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アニメ及び周辺文化に関する雑感

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【Kanon】鯛焼きと羽根リュックをめぐる冒険 #13

2009年02月26日 | アニメ
秋子さんのお家に住まう居候が、
今日も天使のような羽根リュックで
背の高いアーケードを潜り抜けていく。
恐れを知らない食欲を包むのは淡い色のダッフルコート。
空っぽの財布を気付かれないように、
黒い食い逃げの野望は悟られないように、
こっそりと歩くのがここでのたしなみ。
商店街の鯛焼き屋、ここは乙女の戦場。

(ロサ・カニーナじゃないけど、真っ黒なアンコ色の薔薇だろうね)


 第13話「あぶなげな三重奏~trio~」

【ストーリー雑感】

 祐一と名雪の前を通っていく路面電車。ここって路面電車の走ってる町なのか? そんなに大都市とも思えないんだけど。北国で路面電車というと札幌とか函館ってイメージだけど、関西から見たら福井や富山だって北国だからねぇ。ま、昔ながらの市電のイメージってことを考えたら札幌か函館だろうけど、福井や富山も車両が新しくなったのは最近だと思うから、これの原作が出た当時はもっと古い車両が走ってたのだろうけど……
 いくらなんでも札幌みたいな大都会とは思えんから、函館辺りがモデルなのかねぇ。

 舞踏会の後から祐一が変だという名雪にそんなこと無いとはぐらかす祐一だけど、生徒会に呼び出されたと急いでいる北川を見て問い質そうとしてたら、とても何も無かったとは言えないだろ。
 舞が刀を振り回してたから退学にすると言ってるようだけど、それで舞踏会の事件が解決するわけでも無かろうに。
 生徒会室に乗り込もうとした祐一だけど、すでに中には佐祐理さんが来て抗議してる様子。こうなることを予期してたのか、動きが早いね。通学で祐一と一緒になったりもしてるから普段から登校時間が早いわけではないだろうし。
 ガラスが割れた原因はどうでも良くて、要するに前から目障りだった舞をこれ幸いと退学処分にする口実が出来たって感じだな。そこに飛び込む祐一だけど、あれは余興の剣の舞いだったって言い訳はあんまし良くはないと思うぞ。ま、幸い北川が助けてくれたからその場はどうにかなったように見えたけど……

 いつものように校庭に来てる栞。同じクラスに「美坂香里」というやつがいると言ったら、お姉ちゃんと同じクラスなのかと反応してる栞だけど、それを聞いてるのか聞いてないのか、香里は一人っ子だと言ってたと続ける祐一。すると、いきなしこの学校にいるのは姉と同姓同名の人だと言い直してる栞。反応が露骨過ぎね。間違いなく香里が姉ですと言ってるようなものだけど……
 階段の踊場から祐一と楽しそうに話してる栞を見ている香里。いったい何を考えてるのかねぇ。で、その後ろを舞と佐祐理さんが通っていくのだけど……その直後に昼食のシーンがあったけど、その少し前にチャイムが鳴ってたところをみたら、祐一は授業中抜け出して栞に会ってたのか? でもそんなとこだと教師にすぐ見付かるだろうに。

 昼食を終えた佐祐理たちに絡んで来てる生徒会長。佐祐理が舞を庇うのを理解できないとか言ってるけど、佐祐理が親友だからと答えたら言い返す言葉が無いか。いや、こういうやつには親友なんて呼べる人間はいないんだろうけど。
 舞が今度問題を起こせば退学は間違いないと言い、そうなったら舞を庇った佐祐理にも何らかの処分があるとでも言いたげな様子だけど、舞ににらみ付けられたらビビッてるのがちんけな小悪党って感じだな。
 どうでもいいけど、生徒を退学にするとかしないとか言うのは学校側が判断することであって、生徒の代表である生徒会がどうこういう話じゃないだろ。そりゃ、生徒を庇って学校側の処分に抗議することはあるだろうけど、率先して生徒を処分する生徒会って、どんな権限の強い生徒会なんだ? ま、アニメとかじゃ珍しくはないみたいだけど……

 放課後の校庭で竹刀を振ってる祐一。自分も戦うことでさっさと魔物を退治するとか言ってるけど……
 そんな祐一の練習に物を投げつけてる舞……はいいけど、消火器なんか投げるなよ。立派な器物破損で自分から退学時期を早めてるようなものじゃないか。どうでもいいけど、消火器って竹刀で折れるのか? どう考えても竹刀の方が折れてしまいそうな気がするんだけど……

