電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.523 (1/3)

2008年06月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/12/04~06/12/05

 なんかリアルの日付を意識したら見るのが嫌になってくるな……

◎名探偵コナン
 (第459話)
 やたらゴミの分別にうるさいおっさんの話。他人のゴミの中まで細かくチェックして文句をつけてるって……そりゃ、どっちかというと何らかの疚しい理由によるゴミのチェックが目的で、分別に難癖つけてるのはそれを誤魔化して正当化する手段だと思うところ。だから、ストーカーか何かだと怪しむヤツがいても不思議では無いんだけど……あまり人を疑うことをしない住人ばかりみたいだね。

 それにしても、今どきの学校は教室のゴミ箱も分別なんだなぁ。でもさ、ビンや缶や古紙等の資源ごみの分別回収はちゃんとリサイクル経路が定まってて意味があるんだけど、プラスチックゴミなんてほとんどの自治体では分別してる意味なんか無くて単に労力の無駄遣いしてるだけだろ。
 とくに意味不明なのが食品のパッケージとかは洗ってから捨てろってやつ。そりゃ中身が残ってたりしたら腐臭が立ち込めてくるとかあるだろうけど、原料としてリサイクルするならともかく、燃やしたり埋めたりするゴミを労力掛けて洗う必要あるのか?……というか、洗ったあとのことを考えて無いだろ。
 わざわざゴミを洗うのに浪費される水道水。汚水として吐き出される家庭廃水。当然のことながら食品ゴミを洗った排水には栄養分が豊富に含まれてるから、海まで流れ出たところでプランクトンの大量発生を促して赤潮発生。で、引き起こされるのは漁業被害。アホとしか言いようが無いね。はっきりいって地球温暖化なんかよりこっちの方が遥かに深刻な問題だと思うぞ。

◎乙女はお姉さまに恋してる
 (第9話)
 学園祭が近付く中、浮かない顔の奏。本番に近付くに連れて劇の主演が重荷になってきてるらしい。そんな中、生徒投票による生徒会執行部の出し物の演劇の出演を依頼されることになった瑞穂ちゃん。プレッシャーを奏と分け合おうと自分も劇の主役を引き受けることになったけど……
 貴子の依頼を引き受けた瑞穂ちゃんを見て、自分からどんどん離れていくように感じてるまりや。瑞穂ちゃんの保護者気取りが出来なくなってることにショックを受けてるようだけど……
 生徒会の劇の出し物は『ロミオとジュリエット』。演劇部との掛持ちで忙しい圭が適当に選んだ台本みたいだけど、やたらキスシーンが多く、挙句の果てにベッドシーンまである展開にショックを受けてる貴子。でも、女同士なんだからとキスシーンをその通りにやれと圭に言われて困ってるんだけど……
 最初は貴子同様に困っていた瑞穂ちゃんだけど、練習では頬で良いと言われてからは演技が堂に入ってる瑞穂ちゃん。ま、普段からお芝居してるようなものだからねぇ。一方、瑞穂ちゃんにキスされて卒倒してる貴子。それを見てかわいいなんて言ってる紫苑だけど、彼女の目には貴子が瑞穂ちゃんのことが好きだと映ってる感じで、それを指摘されて戸惑ってる瑞穂ちゃん。
 しかし、練習でこれじゃ、本番はどうするんだろ? ま、キスシーンと違ってベッドシーンまで本当にやれとは言わないだろうけどね。
 で、自分の瑞穂ちゃんに対する気持ちに気付いたのか、瑞穂ちゃんが何者かをまりやに問い質そうとしてる貴子。別に瑞穂ちゃんの正体を疑ってるとかいう意味ではないみたいだけど……

◎N・H・Kにようこそ!
 (第22話)
 雑踏の中、岬とはぐれた佐藤。例によって先輩と出くわすって展開。本当に狙ったように出て来るな、この先輩。で、婚約者がいる身分で佐藤とラブホって、ほんと魔性の女だな。ま、もっとも不倫未遂の件は佐藤の妄想だったかどうかははっきりしないけど、岬が2人がラブホから出て来るところを見たのは確かみたいね。
 その岬は何かもうほとんど壊れちゃってるみたいで、残りの話は岬関係がメインみたいだね。
 田舎から電話を掛けてきた山崎だけど、なんか人生終わってるみたいね。アーメン。

◎僕等がいた
 (第23話)
 七美に告白したと矢野に言ってる竹内。断られるのが嫌だから、いつでもいいからOKの返事がもらえるまで待つって……そりゃ相手に対する嫌がらせだろ。でも、七美は無理して断らなくて済むからって良いように受け取ってるみたいだけど……
 で、その七美は矢野を避けまくってるって、毎度のパターン。いくらなんでも、そりゃみずちんの言うようにいい加減、愛想を尽かされても知らんぞ……と思ってたら、案の定、山本が矢野と寄りを戻そうとしてるって展開。
 いつまで経っても行ったり来たりで全然進まない七美と矢野、じれった過ぎ。

