電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.525 (3/3)

2009年01月23日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/12/23~06/12/24

◎彩雲国物語
 (第31話)
 朔洵の誘いを自分への試練として受け入れようとする秀麗。そこにわざわざ本人が迎えにやってきて、静蘭と険悪な空気……はいいけど、それをいちいち口に出して解説してる影月って、天然か?
 茶家に赴いた秀麗だけど、何か物凄い迷宮って感じだな。ま、表に出てる構造物で構成されてるってあたりが、罠さえ回避すればショートカット可能なように思えるけど。
 一方、秀麗と入れ替わりでやってきた春姫。さっそく茶家の見取り図を描いてるけど……これだけの屋敷の全貌なんて、れっきとした住人といえども、お姫様がよく知ってるものだね。

◎おとぎ銃士 赤ずきん
 (第26話)
 白雪の故郷を襲ったという悪い魔法使いたちの住む町・ウィザースベルにやってきた一行。しかし、町は穏やかな普通の町で、とてもそんな雰囲気は無し。で、いきなし声を掛けてきたナンパにーちゃんに誘われてる白雪だけど……
 マレーンの肖像画を見掛けた草太はその中に引き込まれるけど、そこでマレーンが希望の鐘を暗黒魔法の鐘に変えるのを目撃してしまう。で、白雪が危ないって話になるんだけど、一歩遅く、白雪は呪文を唱えて暗黒魔法の鐘を鳴らし、悪に取り込まれてしまうって展開。で、赤ずきんたちと戦う羽目になるけど……眼鏡を外したら本気っていうのが実はブラフだったって話。
 耳栓をして鐘の音を聞かなかったから大丈夫だったって、なんかとってつけたような説明だな。
 ところで草太って、マレーンがサンドリヨンだって気付いてないのか?

◎ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!
 (第39話)
 クリスマスパーティーへの招待を装って晴雨姉妹を招待するビビン。しかし、ブラック星にはクリスマスなんかなかったってエドチンに指導を受けてるのが笑った。きっと、イスラム教徒や中国人ばっかりが植民した星なんだろうね。
 数々のトラップで晴雨姉妹を待ち受けるビビンだけど、晴雨姉妹の手土産のクッキーの方が破壊力でかいというのが悲惨ね。
 ま、ちゃっかりクリスマスは楽しんでたみたいだけど……それはそうと、ノーチェの曲とかで準備してたのはどうなったんだ?

◎地獄少女 二籠
 (第12話)
 山道を爆走するトラックの前に現れた輪入道。ヒッチハイクで乗り込むけど、なんか運ちゃんと気が合ってる感じ。
 運ちゃんは道の先に一箇所立ち退きを拒否してる家のお陰で新しい道が完成せず、かえって事故が多発してるって怒りまくってるんだけど、最近ここで事故死した高校生が運ちゃんの弟で、恨みを晴らそうと地獄通信にアクセスしたけど地獄少女は現れなかったって話。そこで、自分の手で恨みを晴らそうとしてるけど……
 てっきり偽の地獄通信か何かだったから閻魔あいが来なかったのかと思ってたら、調査が間に合わなかったから様子見してたって話ね。すぐに来るような場合って、何度も地獄通信に書き込もうとして逡巡してるやつらだから、調査の時間があるって話か。
 ようやく閻魔あいが現れて藁人形を渡されるけど、糸を解こうとしたら一足遅く、相手は死んでしまったって話。
 この運ちゃんも本当に車が好きみたいだから、弟の恨み以外に本当に事故の危険を減らしたくて怒ってたんだろうけど、相手のジジイも別に立ち退き料を吊り上げたいとかいうんじゃなく、ただ先祖代々の家で最後を迎えたかっただけって話ね。
 ま、そこに悪意も何も無いことは分かるんだけど、事故の多発の危険性を分かった上で立ち退きを拒否してるってのは、自分勝手な反社会的行為と見られて当然だと思うぞ。