 帰宅途中に出会ったあゆ。自分も学校帰りだとか言ってるけど、学校はどこかといわれたら森の方にあるって、どこの森だ? まだ探し物は見つからないと言ってるけど……
 魔物退治にあゆを連れて行く祐一だけど、そんな怖がりを連れて行くって……いじめっ子だな。どう考えても足手まといにしかならないから舞に嫌がられると思うんだけど。
「舞さんは不思議な人だね」
 いや、お前の方も負けないくらい不思議な人だと思うぞ。
 前に舞が真琴の居場所を教えてくれたから、今度はあゆの探し物の場所を教えてくれないかと頼んでる祐一だけど……舞の答えは自分が教えたら意味がないってこと。なんかあゆの正体も事情も全部察知したような反応なんだけど、本当か?
 で、用が済んだら追い返されてるあゆ……哀れね。ま、いても怖いだけだし、本当に足手まといにしかならないからね。

 あゆが帰った後、答えの意味を問い質す祐一。自分は待てなかったのにずっと待ってるあゆは強いと言う舞。はぐらかされたようで怒る祐一だけど、その時、魔物の気配が。
 魔物と戦い始める舞。何とか1体をしとめるけど、出るなという指示を無視して飛び出した祐一に不愉快な様子。今日はもう出ないと言ってさっさと立ち去っていく舞に、怒ってる祐一だけど……

 翌朝。相変わらず寝ぼけてる名雪。トイレで着替えようとしてるのはともかく、祐一の目の前で平気で着替えるつもりだったのか? いや、作品に描かれてないだけで、それが日常光景かもしれないけど。
 おや、ピロってまだ水瀬家にいるのね。

 昼休み、機嫌の悪そうな祐一を訝しむ佐祐理さん。舞と喧嘩中だという祐一だけど、肝心の舞の反応は、
「祐一がそう言うなら、そう」
 こういうやつだから祐一は怒ってるんだろうけど、まったく本人に伝わってないんじゃ怒ってる意味が無いわな。
 祐一に訊かれて自分たちが仲良くなったきっかけを話し始める佐祐理さん。いや、佐祐理さんの話だけだと意味がわからないから映像で想像するしかないんだけど、舞が弁当を揚げてた犬は、その前に追い払ってた狂犬と同じ犬なのか? で、佐祐理さんも弁当をあげたら2人とも昼食がなくなったから学食で牛丼を食ったのが舞の牛丼好きの始まりだって話ね。(いや、そこまでは言ってないな)

 放課後、こっそり佐祐理さんに呼び出された祐一。さては魔物退治のことを気付かれてるのかと怪しんでた祐一だけど……明日は舞の誕生日だからプレゼント選びに付き合えって話だったのね。
 女の子らしいプレゼントということで町で一番大きなぬいぐるみを買うことにしたのはいいけど、1分の1スケールのオオアリクイって……どうみても女の子が喜ぶプレゼントとは思えないぞ。舞はどうか知らないけど。そりゃ3年も不良在庫になってるのも当然だね。なんか今にもシルクハット被ってステッキ持って「バカめ」とか言いそうだし。だいたい、ぬいぐるみに1分の1スケールとか、等身大フィギュアでもあるまいに。
 結局、3年というのにつられて買ってしまってる佐祐理さん。ま、金持ちのお嬢様の経済感覚は庶民にはわからないし。それにしてもそのオオアリクイ、そのまま1人で持ち帰ったのか、佐祐理さん。ある意味、勇者だな。

 で、また夜の学校。佐祐理の他に友人はいないのかという問いにずっと前に1人いたという舞。そいつはいなくなったとか言ってるけど……ま、どうせ7年前の祐一とかいう話なんだろうね。
 この日も襲ってきた魔物。同時に現れた2体のうち1体を引き受けてる祐一だけど、辛うじて時間稼ぎできてる程度だね。しかし、魔物は祐一を狙ってるという舞。それで祐一が何者か怪しみ始めた舞だけど……。それはいいけど、これまでは何か特定のものとか狙って現れてたのか?


【サブタイトル解題】

 トリオはマーチ曲等の複合三部形式の中間部を指したりもしますが、ここでは三重奏のこと。複合三部形式の中間部の方は、もともとこの部分が3パートの楽器で演奏されることが多かったことから、三重奏のトリオの名前で呼ばれるようになったみたいです。
 今回のサブタイトルとしては、素直に祐一、舞、佐祐理さんの3人を指してると考えて良いでしょう。実のところ、今までは舞と佐祐理さんの結びつきに比べると祐一が少し距離を置いた感じで、完全なトリオではなかったんですね。祐一が舞に対して怒ったことでようやく3人対等の立場になれたって感じです。
 でも、その関係は魔物の話を佐祐理さんが知らないということで、あやふやな力関係になってしまって、一歩間違えば崩れ去ってしまいそうです。そこが「あぶなげな三重奏」ということなのでしょう。


