電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.523 (2/3)

2008年06月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/12/06~06/12/08

◎ネギま!?
 (第10話)
 麻帆良学園に出没してる闇は、スタークリスタルによって操られた人間の心の欠片だって話。ネギは黒薔薇男爵がその犠牲者で、その正体がサウザンドマスターだと思い込んでるけど……
 ネギが自分の知らないところで明日菜たちと合宿に行ったことを不審に感じてるあやか。ま、その集団を怪しがってるというよりは、自分が仲間はずれにされたことを不愉快に思ってるみたいだけど……
 あやかとお揃いのネギTシャツを着てることでチュパ研のメンバーから憐れみを受けてる佐々木まき絵。合宿の件の情報収集に役立たず、あやかに「佐々木まき絵として失格」とまで言われて、壊れてるとは悲惨ね。
 代わってあやかの手下にされた古菲だけど、こいつも役立たず。結局、仲間はずれにしたことをネギに謝られて何とか解決したみたいだけど……
 それにしても、現在のパートナー全員のパクティオカードを一気に発動したのは良いけど、コスプレがさんぽ部の3人だけで残り全部スカとは効率悪過ぎ。で、いくら操られてる敵の中にあやかがいるからって、この際全員倒してしまえって、明日菜も過激ね。

◎奏光のストレイン
 (第7話)
 すっかり仲間と打ち解けたセーラを見つめる冷ややかな目。てっきり新たな虐めかと思ったら……ストーカーかいっ!
 セーラに近付こうとあの手この手を尽くすラヴィニアだけど、他の連中にことごとく邪魔されてるとは哀れ。しかし、乙女必携のクリスタル画鋲って……気に入らないやつの靴にでも入れるためにいつも持ち歩いてるのか?
 業を煮やしてシャワー中のセーラに全裸で抱きついてディープキスをするラヴィニアだけど、相手はジェッシィだったってオチ。しかもジェッシィにその気になられてるとは、いとおかし。いや、そのまま2人で愛を育んでも良いんじゃないか?
 で、その光景を肝心のセーラに見られて錯乱したラヴィニア。すっぽんぽんのままシャワールールを飛び出したら、そこには男子たちの目。素直に戻ればいいものを、そのまま艦内一周って……豪胆だね。ま、それを実戦でのストレスによる異常行動だと判断した偉いさんたちのお陰で訓練生たちは基地への入港初日に上陸許可のある休暇をもらえたわけだけど……
 それにしても、さすがにWOWOW。平気で乳首全開だな。

 一方、セーラたちの艦を追ってきてたラルフの艦だけど……このにーちゃん、艦長をたぶらかしてたのか。で、置き去りにされたエミリィはラルフを探して艦内をうろつくけど、行くとこ行くとこ立ち入り禁止でシャッターを閉じられてるとは哀れ。で、退屈して勝手に艦外に出撃してるけど……目的はエミリィ人形なんだろうね。
 そのエミリィ人形はセーラと同じく上陸せずに艦内に残ったラヴィニアがセーラの気を引こうと隠してしまったことがきっかけでゴミとして捨てられてしまってるけど……

◎夜明け前より瑠璃色な Crescent Love
 (第10話)
 カレンが拘束されたと知り、眠ったままの達哉を放置して月に帰るフィーナ。しかし、ユルゲンの言いなりのままの国王を完全に信頼し切ってるんだけど、それはどうなのかと思ったら……国王自身は確かに物分りが良いんだけど、この人、平民上がりだから貴族社会の中では立場が弱いのね。
 フィーナの帰還に亡き妻セフィリアを思い出してる国王のライオネスだけど、学生時代にライオネスをけしかけたのは達哉の父親だったって感じだな。
 フィーナと引換に月を脱出して地球に向かうカレン。そのことで完全にユルゲンから反逆者の汚名を着せられてるけど……目的は達哉を月に連れ帰ることか。
 しかし、いくら地球が嫌いなユルゲンたちだと言っても、フィーナの留学に関してあることないこと地球政府に難癖を突きつけてくるってのは、まるでどこかの将軍様の独裁国家みたいな連中だな。