◎ゴーストハント
 (第12話)
 クリスマスイブ。何かリアルの放送時期に合わせたような感じなんだけど、これって原作の順番通りとかじゃないのか?
 麻衣がツリーを飾ってると撤去しろと要求する渋谷。ま、職場と思えばツリーなんか邪魔だろうけど、こいつ、西洋人のクセしてクリスチャンじゃないのか? そりゃ、やってること見れば無神論者みたいだけど……
 そこにクリスマスだからと騒ぎに来た坊さんや巫女のねーちゃん。ま、ここは日本だから坊主や巫女にクリスマスを祝うなとは言わないけど、おまいら昼間っから暇だな。仕事は無いのか?
 そこにやって来た京都弁のエクソシスト。一番クリスマスに関係するキャラだけど、やって来たのは教会の事件の依頼。クリスマスイブの日に事件で依頼って、なんか呪われた教会だな。
 で、その教会では多くの子供を引き取って育ててるんだけど、その子供たちの中に霊にとりつかれて「ステッキ」というかくれんぼを始めるものがいるって話。エクソシストのにーちゃんが何度も何度も悪魔祓いをしてるけど、いくらやっても繰り返されるって話。以前にこの教会にいて行方不明になったケンジとかいうガキがとりついてるって話なんだけど……
 で、そのガキの父親に似てるからって懐かれてるリン、いとおかし。とりあえず現在とりついてるのを悪魔祓いしようとしたら……今度は麻衣がとりつかれてるって、難儀なヤツだね。

◎はぴねす!(終)
 (第12話)
 呆気なく伊吹に破れた杏璃と小雪先輩……と思ったら、やられたふり。予知で自分たちが倒れてる光景が見えたから、どうせならやられたふりしてた方が傷付かなくて済むってか。
 式の森の結界を破った伊吹は手にした秘宝で姉を蘇らせようとするけど、案の定失敗して暴走。しかし、成功したら死人を蘇らせることが出来るって本当か? 実は今まで誰も成功したことがないんじゃないのか?
 一方、なんとか雄真を探し出した春姫だけど、自分の魔法を他人を不幸にしかしないと否定しまくる雄真の説得には骨が折れてるね。ま、昔、自分を助けてくれたのが雄真だったって打ち明けたら懐柔出来るってのはお約束。
 ま、雄真がやってきて笛を吹いて暴走を食い止め、再び式の森を封印するって結末だけど……普段から杏璃がド派手な魔法使いまくってる作品にしては、笛で鎮めてお終いってのはビジュアル的に物足りないね。
 秘宝では蘇らせられなかった伊吹の姉・那津音の魂は笛の方に宿ってて、その声を聞いて伊吹は秘宝への執着を捨てたってことだけど……この辺り、伊吹たちが雄真に力を貸す前にやっておいた方が自然なんだけどね。そりゃ、自分じゃ暴走を抑えられないから雄真に力を貸したってのでも構わないといえば構わないけど……
 自分の魔法と向き合えるようになったことで魔法科に転籍した雄真……はいいけど、魔力の割にはこれまでまともに魔法を使うことを学んで来なかったから、制御が大変だろうねぇ。それより、雄真は実の母親と離れることになったのは自分の魔法が原因だと思い込んでたみたいだけど、その誤解は解けたのか? ま、笛に宿ってた那津音の魂が母親(御薙先生)のことをあれこれ伝えてたみたいだから、そのへんも解消してるんだろうとは思うけど……
 ところで一瞬だけ式守の当主のおっさん(おそらく伊吹の父親)が出てきたけど、本当ならこういう事態になる前に動くのが本当だろ。原因は伊吹なんだし。

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第45話)
 クリスマスで忙しいからと舞や満&薫にまで手伝わせてる人使いの荒い咲の家のパン屋。いまどきケーキを売ってるパン屋なんてあまり見掛けんけど、この町には他に専門のケーキ屋は無いのか?
 相変わらず客を装ってパン屋の様子を伺うキントレスキー。店主と親しげな様子に呆れてるハナミズターレだけど、夫婦と間違われてるとはいとおかし。
 何だかんだと言って、割と良さそうなコンビの2人。しかし、「敵に背を向けるくらいなら共に死のう」って……モエルンバに退却を言ったときとは正反対だな。で、それを真に受けてキントレスキーと一緒に散ってるハナミズターレ……ま、本人が満足そうだからそれで良いかもね。

