電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.454 (3/3)

2005年08月18日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/08/13~05/08/14

◎絶対少年
 (第12話)
 結局、猫踊り会場の裏山が崩れたけど、被害者はゼロ。わっくんとの約束であっちの世界に行こうとしてる歩だけど……美玖の説得で取りやめになってるかい。しかし、そんな屁理屈で約束破ったら村に災いが起こるというのが昔話のセオリーなんだけどねぇ。
 UFOはビデオには映ってなかったってのはこの手のお約束だけど、須賀原晶も懲りないねぇ。
 熱の引いた美玖は神隠し以前の状態に戻ったってかい。今までとは打って変わって人見知りするガキみたいだね。
 そして田菜を去り、横浜に帰っていく歩。夏休みいっぱいはこっちにいると思ってたとか言ってる美紀だけど、登校拒否の引きこもりのガキに夏休みも糞も無いだろ。
 で、舞台は変わって、なんか夕暮れの都会の光景。横断歩道を2つの光点を連れて歩いてる猫……方耳が欠けてるからどうやらオカカババアみたいだけど、なんか年取ってヨボヨボになってる感じ。すれ違い振り返るねーちゃん……
 なんか時代は数年後で主役交代、次回からはこのねーちゃんが主人公って感じだね。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第20話)
 リゾート地でバカンスとは、気楽な身分だね。いや、キャメロットの立てたスケジュールも壮絶だけど、どうせその通りにするわけは無いんだけどね。
 ビーチで出会った海の中の国のプリンセス、パールに出会って海の星を見に誘われてるけど……ようするに竜宮城の乙姫様ね。
 弱った珊瑚を元気付けるために歌い始めるパールに声を合わせて歌う晴雨姉妹だけ……なんか邪魔してるんじゃないのか?
 どうでもいいけど、海の中の流れ星に願い事を唱えても効果があるのか? おまけに願い事はひとつに絞れよ。で、みんなを幸せにするのが自分の務めだから、自分の願いは無いとか言ってるパールだけど、やっぱし両親と離れてるのは寂しいって話。ま、両親には両親で手が離せない仕事があるからプロミネンスの力でも直接合うことは出来なかったみたいだけど……
 お礼に玉手箱をもらって帰る晴雨姉妹……おいおい、うかつに開けるなよ……と思ったけど、別に白い煙が出てきてファインもレインもおばあさん……というオチではなかったみたいね。
 でも、竜宮城ほどではないにしても時間が経ってたのは確かで、すでにバカンスの最終日になってたってかい。いったい何をしにリゾート地までやって来たんだか。

◎ウルトラマニアック
 (第11話)
 マジックセットの実演販売を興味深そうに眺めてるマヤだけど……珍しいのか? いや、確かに魔法のあるマジックキングダムに手品セットなんか必要ないだろうけど……
 いきなしマヤのところにやってきた執事のセバスチャン……って、お約束の名前だな。どうでも良いけど、こいつ、ルルなんぞ人畜無害のタダのペットに対抗意識燃やしてどうするんじゃい。
 すっかりマヤに毛嫌いされてるセバスチャンだけど、しつこいねぇ。で、マヤの作った魔法薬をこぼしたら動物図鑑のバッファローが実体化して、さぁ大変。バッファローを捕まえる魔法とか言っても仁菜のパソコンレベルじゃ理解できないってのが笑い所ね。
「何でも良いからプラクティス!」
 出て来たのは虫取り網って役に立たなさ過ぎ。
 結局、ダンボールに詰められて宅配便でマジックキングダムに送り返されてるセバスチャンも哀れね。
 それにしてもマヤが実物化させたかったものって、マジックセットだったんかいっ! いや、気持ちはわからんでもないけど、わざわざ怪しげな魔法薬なんぞ作らなくても、そんなガキ向けの手品セットなんぞ買えば住むだけの話だろ。もしかして人間界の現地通貨は持ってないのか?