◎護くんに女神の祝福を!
 (第10話)
 手下連中と涙ながらに別れてるエメレンツィア。そこに通り掛った絢子は日本の文化を教えて欲しいと頼まれるけど……知りたいのは「女子高生」って、いったいどこから仕入れてきた知識だ?
 で、生徒会連中を巻き込んで女子だけでエメレンツィアに「女子高生」のことを教えようとするけど……まっさきに絢子が「女子高生」とは程遠い存在だと断言されてるのが哀れ。
 で、なぜか途中から絢子とエメレンツィアの対決になってるけど、最後のファッション対決でガングロだかヤマンバだかの格好(いったいいつの時代の女子高生じゃい)をしたところを護に目撃されて錯乱・暴走。ビルを丸ごと壊してしまってるけど……きっと誰かが弁償させられるんだろうな。それより、他の客は無事だったのか?
 で、エメレンツィアはドイツに帰ったのかと思ったら……実は転校(留学)してきたとかいうベタなオチね。

◎あさっての方向。
 (第8話)
 いきなし始発電車で都会に出てるからだ。出札の自動改札で困ってるけど、乗った駅って自動改札じゃなかったのか? 関西じゃ自動改札なんて1970年代にはもう普通にあったけど、未だに知らない人間もいるのね。
 で、何か不動産やさんの物件見て溜息ついてるけど、1人暮らしでもするのか?……と思ったら、次はハンバーガー屋で雇ってくれってか。しかし、中身が小学生だから履歴書も何も知らないし……
 何件か目でからだに同情したおばさんが雇ってくれるって言ってるけど、即決できないからって元の木阿弥。結局、雨の中を公園で野宿する破目に。いや、だいたい小学生の知識でろくに仕事なんかできないだろ。ま、その体だったら風俗関係だったら働けるかもしれないけど。
 昔のことを思い出してるからだだけど……なんかちっちゃい頃のからだってメチャクチャかわいいね。で、要するに椒子の持ってた昔の写真を見てしまって、椒子とヒロの関係を知ってしまって、家出してきたって話ね。
 翌朝、不審に思ったタクシーの運ちゃんから連絡を受けたヒロがからだを連れ帰りに来るけど、駅でそれを見掛けて別の電車で逃げるかい。
 小学生だとすぐに警察に保護されるからまず家出は失敗するものだけど、見掛けが若いねーちゃんだからねぇ。不審な行動でも取らない限りは、世間は放置だから、自分から戻ろうと思わない限りは戻ってこないだろうね。ま、中身が小学生だから逃げる範囲も限られてるだろうけど……

◎コードギアス 反逆のルルーシュ
 (第9話)
 ブリタニアの名門貴族であるカレンの家。なんか貧相なイレブンのメイドが働いてると思ったら、それがカレンの生母だって話か。カレンはハーフであることを隠して学園に通ってたみたいだけど、ブリタニア人のクセにテロリストやってたのはそういうことね。
 しばらくテロというよりは悪徳犯罪者を襲って人気取りに走ってる黒の騎士団だけど……要するに正面からブリタニア軍と戦うには戦力が足りないってことか。で、昔を懐かしむイレブンを標的にした麻薬「リフレイン」の巣窟を襲撃するんだけど、そこで薬に溺れてる母親の姿を見て唖然とするカレン……
 いつまでも昔の愛人に媚びて惨めに住み込みのメイドをやってる母親のことを軽蔑してたカレンだけど、本当はカレンがブリタニア人としてちゃんと暮らせるように恥を忍んで住み込みで働いてたってか。
 しかし、「リフレイン」の常習者ってだけで刑期が30年って……ブリタニアの法律は厳しいな。

◎ケロロ軍曹
 (第139話)
 街頭で客集めしてる探偵って……。しかし、いくら年末大安売りで子供相手の猫探しとはいえ、100円じゃ労力分のエネルギー代にもならんだろ。
 風邪を引いて悪性の細菌をばら撒いてる556……はいいけど、あれだけ動き回ってて感染してるのが夏美とママ以前に感染者がいないってのは。おまけにずっと横にいるラヴィは何とも無いって……免疫でも出来てるのか?
 100円の依頼を達成するために、猫寄せに買い込んだキャットフード200円……とても商売にはなってないな。
 しかし、556の体内も凄いけど、動けない親玉菌って……おまいはGODのキングダークかいっ!

