化されましたね。(実際に柳原白蓮の半生は1946年、原節子主演で「麗人」として映画化されている。又この他にも白蓮をモデルにした小説やドラマ等数多くつくらている)
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この時代、25歳以上の男性には参政権があるのに、女性にはまだ参政権が認められていませんでした。蓮子の二番目の夫、伝助のように妾をもったり、姦通罪は男性に有利につくられていて、男女は平等とは程遠かったのです。
この時代を勉強すると面白いですよ。この女性たちの働きがあったからこそ、今の平等の時代があると思うと、本当に尊敬しますよね


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