《おまけ》
◎ウルトラマンエース(再)
 (第33話)
 ウルトラマンエースを名乗り、弱いものいじめを懲らしめてるダンの友人。ま、ウルトラ6番目の弟を公言してるダンといいとこ勝負だな。
 そこに降りてきた怪しげな気球。子供たちを乗せてやるとか言ってるけど、気球だって空を飛ぶ限りは当局に飛行計画書とか提出してないといけないと思うんだけど、その辺はどうなんだろうね。
 一方、TACはその気球を正体不明の物体だとキャッチして調査に出てるんだけど……気球と超獣の区別も付かないのか?
 気球から降りてきた子供たちはみんな何か生気を失った様子だけど、それに気付いたのはダンだけ。北斗もダンの言葉を聞かず、子供をおとなしくしてくれる気球の噂は各地に広がって教育ママたちから引っ張り凧の大繁盛。いや、金を取ってるようには思えないけど……
 結局、ダンが例のエースを名乗ってたガキを医者に見せて異常が判明。でも、何で気球が超獣だと断定できたのかは謎だね。ま、この世界での超常現象は何でも超獣の仕業ってことかもしれないけど。
 しかし、子供を人質にとられてTACは手を出せないからって、ダンを使って気球を乗っ取らせようとしてるけど……むちゃくちゃな作戦だな。飛行中に気球でトラブルなんか起こしたら、下手すれば墜落して子供たちは全員死亡ってことは考えなかったのか? だいたい夕方になったら営業をやめて去っていくんだから、そのタイミングを狙えば良いだけだろうに。

◎ウルトラマンメビウス
 (第37話)
 ウルトラの父降臨祭。ケーキを食べたりプレゼントを交換するこの時期の習慣って……この世界ではクリスマスは廃れたのか? 怪獣頻出期にはちゃんとクリスマスがあったような気がするけど。イスラムのテロでキリスト教が滅ぼされたのか。
 顔が三つも付いてるジャシュライン。デザイン的には昭和の怪獣のリバイバルじゃなくて『ガイア』辺りの平成版のデザインだけど、新怪獣なのかな? ミライが一目で特定してるから、それなりの有名人らしいけど。
 なんか異様に強くてメビウスを黄金像に変えてるんだけど……おいおい、こいつは錬金術を実現してるのか? ま、素粒子レベルで自由に原子を組み替えることが出来ればあらゆる物質を金に換えるのも不可能ではないけど……
 喜び踊ってるジャシュライン。しかし、カラータイマーだけ金になってないって気付き、キレてメビウスを痛め付けまくってるけど、そこにウルトラの父降臨ってのはお約束。ヒッポリト星人の時と違ってメビウスを助けても余裕でジャシュラインを圧倒してるけど……最後はメビウスに倒させてるか。しかし、カラータイマーが金にならなかったのはメビウスが諦めてなかったからで、それがある限りは負けてはいないって……そりゃ屁理屈だろ。

◎仮面ライダーカブト
 (第46話)
 自分がワームだと知ってしまった神代。それを見た祐月にも嫌われて踏んだり蹴ったり。それでも、じいやに「俺はすべてのワームを倒す男だ」と言って自分も倒さなければならないと言い捨てて行くけど……
 そんな神代に手下になれって言って来てる最強ワーム。しかし、逆に手下にされてしまってるってマヌケ。神代ワームってそんなに強かったのか。いや、こいつら分裂したから個々の戦力が弱くなってるとか、復活のたびに弱くなって来てるとかそういう話かも知れんけどね。
 説得に来た加賀美を人質に取って天道にすべてのゼクターを引き渡すよう要求してる神代。同時にこれが最終決戦とばかりにすべてのワームに集結を命じてるけど……
 天道からゼクターを取り上げるとプレス機で潰し始めてる神代。約束どおりに加賀美は解放してるけど、同時にワームがゾロゾロ現れて、これで天道たちもお終いだって展開……
 しかし、ここはゼクトが完全に包囲したと言って現れた祐月。潰されたと思ったゼクターもなぜか無事で天道と加賀美は変身。
 ま、要するに神代の目論見はワームを一箇所に集めたところを一網打尽にさせることだったんだな。しかし、雑魚連中はともかく、最強ワームが矢車たちにまで簡単にやられてるとはお粗末だね。
 で、最後に自ら天道に倒されて散っていく神代。これですべてのワームを倒したって……おいおい、最終回までまだあるにに、それでいいのか? ま、例の最強ワームが無数に分裂して復活してくるとか、今度はネイティブが敵だとか、そんなあたりのよくある展開かも知れないけど。