◎くじびきアンバランス
 (第10話)
 いいなし謎の男に襲われてる小雪。いづみが立ち向かうも歯が立たずにやられてるだけ。即座の対応を主張する次期生徒会に、これは学園全体の安全保障問題だと待機を命じてる会長。
 現場を調べた小牧は犯人の正体に気付くけど、それは失踪してた自分たちの兄だってか。父親が立教院の生徒会を守る任務で死んだことに疑問を感じて、その逆恨みで生徒会を潰そうとしてるってことだけど、小雪を洗脳して小牧を襲わせてるって凶悪だね。
 小牧の情報を元に独断で殴り込んでる次期生徒会。蓮子が30分は持つと言った山田の航空支援を一撃で粉砕してる小雪の超能力だけど……結局は千尋の真心で洗脳が解けるって安易なパターン。
 ヘリで逃げようとしたところを小牧に退路を絶たれて屋上から身を投げてるんだけど……おいおい、こんなお気楽アニメで人を殺して良いのか? ま、死体が確認されたわけではないし、こいつも忍者の端くれだろうから飛び降りたふりして逃げた可能性は高いだろうけどね。

◎NOIR
 (第2話)
 冒頭の一家爆殺事件。殺されたのはフランスの国家機密機関の将校で、国家の英雄なのにただの警察官が殺されたとしか発表できないってか。
 ミレイユに暗殺依頼が来てるけど、何か普通のアルバイト感覚で暗殺してるみたいだな。標的は機密機関の名簿をテロ組織に撃った公安の幹部と、それを買ったテロ組織主流派の幹部で、依頼人はテロ組織の反主流派……テロ組織の内紛の暗殺なんかまで引き受けてるのか。
 しかし、暗殺依頼に事前に気付いていながらむざむざアジトに留まったまま殺されてるのがマヌケ過ぎね。

◎ときめきメモリアル ~Only Love~
 (第10話)
 夏休みというのに文化祭の準備でご苦労さんな陸と小百合。とりあえず委員会の仕事は休みになったと思ったら、つかさはバレー部の合宿でデートにもいけない陸。で、暇になったかと思ったら……購買のお姉さんの陰謀で壮絶なバイト生活をさせられる破目に。いや、高校生のバイトで紹介料30%ってピンはねし過ぎだろ。
 最初は有明の同人誌即売会の警備、次はバーゲン会場の誘導、ひよこの雌雄選別、そして最後はペットホテルの手伝い……一番最初が一番楽なはずなんだけど、これで失敗してるのが運の尽きだな。
 要領が良いのかそれとも運が悪いのか最後まで残った陸。獰猛犬を何頭もまとめて散歩に連れてけって、そりゃ無理すぎる注文だけど、これまでちゃんと仕事できてたのか、この店?
 ま、たまたま新しく預けられた犬が小百合の犬だったってことで、いつものように小百合に接近してるんだけど……間接的にではあっても陸にとっては不幸をもたらす疫病神みたいな存在だからなぁ。

アニメ魂
 Gift ~ギフト~ eternal rainbow
 (第10話)
 霧乃に嘘吐き呼ばわりされたことで落ち込んでる莉子。春彦が不在の間に霧乃に謝りに出掛けてるけど、服装まで黒いのを着てどんどん真っ黒になってる霧乃に責め立てられるだけ。ブラック霧乃だな。
 ま、前回あれだけ酷いこと言ったら、言った霧乃の方が自己嫌悪に苛まれて嫌な思いしてるんだけど、そんなとこにのこのこ何も考えてませんって感じで謝りになんか言ったから余計に火に油を注いだ形だな。この辺が莉子の無神経なところというか、自分を良い子に演じるだけで他人のことまで気が回ってないってところなんだろうけど……
 結局、霧乃はこれからの春彦は莉子にくれてやる代わりにこれまでの思い出を寄越せって言ってギフトを使ってるって展開。
 思い出を失った莉子は自分のアイデンティティを喪失してしまって壊れてるし、その思い出を奪い取った霧乃だけど、実体の無い思い出だけを奪ったところで事態が変わるわけもなく、第一、春彦の記憶は元のままだから意味が無いって感じで悲惨だね。
 霧乃は莉子と春彦の思い出を本来は自分が持つべきだった思い出だと考えてたみたいだけど、たとえ莉子がいなくったって霧乃と春彦の間に出来た思い出というのはまったく別の物にしかならないだろうに……
 ま、霧乃は昔、ピアノのコンクールで優勝したのを莉子がいなくなったおかげで春彦に見てもらえなかったのがトラウマになって、それ以降、ピアノをちゃんと弾けなくなってたのが、莉子の思い出を奪ったら弾けるようになると思ってたみたいだけど……そんなことで弾けるわけないわな。
 しかし、これって以前の千紗の偽ギフトと違ってそう簡単にキャンセルなんか出来ないと思うんだけど……