◎機動戦士ガンダムSEED DESTINY
 (第43話)
 ザクやグフをバッタバッタと倒していく3機のドム……何か間違ってるような気がするぞ、いや絶対に。ドムでジェットストリームアタックやるならガンダムと戦えよ。でも、この作品のガンダム、平気で空飛んでるからなぁ。しかし、ドム、ドムと言ってるけど、リックドムじゃないのか? コーディネーターの作ったMSが宇宙戦に対応してないとは思えないんだけど……
 ディスティニーのシャイニングフィンガーも凶悪だけど、レジェンドのMA形態も凶悪だね。対するこっち側はフリーダムとジャスティスじゃ見掛け上、目新しさが無いし。
 シェルターに連行されてるところを振り切って逃げようとしたユウナだけど、落ちてきたグフの下敷きになってお陀仏とは、マヌケね。ウトナが出て来ないとこみたら、前回の瓦礫の下敷きになってそのまま死んだんだろうな。
 急速潜航するアークエンジェルを見て急速上昇するミネルバ……ミネルバって潜航機能は無いのか?
 セイラン親子が来ないからって勝手にシャトルで脱出してるジブリール……おいおい、宇宙への脱出ルートは優先して押さえたんじゃなかったのか?>カガリ。ミネルバからはルナマリアがインパルスで追撃するけど……どう考えてもそれから発進してて間に合うわけ無いだろ。たぶん、一番追いつく可能性があったのはレジェンドのMA形態じゃなかったのか? その次はオーブのムラサメか……でも、レジェンドもムラサメも単独ではあんまし高高度には上がれそうに無いからねぇ。ここは下地島基地のメテオスイーパーにでも……って、おいおい。
 ちょうど上空の衛星軌道上にでも部隊がいたら上がって来るところを狙い打ち出来るんだろうけど、宇宙は広いからねぇ。エターナルはどのへんにいるんだ? ま、キラたちを降ろした時にはオーブ上空にいたんだろうけど、オーブ上空を通過する周回軌道を回るんなら、周回速度も早いだろうし……ま、逆に言えば数時間あれば地球を1周してくるんだろうけどね。
 しかし、エターナルで迎撃するにしてもエターナルからの直接攻撃以外にはバルトフェルドのムラサメと、キラがフリーダムの代わりに残していったストライクルージュがあるだけだし、パイロットもバルトフェルドしかいないしねぇ。
 ジブリールが逃亡して戦局不利なザフトは撤退。カガリがデュランダルへのメッセージを流そうとしたら、そこに割り込んでくる偽ラクスの放送。対抗して割り込んで行ってるラクスも好きだね。しかし、互いに電波ジャックで回線の奪い合いしてるみたいだけど、通信放送回線の管理はいったいどうなってるんだ?
 それにしても、ラクスがオーブにいることに驚いてるデュランダルだけど……まさか以前の暗殺が成功したとは思ってないだろうけど、偽ラクスのシャトルを奪って宇宙に上がったままだと思ってたのか? いや、この前のエターナルが監視されてたところを見たらまだエターナルにいると思ってるってところか。ま、ジャスティスに乗って大気圏に降りたなんて、普通は考えられんだろうからね。

◎ギャラリーフェイク
 (第31話)
 藤田のギャラリーに飾ってある絵を見て、顔料のアズライトの入手方法を聞いてきたにーちゃん。榊原南山とかいう日本画の巨匠にアズライトを卸してる業者だけど、ふだんの入手先から手に入らなくて困ってるという話。
 その榊原南山というのは昔、贋作事件の責任を藤田の父、藤田東胡に押し付けた画家の一人だったっていうんだけど、そんなやつのために最上級のアズライトを調達してる藤田……絶対何かを仕組んでるはずだけど……
 そのアズライトを使った榊原南山の新作を出品した展覧会で、南山の作品よりも観衆を集めてる作品が……それが藤田東胡の絶筆で、要するに藤田東胡の存在を南山に思い出させ、自分の犯した罪を思い知らしめてるってか。
 ま、直接危害を加えたり損害を与えたりしてないぶんおとなしい復讐だけど、巨匠にとっては耐え難い屈辱を浴びせられてダメージがでかいんだろうねぇ。

◎ふたりはプリキュア Max Heart
 (第25話)
 例によって、ほのかの家に押しかけて宿題してるなぎさ。そこにやってきたひかりだけど……
 まぁ日本の伝統家屋というのは夏の暑さに対処することを前提に作られてるからねぇ。昨今の家は冬の寒さには対処してても夏場はクーラー便りだから、それが都会のヒートアイランド現象化に拍車をかけてるんだな。
 しかし、このおばあさん、毎年終戦記念日になるとこの話をするのが習慣なのか?

◎雪の女王
 (第13話)
 ゲルダが風車小屋で食事をしてたらカイのルーペを取っていったサル……は良いけど、まるで相手が人間かのように追いかけてるゲルダ。おいおい、ゲルダってサルを知らんのか?……と思ったけど、ニホンザルでもなけりゃ寒冷地近くで棲んでるサルなんていないし、そもそもヨーロッパにはヒト以外の霊長類は自然に生息してないからねぇ。
 欧米人にはサルなんてあまりなじみの無い生物だから、サルと類人猿を客観的に別の種類の生物として認識できるんだけど、日本人はなまじサルになじんでるから類人猿もサルの仲間だとくくってしまうんだね。
 生物学的な近縁関係は
  ((ヒト、類人猿)、サル)
なんだけど、日本人の感覚では
  (ヒト、(類人猿、サル))
だからねぇ。そもそも「類人猿」という用語が間違ってるんだよな。
 でもねぇ、これがサル(類人猿を含む真猿類全般)と他の動物との関係となってくるとキリスト教的価値観を持ってる欧米人の感覚では
  (ヒト、(サル、動物))
なんだけど、日本人の感覚では
  ((ヒト、サル)、動物)
という感じだからね。