◎らぶドル ~Lovely Idol~
 (第10話)
 瑞樹不在のままイベントの練習に励む5人。しかし、演出家には怒られっぱなし。いないやつの分も歌うつもりでやれとか言ってるけど、踊りや芝居ならともかく、歌でこいつらが瑞樹の分をカバーできるとは思えんぞ。
 練習が終わるとショコラのライブに行くとかいってすぐに出て行く比奈。相談があるとか言ってた舞はその態度に思いっきり不機嫌な感じで、また空中分解でもするのかと思ってたら……
 一晩でチケットの売り上げが増えていて何故かと思ったら、比奈がショコラのライブ会場前で1人でイベントの宣伝してたって話。ま、舞の相談というのもみんなで宣伝しようってことだったみたいだけど……
 最後にようやく時間を遡って瑞樹の不在の理由が語られるんだけど……はっきり言って、物語の上からも演出的な面からも、わざわざ勿体つけて語る意味なんか無いだろ。かえって作品の進行テンポの邪魔になってるだけじゃないかって気がするぞ。

◎ちょこッとSister
 (第22話)
 忘れたノートをちょこに持ってこさせるはるまだけど……ちゃんと1人で電車に乗れたのね。その割には自動改札は知らなかったみたいだけど、いったいどこの田舎もんだ? 自動改札なんて関西の私鉄じゃ70年代ぐらいから普通にあったからねぇ。
 で、やってきたちょこに学食に連れて行くはるまだけど……いくら大学のキャンパスでも幼児を連れ込んだりしたら守衛さんから何か言われたりしないのか? で、サークルの学祭でのメイド喫茶の要員に引っ張り出されているというのはお約束の展開だけど……
 しかし、ちょこを騙して裸エプロンさせたり、風俗なみの接待させたり……真琴は相変わらずだね。とても自分に妹がいたらこういう環境に置いときたいとは思わないけど。
 で、学祭当日、いきなりやってきたはるまの従姉妹。はるまに妹なんかいないことを知ってるやつだからまさにピンチなんだけど、運悪く出くわしてしまったところではるまがちょこのことを否定してしまったから最悪の事態に……
 はるまに否定されたことでアイデンティティを失ったちょこはゆりぴょんの目の前で消滅……悲惨だね。
 それにしても学祭のコンサートでも『ねこにゃんダンス』をやらされてるオダエリちゃん、ご苦労さんね。

◎Pumpkin Scissors
 (第10話)
 出動任務で戦車を持ってる連中とやりあった陸情3課。例によって伍長の活躍で何とか任務をやり遂げたけど、翌日、なぜか出勤してこないアリス……
 ま、戦車とケンカしたと聞いて身を気遣った姉たちに監禁されてたって話なんだけど、大尉もオレルドもマーチスもいず、ステッキンと2人だけで伍長がボロボロになった軍服を繕ってもらいながら陸情3課の昔話を聞くって話。

 最初は大尉とステッキンだけだったという3課。2人きりじゃ戦災復興も何も無いだろうにとは思うけど、何をしてたんだろ? 復興物資の調達とかはマーチスが元いた部署でやってたみたいだから3課の仕事ではないみたいだし……
 そんな3課にまずオレルドがやってきて、それから上官の不正を質そうとしたために左遷されたマーチスが拾われてきたって感じ。最初は3課をバカにして入ろうとはしなかったマーチスに元上官の不正を暴くことを仄めかしてやる気を出させてるあたり、大尉も狡猾だね。
 しかし、相手の権力が強くてなかなか摘発に踏み込めないところに新隊長としてやってきたのがアリス。貴族のお嬢様の道楽だと見て上官として信頼しようとしないマーチスにいきなり元上官の不正の摘発を言い出してる辺りが性格現れてるな。
 勝算が無いというマーチスに、陸情3課は不正を見逃すための組織でも自分たちの安全を図るための組織でもない、国民のための戦災復興部隊だというアリス。なんかどこぞの国の官僚連中に聞かせてやりたい言葉だな。復興物資の調達で汚職してるマーチスの元上官は倒すべき戦災復興の敵だって話。
 結局のところ、元上官の権力よりもアリスが拝命十三貴族の次期当主だという脅しが効いたのか、摘発は成功し、それを機会に陸情3課の仕事が動き始めたとかいう話。
 陸情3課のマークのパンプキンシザーズってのはハロウィンのランタンを作る時のカボチャのくり抜き挟みってことね。分厚くて硬いカボチャの皮を切るように、戦災復興のための強大な敵を切れる組織でありたいってことか。

◎金色のコルダ ~Primo Passo~
 (第9話)
 月森のことが気になって落ち着かない香穂子。それで何かあるのかと思ったら、結局、今回は接触なしでそのまま第2セレクション当日ってか。
 代わりに香穂子に面倒見られる破目になったのは志水だけど、チェロを持ちながらもう片手で本を持って立ち読みしながら登校って……器用なやつだね。
 知らない間に香穂子の伴奏者が決まってるけど、森って、なんか音楽科にしては明るそうなねーちゃんだね。(ま、別に前の庄司みたいなやつばかりじゃないだろうけど)
 土浦に人前で弾いたら度胸が付くと言われて街に出た香穂子だけど、ショーウインドウのドレスを見てるところを天羽に見付かって、近くにいた冬海ともどもドレス選びに付き合わされてるとは災難ね。しかし、あれだけ試着して買わずに帰られたら店も嫌だろうけど……
 その後、公園で弾こうかとしてたところに何か老人が来たけど……楽器屋のおじさんだったっけ? で、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの三重奏のサロンコンサートに誘われてるけど……また志水と一緒かい。
 コンサートの後、演奏家の人たちや志水に乞われて「アヴェマリア」を弾く香穂子。コンクールで上手く弾かなければいけないというプレッシャーから解放されて、自分や聴く人が楽しめるように弾くべきだと意識が変わったみたいだけど……