【使用BGM】

01.「Last Regrets」
  OP
02.「凍土高原」
  生徒会に抗議する佐祐理
03.「pure snows」(ピアノアレンジ)
  姉のことを話す栞
04. 「Last regrets -acoustic version-」(末尾)
  佐祐理を脅す久瀬
05. 「日溜りの街」(アレンジ版)
  あゆと鯛焼き
06.「冬の花火」(アレンジ版)
  あゆは強いと言う舞
07.「兆し」
  魔物の出現
08.「少女の檻」(アレンジ版)
  立ち去る舞に叫ぶ祐一
09.「雪の少女」
  名雪の朝
10.「pure snows」
  舞と佐祐理の馴れ初め
11.「彼女たちの見解」
  プレゼント選び
12.「兆し」
  魔物の出現
13.「風の辿り着く場所」
  ED
14.「Last Regrets」(イントロ)
  予告

 珍しくアバンタイトルに音楽が付いてません。ま、いつもは回想ナレーションが入ってるわけですけど、今回はいきなし本編が始まってるということもありますが。
 舞シナリオが進行している影で、栞シナリオとあゆシナリオもちょっとずつ進行してるわけですが、それに対して動きが無いのが名雪だけど、とりあえず「雪の少女」が使われて存在をアピールしてる感じです。ま、出番だけならいつも十分にあるんですが。
 今回はアレンジ曲の使用が目立ってた感じかな。でも、アレンジ版はサントラ曲とは曲調が違うからよっぽどうまく使わないと違和感が顕著に感じられるんですね。作品に比べてポップすぎるとか。「雪の少女」もそういう意味では使いにくい曲だと思うんですが……


【オオアリクイのぬいぐるみ】

 舞台のモデルが実は福井だとか富山だとかいう珍説で引っ張ってもいいんだけど、面倒だから今回はオオアリクイのぬいぐるみについて考察してみましょう。

 そもそもこのオオアリクイ、売ってた店が怪しげですね。見た感じ、とてもおもちゃ屋だとかファンシーショップだとかには見えない、古ぼけた骨董品屋みたいな店。函館辺りが舞台だったらもうちょっとマシな店がありそうな気がするんですが。ま、意外と大きなぬいぐるみって売ってる店が限られるのかも知れませんが、単に祐一も佐祐理さんも店を知らないという話なのかも知れません。祐一は余所者だし、佐祐理さんはどっちかというとプレゼントされる方がメインの人って気がしますから。

 それにしても、1分の1スケールのオオアリクイって、誰が何を考えて作ったぬいぐるみなんでしょうねぇ。店の人によると3年前に入荷したまま売れ残ってたって話ですが、そりゃよほどの物好きじゃなけりゃ買おうとは思わないでしょうね。委託販売でもなけりゃ基本的には店の買取だから返品も利かないだろうし。
 この手の商品はメーカーとか問屋から押し付けられたりするものじゃないと思うから店の判断で入荷したものでしょうけど、売れると思ったのでしょうかねぇ。単に店のじいさんの趣味だとかいうのが一番もっともらしい答えだとは思いますが。

 実はこの作品世界ではオオアリクイが主人公のアニメ番組が流行っていて、これはそのキャラクターグッズだったとかいう設定があるのかも知れませんが、少なくともこの作品の現在時間ではそんなに人気は無いみたいですね。ま、『だんご大家族』ほどの国民的人気のある番組ではなかったということですか。

 オオアリクイといえば、「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」とかいうスパムメールが流行ってたことがあったみたいですが、時期的にはこれがネタ元の一つなのでしょうか。あれ? 原作もオオアリクイだったのかなぁ? それじゃスパムメールは関係ないですね。ピンクのクマのぬいぐるみだったら別の作品になってしまいますし。

 しかし、これを舞の誕生日プレゼントというのはどうなのかなぁ? ま、舞が佐祐理さんからのプレゼントを嫌がったりはしないでしょうけど、舞が自宅で巨大なオオアリクイのぬいぐるみと戯れてる光景を想像したら、なんか不気味な感じがしますが。そもそも舞の部屋ってどうなんでしょう? 少し前に『とらドラ!』でみのりんの部屋がとても女の子の部屋とは思えないとかいう話題があったのですが、あんな部屋にオオアリクイが鎮座してたら怖いような。
 もっとも、舞の部屋は意外とかわいらしいものであふれてそうな感じがしないでもないですけど。
 実のところこのオオアリクイって、単に佐祐理さんの感覚が少しずれてるということをあらわすための小道具なのかもしれません。いや、ふつう女の子があんな格好でぬいぐるみを背負って持ち帰らないでしょ。車を使うか、祐一が持っていってやるかというところだと思いますが。それとも、佐祐理さんとこってよっぽど躾が厳しいのかな?

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