 ところで、そのサルはいつぞやの吟遊詩人ラギのお供……はいいけど、おまいサルなんぞどこで見付けて来たんだ? アジアかアフリカまで旅してきたのか?
 いや、サルはまだ良いけど、オオカミって何じゃいっ! そら、あんさん、無人の荒野を旅してるんならオオカミのお供も構わんけど、そんなもん連れて町中入ってきたら住民に叩き出されるぞ。日本人は農耕民族だからあんましオオカミにたいして悪い印象は持ってないんだけど、欧米人は基本的に牧畜民族だから家畜を襲うオオカミは宿敵動物だからねぇ。
 で、ラギに連れられた店で白い馬車の話を聞いたゲルダ。いくらやっと手に入れたカイの手掛かりとはいえ、その状況で一人で雪山に登るのは危険ってことぐらい知らないわけでもあるまいに。
 ラギと合流してようやく本筋の話に新展開って感じだけど、はっきり言って時間感覚がどうなってるのかわかりにくいね。ま、ゲルダが魔法使いに足止めされてる間に春から秋まで飛んでるから、カイがさらわれた次のシーズンの冬なのは確かだろうけど、あちこちどこを旅してきたかわからないラギに追い付かれてるのが不自然だねぇ。

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第16話)
 若者たちがゴーゴー(大昔の死語)を踊ってるヨットにこっそり爆弾を仕掛けてる男。そのままヨットは爆散かと思ったら、怪獣がやってきて乗ってたやつは海に転落。爆弾から命拾いしたみたいね。
 しかし、怪獣云々以前に、夏に雪のようなものが降ってるのに、誰も変だと思って調査しないのか? 後になって有毒ガスの被害が出てきてからようやく調査してるって反応が鈍すぎ。ま、MATも所詮は目に見える怪獣だけ相手にしてれば良いというお役所仕事なんだろうね。
 しかし、『ウルトラセブン』の時代と違って、このころだとちゃんとしたビキニが出てくるのね。(数年しか違わないはずだけど)

◎ウルトラマンマックス
 (第7話)
 怪我したところをミズキに発見された異星人ケサム。宇宙船を使わず空間転移装置で宇宙を旅してるとは、そこらの侵略宇宙人よりは高度なやつらか? しかし、いちいち空間座標を指定して移動してるって……そのためには常に目標の厳密な座標データを得ることが出来る超高度な観測技術が必要だぞ。
 星を滅ぼすような文明を壊して回ってるというケサムだけど、そうやって文明を破壊するために星を壊してるんなら、やってることは一緒じゃないかい。
 で、爆弾がウルトラマンに排除されそうになったら巨大化してるって……結局はそこらの侵略宇宙人と変わらんじゃないかい。そりゃ都会のビル街の真ん中で戦うんなら巨大化してる意味があるのかもかもしれんけど、人里はなれた山の中で戦うのに巨大化する意味があるのか? ま、今回はウルトラマンに合わせて巨大化したのかもしれないけど。
 それに、最後にケサムが爆弾のスイッチを切ってるのも蛇足だね。ウルトラマンにやられてから切ってるんじゃ意味が無いんだよね。今回はわざとらしくタイムリミットを迫らせていたけど、いつもならあんなのウルトラマンは簡単に処分してるからねぇ。(いや、マックスは鈍いから出来ないとかいう設定があるのかもしれんけど)

◎仮面ライダー響鬼
 (第27話)
 童子と姫に出くわしたザンキ。元鬼とはいえ、引退した身に実戦はきついだろうね。で、白い傀儡の念力で川に落とされてるとは悲惨ね。時を同じくして金縛りに遭ってるイブキ。敵もいろいろ新手が出てきてるみたいね。
 ガキがみどりの部屋に行ってしまって店番を一人でやらされてるあきら。そこにやってきたモッチー、またスイカ増やしてどうするんじゃいっ! で、ガキの代わりに店番手伝わされてるとはご苦労さんね。
 ガキのことを自分では弟子を取ってるようなつもりだと言ってるヒビキ。鬼になるならないはともかく、男として大切なものを教えたいってか。いや、ガキを鬼にしようと思っても体力無さそうだからねぇ。
 化け猫退治のヒビキとトドロキだけど、叩くだけで倒せるのといちいち音撃鼓を装着しないといけないのとではぜんぜん効率が違うねぇ。トドロキもあれで少しは太鼓に慣れてきたところなんだろうけど。
 しかし、あのにーちゃん、いったい何しにやってきたんだろ? まさかみどりを口説くのが目的だったわけでもないだろうけど……ま、この前プールで出くわして、懐かしくなったから顔を見せただけってところなんだろうけどね。
 夜の花火大会。スイカを配ってるトドロキはいいけど、自分の分がなくなってるとは悲惨ね。単に用意する数を間違えてたのか、それとも余計な人間が一人混じっていたのか、それはよくわからんけど……