アニメにも作品の内容によってSFアニメだとかロボットアニメだとか、名作アニメだとかラブコメアニメとか、いろいろなジャンル分けが存在します。昔はロボットが出てたらロボットアニメ、スポーツやってたらスポ根アニメと、作品の素材をもってして簡単にジャンル分けできたものですが、昨今は様々な素材が絡み合った作品も多く、一概に一つの素材を持ってジャンル分けすることが出来なくなっています。
そんな中で美少女キャラが出てきたらどれもこれもが美少女アニメと、それに逆行するような大雑把なジャンル分けが横行する傾向があったりもしますが、それらは「美少女」と言っておけば売れるだろうという営業的センスで名付けられた無節操なものが多いような気がします。
そこで昨今では、美少女ロボットアニメだとか、美少女恋愛アニメだとか、美少女学園アニメだとか、何でも前に美少女をくっつけたら良いとかいうよくわからない状態に近いと思います。
そこで、作品の素材に基づくのではなく、作品の描く内容によってジャンルを分ける提案をしようと思います。ロボットが出てきたらロボットアニメというんじゃなくて、ロボットで戦争をしてたらロボット戦争アニメ、ロボットがメイドをしてたらメイドロボアニメ、ロボットが恋愛をしていたらロボット恋愛アニメです。
学園が舞台だからって安直に学園アニメではいけません。学園で恋愛をしていたら学園恋愛アニメ、学園で格闘をしていたら学園格闘アニメです。
そうやってジャンル分けをしていったら、最後に何をやってるのかよくわからない作品が残ってくると思います。そこで、その何をやってるのかわからないアニメを分類するジャンルとして、「アホアニメ」と「バカアニメ」を提唱したいと思います。
さて、この「アホアニメ」と「バカアニメ」とはどういう作品でしょうか? 素材によるジャンル分けではないから、アホが出てくるアニメとか、バカが出てくるアニメという意味ではありません。アホをやってるアニメと、バカをやってるアニメです。
一目瞭然、この春の新番組でそれぞれの典型的な代表作を挙げましょう。「アホアニメ」の代表は『極上生徒会』、「バカアニメ」の代表は『こいこい7』です。「アホアニメ」と「バカアニメ」の違いは、この二つの代表作を見てみればニュアンス的にわかると思いますが、わからない人のために少し説明してみましょう。
まずわかりやすいのは「バカアニメ」です。製作側も視聴者側もこれはバカやってるアニメだという了解の下に成り立ってる作品です。その上で「バカアニメ」だから許されるというお色気描写や過剰なパロディなどが副産物として描かれ、どっちかというとそれが作品の目的になってる作品です。
一方、「アホアニメ」はそうではありません。少なくとも製作側は何らかの意図があってまじめに作品を作ってるのですが、微妙に視聴者側とのセンスがずれてしまってる結果、作品の設定やキャラクターの描写が視聴者にとっては常軌を逸したアホなものと受け取るしか無いものです。たとえば『極上生徒会』という作品の場合、中心となる極上生徒会という組織はそれなりに意味があるものとして設定されてはいるのですが、視聴者側から見るとどう見てもアホがアホやってる組織としか思えません。ただ、それで作品が破綻してるかというとそうではなく、アホを描いた作品としてみるなら立派に機能しているというのが「アホアニメ」の特徴です。
そういうわけで、今後「アホアニメ」と「バカアニメ」というジャンルの確立を広く提唱していきたいと思います。
そんな中で美少女キャラが出てきたらどれもこれもが美少女アニメと、それに逆行するような大雑把なジャンル分けが横行する傾向があったりもしますが、それらは「美少女」と言っておけば売れるだろうという営業的センスで名付けられた無節操なものが多いような気がします。
そこで昨今では、美少女ロボットアニメだとか、美少女恋愛アニメだとか、美少女学園アニメだとか、何でも前に美少女をくっつけたら良いとかいうよくわからない状態に近いと思います。
そこで、作品の素材に基づくのではなく、作品の描く内容によってジャンルを分ける提案をしようと思います。ロボットが出てきたらロボットアニメというんじゃなくて、ロボットで戦争をしてたらロボット戦争アニメ、ロボットがメイドをしてたらメイドロボアニメ、ロボットが恋愛をしていたらロボット恋愛アニメです。
学園が舞台だからって安直に学園アニメではいけません。学園で恋愛をしていたら学園恋愛アニメ、学園で格闘をしていたら学園格闘アニメです。
そうやってジャンル分けをしていったら、最後に何をやってるのかよくわからない作品が残ってくると思います。そこで、その何をやってるのかわからないアニメを分類するジャンルとして、「アホアニメ」と「バカアニメ」を提唱したいと思います。
さて、この「アホアニメ」と「バカアニメ」とはどういう作品でしょうか? 素材によるジャンル分けではないから、アホが出てくるアニメとか、バカが出てくるアニメという意味ではありません。アホをやってるアニメと、バカをやってるアニメです。
一目瞭然、この春の新番組でそれぞれの典型的な代表作を挙げましょう。「アホアニメ」の代表は『極上生徒会』、「バカアニメ」の代表は『こいこい7』です。「アホアニメ」と「バカアニメ」の違いは、この二つの代表作を見てみればニュアンス的にわかると思いますが、わからない人のために少し説明してみましょう。
まずわかりやすいのは「バカアニメ」です。製作側も視聴者側もこれはバカやってるアニメだという了解の下に成り立ってる作品です。その上で「バカアニメ」だから許されるというお色気描写や過剰なパロディなどが副産物として描かれ、どっちかというとそれが作品の目的になってる作品です。
一方、「アホアニメ」はそうではありません。少なくとも製作側は何らかの意図があってまじめに作品を作ってるのですが、微妙に視聴者側とのセンスがずれてしまってる結果、作品の設定やキャラクターの描写が視聴者にとっては常軌を逸したアホなものと受け取るしか無いものです。たとえば『極上生徒会』という作品の場合、中心となる極上生徒会という組織はそれなりに意味があるものとして設定されてはいるのですが、視聴者側から見るとどう見てもアホがアホやってる組織としか思えません。ただ、それで作品が破綻してるかというとそうではなく、アホを描いた作品としてみるなら立派に機能しているというのが「アホアニメ」の特徴です。
そういうわけで、今後「アホアニメ」と「バカアニメ」というジャンルの確立を広く提唱していきたいと思います。